『現実逃避』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
【現実逃避】
あの人と結婚したのがただの現実逃避だって知っていた。知っていて…結婚したの。…だって私を愛してくれていた人だったから。私を愛してくれる人なら、いつか私もあの人を愛せるのかと思っていた。
…でも、駄目だったね。
結局は上手くいかなくて、あの人をただいたずらに傷つけて、最悪の終わりを迎えてしまった…。
私はもう誰も愛せない。君以外…愛せない。
君以外を愛すれば、相手も私も傷つくと分かってしまったから。だからもう―――私は誰も愛さない。
『現実逃避』
私は眠る
現実逃避をするように
現実から目を背けるために
眠っている間は幸せなのに
朝日は私の目を覚まし
現実という名の絶望を見せる
朝日は現実から目を背ける私を責め立てる
つまらない
そんな言葉を
吐いた日には
きっと
全てが嘘になる
何もせず
何も思わず
何者でもない
そんな私が
現実になる
だから
淡い虚像に縋って
偽りの自分を
演出する
何もかもがつまらない
冷笑者に
現実逃避
自分の肉体と精神安定の為に、現実逃避は必要不可欠である。
ストレスが溜まっていても、それに気づかずそのまま突っ走る。
肉体も精神も疲れるまで追いつめて、自分の存在価値を示して自己肯定感を高めていた。
昔のアスリートタイプ。
それが自分だった。
自分で気づいたのは、子育ても家事もワンオペで、追いつめられていた頃だろうか。
追いつめられればられるほど、近くの本屋へ行くことが多くなった。
夜の遅い時間に、買いたい本があるわけでもなく、ただふらふらと本を眺めながら歩く。
本の種類が多いわけではない。
背の低い私でも圧迫感を感じない棚の高さや通路の幅に、心地良さを感じていた。
小一時間歩き回り、ほとんどが何も買わずに帰ってくる。
たまに興味のある本に出会えた時は、なんとも言えない高揚感に包まれる。
その本屋が、自分の現実逃避できる場所だったのだ。
その本屋が閉店した。
現実逃避場所がなくなった。
コロナ、大地震。
自分が壊れてしまった。
自分で自分の精神を守る為に、現実逃避できる場所を探すことにした。
別の本屋、ショッピングモールの中の本屋、図書館、いろいろ探した。
今でも、あの本屋に匹敵する現実逃避場所は見つかっていない。
これ開いたらこの四文字出された私の気持ち考えたことあります?
【現実逃避】
逃げたい時は誰にでもある
お母さんが居ないよ
それは今だあって昔じゃない
現実は居ない
昔はいたはずの見ていたはずの瞳が見えない
ここの世界は狭い。現実を逃避することは不可能では無いのだ。
一緒に逃げませんか。ふたりで手を繋いだまま、誰も知らないところまで。
現実逃避
嫌なことがあった。
いつものことだ、いつも通り嫌な日々。
忘れるため、酒を胃に注ぐ。
そんなことしたってなんの解決にならないことはわかっている。ただ、今の苦痛から快楽に変えられる。今ハッピーな気分だ。さっきまでの憂鬱な気分を忘れられる。いつもそうありたい。それならどれだけ幸せな日々だろう。
嫌なことを考えるのをやめて、幸せな気分でいたい。
「現実逃避」
現実から逃避せよ。
恥ずかしがることはない。
逃避のスピードならオリンピックに出られるくらい、
速く逃げてみよ。
現実逃避とは、戻る場所があるから成り立つものである。
現実逃避
そろそろ2桁になりそうな寝返りを打ったところで思い切って身体を起こした。いやにはっきりとした頭が家具の輪郭線をしっかりと映し出す。暗さに完全に慣れた瞳は時計の針すらも鮮明な情報として読み取った。午前3時半。草木が眠る時間もとっくに過ぎた朝と夜のあわいの時。カーテンの隙間から覗く白い光の筋が僅かに移動していることだけが救いに思えるような、長い孤独の時間。諦めて本でも読もうかとベッドから足を下ろした頃、ふいに声が聞こえてきた。
「眠れないの?」
「……誰?」
「ふふ、秘密。ね、ここだよ、ここまで来て」
窓を開けてもいないのにカーテンがふわりと揺れる。ぺたぺたと裸足のままで近づくと、誰も触れていないそれがぶわりと膨らんだ。厚い遮光カーテンが顔に張り付いて視界が奪われる。なに、と声を発する前にぐ、と身体が前に傾いた。
「つかまえた!ね、ちょっとお散歩しよ!」
「……え、 」
ふわり、と身体が浮いた感覚と共に飛び込んできたのは眼下めいっぱいに広がる街並みだった。耳元で風が音を立てて、来ていた寝間着の裾がめちゃくちゃに波を作る。
「びっくりした?」
はっとして横を見れば、知らない男の子が手を掴んで立っていた。銀色の髪に青い瞳をした少年は悪戯が楽しくて仕方がない、といったように声を出して笑い、
「さぁ、夜を歩くよ!行こう!」
とぐいぐいと手を引っ張った。
***
夜に足をつくたび、足元に星のかけらが散った。1歩ごとにカラカラと音がしそうな金平糖を産みながら2人で夜空を駆け抜ける。川に沿って立っ街灯の道を通り抜け、赤く点滅するライトにお辞儀をして、どこまでもどこまでも飛んでいく。眠らないネオン街を通り抜けて、はるか頭上の月に手を振った。繋いだ手をそのままにオリオン座の下をくぐり抜けて、街に乱反射する光を後ろに残して、ようやく足を止めた時、2人はどこかの海辺にいた。ゆっくりと下降してテトラポッドに並んで腰かける。
「あぁ、楽しかった!」
ふわりと銀髪を夜風に遊ばせながら手足を伸ばした少年は満足そうにそう言った。
「いつもつまんないんだ。夜はみんな眠っちゃうでしょ?」
光のない海を見つめながら少し口を尖らせて、それにねと彼は続ける。
「眠れない人を探しても、みんな僕のことは見つけられないし」
曰く、非日常を受け止められる人にしか見えない存在らしい。
「夜を歩くなんてさ、非日常極まりないでしょ?頭がおかしくなったって言われても仕方ないくらいに」
言いながらぴょん、と彼がテトラポッドから飛び降り、くるりとこちらを向いた。彼の足元にまた金平糖が咲いて、波の上に零れ落ちる。
「眠れない夜はさ、誰にでもあるんだよ。人によってはそういう現実が嫌になっちゃったりもする。でもね」
波の向こうが少し白く染まる。散らばる砂糖菓子が溶けていく。
「現実なんてさ、いつだって見れるじゃん。だからこそ、夜っていう夢を忘れないでほしいんだよね」
ざん、と波の音が耳に届く。忘れていた音が帰ってくる。遠くで始発を知らせる警笛が聞こえる。
ゆるゆると藍色が解けていく。
「じゃあね!つきあってくれてありがと! 」
言葉と同時に白い光が海から立ち上がった。きらりと最後にひとつ星が瞬いて、世界が明るくなる。黒い海が明るい青に染まり、単調な砂浜が色彩を取り戻す。
──帰ろう、と足を踏み出した。
***
「で、気がついたら布団にいたと」
「はい」
起きたくないなら素直に言いなさいよと詰め寄る相手に辟易する。
「都合が悪いからって非現実的なことを並べて逃げようとしないで」
「……ごめん」
反省してないでしょう、となおも声を上げる相手にごめんなさいと謝り宥める。4度目の「悪かった」でようやく矛先を納めてもらえた。
昨夜、どこをどう歩いて帰ってきたのかは覚えていない。気づいた時には太陽が高く昇っていて、起きる時刻はとっくに過ぎていた。身体を起こせば寝巻きの裾が少し濡れていて、昨日の出来事が夢でないことを知った。
──『現実をちゃんと楽しむなら知らない夜を知らなくちゃね』
机の上にころがっていた2粒の金平糖は、勿体なくて噛み砕けなかった。
"現実逃避"
星も月も寝静まった美しい夜だった
部屋に入る灯りは何も無い
黒に包まれた部屋では全く目が慣れず、エアコンの小さなライトを見つめていた
外から聞こえる虫の声と車の走り去る音だけに耳を傾けていると、勝手に頭が動き出してしまう
昔の言動や今日の失敗が頭の中を占拠して、顔が歪む
体だけを覆っていた布団をバッと頭まで上げて潜り込む
自らの息遣いと刻む心音を聞いて、自己嫌悪だけが残る
そろっと顔を出し、ベッド横の小さな電気をつける
私は擦り切れたカバーのついた本を手に取った
本の世界に逃げ出した私は瞬く間に引き込まれ、心の奥底に引き摺り下ろされた悩みなどちっぽけなものだと思い込む
ページを繰ってどれほどか経った時、不意に瞼が重くなる
そのまま寝てしまうのを危惧して、ブックマーカーをつけて本を閉じる
そのまま小さな電気は消さずに、柔らかな部屋の中で眠りに落ちた。
現実逃避
現実逃避に観始めた金曜ロードショーが、怖すぎて、現実逃避どころじゃなくなりました。
現実の居心地の良さを学びました。
現実逃避したっていいじゃないか。君はどこからでも、やり直せるよ。
_現実逃避
先輩の卒業式が近づく今日この頃。
まだ雪が少し残り桜が満開の頃にはきっと入学式を終え新たな生活を迎えるのでしょう。
卒業式練習の中自分はそう考えた。
退屈で仕方のないことだが私は卒業式を台無しにしたくない、先輩達が築き上げてきたことを成し遂げたい気持ちでいっぱいだった。
私の寸法の合わない制服は先輩のようにかっこよく着こなすことができるのでしょうか。
私の将来の不安もプレッシャーに負けてしまう性格も先輩のように打ち勝つことができるのでしょうか。
現実逃避が得意な私が得意にできることなどもう現れないのですか?
先輩にはなれない、お手本になんてなれない、真面目にもなれない、
現実逃避
逃げたい、戦いたくない、傷つけたくない、傷つきたくない。
ただひたすら眠っていたい。
永遠に永遠に。
とぷとぷと、眠りの淵に記憶を溶かして。
息すら忘れて、深く深く黒く意識を塗り潰して。
二度と目覚めぬ夢を見る。
ああ、なんて贅沢な現実逃避(二度寝)!
現実逃避
映画を見てその世界に入り込む
ゲームをして主人公になりきり冒険する
漫画を読んで色んなストーリーに没頭する
これらは私の現実逃避の方法のほんの一部
他にも、
大好きな卓球でスマッシュを打ちまくるとか
友達とたわいない話に花を咲かせて
何時間もお喋りしながらご飯を食べる
エトセトラエトセトラ...
現実を逃避する方法を
私はたくさん持っている
ではそんなにして逃避したい現実って
一体なんなんだろう
例えばそれは、私の場合
多忙な仕事や、育児・家事の疲れ
人間関係のいざこざ
仕事のミスや、納得いかないこと
エトセトラエトセトラ...
そういえば以前見た映画の
サマーウォーズや竜とそばかすの姫では
コンピュータの中のバーチャル空間で
もう一人の別の自分を生きる世界が存在する
これなんて究極の現実逃避かもしれない
現実には良いことも悪いこともあって
そんなに捨てたもんじゃないけれど
人間だから時々逃げたくなる時がある
だけど、本当に逃げることはできないから
だから少し立ち向かうための力を養う時間
それが現実逃避の時間なんだろうな
とポジティブに考えることにして
ニンテンドーSwitchを起動せた
現実逃避
現実逃避したい瞬間ってきっといっぱいある。
例えば受験に落ちた時、あんなに頑張ったのに報われなくて逃げ出したくなる。そういう時は一旦不合格という現実から逃げよう。大体は夢の中か音楽かはたまた趣味なのか。まあこれっていわゆる現実逃避ってやつ?
夢 天使みたいになる夢
夢 将来の夢
夢 自分
夢 たまにみる自分
夢 人の夢
夢 空気
夢 風
夢 温度
夢 体温
夢 心情
夢が夢になって夢が襲ってくる夢をみて、
私が私じゃなくなって、
怖くなって逃げ出しても、そこには誰もいない。
私は私を疑った。
私は私を嫌悪した。
私は誰かを見れなくなった。
私は現実から隔離された。
起床後息をつく暇もなく
慌ただしく支度をし出勤する
そして山積みの仕事をこなし
帰宅後も翌日の準備などで
時間が消費される
就寝直前に
仕事をサボって旅行に行きたいと
現実逃避してしまう
それでも翌日目が覚めたら
また慌ただしい1日が始まる