『溢れる気持ち』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
黒板に向かって文字を書く貴方
「好きだなあ」
ふと溢れたこの想い
いつか届きますように
#先生#溢れる気持ち
「溢れる気持ち」
きみをたくさん愛でて、
愛を確かめ合って、
たくさん僕を感じてほしい。
そんな貧欲な溢れる気持ちを抑えながら、
今日もきみを僕の元に堕ちるように誘惑する。
『溢れる気持ち』
産んでくれて
ありがとう
育ててくれて
ありがとう
愛してくれて
ありがとう
まだまだ
たくさんの
ありがとうを伝えたかった
あなたが
どんな想いで嫁いできて
どんなことに喜び
何に怒り 悲しみ
どう処理して
どんな想いで私を産み
どう人生を楽しんだか
そもそも
幸せな人生だったのか
どうしてもっと話をしておかなかったのか
後悔しないように
もっと色んなことを聞いておけばよかった
一人蒲団の中で
あなたへの
溢れる気持ちを感じながら
目を閉じる
夢の中で
あなたに会えるように
願いながら…
どうしてお腹は空くんだろう。
どうして眠くなるのだろう。
どうして、目は覚めるんだろうか。
息をしないこと、鼓動を止めること、血を流し続けること。
なんで出来ないの?
どうして勝手に動くんだろうか。
どうして勝手に治るんだろうか。
こんなにも、こんなにもやめてしまいたいと願っているのに。
「それは身体が生きたがっている証だ」
そんなこと言われたって、心はこんなに、やめたがっている。
『溢れる気持ち』
コップに並々と博士は「黒い何か」を注いだ。
しゅわしゅわとその「黒い何か」は奇妙な音を立ててコップの中に収まった。
「何です、これ?」
私が尋ねると博士は少し首を傾げた。
「…えっと、なんて名前の飲み物だったかな、」
「…名前忘れたんですか。というかこれ、飲み物なんですか、」
博士はふふっと笑った。笑いながらコップを私に差し出してくる。
「美味しいよ。とても刺激的だけど」
私はおずおずと受け取り、コップの中を覗き込んだ。相変わらず奇妙な音を立てている謎の液体は細かに跳ね、私の顔へと付着した。
「うわっ、何です、これ!?」
私は驚いて思わずコップを取り落としそうになってしまった。本当に飲み物なのか信じられなかった。
「炭酸だからね」
「…たんさんって、」
何なのか思わず尋ねそうになってしまって私は慌ててぐっと唇を噛んだ。聞けば最後、博士の説明が永遠に続く。それは避けたい。しかもどうせ聞いたところで私には理解できないことだろう。
私は意を決してごくりと一口飲み込んだ。
甘い味と跳ねるような刺激が喉を伝っていく。
「…うわぁ」
これまた新しい経験だ。
美味しい、と思う。何だか癖になる感じ。
私はもう一口飲んで、まじまじとこの謎の液体を見つめた。相変わらず液体は跳ね続けている。
面白い。
「それさ、あっちの世界の飲み物なんだよ」
博士は私を見つめて満足そうに笑った。
……博士はまたあっちの世界に行ったのか。
「やっぱり面白いねぇ、あっちの世界は」
博士はまるで子供みたいにキラキラとした表情をしていた。あっちの世界の事を話す時はいつもそう。
「何もかもが新しい。僕は驚かせられてばかりだ。
もっと僕も頑張らないとって気になる」
「…けどあっちの世界の人間はこっちには来られないではないですか。それどころかこんな世界が存在している事さえ、知らないんだから。私はあっちへ行く機械をつくった博士の方が凄いと思う、」
博士はゆるゆると首を振った。
「たまたまだよ。あっちの文明なり何なりはもっと凄い」
…時々不安になる。博士があっちの世界に住み込んで、もう二度とこちらに帰ってこないのではないか、と。
きっとそうだ。
行かないでなんて、言える訳がない。
しかし、この世界に博士をとどまらせるような魅力のあるものがあるとは思えない。
私が博士をここにとどまらせる理由に、なんて何度考えたことか。そんなこと、ある訳がない。
…博士はもうすぐ私の手の届かないところに行く。
私がぼんやりと液体を見つめながらそんな事を考えていると、博士が「あっ」と声を上げた。
「思い出した、それの名前はコーラと言うんだった」
こーら。
私はもう一口、そのこーらとやらを口に流し込んだ。
こーらはなぜかさっきの刺激が嘘のように消え、ただ甘いだけの物へと変化していた。
…なぁんだ。こーらも大した事ないじゃない。
きっとあっちの世界も直ぐに刺激なんかなくなるよ。
だからお願い、こっちの世界に居てください。
なんて、
今日も私は溢れそうな思いをぐっと飲み込む。
続☆ミホとみぃたん🐱
私の名前は、みぃたん。ご主人にそう名付けられました。彼女に拾われ共に暮らしています。
猫同士の集まりを終えて帰宅。
[ミホの自宅]
ミホ「みぃたん、お帰り。あら、お友達?(^^)」
いつの間にか私の後ろにもう一匹、見知らぬ白い猫が…ちっとも気付かなかった。
そのまま一緒に夕食を摂ることに。
(キミは誰?集会でも見かけない顔だね?)
(お務めご苦労さまです。今夜は貴方の様子を伺いに参りました(^^))
!!(゜o゜;(女神様⁉こ…こちらこそ、失礼しましたm(_ _)m)
定期的に集会を開く女神様がうちに。不意に予告もなくやって来るとは聞いていたけど…
(貴方の働きは他の神も十分に認めています。今回はひとつ気掛かりを伝えに)
[夜中🌃]
眠りに入るミホ。それを確認する女神様。
(彼女には前世の記憶はありません。ですが、貴方と一緒にいるうちに魂が共鳴しています)
夢の深層でミホは私を探している?でも記憶がないから、誰に何を呼び掛けたらいいのか分からず彷徨っているという。
(貴方の前世は太古の王国で若き王。彼女は隣国の王女でした。ですが隣国の王は二人の結婚を認めなかった。同盟も先代の王までと反旗を翻し、双方は戦争になり…二人の仲は引き裂かれてしまいました)
女神様は夢の中で前世の姿で再会することを許してくれた。
[ミホの夢の中]
ミホ「また満月に照らされた砂漠。前もここに来たような…」
「エレクトラ。君が探しているのは私かい?」
「え?あなたは?まさか…」
女神様が記憶を与え、二人は前世の姿に変わる。
「私だ。アルスだ。今まで心配を掛けて済まなかった」
「私の方こそ。父が私たちのことを認めてくれなかったばかりに」
「もう良いのだ。約束したであろう?いずれ生まれ変わった時に再会しようと」
二人は夢の中で満点の星と満月を眺めながら、溢れる気持ちを存分に語り合った。
[翌朝]
「ふぁ…なんだかよく眠れたなぁ。とっても良い夢を見てたと思うのに、思い出せない」
私は前世で多くの命を奪ってしまった償いをしている最中。まだ生まれ変わって再会するのは先だけど、夢で導いてくれた女神様には感謝。
「思い出せないけど、良い夢見せてくれてありがとう。みぃたん、白猫ちゃん(^^♪」
(…サービスしすぎて他の神に責められそう。その分働いてもらいますよ。むにゃ)
(は、はい…(-_-;))
溢れる気持ち
もうずっと会っていないけど、本当は会いたいと思ってる。
でも、直接言う勇気は出ないし、実際会って何を話せばいいかは分からない。
偶然に頼っても、会えないことくらい分かってる。
溢れる気持ち、貴方に伝わる事は、多分ない。
『溢れる気持ち』
足をバタバタ
拳をギュッと握って
体を小さく丸めてしまう
スゥーと息を吸う
吸って吸って吸って……十秒後
手足をバッと四方に伸ばし
体を仰け反らせて大きく叫ぶっ!!
「あぁぁーりぃぃーがぁぁーとぉぉーうぉぉぉおおお!!!」
肺の中の空気を全て吐き出せっ!!
「本当にぃぃー!みぃぃーんなっっ!」
溢れる気持ちを全て叫び出すんだっっ!!
「あぁぁーりぃぃーがぁぁーとぉぉーうぉぉぉおおお⤴︎︎︎(裏返り)!!!」
……スゥ〜……ハァ〜
「あー、スッキリした」
会うたびに増えていくこの気持ち、君と話すたび、
君が笑うたび、『好き』という気持ちが溢れてくる。
でも同時に、君のその笑顔を誰にも見せたくない、
君を僕だけのものにしたい、そう思うんだ。
こんなこと言ったら君は困るのかな、
まぁ、君がなんて言おうと、
君を離すことはありえないけどね
いつの間にか 少しずつ 少しずつ
あなたの何気ない言葉や
あなたのふとした表情や
あなたのさりげない仕草
自分でも知らないうちに
こんなにも好きになっていたの
溢れる気持ち
『溢れる気持ち』
「くーちゃんは可愛いねぇ~」
何でこんなに可愛いんだ…。
もっふもっふの毛並み。
長めの尻尾。
ちぃちゃいおてて。
キュートなお顔。
「あ゙~その歩き方最高。マジで可愛い」
その全てが最高だよ。
「クオン~おいで~」
とてとてしてる~。
「クオンはおいもコーンと
エン麦クッキーどっちが好きなの?」
さぁ、どっちに行くか…。
お、おいもコーン取った。
…あれ?エン麦クッキーも持ったな。
…おいもコーン食べてるけど
エン麦クッキーももってるな。
どっちもって事か?
「欲張りさん」
こんなにもうちに住んでるチンチラが可愛い。
「ほんとに可愛い。クオン、
僕の携帯の写真、君でいっぱいだよ」
溢れる気持ち
ゼロか100かの闘いは…
本気にさせるね
きっと…
負けるわけには
いかない…
命を引き換えにしても…
大切な人を守るために
祈ってます…
溢れる気持ちは、心的災害である
たった一滴の雫が洪水を起こすような
たったひと扇ぎが嵐を起こすような
一本のマッチが火災を起こすような
そんな暴走を起こす
じゃあ、ちょっと巻き込まれて
あなたが好きだって伝えるから
溢れる気持ち
夫のことをすごくすごく愛している。
その気持ちは溢れるほどだ。
けれど
まだまだ溢れ出させたいほど愛したいと
そう思う。
ねぇ、もっともっと愛してもいいですか?
そう聞くと
もっともっと愛せよという夫。
もっともっと愛させてもらうね。
と囁き笑みを浮かべた
溢れる気持ち
私は彼を好きになっていけない。
理由は…遠距離恋愛になるから
彼を苦しめてしまうんじゃないかって……
彼や友達の前では、この気持ちを隠し通している。
溢れてしまう気持ち……私どうすればいいの?
君のことを考えてると
コップから溢れてしまう君の好きなソーダ。
ソーダの炭酸が
テーブルの上に溜まって弾ける。
君への想いが溢れては
ドキドキが止まらない私。
君の笑顔に出会うたび、僕の心に花が開いた。
会うたびに増えていく花々は、たくさんの色彩と甘い香りで、僕を満たしていく。
いつか溢れた花弁が僕の内側に留め置けなくなってこぼれ落ちた時。
拾い集めたそれらを大きな花束にして。
君に贈るよ。
【溢れる気持ち】
「…後悔するなよ」
と唐突に彼は言葉を放つ。
「何で?後悔なんてしないよ。」
言葉を返すと、彼は何故か俯いてしまった。
そして、
「ごめんな…。」
ー最悪だ。
よりによって今、こんな事を思い出して終った。
(おい、聞いているのか!)
知らなかったんだ。 殺したのが、実の親だったなんて。
彼奴が、僕と肉親を引き離しやがったんだ。
(御前は何故、殺したのかって聞いているんだ!)
ああ、答えてやるよ。
彼奴を守るためにさ。
あまりにも愚かでどうしようもない僕は、肉親を脅威に感じたんだ。
何であんな馬鹿な事をしたのかと今更ながらに思うよ。
僕達の人生をめちゃくちゃにしてくれた彼奴のために、
家族の亀裂を深めて、もう修復さえ出来ないようにしてしまうなんて…。
……嗚呼、ああ、あああ!!
何で、何なんだ!?
僕達になんの恨みがあるってんだよ!?
(おい!もういい加減にー)
僕は机に乗り出し、捜査官に応えてやる。
「うわああああああああああああああああああああああああああああああああああっっっっ………」
そんな声が聞こえたような気がした。
一体全体誰の声だと考えるまでもなく、私には分かってしまう。
懺悔と憤怒の迸った命の叫びだ。
親殺しの狂った少年の、少年自身と私を糾弾し続ける、果てのない叫びだ。
私だってこんな事をしたくなかったよ、と弁解しても、その声はいつまでも身心を突き刺し続ける。
其れぐらい、犯した罪は重かったのか?
もはや一生、この叫びを私から拭いきる事は出来ないであろう。
「っ…」
後悔なんてそんなちっぽけな物じゃあ無かった。
男は、壊れかけの木箱にもたれかかり密かに哭く。
その涙が堕ちる先は、もう何処にもないのであった。
ー溢れだす気持ちー
モヤモヤした気持ちから
気になる気持ちに変わり
気持ちの容量が貯まっていく
並々まで貯まっていくとソワソワし出して
決壊すると同時に体が勝手に動き出した
溢れ出す気持ち
止まらない感情
自然と涙が零れていた
溢れる気持ちは
抑えきれない
ただ溢れる思いは
自分に素直になればいい