『狭い部屋』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
布団を半分に折り畳んだくらいのサイズで良い。
膝を抱えて背中を丸めて、芋虫みたいに、胎児みたいになれるような。
そうして安心して眠れる、暗くて狭い部屋が良い。
この部屋は狭いけど、心を落ち着かせる。
これだけ狭くても、
朝は朝日が白い光で部屋を照らしてくれるから。
夜は月明かりが孤独を掻き消してくれるから。
おやすみ。愛してやまない私。
お題 : 狭い部屋 #10
目が覚めたが、目隠しをされていた。
目を開けたのだが、布の色しか見えなかった。
手も足も何かによって縛られている。無理にほどこうとしても、ギリギリと皮膚に食い込んでくる。
ここはどこで、俺はどうしてこんな状況になっている?
体をゴロゴロと転がし、おおよその広さを確認するが、四畳半くらいの狭い部屋のようだ。しかし、何も物が置いていない。壁以外にぶつかるところはなかった。
トランクルームというものだろうか。
この様子だと、俺は明らかに監禁されている。
まずはこの狭い部屋から脱出しなければいけない。
床に顔を思い切り擦り付け、目隠しがずれてきたため、なんとか少し視界が開けてきた。
やはり狭い部屋。窓は見当たらない。扉はあるがロックがかかっている。
どうしてここにきたのか、連れてこられたのか、気を失う前の記憶はやはり曖昧である。
どこの小部屋かはわからないが、中の様子はわかった。
--さて、ここからどうするか、だ。
【狭い部屋】
『狭い部屋』
六畳の洋間が自室でした。
六畳の部屋は、わたしにとって広くもなく狭くもなく、ちょうどいい広さでした。南に面した大きな窓から、燦々と日の光が入り、明るくて暖かい部屋でしたので、それなりに居心地も良かったのです。
そして、今、メーターモジュールの六畳の部屋にいます。
メーターモジュールなので天井も高いです。
この空間に慣れてしまった今、昔の尺モジュールの六畳の自室は、かなり狭く思えます。
狭いのか広いのか、感覚とは曖昧なものですね。
でも、広い部屋に1人でいるより、適度に狭い部屋で1人のほうが、居心地良さそう。個人的に…ですが。
「狭い部屋」
うちのことか?
子供たちが小さかった頃はそれなりに暮らせてた。
でも子供たちが成長し、自分の部屋もない、友達も呼べない、そんな家に辟易して、娘は家を出ていった。
幸せならそれでいい。
自分の暮らしをちゃんと送れているのなら、それでいい。
ごめんね。
多感な時期に、不自由な想いばかりさせて。
狭い部屋
幼い頃は六歳年上の姉と同室だった。
広さ六畳を二人で使い、タンスと二段ベッドに学習机が二つ。歩けるスペースがほとんどない狭い部屋だった。
私はそれが嫌だった。友達の家に行くと自分の部屋があって羨ましかった。
だけど、姉が進学して、いざ一人だけの部屋になると寂しさがこみ上げた。
壁にあった英単語のメモや落書きをした本人がいなくなった。取り残された学習机と上段のベッド。
どれだけケンカをしても、慣れない手紙を書いて、会いに行きたいと思えた。
テーマ「狭い部屋」
私の家にはどんなに小さな約束でも破ったらどんな事をされた、言われたとしても反抗してはいけないというルールがある。
幼い頃は何とも思っていなかったそのルールが成長していくにつれて息苦しくてまるで鎖を付けられている様な感覚がして凄く嫌だった。
私の場合、門限だ。
19時までに家に帰らないと祖父により、
暗くて狭い部屋に入れられる。
いつ解放されるかはその時々で変わる為、私にも分からない。
高校から部活に入り、どうしてもやってみたかったから祖父に頼み込んで門限を延ばしてもらった。
だが、今日に限って運が悪かった。
顧問が下級生に対し、指導していて片付けが遅くなりいつもの電車に乗れなかった。
全力疾走で家に向かったが間に合わず、玄関で待ち構えていた祖父により物置として使っている蔵に入れられた。
「あれ程、門限を守る様に口酸っぱく言っておいたのに破るとは…。朝までここで反省していなさい」
強く掴まれていた腕を乱暴に離し、蔵に押し込められて声を発する前に扉を閉められ、鍵を掛けられた。
そのまますぐに足音が遠くなり、静かになった。
朝までここに居るなんて…嫌だなぁ〜。
昔からここに入れらてるせいで狭い部屋苦手なのに…。
こうなっては父も母も助けてくれる人は誰もいない。
この家では祖父がルールだからである。
暗くて…何も見えないな…。
部活の後だからお腹空いたしお風呂にも入りたい…。
あのお説教さえ無ければギリギリ門限守れたのに…。
ついてないなぁ〜と思っていると幼なじみの男の子が蔵の小さな窓から声を掛けてきた。
「おい、〇〇大丈夫か?
お前今日学校出るの遅かったからこうなるんじゃないかと心配してたんだよ。
俺に声掛ければバイクで送ってやったのに…」
少し怒った様な声をしてたがすぐに心配そうな顔になった。
「ごめん…早く帰らなきゃって焦ってたから忘れてた…」
「まぁ…いいけど。それよりもう飯食ったか?ちょっとだけだけど食べれそうなの持ってきたから食えよ」
「まだ食べてない…ありがとう」
幼なじみの彼は私の祖父の事も良く知っている為、こうして閉じ込められた時にはいつも心配して来てくれた。
少し話していると彼は時計を見てから急いで自分の家に戻っていった。
彼に貰ったご飯のゴミを近くの隠せそうな物に入れて私は眠りについた。
翌朝、祖父の足音がして目を覚ました。
「〇〇、今日も学校があるのだから準備をしなさい。くれぐれもこの事を人に言うなよ」
私を蔵の中から出して祖父はいつも通り散歩に行ってしまった。
そこからお風呂や宿題をやり、慌ただしい朝の光景になる。
これが私の日常。
それが崩れたのは私が高校を卒業した日の翌日の事だった。
門限間近の時間に幼なじみが家に迎えに来て「〇〇、しばらくゆっくり出来るから俺と旅行に行こう?確か海が綺麗な所に行きたいって言ってたよね?」
と言い放った。
彼はずっと私が門限を破ったらどのような扱いを受けてるか知っているにも関わらず、だ。
しかも祖父の許可なく外泊なんて許されない。バレたら何をされるか分からない。
恐怖で顔が引きつっていると彼は優しく声を掛けてきた。
「君のおじい様の事なら大丈夫!
俺がもう〇〇と旅行に行きたいから家を空けるって事も伝えてあるし了解も得ているから。早く行こう?」
彼は私に有無を言わせず、強引に車の中に押し込め運転手に出すように言った。
「何で君がおじい様に許可を取るの?
あの人、よっぽどじゃないと外泊なんて許さないのに」
びっくりしている私に対し、彼は楽しそうな顔をして言った。
「それは、俺が君の婚約者だからだよ。
俺の親、数年前から急速に事業が上手くいくようになって俺も将来経営するのに勉強してるんだ。
そこそこお金持ちになって、俺も最近では稼げる様になってきたからようやくおじい様から君との結婚を許可して貰えたんだ。
ここまで長かったなぁ〜」
凄く嬉しそうな彼を見て私は背筋が凍った様な感覚になった。
彼が私に向けている感情があまりにも重いものだと察してしまったからだ。
「ねぇ…知ってる?
君の家のルールの門限。あれは俺がおじい様に頼んでやってもらった事なんだよ。
〇〇が俺以外の男に頼らない様に、
俺に依存する様に仕向けた。
全然気付かなかったでしょ?」
ふふふっと笑う彼にどこか狂気的なものを感じて言葉が出なかった。
「あ〜やっと〇〇を手に入れられた。
これからもずっと俺のものだよ。大事に大切に愛してあげるから俺以外見ないでね?」
そして恐怖に怯えている私に彼は逃げないように片手で両手を押さえつけて唇を塞いだ。
狂気に満ちた彼に囚われてしまった私にはもう逃げる術など無い。
【狭い部屋】
人二人分位の狭い部屋
隙間から零れる光と
君の呼吸音だけが
この部屋を満たしてる
ごめんね。こんなところに閉じ込めて
ごめんね。君を愛してしまって。
こんな状況下でなんだけど。
君の全てを愛してるんだ。
今はまだ受け入れなれないと思うけど
少しづつでも、わかってくれると…嬉しいな。
なんて、………我儘ダナ。
僕は窮屈なところが好きだ。
机の下、トイレ、お風呂の浴槽、保健室のカーテンで仕切られたベットなど人の目にうつらない、暗い場所や狭いところが好きだ。
狭いところは安心できてひとりの時間が過ごせる。
邪魔されない大好きな空間。
もとはそれなりの広さがあった部屋。
でも、うちの家族は私含め片付けるのが――――というより捨て活が苦手。はじめはベッド位しかなかった部屋が、誰かしらがどんどん物を置いていく所為であれよあれよという間に狭まって、気づけば押入れよりも狭くなった。
今更片付けられない、狭い部屋。
中2
狭い部屋
子供部屋。
私、妹、弟
三人で6畳の部屋を使ってます、、( ;∀;)
でっかい長机3つ分
狭すぎ(゚∀゚)
弟、うざすぎ(*_*)
死にそう、、、
部屋ほしいいいいいいいいい!
<狭い部屋>
多くのもので埋まっている狭いこの部屋は
狭いけど空っぽな私の心と対比して
とても落ち着く
「俺と付き合ってください!!」
ある時、告白をされた
私は驚いて声が出ない
彼とは少ししか話したことがなかったのに
どうして私なんかを好きになったのだろう
差し出された手をぼんやりと見つめながら深い思考に陥る
私が一向に返事を返さなくても、
冷たい冬の空気が頬をなぞっても、
差し出した手が赤くなっても、
彼はその手をこちらに向けたまま。
彼の思いは本物だ。
それはいくら鈍い私でも分かった
「愛してくれる?」
何となく、聞いてみた。カップルは愛し合うものだと友達が言っていたから。
「もちろん!!愛で埋めつくすぐらいにね!」
彼はバッと顔を上げ、赤くなった顔で言った
それは冬のせいなのか、恥ずかしさなのかは分からなかった。大して気にしなかった。
けど、
"埋めつくす"
その言葉は心にすごく響いた。
だから、ちゃんともう一度聞いてみることにした。
「あなたは空っぽな私の心の部屋を愛で"埋めつくしてくれますか?"」
右隣に大きなぬいぐるみがある。ふわふわだけど短いファーに覆われていて、抱きつくと買ったときから変わらないお店の匂いがするのかしら。鼻を埋めながら次は力一杯ぎゅっと両腕を絞める。詰まった綿の反発が可愛らしい。
私たちの主人はこれが味わえないんだから、人間というのももったいなくて考えものである。
ここには素敵なものがいっぱい。硬い椅子、硬いテーブル、硬い水面のティーカップ。ぬいぐるみと私の豊かな髪以外は何もかもが硬くてチープでサイズが揃ってなくって、でも素敵なものばかり!
あとは私たちの主人がもう一度天井を開けてくれたら。それで遊んでくれたら人形冥利に尽きるんだけど、と。数年閉ざされたドールハウスでため息をつくポーズをとった。
透明とは呼べない窓からはあの子の姿も見えない。ここは安くて軽くて、しかしとっても素敵な狭い部屋。なのに主人はとってもとっても飽き性なの。
本当に、もったいないわ。
一人暮らし、アパートの狭い部屋。それが、私を守る世界だった。
「……」
カーテンの隙間、窓の向こうから、鈍い光が射す。時計を見れば、時刻は七時四分。この寒さだし、きっと外は雪なんだろう。
学校に行かなくなってから、どれくらい経ったんだろう。まあ、カレンダーを見れば分かるんだけども。最初の方は、同級生も気にして時たま様子を見に来ていたけども、それもいつの間にか来なくなった。
ただ一人を除いては。
「っ!」
不意に、携帯電話が鳴る。ああ、メッセージか。
『起きてる? ご飯食べた? ちゃんと食べないと、倒れても誰も分かんないから気をつけてね?』
それは、どこかお母さん染みた文面の、『彼女』からのメッセージ。小さな頃からずっと側にいた、幼なじみからの。
「……ふふっ」
思わず、小さな笑みがもれる。そして、私は携帯電話の、メッセージ履歴を眺める。
毎日、どこまで行ってもそこには彼女の名前が並ぶ。それは、私を気遣う言葉で溢れている。
「……頑張って、みるかな……」
この部屋から出てみようか。彼女の顔を見るために。彼女に、「ありがとう」と言うために。
ベッドに本棚に作業机にタンスが置かれた
6畳の部屋。
ドアをきっちりとしめ、
電気を付けず薄暗闇に紛れる。
嫌な事があった時、人と関わりたくない時
私はこの空間に逃げる。
薄闇に思考を溶かしながら、
考える。
自分の事、これからの事、他者とのあり方の事。
答えの出ないそれらをただ薄闇に浮かべ溶かしていく。
再び部屋のドアを開ける時
私は薄闇に溶かしたそれらを忘れて
また、この世界と関わる。
それが正しい行為なのか、
間違った行為なのか
私は知らない。
箱の中に閉じ込められた。
犯人は、もちろん、おまえ。あんなに、俺の身に起きた命の危機を気にしていたのに。いや、“だから”なのか。
この箱の中には、必要なものはなんでもある。おまえが用意してくれるから。
ただ、俺を守りたくて。安心したくて。きっと、そう考えて、おまえは俺を囚えている。
俺への好意だけで動くおまえだから。俺への愛情はないと言っていたおまえだから。いつまでも祟ると宣言したおまえだから。
おまえへの情があるせいで、俺は縄抜け出来ずにいる。
私は、暗く狭い部屋にいる
別にどこかに閉じ込められてるわけではない
ただ、家に一人でいるだけ…
寂しくはない
もう、慣れたから
でも、心に穴が開いてる気がする
「気のせいだ」
と、ただ自分に言い聞かせる
ある時、暗く狭い部屋に光が差し込んできた
太陽みたいな、眩しい光…
そう、君が私を
暗く狭い部屋から、出してくれた…
光を当ててくれた…
私に、光を当ててくれて
ありがとう…
狭い部屋の更に隅っこ。
心落ち着く場所。
自分だけの居場所。
狭い部屋。
狭い部屋で
何しよう?
2人で
イチャイチャ
したい。
狭い部屋で
2人きりなら
あの続きを。
狭い部屋
私は些細なことでもなんかちょっと違くない?と
いらいらすることがある
私の心は、狭い部屋のようだ
広い広い部屋になれたらな