『物憂げな空』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
物憂げな空
なんとなく
みあげてみたら
物憂げな空
なんか辛そうに
感じたから
そろそろ
晴れた空に
なってほしい
なな🐶
2024年2月25日618
ああ、まるで写し鏡だ。
靄がかかったように自己嫌悪に陥る私と、
太陽を覆い隠すように曖昧な色の雲で覆われた空。
ああ、本当に嫌になる。
世界は何も変わってないはずなのに、
主観で見ればこうも激変する。
その変化を厭うのは私であるはずなのに
些細なことで悩み、傷つき、
心模様をころころと変えているのは私なんて…
なんて、馬鹿げているのだろうね。
あの時 少しの時間だったけど
幼なじみ組みんな集合して
話せたこと 嬉しかったんだ。
またみんなで集まりたいな。話したいな。
こんな風に思ってるのは私だけかも…
物憂げな空を見上げるだけだった。
ふと見上げた空は、曇り空。
私にとっては寄り添いの空。
そこから雨が降れば、雨模様の空。
私にとっては共に泣く空。
〈物憂げな空〉
「ほら見てみろ。」
そう言われて見上げたのは
夕焼けのような曇りのような曖昧な空。
まぁ綺麗っちゃ綺麗だけど物憂げな気分になる。
「夕焼けだし、明日は晴れかもな。」
そう言われて少し口角があがった。
こんな空の日はあの日を思い出すんだ。
お題 : 物憂げな空 #45
『物憂げな空』
晴れた空も好きだけど
今日みたいな気分の日は
物憂げな空が合っている。
まるで私の心の中を表しているかのような空。
肩を落として歩く一人の帰り道。
空を見上げると、今にも雨が降り出しそうで。
こんな日は自分にご褒美を。
今夜は、フランス産フォアグラのテリーヌ トリュフとブッフサレ リ・ド・ヴォとレンズ豆のガトー仕立てにしよう。
【物憂げな空】
あるところに、先輩と後輩がいました。
先輩は空を見て言いました。
「物憂げな空だ」
「…そうですか?」
物事の意味をきちんと知りたい後輩は、すかさず検索をかけます。
「…『物憂げ』とは、大まかに『なんとなく憂鬱な、なんとなく塞ぐような』という意味です。そこから連想される天気は雨や曇りだと思いますが」
「うん、そうだね」
「今は、晴れですが」
「そうだね、雲ひとつない。でも」
空を見つめながら、独特の感性を持っている先輩は笑って言います。
「自分にとっては雲がないほうが憂鬱なんだよ」
「…そうですか。しかし雲は所詮水滴や氷の集まりです」
「その水や氷の集まりがいろんな形をするのが面白いんじゃないか」
「…やっぱり先輩の考え方は分かりません」
そう言いつつ、先輩の考え方にほんの少し心を動かされる後輩なのでした。
【物憂げ】
分厚い重たそうな雲
冷たく湿った空気
唸るような風
今日は外に出るのはやめよう
温かくしてとっておきの紅茶を準備しよう
山積みにしている本のタイトルを指でなぞる
どんな曲をあわせようか
空にも、感情があるのかな
もう疲れたって言ってるみたい
物憂な空
突然だけど、「物憂げ」って言葉の意味知ってる?
私は知らなかったから、調べてみたの。
そしたら、「なんとなく憂鬱」とか「なんとなく気を塞ぐ」っていう意味があるらしい。
物憂な空と言って、思い浮かぶものは…ないかもしれない。
だって、空はいつの時も綺麗に澄み渡って見えるし、いろいろな表情を見せてくれるのだ。
憂鬱の時も、なんとなく気持ちが乗らない時も、空を見ている時は気持ちが上向きのような気がする。
雨が降って曇っている時は、誰かのために泣いてくれている気がするし、晴れている時は、喜んでくれているような気がするんだ。
【物憂げな空】
親に叱られたり、兄弟に微妙に傷つくこと言われたり、友達に笑われたり。
今日は嫌な事が多い日だった。でもみんなの前では泣かなかった。
だって彼らは悪気があるわけでは無いのだ。自分が勝手に傷ついているだけで、相手にはもっと事情があるのだから、泣いたら関係が壊れてしまう。
彼らだって、言いたくて言ってるわけじゃ無い。僕が泣いたら、その傷をより深めてしまう。
上を見ると、分厚い雲のベール。鬱屈としていて、今にも泣き出しそうだった。
もう雨に降られてもいいかな、って思ったけど、5分経っても10分経っても20分経っても、最初の一粒は全然降りてこない。そのくせ雲はより黒々と厚さを増す。
そっか。君も僕のために我慢してくれているんだな。
ありがとう。
僕は勝手にそう解釈して、そそくさと早めに家に帰った。
私は校舎の横にある屋根のついた自販機コーナーにいた。
そこへ設置された椅子に座って空を見ている。
放課後、何となくやる気がでなくて、そこへ座ってボーっとしていた。
これからすぐ帰って期末テストの勉強をしなきゃいけないのに。
考えれば考えるほど追い詰められていくようで。
覚えても覚えても覚えることが無限に沸いてくるようで。
どうしようもないと感じる。
だから、少しだけ
少しだけここで休憩することを自分に許した。
ただ座ってボーっとしているだけで
束の間嫌なことから逃げられた気がした。
空を見上げる。
今日の空は曇りで、どんよりと黒と灰色の雲がグラレーションを織りなしている。
混沌の世界を表現したらあんな模様の絵画になるだろうか。
今にも雨が降りそうな物憂げな空。
私というフィルターを通しているからそう感じるのかな。
私の心の雨ももう降り出しそうだ
と、私はそう心の中でつぶやく。
そう言ってはみても、雨がザアザア降りになっても誰も助けてはくれないから
私はゆっくりとベンチから腰を上げると家へと帰宅することにする。
この先に続く道が果てしない暗記の雲の渦に呑み込まれるしかないのだとしても。
【物憂げな空】
主人様。貴方が私を作ってくれたその日から、貴方に尽くすと誓いました。
『これでよし!さぁ、主人様と呼んでごらん?』
目を瞬かせると目の前には白衣を着た男がいました。
『あ、主人、、様、、』
『成功だ!やったやった〜!』
私の軽い体を持ち上げて喜ぶ貴方。
その姿はとても幼い子供のようでした。
『いい?今から君の名前はコル・カリダ!戦闘兼主人様専用メイドだよ!』
コル・カリダ、、私に名前を与えてくださいました。
カラ、カラカラ、
私の体に内蔵されている歯車が大きく聞こえた気がしました。
『、、よ、よろしくお願いします。主人様。』
私は主人様により作られたビスクドール。
カラクリ機械だらけのこの屋敷を守る家事兼戦闘用メイド。
役割を理解し、主人様を支える。
私はそのために作られた人形なのだ。
ーーーー
最初の仕事は主人様の身の回りの世話。
食事作りと皿洗い、洗濯物などの家事全般。
島と屋敷の護衛。
主人様の研究のお手伝い。
主人様は私とおしゃべりをよくされます。
何が楽しいのか聞いてみたところ、
『何って、、楽しいものは楽しいに決まってるじゃないか!僕はね、君が生まれて来てくれて嬉しいんだよ。ずっと1人で、孤独だったから。でも誰でもいいってわけじゃない。君だから、僕は話すのが楽しいんだ。』
ニコリと笑っておっしゃられました。
『そうですか。』
『だから、私なんかって言わない事!僕は、君とだから、何でも、楽しいの。』
わかった?と私の顔の前に人差し指を突き出す主人様。
『承知しました。』
主人様は満足したように笑いました。
ーーーーーー
それから、2年が経ちました。
相変わらず主人様は研究に没頭されています。
相変わらず私はそのお手伝いをさせていただいてます。
ある日、主人様は私に心というものがあるとおっしゃられました。
『心、、でございますか?』
『そ!僕は天才な研究者だからね!灯るはずのない物にも心を灯すことが出来るのさ!』
私は何が何だかまったくわかりません。
主人様はまだ私が理解してないだけ。とおっしゃられましたが、私はビスクドールです。
心もなければ、感情もないですし、体温も通っていないからくり仕掛けの人形です。
体内には歯車と人間の心臓となる魔法の核が埋め込まれていて、私の背中にはゼンマイがついています。
そう言ったのに、主人様はご意見を変更なさりませんでした。
『僕は君に心があると信じてるからね!』
とおっしゃられました。
私はいつか、己に心があると、わかる日が来るのでしょうか。
ーーーーーーーーーーーーー
主人様。
その瞬間は、今なのでしょうか。
割れたビーカー、溢れ出る薬品。
側に倒れる主人様。
『主人様!!』
急いで駆け寄り起こした主人様の顔は酷く青ざめており、私は人形ながらに主人様の死を確信しました。
その後、主人様はうんともすんとも言わなくなった。
ーーーーーーー
『主人様。今日の晩ご飯はクリームシチューにしましょうね。』
主人様はピクリとも動かない。
否、動けない。
『主人様、研究はもう、お休みですか?たまには良いかもしれませんね。』
主人様からは嫌な腐敗臭が漂っている。
わかっている。
私は天才な主人様より作られた、ビスクドールなのだから。
主人様はもう死んでいる。
そして今、目から出ているのは涙。
主人様が死んだ後に感情があると理解させられた。
何という皮肉。
カラカラと歯車の回る音はなく、トクトクと不可思議な音が体の中から聞こえる。
嗚呼、主人様。
私に心を与えてくれた貴方の心は動いていません。
私は今、主人様の笑顔が見えなくて、悲しんでおります。
目を覚ましてください。主人様。
笑顔を見せてください。主人様。
名前を呼んでください。主人様。
嗚呼、主人様。貴方はもう、私のそばにはいてくれない。
背中のゼンマイが、回るのをやめる音がした。
主人の側で倒れるビスクドールの瞳は、この世で最も美しかろう、夕焼けと夜の闇が生み出した物憂げな空が映っていた。
ーーーーーーーーーー
コル・カリダの名前の由来
コルはラテン語で心、カリダもラテン語で暖かいという意味。
いつか心が宿ると確信してやまなかった天才科学者がつけた、ビスクドールの名前。
「物憂げな空」
物憂げな空とはどんな物なのだろうか。
【#04】
『物憂げな空』
今日はあの子が帰ってくる
物憂げな空も、冷たい空気もなんのその
そういえば、帰郷する日はいつも雨だ
あいつ、雨男になっちまったのか
家にいた時は、そんなことなかったはずだけど
物憂げな空ってどんな空だろ
曇ってる空かな
物憂げだと思うのは
人それぞれ
どんな空でも
1日1日で違うんだろう
私の心を表したような空から、ぽつりと小さな雫が落ちてきた。
空
それは皆が何処からでも見れるもの
朝
それはどちらか片方からしか見えないもの
星
それは季節により見え方が変わるもの
では、、、
物憂げな空はどんなもの?
澄みわたる青が広がる日。
私の目にも見えている。
だけど、この心はそれを受け入れない。
泣き腫らしたこの両目には、
心踊る青空も、霞んだ色のない空でしかなく。
締め付け、傷つけたこの心には、
心地のよいこの風も、においも、音も響かない。
空気が漏れただけの独り言は、私にも届かない。
あぁ、どうか、明日にはこの色の空が私の目にも映りますように。
どうか、私の中のそらに、色が戻りますように。
だから、今日だけは。
この目に映る空が、私の心なのだと、
私の代わりに皆に伝えているのだと思わせて。
ひとりではない、そう、勘違いさせて。