『泣かないで』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
瞳からこぼれ落ちた身体の中の水分が蒸発してこの空気と空へ還っていくことを思うと、生命という存在と水という化合物の神秘を身に沁みるように感じられます。しかし、それが行われる実態をいざ目の前にしてしまうと、不思議と自分まで悲しくなって、その神秘的な水の循環を止めようとせずにはいられなくなるのでした。
(泣かないで)
「泣かないで」
今日は彼女との結婚式だ
4年という長い間待っていてくれた。
病気になっても信じて俺を待ってくれた
良い彼女だ。
式は良いと言ってくれたが
俺がどうしてもと伝え写真だけだが
承諾してくれた
お互いの準備も終わり
初めての対面だ
カーテンを開けると純白のドレスを
身に纏った彼女がでてきた
その姿にこらえていたものが溢れ出る
止めようと思っても溢れる涙は止まってくれない
その姿を見て彼女から
『泣かないで」と云われた
「最後の幸せな写真なんだから、私白血病になっちゃった。末期なんだよ。だからさいごの写真くらい笑ってよ」
頑張って笑顔を作ったが
告げられた事実に今までの涙とは違う涙が止まらない
俺が治ったばっかりなのに神様はなんと残酷なんだろう
彼女は俺の頬を撫でながら
「ごめん、ごめん、泣かないで、お願い、私も頑張るから、信頼して」
と彼女もないていた
そりゃそうか泣きたいくらい不安だろう
俺だってそうだったんだから
クイっと涙を袖口で拭き
彼女に告げた
「泣かないで…」と
なかないで/豆豆腐
母は来春で93歳になる
5年前から足を悪くし施設の
お世話になっている
毎日の体調確認と認知予防の為の
電話や毎週の面会も
同じ時間だけ続いている…
だから、薄皮をめくるように老化していく
母親にずっと寄り添ってきた5年間でも
ある…
明日何かあっても悔いがないように
「泣かないで」笑って「お疲れ様」と
送ってあげられるように、1日1日…
いや……一瞬一瞬を大切に思いながら
母娘の大事な時間を積み重ねている
泣かないで
大丈夫だよ
私はどこにもいかない
ずっと手を繋いでいよう?
明日も明後日も一緒にいようよ
君が泣き止んだら
私は明日を迷う人の所に行く
必ず君の元に帰ってくる
だから笑って?
君の涙が晴れた後に浮かぶ表情を見たいんだ
彼とケンカした。
理由なんて小さなことだった。
こんなことで
彼との時間を無駄にしたくないのに
私は意地っ張りで素直じゃないから
口をつぐんだまま
下を向いている。
本当は謝りたい。
でも私の言い分も聞いてほしい。
私の考えを言ったら
余計にケンカが悪化するんじゃないか
呆れられるんじゃないか
いろんな考えがごちゃまぜになって
言葉が出てこない。
自分の気持ちを話すのは得意じゃない。
話そうとすると
声と一緒に涙も出てきてしまう。
“泣いちゃだめ”
喉がつっかえて
うまく話せないから。
でも結局泣いてしまう。
彼とケンカするといつもこうだ。
泣かずに話したいのに
最後はボロ泣き。
その後はなぜか彼も泣きながら
2人で仲直り。
いつか泣かずに
気持ちを伝えられるようになれるのかな。
#泣かないで
泣かないで
ほらもう少し
いや違う
負けないでだぞー
泣くことはない!
自分の気持ち!
高めていこうー!
母が死んだ高齢だから、覚悟はしていたつもりでもやはり悲しい。悲しいと云うよりも寂しい、無条件で私を甘やかしてくれる人が居なくなった。部屋でぽっんと座っていると誰も、お茶でも飲む、何かあったのと聞いてくれる人は居ない。私の哀しみオーラに気付いて、愛犬がすり寄ってくる。泣かないでと云うように遠吠えする。
いつか離れても灰になっても
きっときみを思うだろう
なんにもいらないんだよ
きみが生きていてくれれば
#泣かないで
家族を失った。
故郷を失った。
大切な人を失った。
心の拠り所を失った。
わたしの心はぽっかり大穴が開いて、どんなことでもどうでもよくなった。
失ったものだけを数えちゃダメだよって、全然知らないお姉さんは言った。
じゃあわたしはどうすればいいの?
わたしは過去を思い出すことでしかわたしを保てないのに。
お姉さんはわたしの手を引いていろんなところに連れて行ってくれた。
のどかな草原、大きなお城、静かな森……
お姉さんはわたしに旅の心得とかの生きる術を教えてくれた。
いつも明るく笑っているお姉さんがいつしかわたしの大切な人で、心の拠り所になっていた。
ずっとこの幸せが続けばいいって、そう思っていた。
……でも、そうはならなかった。
お姉さんはわたしの前で死んでしまった。
泣いて泣いて、泣き通しても死んだ人は生き返らない。それはわかりきってるのに涙が止まらない。
やっぱり大切な人はわたしの前からいなくなるんだ。
泣かないでという優しい言葉をもうかけられなくてもいい。
わたしは一人で生きていく。
oh,涙を見せないでおくれ
君が泣いていると僕も辛いんだ
その涙がいつまでも
僕のこころに滴っている
だからお願い 泣かないで
僕はどうしようもなく
君について考えてしまうから
どうして、、
ただ君の笑った顔が見たいのに
それだけが欲しいのに
oh,だから笑っておくれ
お願いだよ、
ね?
君が泣いたら
僕だって困るんだ
君に笑っていてほしいんだ
そのためだったら
なんだってできる気がしてる
涙を拭いてあげるから
何がそんなに悲しいの?
何が君を悲しませるの?
僕がその悲しさを癒せてあげられたら
だからもう泣かないで、
わかったかい?
まだ、なんだね
oh,泣かないでおくれ
君が泣くと僕がつらいんだ
わかるだろう?
わかったら泣くのをお辞めなよ
君には笑っていてほしいんだ
わかったかい?
僕は君が泣くのはイヤなんだ
だから泣かないで
oh,やっと泣きやんでくれたね
僕の気持ちがわかってくれたんだね
嬉しいよ
どうして君は 泣いていたんだい?
「泣かないで」
僕は、泣いている君を抱きしめた。
頭をよしよしと撫でながら、僕は、泣かないで、君には笑っていてほしい。僕が、君を笑顔に出来たらいいなと思った。
「泣かないで!」
泣かないでと言われても、
涙が勝手に出てくる。
まるで涙たちが、
「今がチャンス!」とばかりに
全力で舞台に登場するみたい。
「泣かないで!」って、
誰かが心配してくれるけど、
正直、涙もたまには
自分を解放してあげたいんだよね。
だって、泣いた後のスッキリ感って、
まるでお風呂上がりの爽快感。
「よし、もう大丈夫!」って
新しい一歩が踏み出せる気がするから。
泣かないでと言われるたび、
私は思うんだ。
涙が教えてくれるのは、
弱さじゃなくて、
次の強さへの準備だって。
「泣かないで」
あなたがそんな顔をすると悲しいよ。
そんな顔しないで…
最期ぐらい笑って見送ってほしいな
午前4時 アラームが止まる音がした。
私の鼓動も止まりそうだった。
うそだ。
まだいかないで。
家族に会いたいって言ってたでしょ。ここで負けちゃだめだよ。負けないで。もう少し。
そんな思いで見ていたら一度止まった線がまたリズムをゆっくり取り戻した。初めて見た。
やっぱり聞こえてる。頑張ってる。
泣かないで。待ってるよ家族が。
いかないで。
ほら、もう少しで夜明けだ。
blast.
「じゃあ、行ってくるね」
そう声をかける彼。私はこくんと頷いた。
泣きじゃくったのが丸分かりな瞼に、つい笑ってしまう。
「今までありがとう」
そう言い放つと、彼はまた目尻に涙を浮べた。
そんな姿をされたら私まで悲しい気持ちになるじゃないか。
私は溢れ出そうな感情を我慢して、大好きなその姿に頭をこすりつける。するとがくんと膝から崩ちる彼。
「ごめん、ごめんね」
そして手のひらで懸命に涙を拭いながら、弱々しく謝っていた。
指の間から見えるきらきらとしたその涙。私はそっと彼におでこを合わせる。
いつもなら反応するが、今日は何をしても泣きじゃくるままの彼。いや、今日だけじゃなくこれからもだろう。
私はそんな彼のおでこに口付けをして呟く。
「にゃぁ〜」
泣かないで
そんな声はもう届かず、私はただひたすら頭をこすりつけるだけだった。
お前はすべてを焼きつかせる太陽
「そんなに泣かないで かわいい顔が、台無しじゃないか」とおれの涙を恭しくコットンの手袋でぬぐい去るお前は
「ふふ ああ、ぐちゃぐちゃで ハンサムが台無しだよ」とたおやかに微笑むお前が
「ところで きみの名前は なんて言うのだっけ」と小首を傾げてこちらを見あげるお前こそ
お前がおれの世界に帳を下ろした悪魔のくせに……
おれのみちを照らす太陽なのも、あなたなのだ……
お題「泣かないで」 おまねむ
「私は泣く人が嫌い。」
「泣き声がとても馬鹿みたいで」
「その上、無駄に弱い顔みせながら」
「涙を流す貴女の顔が…」
『どうしろって言うんだ!!』
貴女は泣きながらそう言う。
……
「…だから、泣かないで」
……
涙を流す貴女の顔が…
私の心を強く締め付けて苦しくさせる。
【泣かないで】
すっかり冬だね。とても寒い。だけど、死者には関係のない話か。あんなに手をかじかませてまで墓石に水をかけなくてもいいのに。彼は律儀だね。私の事など忘れても良いというのに。花もいつも鮮度の良いものを供えてくれる。生者にとって花代は馬鹿にならないだろうに。そんなにあの夏で彼の脳を焼いてしまったのか。私は。無責任である自覚は多少なりともあるけれどここまで胸が苦しいなんて初めてだよ。罪悪感。それも初めて感じる。罪…か。悪い事をしてしまったがここからじゃ何も出来ないのさ。
「…え?泣いてる?」
ん?私が?ははっ。死者が涙を流す訳がない。そんな訳がある筈がない。声を掛けてくれて感謝するがもう来なくてもいい。こんな面晒せないよ。私は理想の先輩。それであり続ける事が彼への…なんなのだろうね。贖罪?慰み?まあいい。夏にはまた会いに行く。君の憎悪、その涙。解決は出来ないがいつだって側にいるよ。だから、泣く必要はないのさ。
婆さんにかけられた魔法という言葉
泣いたら負け
小説を読んだって
色んな人の気持ちを聞いたって
映画だって、あの有名な漫画だって
この魔法は誰も彼も解けなかった
この魔法のおかげで人前で泣く事もなくなった
親の前だって、友達の前だって
もちろん婆さんの前でも。強くなったと思った。
でも今になってその魔法が呪いだと気づいて
helpの求め方が分からなくなった
泣く事がなくなったのではなく
多分
隠し事が得意になったんだ
題 泣かないで
私は、貴方の笑った顔が1番好き。
だから、貴方の支えになりたいの。
貴方が苦しんでいるのは嫌なの。
だからね、1人で泣かないで、周りを頼ってね。
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昨日の分です。
題 冬のはじまり
私は冬が好き。
虫が出ないし、空気が澄んでて星と月が綺麗に見えるし,お布団とかこたつでぬくぬくできるし、雪かきは嫌いだけど、、、私が冬が1番好きな理由はあの子にあえるからだ。
綿のようにふわふわした髪。
雪のように白い肌。
氷柱のような色の目。
凛とした佇まいをした妖精さんに
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一昨日の分です。
題 終わらせないで
私は本を読むのが好きだ。
漫画、小説を主に読む。
ただ、大好きな漫画や小説が最終回になると作者に終わらせないでと毎回心の中で言っている。
※泣かないで
指定難病で緊急入院して
退院したら内出血しやすいからと
運動制限をかけられ体力回復できず
やっと運動制限解除がされたと思ったら
筋力低下しすぎてて
階段から滑り落ちて捻挫して
寝相の悪さで1度治療のやり直しになってしまい
その間に骨が癒着が始まってしまったので
投薬量を増やして足首運動のリハビリをして
毎週つまり計3回の全治1ヶ月を言われたら
流石に泣いていいと思うわけですよ。
運動不足すぎて肥えたぁぁ!散歩したいよぉぅ!涙