『現実逃避』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
現実逃避
やらなければいけないこと
やれ、って言われていること
多すぎて
疲れて
崩折れて
そういうときは、
現実逃避したっていいんじゃない?
夢の世界は楽しいよ
イライラする
めんどくさ〜い
こわいよ
完璧にしなければ
いっぱいいっぱい 考えるの
理想と現実(わたし)が違うから
殻にとじこもり、娯楽に身を沈め、雑音から逃げるの
逃げたくて、怖くて、知りたくない
自分に失望したくない
だけど、もう分かってるでしょ?
そんな事しても無駄なこと
結局、自分を傷つけなければ進めないこと
ねぇ、今だけ他人(ひと)の言葉を借りて言うよ
「人生で傷つかないことはない。だから、血を流そう?……笑いながら」
#現実逃避
毎日楽しいはずなのに
幸せなはずなのに
辛くて死にたくて
そう思ってる自分が嫌で
逃げ出せる場所を探してる
#現実逃避
/現実逃避
きしめんが食べたい。
深夜一時のキッチンで俺は思う。疲れて腹がすいたのに、冷蔵庫にも戸棚にも食欲をそそるほどのものはなかった。食いものがないのではなく、食いたいものがないのだった。
きしめんが食べたい。
俺はきしめんの味を思い出している。かなり昔に食べた味だ。名古屋駅の新幹線、10番11番ホーム。乗り場表示の号車番号が若いほうにホームを進んでいくと、立ち食いのきしめん屋があるのだ。
きしめん食べたい。
記憶の中、俺は古い食券機の前に立つ。メニューはさほど多くなく、食券機の上から1/3程度のボタンが機能している。俺が選ぶのはいつも決まってイカ天きしめんだ。素のきしめんなら300いくらだが少し物足りない。かき揚げは腹がふくれすぎる。エビ天を乗せると600円を越え、それは俺が駅きしめんに払う金額ではなかった。
ああ、きしめん。
店が空いていれば、カウンターに食券を出して一分足らずで丼が出る。いちどなんか二十秒ということがあった。あれが最速のきしめんだった。
香りのよいかつお出汁のつゆは丁度よくあっさりしていて、何となくいつまでも啜ってしまう。冷凍と思われる麺もつるりと好きな食感だ。イカ天は揚げおきだが、歯ごたえと油っけで満足感を与えてくれる。夢中で箸を動かす。底があらわれた丼をトンと置いたときの感覚が手と腹によみがえる。
きしめん、
ごちそうさんと言って店を出る。きしめんが腹を温かく満たしている。乗る予定の午後一時台の便まで残り七分、完璧だ。俺は自分の席がある号車の列に並ぶ。忘れずに、売店でお茶と小さな甘味を買って。
きしめん──
ふと我に返る。午前一時のキッチン。テーブルの陰には俺の知人が倒れている。口論の果てのことだった。積年のわだかまりもあった。手がすべったんだ。タイミングが悪かった。そいつは頭を打ち、血を流して動かなくなった。
きしめんだ。
あの一杯は、仕事と時間に追われる俺の癒やしだった。息継ぎのような束の間の熱い満腹感。俺はキッチンの椅子から立ち上がる。昔のように、すべきことが時のむこうから追ってくる。きっとくたくたになるだろう。けれど全て終えたら、あのきしめんを食べに行く。時が流れ、良い人間が悪人になり、きしめんの値段が上がったとしても。あのきしめんが昔のままの味ならば、俺はまだなにかを信じていられる。
大げさな話だが。俺は薄く笑って、夜明けまでにやらねばならぬ仕事にかかった。
あれしなきゃ
これしなきゃ
ほら、あれだって
目につくことを片っ端から処理していく
やけに今日は軽快だ
普段の重い腰は何だったのかと
いつもこれくらい軽快であればいいのにと
ひととおり処理し終わると
やるべきことが見つけられない
いいや、ある
本当はある
もっと大きな爆弾が
何かした気になってる間に
安心感を得ようとしている間に
どんどん危険度を増していく爆弾が
そう、今までのことは現実逃避
すべきことから目を反らす
小さな達成感の積み重ねと
増す罪悪感を萎ませる
悪魔の誘惑
目を閉じて、耳を塞ぐ。
静かな波の音と優しい潮風。
どこまでも続く水平線。
午前0時のベッドの上で、
眠るまでの現実逃避。
明日も笑顔でいられますように。
現実逃避
毎日毎日しんどいなー
君に会える喜び
今日も楽しかった
でもそれ以上にしんどいかも
君に会える
ただそれだけを糧に今私は生きて行けてる
きっと君がいなかったら今頃私はどうなってるかな
でも今の場所から逃げたくなる
ただ朝が来るのが嫌だ…
現実逃避
そんなことがホントにできるならいいのにな
時間があっという間に進んでいるのが分かる。
さっき見た時からいつの間にか20分経ってる。
分かってる。
私はこれをやめて今から課題をやらないといけない。
じゃないと苦しむのは私だ。
このままじゃ徹夜で課題を取り組むことになってしまう…
でも、どうしてだろう。
時間が迫ってる時のダラダラが1番楽しい。
だから、後5分。
後5分ダラダラしたらちゃんと課題やるから。
#現実逃避
現実逃避、ちょっとした休息
何もしない時間を作るとか…
もっと上手だったら、良かったな。
予定も仕事も、詰まってないと不安でさ。
頑張ってない自分が嫌いでさ…
後回しが、気持ち悪くって
そのくせ自分には無頓着で
心は悲鳴をあげ始めたけど
身体はまだ動いたから
それでも、止める事をやめなかったんだ。
本も映画も好きだった。
けどその時間すら、惜しかった。
もう、身体も動かなくなったけど
あの頃より、現実が痛いな。
現実逃避、大事な事だよ。
もし、辛い人が居たら
自分を少し甘やかしてあげて欲しいかな。
【お題:現実逃避】
無意味
俺は夜の世界で暮らしている。太陽など存在しない。ただのアーク灯みたいなものがポツポツあるだけだ。
すると、扉から誰かの声がした
「遊ぼ!!」
「怖い」
俺は言った。
「怖くないよ」
扉の向こうからそう言われた。
「朝日が嫌い」
「僕は好きだよ」
俺は少し扉の隙間からのぞいてみた。すると、一人、懐かしの友達が笑顔で待っていた。
俺の存在に気づくと友達は俺に向けていった。
「遊ぼ!!」
ああ、現実逃避をしても意味がないのだと改めてしった
君がいれば
辛さを
感じないほど
毎日が愉しくて
あの日の
幸せを
越えられる日は
くるんだろうか
君を失った日から
笑うことも忘れ
何のために
誰のために
生きてるかさえも
心迷う日々
今すぐにでも
君が逝る世界へ
いきたい
淡い夕暮れ広大な川面
ほのかに見える町並み染まり
白銀の地は黄昏の国となる
いま走る車道沿い
連なる冬枯れの木々には新芽の蕾
枝には二十の烏がそれぞれに
この地の平穏願うよに
影模様となり揺らめきたたずむ
貴女がいない現実から逃げるために寝る。でも夢で貴女が出てくると起きたときに貴女が隣にいないのが悔しく嘆かわしい。現実逃避するために眠るのにそれが逆効果になってしまう。そのようなことを考えながら目蓋をそっと閉じる。どうか、今だけでも貴女と会え、笑い会える時間を。
オススメ!現実逃避術!
①居住近くにある温泉(銭湯)施設に入館する
(休憩室か仮眠室がある施設がオススメ)
②荷物を整理したら休憩室(もしくは仮眠室)
でひと眠りする
③温泉(銭湯)に入る
④お腹がすいたら飯を食べる
(昼食が〜夕食が〜等時間は特に気にしない)
⑤ごはんを食べたら身体がぽかぽかしてくるので
またひと眠りする
⑥起きたら温泉(銭湯)に入る
体や髪を洗う必要がないのでゆっくり湯船につかる
⑦風呂から出たら髪をしっかり乾かす
⑧休憩室でゴロゴロする
⑨お腹がすいてるようなら飯を食べる
⑩家に帰る
次の日から現実がんばろう!
回る 回る
どれほど迷うか いざ知れず
惑い 惑わせ
日は暮れた
標識の 曲がったことを知らぬまま
時は無情に 針も無情に
回る回る
壊れた オルゴール
外れた音に 耳澄ませ
世界が新たに生まれる音
其れは聞き馴染んだ 音
お題【現実逃避】
タイトル【箱庭の崩壊】
現実逃避は弱い人が使う言葉だ
強い人は逃げずに運命に抗い続ける
なんてことはない
人に強いも弱いもない
ただその瞬間
"強い"か"弱い"かだ
貴方が頭にチラつくから今日も1人で致すの
--《現実逃避》
現実逃避
昨夜、夢を見た。
使い古した布団に横たわり
1つの想像を膨らませた...
口に出す勇気はないのに
描く夢は2人前で、人見知りなのに
大好きなあの人に憧れて
わざと苦手な世界に飛び込もうとする
現実に浸るのが怖くて
動画であの人を眺めて、愛しい姿が目に映る
しすぎると親に怒られ、また自分を責めてしまう
現実逃避はいつか終わらせれなければいけない
前人の足跡は砂が飛んでもう見えない
すごく不安だ。でも何故か
いつかこんな僕でも''奇跡''を起こせる気がするんだ
嫌な現実があるから現実逃避って魅力的なワードが生まれるんであって、今の嫌な現実が無ければ現実逃避の逃避先が嫌な現実だったかもしれないね。
人ってよく言えば向上心があるし、悪く言えば欲深いから隣の芝生は青いし川の中に映る肉の方が大きいんだよね。
つまりどんな状況になっても満足しないしさらに上を求めるし永遠に逃げ続けるってわけだ!!
色々考えるの楽しい!!!
はぁ。
国立後期まであと13日。
冷静になることが、現実を見ることが、億劫だった。
朝、京王線の駅。
ただ、飲み込まれて吐き出されるためだけに集まって来る、人の群れ。
僕はそれを無感動に見つめる。
どこかから財布を落とした女の子が泣いている声が聴こえ、その声に、ただ『かわいそう』とだけ思った。
手には、飲みかけの缶と読みかけの本。
人が集まる場所ほど、憂鬱で、孤独だ。
僕は電車の空いた席に、気だるい眠気を守るようにして座る。
自分を閉じることに、慣れ切ってしまっていた。
他人と関わるのは、気が滅入る。
善意にも悪意にも、触れたくない。
でも、たまにそうあることに、どうしようもなく虚しさをおぼえて、涙が溢れる。
そんなことがあった後は、決まって自己矛盾に呆れてしまう。
心地よい車内の振動が、眠気を誘う。
僕は薄い膜の向こう側にあるかのような世界をただ眺めていた。
誰でもいい。
名前を読んで欲しい。
ここにいるという、実感が欲しい。
僕は、選民思想に浸ることもできず、全てを拒絶するような力も持たず、孤独だった。