『狭い部屋』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
狭い部屋。俺が今住んでる部屋も狭いけどそういうことじゃないよな。家賃三万の犬小屋みたいな部屋だけどそういうことじゃないよな。
このお題の狭い部屋っていうのはもっとこう、うまく言えないけどこう心情的に狭い部屋のことを言っている気がするのだ。よく考えたらただの深読みか。
じゃあ今住んでる狭くて物の置き場もろくになくてごみ屋敷になってる部屋のことでもいいわけだ。まじ狭いから色々物を処分せんとな。
なんだっけ、断捨離だとかそういった物を持たない人、ミニマリストだっけか。そういう生活にしないとごみ屋敷のままなんだよな。
なんでも一年使ってない物は捨てていいとか。でも捨てられないじゃん?物が溜まるじゃん?そうするとごみ屋敷の出来上がりってわけ。
てか単純に物を捨てるのがめんどいってのもある。別にあって困るものでもないから捨てなくていいや、そう考えてたらごみの山なわけだ。
でもほんと捨てないとやばいな。部屋の汚れは心の汚れだし、今日を境に部屋を片すか。
そういえば今日はジャンプの発売日だったのでその感想も簡潔に書いとくか。
ワンピース面白かった。世界情勢が動くの面白すぎるだろ。イム様女っぽいな。
アンデラが面白くなる気配を見せた。前回の話は微妙だったけど今回は期待できる。
鵺が真っ当に面白い漫画で俺は嬉しい。エロとキャラの可愛さだけでないことを期待する。
狭い部屋
落ち着くと思う人
窮屈と思う人
私はどっちかな
一人なら窮屈
大好きな人と一緒にいられるなら落ち着く
どんな部屋でもいい
私はあなたとただ一緒にいたい
ー狭い部屋ー
狭い部屋に男が五人、寝転んでいる。
事の発端は俺が恋人に振られたから。
「他に好きな人ができたの、ごめんね」
突然の別れ話ですぐには受け止めきれなかったが、
時間が立つにつれ、悲しくなった。
そんな俺の異変に気づいた友達が慰め会をしてくれた。
そんなに広くない部屋。酒を交えながら一日中騒いだ。
時間が経ち、気づいたらみんなでぎゅうぎゅうになりながら
寝ていることに気づいた。
部屋だけでなく俺の寂しい心もぎゅうぎゅうに
埋めてくれる最高の友だ。
なぜこの部屋を出ないといけないの?
広大な外に何の意味があるの?
ここにいれば私の形が変わることもないのに。
ここにいれば誰かの形を変えずに済むのに。
何もない空間に放り出されて境界があやふやになることもない。
隙間のない狭さが私を一番象ってくれる。
なのに、なぜ?
狭い部屋の中。カーテンを締め切った窓からは光がさすことはなく、薄暗い。
風雨の音。
カップ麺のゴミと割り箸、散らかったメイク道具。
今日も上手くいかなかった。
せめて今日はちゃんと泣こうと思う。
「狭い部屋」
自分の部屋もなくて
とても小さい家だった
家族みんなで押しくら饅頭
小さくまとまって眠ってたけど
想像の世界は果てしなく広かった
#39 狭い部屋
そこが狭いと感じるか、広いと感じるかは、
人それぞれだと思うけども。
たまに見かける、ガレージ内の壁にたくさん道具やら材料やらがある、工房みたいなの。
あれに憧れがある。
まあ、私なんかじゃ片付け掃除がめんどくなって大惨事を起こすのが目に見えているし、
そもそも家にガレージないし、なんなら免許取ったことないし。
でも職人の部屋みたいのに憧れる。
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この部屋には、いったい何人が入れるだろう。
ひとり、ふたり、それから、それから。
いや、ひとりは合鍵を持ったまま出て行ってしまったんだった。
今は、ひとりと、ちいさいのがふたり。
その人たちは我が物顔で居座っているけど、全く嫌ではない。部屋の中は居心地がいい。
部屋を出ると、庭がある。
でも、外側との境に柵がないから、どこまでが庭で外側かは、よく分からない。
庭やその外側には、結構人がいる。そこはそこで結構楽しく過ごせる。
でもやっぱり、庭に立ってるのか外側にいるのかは、よく分からない。
わかるのは、部屋の中にいるのかいないのかだけ。
他の人に鍵を渡そうとしても、うまくいかない。
とても、とても小さな部屋。
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心の距離。
友達って、どうなったら友達なんでしょう?
いくら同じ時間を過ごしても心通ったように感じられないのです。
相手の心の内が分からないのは友達も知人も同じだし、境も分からない。分からないから、みんな同じように大事にすることにしています。
親との適切な心の距離はどれほどでしょう?
人それぞれなんでしょうが。でも私はそれだと知人友人と同じレベルなんですが、いいんですかね。
それ以上の関係、心を預け合うことができる相手というと途端に少なくて。けど、それで充分だと感じている節もあって、なんかもう表面を取り繕ってるだけみたいで余計に救えないなと思っています。
恐ろしくも愛すべき闇の色が、忘れるほかにはどこまでも足跡を追ってくる、ただ、敬意を払うことを忘れないように、失うことを恐れないように
『狭い部屋』
『カプセル』
東京がカプセルに包まれる 無論、私もその中で呼吸をしながら過ごしている 守られているのか管理されているのか カプセルのカプセルの中のカプセルで薬効を待っている 焦る時間に何が効く?忘却線は発色してアーチになった 幾多の見物人のスマートフォンに新たなカプセルが保存され消費されていく
狭い部屋の小さな窓を少し開け
こっそりと、外を眺める。
外は怖いから。
僕は、外には出られないから。
ここには、誰も居ない。
誰も来ない。
何も、聞こえないし。
いつから居るのか覚えてもいない。
けど、時折
誰かが部屋のドアを叩いた気がして
ノブの無い部屋の扉に触れると
涙が頬を伝うんだ。
懐かしい温もり
帰りたいような場所…
『ぉ、母さん?』
自然と口から出た言葉に
扉に目をやると、無かったはずの
ドアノブがキラキラと輝いてあらわれた。
ぁあ…僕は…そうか僕は…
ドアノブに手をかけ
狭い部屋に、別れを告げる。
さようなら。
きっとこの先には
大事な人が、待っているから。
【お題:狭い部屋】
ある古い書物の一節にて。
僕は狭い部屋にずーと佇む。
全身灰色の服を着て、この何も無い部屋に1人。暗い場所だ、唯一あるのはベッドと窓、そこから少しだけ陽の光が射し込む。
そう、ここはかの有名な監獄島、「カルチェレ」だ。
僕は罪有りき囚人。この狭い部屋という監獄に住む者。
ー オリジナル小説・ドゥコ作中の書物ノン・ドゥカ・ドゥコから ー
狭い部屋
ここはどこだ…?
なぜか体が動かないだと…
どうなっているのだ?
それにしても今日は暑いんだよな…
誰か早く出してくれ
私が住んでるところだ。私の部屋は狭い。実家と寮に交互に住んでいるが、どちらも部屋が狭い。鬱っぽくなるのはだいたい部屋にいる時だ。もしかしたらその狭さが鬱の原因なのかもしれない。特に寮の部屋なんかは日当たりが悪くて暗い。狭い上に暗い。心もそれに対応して自閉していく。なにもしたくない気分になることが最近は多い。ただ、どこかこの狭さに救われているような気がする。元々内向的な性格だから一人になれる空間があるのは嬉しい。狭い方がより自閉できるから楽。一人で生きていきたい。。。
目が悪くならないようにつけたテーブルランプが手元を照らしている。
おかえりなさい主様と端末から聞き慣れたあなたの声がした。
ただいまと声をかけて目をつぶる。ここはデビルズパレスだと想像する。
広くて、少し埃の匂いのする空間。あまり詳しくわからないけれど、オシャレで精巧な調度品が多く並べられている。家具に統一感がありこだわりを感じる。陽の光が大きな窓から差し込んで、鳥の声が聞こえる。
そこにあなたがいた。あなたはすぐ近くに立っている。こんなに屋敷が広いのに、こんなに小スペースで済んでしまって、なんだか勿体無いなと思った。でも嬉しかった。
目を開けたらテーブルランプの光で目がチカチカした。デビルズパレスにある1室の、半分以下しかないだろうこの部屋なのに、あなたがいない人1人分、物足りなく感じた。
狭い部屋について
元彼と別れる前酷いこと言われた後優しくされたのが一番辛かった。酷いこと言われて精神的に辛かったのに優しくされて余計に精神的に追い込まれた。
狭い部屋に全てが詰まっている。
外に何かを求めても、なにもない。だってそれは私の人生ではないのだから。
私が今最もやりたいことは、創作である。
全てがオリジナルで良いのだから。
愛があればなんでもできるって言ってた人がいた。
確かにセンスが良い。私が好きなセンスを持ってると思った。
本気で愛があるかないかで、物事を語ってる。
本当に音楽に対して人に対して愛がある人だと思った。
純粋のまま前に行けるってそれって良いことだよね。
HSS型HSPを活かすにはら外交的に外に出てそれ以外の時は創作に費やすべきだ。クリエイティブな時間を増やす。
全て連結させることが大事なのである。
表現することを躊躇している自分がいる。
表現しないと詰まっちゃってモヤモヤがすごいことに気づいたのだった。
膝を抱えて踞る。
狭い部屋の真ん中で。
たった一人きり。
そこで僕は想像する。
この世のあらゆる事柄について。
そこではどんなことも自由で。
そこではどんなことも許される。
そんな世界に浸りきり。
そうして僕は傷だらけになったこの心を。
幾許かの間だけ癒している。
そうしないと。
現実に折り合いがつけられない。
この広い世界のどこかにある。
この狭い部屋の真ん中で。
今日も僕は何かを変えたくて藻掻いている。
【狭い部屋】
狭い部屋で少年はうずくまって泣いていた
その少年は学校でも、家でも、居場所がなかった
いつも夜になるとうずくまって泣いていた
ある日少年は車に轢かれそうになったのを男の人に助けられた少年からしたら不必要な助けだった…
その男の人は少年に向かって一言だけ言って居なくなった
少年はその日から居場所が無くても泣くことは無かった
それから数年が経って大人になった
男の人に言われた言葉を忘れた頃に
事故に合いそうな男の子が見えた
助けて一言だけ言った
「希望に満ちた君を助けれて良かった」
その少年の目は大人になった彼に似ていたのだ…
狭い部屋でただ1人、私は、泣いていた…今日、ずっと好きで付き合った大好きな人との恋が終わりました…私は、辛くて、何処に行っても泣いてばかりだった…それなのに、君は、いつもと変わらない様子で、私以外の女子と楽しそうに話してる…私の気も知らないで…そんな毎日が続いてたある日の事。私は、校内で最も良い場所を見つけた。それが、何とも言えないこの狭い部屋だ。私は、その日からこの場所を好むようになり、暇さえあればここへ来て泣いていた…そんなある日、私の元へ一人の男子が来た。すると、泣いていた私に、「ありさちゃん、泣いてるの?もしかして、アイツに振られたの?」と聞かれ、「うん」と言うと、「やっぱりかぁ。ねね。ありさちゃん、あんな最低なヤツの事、忘れて俺と付き合わない?俺、ずっと、ありさちゃんの事、好きだったのに、アイツに取られちゃって…」と。「でも、私、君の事あまり知らないし、好きでもないよ?」と言うと、「良いよ。付き合って徐々に知って恋していけばいいさ。絶対に惚れさせてみせる!」と言われ、私は、まるでさっきまで泣いてたのが、嘘のように思わず笑ってしまった。「分かった。宜しく」そして、私達の恋は、始まった。
狭い部屋に1人。
何もなくて、ただの真っ暗な部屋。
怖い。ここは何処?どうして私はここにいるの?
どこからか、声が聞こえてきたんだ。
────「そこは君の心を表した部屋だよ。」
あぁ、やはり、私の心は空っぽなのだ。