『物憂げな空』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
物憂げな空
窓の外は暗くて、横殴りの雨が窓を打ちつける。梅雨の時期でも、台風が近づいているわけでもないのに、なんだ、この大雨は。外が荒れていると私の心まで荒れるみたいだ。物憂げな気持ちよ、雨風と一緒に吹き飛んでしまえ。
物憂げな空
物憂げってどういう意味なんだ?と思って調べてみたら「なんとなく憂うつ」、「気がふさぐ」という意味らしい。
ふむふむ。調べて意味がわかったからいいだろ笑
なんとなく憂うつな出来事といえば嫌な事があってずっと気分がふさいでた事かな。
嫌なお仕事や嫌な通院とかさ。憂うつだよ。
本当物憂げな空って感じだよ。全く。
嫌な事があると本当に気分ふさぐから嫌だね笑
終わり
テーマ「物憂げの空」
物憂げな空…その空から降ってくるものは誰も元気な世界ではなくどんよりとした世界だ。
その空が降ってくるという事は、一日の始まりが憂鬱だと言うことだ。
別に、物憂げな空があってもいいじゃないか。周りは薄暗く、元気がなくても一日を乗り切れるのだから。
「物憂げな空」
数ヶ月後、
こんな結末になるなんてね…
あれから数ヶ月経過しても
まだ物憂げな空
ショコラ
【物憂げな空】
『物憂げな空』に見えるってことは、
きっと今の自分が物憂げだからだ
普段は何事もなく平気な素振りをしてても
上から見たらそんな誤魔化しは通用しない
もっと違う空を見たいと思ったら
まず今の自分を変えることから始めよう
そう思いながら見上げた空は…
やっぱり今は物憂げなままだ
題:物憂げな空
泣きたいと思っていても泣けぬまま
どんよりとした空は言う
「羨ましいよ、君たちが」
何故羨ましいのかと人は問う
すると空は溜め息ついてこう言った
「君たちにしか目がなくて
多くの雲は泣けぬまま
ああ羨ましい、羨ましい」
聞けば台風以外みな
泣くことすら許されぬという
笑うは太陽の仕事と言われ
笑みで誤魔化すことさえ出来ぬ
泣きたいと思っていても泣けぬまま
どんよりとした空は言う
「何も見たくないと言えるなら
それはとんだ贅沢だ
何も見たくないと思うなら
我らにその目をくれたまえ」
人から奪った二つの目
雲はようやく泣けたとさ
そうして目のない雲たちは
涙流して雨降らす
涙流して、雨降らす
***
台風以外の雲は雨を降らせる事が出来ない、そんな世界だったなら。
きっと誰かの目を奪ってでも、雲は泣くのだろう。
物憂げな空
物憂げな空 走る雲は野良
三毛猫まぶた閉じる 気分上の空
春霞くもりがち 仕事ツラく
ネクタイピン外れ 襟元みっともなく
花咲き乱れても それを見る者無く
我々は想う集う 社畜自由求む
でも枷をハメる 送るスパムメール
自らに問う そこで何を乞う
物憂げにドライブ 走る嗤うスローライフ
物憂げな空
最近、夕暮れ時になると寂しく感じてしまう…
あんな物憂げな空を見せられると私は今日も消えることはできなかったと思えて仕方がないのに…
どうして明日はやってくるのだろう…
どうして…
どうして生きなければならないのかな…
〝物憂げな空〟
ペンキを塗りたくったような、灰色の空。
受験へと向かう私を嘲笑ってでもいるのだろうか。
せめて、
こんな日くらいは澄んだ快晴であって欲しかった。
悩む私を、灰色の物憂げな空が見守っている。
晴れを待ってなんかいられない。
いっそ私が晴らしてやろう。
不安を無視して、鼻歌混じりに歩き出した。
今の仕事について4年経つ
人手不足と大口が無くなった事による新しい作業がこの一年大量に発生している。
みんなで手分けしてやれば造作もない量ではある。
ただ、みんなやりたがらない。
他人の仕事が増えた事を他人事として見ているだけ。
その結果、特定の人に仕事が偏る。
それでいて休職者が数名いる状況。
それについて、今日上司と話し合いをした。
売上確保は当然だが、このままでは社員が潰れてしまう。
作業の見直しをすべきであると提言した。
けど、みんなで協力していこうで話し合いは終わった。
仕事終わりになんとなく空を見た。
物憂げな空が僕を見ていた。
僕の気持ちを分かってくれているのか?
それとも会社に対するものなのか?
そんな事を考えながら、会社の駐車場でこの文章を書いた。
[物優げな空]
空にある雲には表情のある。
不思議な雲がある。
【物憂げな空】
(※性的表現有🔞)
あの人はオレを散々抱いて消えた。
あれから連絡が来ない。
大きなベッドの上で乱れて
行為が終わってもお互いに気持ちの熱は
消えることなく火照ってばかりだった。
「君の子供なら 生まれてもいい」
そう言って何度もこの体を抱いてくれたのに
あの人は季節外れの夏の一時を置いて消えてしまった。
はぁ…
所詮はこんなものだ。
これだから『男』は嫌いだ。
今でも愛しくも憎らしいあの感触を思い出す。
フッと見上げた時に、気づかなかった空が…。
時間もいろんな感情も、すべてが一つの色に染められた気がした。
【物憂げな空/168】
朝は晴れていたのに曇ってきて、また陽が差したと思ったら、今度は強い雨が降り出して、今日の空はなかなか気まぐれだ。
やはり、灰色や雪に染まる空はいただけない。この時期だから仕方がないけれど、晴天とでは、抱える気持ちが違ってくる。
週間天気予報では、晴れの日もあったけど、ほとんどは曇りか雨だ。
ちら、と窓の外に目をやる。あぁ、早く晴れの日が来ないかなぁ。
「物憂げな空」
今日は物憂げな空と言うより、鼻息の荒い空だ。
機嫌は悪くなさそうだが乱暴である。
ベランダに出ようとしたらベランダサンダルが無い。
仕方なく玄関から玄関サンダルを持ってきて探す…無い。
ベランダの柵から下を覗く…居た居た。
何故かちゃんと左右揃って南面の芝生に落ちていた。
はあ、取りに行くか…。
下に取りに行って、うちのと似て非なるサンダルを見て
戻ってベランダサンダルは父が既にを避難させてたと知ったときの顔は
物憂げを通り越していた。ウガー!
(物憂げな空)
【 物憂げな空 】
最近、気になる子がいる。
でも、あの子には別の思い人がいるのも知っている。
(せっかくの晴れだから、お出かけに誘おうか…)
分かってはいる。
どんな時も、あの子が向いているのは別の方で、
チャンスなんて無いのだと。
(あ、やっぱり…)
まごついてたら、案の定、あの子の思い人がやってきた。
偶然か必然か。
何かが起きる前に、お出かけの予定は潰えてしまった。
その気持ちに応えるように、雲が広がりだす。
あーあ、思いを汲んでくれるのは空だけか…。
ひと通りの肌シゴトを終え深夜3時、脂臭いラーメン屋脇の外階段を上がって、看板の事切れてるのを直す気のない託児所に向かう。
先日まで派手な服を着せ込まないと見間違えるほどだったが、だんだんと毛深くなって奴と同じに右頬にだけえくぼのあることに気付いて、それからは遠目でもこの子が分かるようになった。
薬を飲む前の唯一起きていられる時間だから、懐いているとは言い難い我が子と未明まで束の間の親子を演る。
水浸しの酔い客を足蹴にする店々の軒先に、自分かと見粉う売女たちが男の首に柔らかな腕を回してどちらともなく顔を寄せ合う。華やぐ街の女衒たちもさすがにようやく手を引いて歩ける程度の子連れの女には手を出さないようだ。
時たま子を覗き込んでくる醜女の老婆に軽く会釈して、馴染みのトタン小屋の戸をくぐる。
この店には野次るマスターも客もいやしないから、大人用の椅子に座らせる。
私より先に野菜の食えるようになった我が子はサービスのオクラのおひたしを食べて少し笑った。
ママの房子さんは私のことを娘のようと言うが、私の本当の親は20くらいは下だろうね。
あたいが育てたから親に似てクズなのは気にすんなと房子さんばりの励ましが、今夜はヤケに沁みるなあ。
店の中は、母乳の頃から酒・煙草・薬キメてたからなとドッと笑う房子さんと、少し笑えない自分のふたりだけ。
娘だからって容赦しないと言い張る日もあれば、5回に1度くらいは房子さんは会計を受け取らない。
今日はそんな日だった。どういう日がそうなるのだろう。
子の手を引いてトタン小屋から表に出ると、陽が登って快晴。ネオンでは透き通って見えた遊び女の笑い皺が映えてよく見える。
空は雲が多めなくらいがちょうど良い。
物憂げな空
雲が分厚い。どんよりと薄暗い。でかい大砲で打ち払えたらいいのに。
(物憂げな空)
今日の空は、なんか見てて切ない。
元気が無さそう……。
いつもは、太陽の光と雲が混ざっていて、とても綺麗なのに……。
雲がどんよりしていると、私も気分がどんよりするよ……。
空、それはただただ雄大で広がり、まるで心のようだ、
時に寂しそうに冷たい風が吹き、
時に元気過ぎるほどに暑い太陽の日差しがかかる
それを見てなんて素敵だろうと感動し、感謝する者も入れば、ふざけんなと物憂げして見ている者もいる
ふと、こういうのを自由と呼ぶのだと気づきを得て、
今日はどんな空だろうとワクワクして空を見たいと思う。
一日でも多く明るい空が見れますように、と。
テーマ『物憂げな空』
※物憂げ:何となく憂鬱、何となく気がふさぐような