『澄んだ瞳』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
君の澄んだ瞳に真っ直ぐ映る
僕とアルタイル
瞼が落ち、情景は君に移る
瞼が落ち、君さえも映さなくなる
――重なる唇
君の一夜の思い出
僕の一生の想い出
見つめたら、吸い込まれそうなその瞳。
天性の光を放つそれは、
いとも簡単に私の心を仕留めた。
【No. 14 澄んだ瞳】
断片的な記憶だけど、ずっと暗い部屋の中か、色々な人間やアンドロイドが沢山倒れている、雨の中。
右手に、重たい銃を持って暗い空を見ている自分。
私は、澄んだ瞳を知らない。
嫌なところ、汚れたところ、腐ったところが
視界に入るたび不愉快で仕方ないから
瞳を濁さないと生きていけない人生です
『澄んだ瞳』
澄んだ瞳
透き通った声
大きな背中
そのどれもが、とても眩しくて
わたしの手には届かないせかいが、
わたしを呼んでいる。
「まさか、私は嘘なんて1度たりともついたことなどございません」
「なるほど、お前は目でも嘘をつけるのか。確かにこれは信用ならん」
お題:澄んだ瞳
『死んだ魚のような目』という表現がある。
これは主に、どんよりと濁ったような目を指して言われるものだが、ここで声を大にして言いたいことがある。
鮮度の良い死んだ魚は、とても澄んだ美しい目をしているのだ‼︎
『死んだ魚のような目』をした死んだ魚は、選ぶべきではない。お買い物の際には、お心に留めておいていただきたい。
お題『澄んだ瞳』
【澄んだ瞳】
そんな目で見ないでくれよ。
僕はそんな立派な人間じゃない。
期待も尊敬も好意も愛情も
全部僕には相応しくない。
そう正直に言いたいけれど
君の瞳がそうさせてくれない。
その澄んだ目が手に入れば、きっと世界が変わる。
でも一度穢れてしまえば、純粋なものでは無くなる。
つまり手に入ったとしても、
わたしはもう既に穢れているものだから純粋ではない。
わたしは純粋な頃に戻りたい訳じゃない、
貴方と出逢った時のあの''幸せ''を取り戻したかっただけ。
あの瞬間、世界中の誰よりも幸せを抱き抱えていただろうな。
そのシーンに戻ることができたなら、
きっとわたしの疑問も晴れるだろう。
どれだけ進んでも元に戻ることは無いと分かっていても、
体は元に戻ろうとしてしまう。
もう、いいよ。..泣
「澄んだ目」
澄んだ瞳。
子供は時に、澄んだ目を向け、腹の中で悪鬼を飼う。淀んだ目をした大人でも、一本の矢を必死に抱え守っている事もある。
私には、譲っても譲っても譲っても、いくら譲っても譲れないモノがある。それは生活の上でどれほど効率を下げようが、離職ようが、死ぬしかなかろうが落とせない質なのだ。世界に一矢報いる様に、恨み言でも吐きながら、血反吐を飲んで食い下がる。
僕には避けても倒れても壊れても、逃げられない時がある。それはきっと、自分の下した選択以外では耐えられ無いような道だ。歩み寄ることを学び、差し出すことを許諾し、跪くことを選んでも構わない。最後にこの手にその矢があるのなら、どうとでもなれば良い。
ただ、人様には迷惑を掛けない。
大人であるという利点は、この執念、ただ一点に他ならない。
その背中に、頼れなくなったのはいつからだろう。いつ、手を広げ、身体を預け、上を見上げて甘えることを忘れたのか。
怖い。こわい。恐い。
この瞳はまだ、晴れているのか。
澄んだ瞳だった
穢れを知らぬ、まさに無垢な子供の瞳だった
何も知らない、無知な者とも言えようか
そこには嘘も虚構もなく、ただただそれが真実であると示している
俺が家の中に押し入った時には、もう全てが終わっていた
部屋の中には、呆然と空を見つめている子どもが一人
周りには、飛び散った血飛沫と転がる人…だったもの
うつ伏せになってることによって見える背中は、刺し傷だらけだった
凶器であろう包丁だけが、薄暗い部屋の中でほのかに輝いている
困惑
取り敢えず中に入らないことには始まらないと思い、一歩足を踏み出せば子供はゆっくりとこちらに顔を向けた
「お兄さんたち、だあれ?」
この状況にそぐわない明るい声で質問される
近づいてみれば子供の手も服も血で赤黒くなっており、正直この状態で質問をするこの子に少し恐怖を抱いた
何で、こんなにも平然としていられる?
十中八九この子がやった。それで間違いないのだ
普通、少しぐらいパニックになったりするだろう
なのに、目の前のこの子はにこやかに自分の名前やら好きな食べ物やらを喋っている
しかも、倒れているのはこの子の母親。この子が自分でそう言っていた
あまりに理解ができなくて、一緒に来ていた仲間が子供に聞いた
どうして、こんなことしたの?…と
それに少しの間を置いて、目を細めながら嬉しそうに子供は話し始めた
「あのね、お母さんがね、たたいたりけったりするのは、ぼくを愛しているからって!これは愛のあるこうい…?なんだって!」
「だからぼく、おんなじようにしたの!」
「お母さんのこと、だいすきだから!」
スッと、背筋が凍るような感覚を覚えた
何を言っているんだ、この子供は。…いや、子供だからこそ、か?
子供は花咲くような満面の笑みでこちらを見ている
自分のやったことが、わかってないのかもしれない
……このことについて深く追求するのは、もうやめにしよう
どうせこの後のことは担当の者に任されるはず
その者達が到着するまで、俺達が少し待てばいいだけ
何がそんなに嬉しいのか、子供は最後までニコニコと楽しそうに、嬉しそうに笑っているばかりであった
その後、やって来た者に子供を引き渡して、俺は帰った
子供のそれからがどうなったかなんて俺には知る由もなかった
ただ、あの時の子供の瞳が、どうして忘れられなかった
澄んだ瞳。恐ろしい瞳
それを吹き飛ばすように、俺は吸っていた煙草の煙を深く吐き出した
澄んだ瞳
の赤ん坊👶
澄んだ瞳の
猫ちゃん
澄んだ瞳
の大人に会いたい
😝😝😝
〈お題:澄んだ瞳〉ー評価:良作
言葉に囚われた瞳はインクが澱んでいる。
「僕の瞳は、墨汁の様な黒目です」
僕は自己紹介をしてみた。
すると、そいつは生意気な事を口走った。
『僕からすれば、みんな白濁した目をしている。』僕の事を否定するのは、紙の中の子。
滲み出たインクによって構成されているその子はとても不細工であった。
その子を構成する骨組みが歪んでいるのが原因である。そのくせ、肉付きが良いので、本当に可愛くない。
その子に名前を与えてやる。
「君の名前はヒズミだ」
暫くすると、ヒズミは文句を言った。
『俺はお前と名を好かない』
僕の涙ぐましさを返してほしい。
「消されたく無かったらいい子になろうな」
僕の忠告を受けて、ヒズミを構成するインクは濁流の如く漏れ出した。
『別に消されるのは構わないが、何故お前に脅されなくてはならない。お前が俺の育て方を間違えたのだ!名は体を表すとはよく言ったモノだ!』
ヒズミに睨まれた。僕の脅しを突っぱねて名付けにまで文句を言う。心意気はあるようだ。
その文字列に僕は活き活きとした何かを感じ取っている。ヒズミに目があればどんな風なのだろう。きっと、吊り目で白濁した汚い目に違いない。そう思っていると突然、筆が止まった。
『僕にはどうも、産まれたばかりの彼は、相手の態度しか知らない、無知な子なので憎めない。与えられた言葉をひたすらに溜め込んでいる。まさにヒズミは原石である。』
僕は文章を書く時、心にもない事を書いてしまうようだ。
「全部消してやろう」
『…』
「……」
『消さないのか』
肉を削ぎ落とした彼は衰弱しているが、名残深い白紙はとても澄んでいる。
「消すさ」
言葉が囚われた瞳はインクで澱んでいる。
澄んだ瞳
君はまっすぐに僕を見つめてくる
一点の曇りもない無垢な澄んだ瞳で
僕は見透かされている気がして
君を見ることができない
君の綺麗な瞳の中に
僕なんかを映してほしくない
僕は悪い人間なんだ
君に邪な想いを抱いている
だけど
そんな僕の想いなんか気付いていないのか
気付いていないふりをしているのか
君はいつも無邪気に僕を見つめてくる
「澄んだ瞳」
あなたの目には何が写ってるの?
私じゃない誰かを見ているの?
私の目にはあなたしか見えない
忘れるべきなのに
思いは増すばかり
忘れようと思う度に
あなたを強く思ってしまう
どうして離れてしまったの?
私を守るんじゃなかったの?
信じた私が馬鹿なの?
初めてデートをしたあの日
初めて手を繋いでくれたあの遊園地
初めてキスをしたあの公園
全てが嘘だったの?
ダメなの
あなたの事を忘れられないの
辛い
辛い
辛いの
私の横はあなたのために空いてるよ
あなたの横には別な子がいるんだね
嘘つき
私、守って貰えてないよ
私、貴方のそんな顔見たことないよ
あなたの目はそんなにも輝けたのね
澄んだ瞳を濁らせてしまったのね
でも、でも、そうだとしても、
涙が止まらないよ
泣いても泣いても
溢れて溢れて
誰か受け止めてよ
この悲しみを理解してよ
ひとりじゃ押しつぶされてしまうよ
こんなの耐えられないよ
心が、瞳が、
濁っていく
暗く、暗く
濁っていく
誰か見つけてよ
柔らかい髪に、血色のない肌や唇。
おまけに、澄んだ瞳まで、。
どうして貴女はこうなったの?
どうして私を置いてったの?
ねぇ、ねぇってば、
応えてよ。
いつもみたいに素っ気ない返事でいいから。
#『澄んだ瞳』
No.4
僕は今、酷く動揺している。まずいちょっと脈も上がってきたかも。
放課後。行きつけの猫カフェにやってきた。
入店の案内や手荷物をロッカーに入れるなどを終え、猫たちの待つ室内へ入るや否や、目に飛び込んできたのは、クラスの陽キャグループだ。髪を染めたりピアスを開けたりなど、とにかく派手なので、部屋の遠くにいても目立つ。
何で…あいつらがここに。僕の貴重な癒しスポットなのに。
友人にすらも教えていない趣味なのに。とにかく、ここはやつらに僕だとバレないように過ごさなくては。全く、何で癒されに来たのにビクビクしなくてはいけないのか。
…と、最初のうちは僕の身バレを恐れていたけど、意外にも陽キャ達には気づかれていないみたいで。各々、好きな猫を愛でたり観察していたりしている。
それはそうだ、学生にとって決して安くない料金を払っているのだから、一秒でも猫を愛でていたい。彼らとは分かり合えないだろうと思っていたが、愛猫家という点だけは同志と呼んで良いだろう。
特に僕の隣の陽キャの玩具捌きはえげつない。普段から使い慣れているのか、玩具の動きがまるで本当に生命が宿っているのかというくらい、自然で滑らかに床を素早く動いている。狩猟本能を刺激されたのか、近くの猫が次々と陽キャの動かす玩具に引き寄せられる。
曇りなき目で表情の柔らかい陽キャ。
これは敵わないかもしれないな、と僕は膝上でうとうとしている猫を撫でながら、そっと溜息をついたのだった。
【澄んだ瞳】
お題《澄んだ瞳》
誠実さを問うその瞳に、夜は存在しない。
罪を問うその瞳に、正しさは存在しない。
澄んだ瞳
あなたの瞳には、何も隠せない…真っ直ぐで曇りの無い瞳は、心の奥底迄、見透かされそう…
いつも真摯なあなたに惹かれて、偶に垣間見える優しい眼差しにも、心掴まれたから…
あなたの、じっと見つめるその瞳、逸らしたいけど、逸らされるのは寂しい…
いつか貴女の澄んだ瞳に私が映る事を願いながらそっと貴女に恋をする。