『理想郷』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
理想郷を求めると天国
ドラえもん 未来ノートでドームの中の世界はともかく 外側は悲惨な世紀末
春には桜が咲き、夏は神社の祭りと夜空に咲く大輪の花。秋には稲穂が風に揺れ、冬は雪の中で除夜の鐘が響く。
菜の花の隣の小川、涼しげな波の音も、夕暮れの寂寥の虫の声も、雪が音を消した道にざくざくとなる足音も
今や幻、あの景色。
理想郷
理想郷
私の思う理想郷は他者が介在してない
つまり私の中で完結してる閉じた世界
エゴイスティックで甘い孤独な世界です
理想郷
誰も傷つけない誰もつらくないそんなことを願う
理想郷
私は今、理想郷のような職場にいる。
うるさいことを一切言わないボスの元、好きなように思う存分好きな仕事をさせてもらっている。
こんなにのびのびと自分らしく振る舞えるのは、この仕事を三十数年続けてきて初めてのことだ。
ここに辿り着くまではことごとく茨の道だった。
自分というものをひたすらに殺し、その分、知力と経験値をしたたかに蓄えてきた。
そしてやっと花開いたのだ。
ただ好き、という気持ちだけで続けてきた仕事だが、その気持ちは今も変わっていない。
こんなことってあるんだなぁ、という夢みたいな気持ちで毎日働いている。
人生って想像以上に面白いことが起こるものなのだなと思う。
お題
理想郷
彼がそこにいる。
私の大好きな彼が元気に笑っている。
もう病気に恐れることはない。
ここでずっと私たちは幸せでいられる。
老いることも死ぬこともない。永遠を彼と共にいられる。
未来なんか見なくていい。彼がいなければ未来なんてないも当然だから。
私は彼だけがいればいい。それ以外はいらない。彼がいなければ生きる意味なんてない。
だけど彼は私に生きてほしい、後を追うことは許さないと遺言を残した。
よほど心配なのか夢枕にも立ってきた。
友達も親も部屋の外でしきりに私を呼んで……
……ああ、余計なことは思い出さなくていい。考えなくていい。ここには私と彼だけ。
二十歳になれなかった彼。学校では人気者だった彼。
小さい時に結婚の約束をして、中学を卒業する時におもちゃの指輪で結婚式の真似事もしたね。
そう、思い出の中だと彼は元気に生きている。
私はここで生きていく。
私の幸せ全てがここにある。
ここが私の理想郷だから。
理想郷
最短経路問題を解くアルゴリズムへのアプローチは様々だ。
任意の点から任意の点までを繋ぐパス長が最短になるにはどうすればいいか。
もっと砕けて言うと、点Pから点Oまで何回他の点を経由するルートが一番早いかを考えてくださいね。
今1階のエレベーターの所で出くわしたKさんからMさんに渡して欲しいと封筒を預かりました。
3階で乗り合わせたUさんが皆さんにもお裾分けと柿をビニール袋にいっぱいくれました。
Mさんのいるフロアと私の席のあるフロアは別です。
8階で降りた所でAさんに捕まって昨日あげた決済について聞きたいことがあると言われました。
さて、私、つまり点PはOさんが会議に入る前に書類に判子を貰いたい。
正解はこのまま真っ直ぐ走る。
万歳最適最高効率世界。
理想郷
お金がザクザク入ってくる生活
理想郷である
みんなお金を稼ぐのに苦労しているのです
頑張って生きているのです
神様お願いします
理想郷叶えて下さい
「理想郷」
この世に理想郷はあるのだろうか。
皆が理想通りの行動が出来たら、そこは理想郷になるのだろうか。
理想を語るのは簡単で。
でも、成し遂げるのは難しくて。
理想を口にすると、囃し立てたり馬鹿にしたりして、「綺麗事」と言う人がいる。
少しでも理想に近付こうと善行をしても、「偽善者」と言う人もいる。
でも、そんなどうでもいい外野の声になんか、惑わされたくない。
理想を語るだけで全く行動が伴わなければ、誰に何かを言われてもしょうがないけど、今、頑張ってるその時なら。
何もしない、関係のない外野のヤジなんてただの騒音。雑音。
綺麗事でも、それを口にする事さえ出来なくなったら、駄目だと思う。
偽善でも、よく言われる「やらない偽善より、やる偽善」(ちなみに、この元ネタは2ちゃんねるらしい)。その通りだと思うから。
よく有名人が募金すると、「売名行為だ!!」とかって言う人もいるけど、誰にも迷惑かけないし、むしろそれで助かる人がいるのに、何で文句言うの全くわからない。
犯罪や人に迷惑をかけて手に入れたお金なら問題だけど、人助けの為のお金に綺麗も汚いもあるか?って思う。
金も手も出さんヤツがグダグダ文句言うな!!口出したきゃ、金か労働力か知恵か、兎に角何か出せよ、って思ってる。
だから。
人にどう言われようが、どう思われようが。
どんどん理想を口にして、良い思う事はすればいい。
それが間違ってたら、謝ったりやり直せばいい。
不安とか、心配とか、人目とか、噂とか。
そんなどうでもいい些末な事に振り回されて、理想から遠ざかる方が、もっと良くないと思うから。
もしかしたら、そうやって皆が心置きなく理想を追える場所が、理想郷なのかもしれない。
まだ出来上がってないけど、これから出来上がる、そんな理想郷。
毎日幸せに生活が困らず大好きな人と過ごし生涯を終えたい
#理想郷
多くは望みません。
一日労働4時間、
食事は遅めの朝食に、夕飯の二食。
趣味の読書に没頭し、そして
たまに、気の知れた仲間と飲む酒
実はこんな日々が、幸せであり、
理想郷
私は大きく一歩を踏み出した。たしかに地面がそこにあるのを確かめるように、足を踏み込んでみる。
周りからどう思われても構わない。私は絶対に今日という日を平和に過ごすのだ。自分を幸せにするためだけに身体を動かしたい。そんな気分の日だった。
昨日、実はまだ飼い猫にも話していないのだが、約1年ほど付き合った彼氏と別れた。理由はないが、動機なら心当たりがある。
母が勤めている図書館へ向かう予定も考えたが、彼と鉢合わせる可能性があるので辞めた。
目についた自販機のアイスを買おうとしたとき、片方だけ落ちた幼児用の靴を見かけた。私は靴を拾うと屋根のあるベンチへ靴を避けた。
地に堕ちた
禁忌は犯すべきでなかった
楽園から追放された今、
目指す理想郷とは何なのか。
ミルトン 『失楽園』より
自分にとっての理想郷は他人にとってのディストピアである。
この言葉を誰に伝えたいのか。それは、操れない人形を操ろうとする者に投げ掛けるだろう。
崩壊の鐘の音色が鳴り響いている。誰も聞こうとしない。序曲が終わった。第一楽章が始まる。ラッパの音色が輪唱していく。
彼らは見ていなかったのだ。大前提を見落としていたのだ。憤りを宿らせる。狂訳は成されると知らずに。
ラッパの音色が吹き響いている。それでも聞こうとしない。七連の音色が重なり吹かれ、輪唱は広大に響き渡る。
糸は切れ、穴は塞がれてしまっている。そのことになおも気づいていない。穴を塞いでいるのは、病の種子だというのに。
遥か遠くからすぐ近くへと、確かに近づいている音色の音を塞ぐかのように聞こうとしない。ラッパの音色が吹き終える。
種子が芽吹き、葉が育っていく。マリオネットの身体を蝕むように。
バイオリンの音色が響き始める。崩壊の音色に合わせて。第二楽章に入ったかのように。
葉は広がり蔦となりマリオネット全体へと絡まり縛る。決して離さないかのように。
ドラムの音色が高らかに追走する。バイオリンの音色の後を追うかのように。それでも耳を塞いで聞こうともしない。
ユートピアはディストピアへと変貌を遂げた! もう二度とあの頃へと返り咲くことは決して無い!
再び鐘の音色が鳴り始める。ラッパもそれに追走するかのように吹き鳴らされる。
聞いた者たちは、音色を耳にした者たちは、皆、発狂し出した。耳を塞ぐことすら困難になり始めている。
花が咲き誇りゆく。病魔の黒花が女王のように。艶やかに。
鐘が、ラッパが、バイオリンが、ドラムが、パタリと鳴り終える。そして、入れ替わるかのように、フルートの音色が響き渡る。
発狂する者は後を絶たない。崩壊の音色を聞いてしまったから。
早々と狂ってしまえば良かったのか。それは誰にも分からない。ただ、崩壊の音色はあらゆる幸せを壊しゆくと言うことだけ。
だから聞きたく無かったと言うのに。
フルートの音色に合わせて、ドラムが音色を鳴らし始める。次いで、バイオリンが。ラッパが吹き鳴らし出して、最後に鐘が鳴り響く。
最終楽章に入ったのだ。
ユートピアを構成していたもの。それがいなくなれば、ディストピアへと真っ逆さまに堕ちていく。
かつてのユートピアで女王のように君臨していた者は、ディストピアにおいて、嘆きの涙を流しゆくのみーー。
理想郷
そんなものは地上のどこにもない
心のなかにつくりあげるものだ
『理想郷』
恋をした天使は何をなくした?
目を耳を鼻を口を、失った
手を脚を胴を臓を、失った
翼を弓を輪を力を、失った
墜ちゆくまあるいものの中には1つだけ
気持ちだけが無くせなかった
快楽的一瞬における永遠を夢見た天使は
力を使うこと無く、理想を手にした。
理想郷
ここにお嫁に来て50年近くが過ぎたが、ここで生活できて本当に良かったと思っている。後悔なんてない。
夫と私は年が10才近く離れている。お見合い結婚で知り合い、この山間の小さな集落に嫁いできた。夫は年が離れていることもあり、大きな声さえ上げたことのない働き者の優しい人だった。町の工場に勤めていたが、庭でシャクナゲの花を育てるのが、趣味だった。
シャクナゲは赤、白、黄ピンクの色とりどりの大きな花が特徴だ。この大きな花房を作るためには、花が咲終わったあとに枯れた花を全て摘む必要があり、非常に手間がかかる。花を増やすにしても挿し木で増やすため、人の手が必要だ。それでも夫はシャクナゲを好み、毎年綺麗なシャクナゲを庭に咲かせた。
シャクナゲが庭一杯になるころには、友達や親戚、集落の人たちが花見にくるようになり、この庭ははシャクナゲ見にくる人たちの笑顔が絶えない場所となっていた。
そんな夫も2年前に病でなくなった。
病院で夫は家に帰りたがり、シャクナゲのことばかりを気にかけていた。
「皆が笑顔になれるあの庭は俺にとって理想郷だ。早く帰って手入れをしめやらないとな。シャクナゲが可愛そうだ。」
夫の最後の言葉だ。
理想郷
桃源郷でも竜宮城でもなくて?
そこをゆけばどんな夢も叶うという、理想郷はやっぱり、仕事なんかしなくて嫌いな奴も居なくてみんな同じ住まいに住み生まれたままの姿で、一日中遊んでいるような話なのだろうか?
ユートピアってエデンの園ってガンダーラってそんなイメージだけど、、それって理想郷なのかな?そもそも旧約聖書によれば、そこ追放されたのが私たち人類の親だし💦 そしてその親アダムとエバから生まれたカインとアベルはカイン(兄)がアベル(弟)を殺すという兄弟は他人のはじまりのはじまりなのである。日本においてもヤマトタケルノミコトは兄を殺しているし、神の言いつけを守れず理想郷(エデンの園)は追放されるは、兄弟を殺す殺人犯の子孫が我々です、クズなんですよ殴ってやりたいほどの、だって遊んでくらせる理想郷で日がな好きな事だけして遊んでくらせる場所を与えてくれた神との約束を守れず蛇の誘惑に負け禁断の果実を口にし理想郷(エデンの園)を追放された夫婦の子孫、そしてその兄は弟殺しですしかも動機は嫉妬と妬みからの怨み節なんです。
笑っちゃうじゃありませんか、分かってるクズと分からないクズ?クズはクズですわ(笑)呆れるくらい、罪深き人の性。
それでも、愛しき人の性、愛しいと書いて、かなしいと読むそれが人の間のこの世に落とされた私たち人間。赤子は泣きながら生まれてくるはじめに覚えることは、泣くことそれが人間。
我は人にあらずで、他人ばかり裁いている人自分の罪はクズな部分もなんて可愛く見積もり他人を指差す時は、神にでもなったように天でもないのに罰をくだす、他人に差した人差し指を自分に向ける勇気のある罪深き勇者のいるところ、そんなところがあるなら、きっとそこが理想郷。
令和6年10月31日
心幸
〜理想郷〜
ユートピアつきつめたらディストピア
本当の理想郷
思い描けば 思い描けるんだろうけど
今の環境に適応して生きてるんだから
ある意味 いまが、理想郷とも言えるんだろう
そうじゃないなら
足掻くしかないんじゃないかなー、と
──君とだからっていうのもあるかも。
「ここが天国かもしれない」
「ちょっと落ち着こうか」
顔を覆って震えながらそう呟くと、隣から至極冷静な声が飛んできた。
***
死ぬまでに、どうしても行ってみたい場所がある。
水中図書館。
古代魔法が隆盛を誇った遠い昔、本を愛した一人の魔法師が生み出した不思議な場所。
それは山奥の巨大な湖に建っている。正しくは、沈んでいる。
当時は魔法の全盛期であると同時に、戦乱が絶えない世でもあった。何よりも本を大切に思った魔法師は、それらを後世に残そうと、誰も入って来られない湖中に図書館を作った。水に弱い紙を守るために、永遠に続く特殊な保護魔法を全ての本に施して。
──本を愛する者だけがこの門を潜る権利を待つ。
水中に沈む図書館の門に刻まれた文には魔法が込められており、貴重な本を持ち出して悪用しようと考える人間は建物に触れることすらできない。さらには、いつの間にか湖畔に打ち上げられているという。
(理想郷)
後日加筆します。水中にある図書館、浪漫がありますね。