『泣かないで』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
#泣かないで
泣かないでって慰められるより
泣きなって背中さすってもらいたい
自立してたって強くなったって
時には崩れそうになるもの
泣かなくて済むようにって自然と努めてるけど
逃げ場や癒しに辿り着く前に
足を掬われるようなことだってある
泣いたって何かが擦り減るわけじゃないから
大丈夫 きっと明日も大丈夫
そんなヤツ辞めちゃえばいいのに
そんなヤツの為に泣かないでよ
ボクの為に泣いてなよ
2024/11/30『泣かないで』
「泣かないで
最後じゃないから
泣かないで
また会えるから
泣かないで。」
また一緒になれるのかな
君がどこかに行ってしまって
もう会えないとして
そしたらどうなってしまうのかな
「さよなら」
って...やめてよ
止まらない
止められない
行かないで...
『泣かないで』
泣かないで
という言葉は、使った記憶がない。どんな時に使うのかよくわからない。
と考えていたら、一つ思い出した。自分がかわいそうと思って人前で泣く人には、泣かないで、と思う時があった。でもどちらかというと、泣いてもしょうがないのにねぇ、という気持ちに近いような。そう思うと、泣かないでとは、言わないし思いもしない。
多分それは、受け入れられないほどのショックなことがあると、人は涙も感情も全く動かなくなるので、泣けるうちはまだいいなと思っているから。
そんな偉そうな事を思ってても、最近は、映画ドラえもんを見て泣きそうな自分がいます。なんだか。
『泣かないで』
ど、どした?!
さっきまでめっちゃ笑ってたじゃん!!
最近なんか元気ないなぁとは思ってたけどさぁ...
よしよし
なんかあった?
...うんうん、そっかぁ
そんな事があったのか...
いつから?...そんな前から?!
俺に早く言ってくれたらよかったのに...
「めんどい女って思われたくない」?
そんなこと思うかよ...
ぎゅー
よしよし
大丈夫だよ、頑張ってるの知ってるよ
...少しは落ち着いた?
ならよかった
これからは、何かあったらすぐ俺に言いなよ?
迷惑とか思ってないから!
ほんとだよ
俺はいつでも味方だから
...だから、泣かないで
泣かないで
貴方が波を流すなんて
その涙はお相手の為に値するの?
泣かないで
とりあえず、そこにいるのをやめましょう。
とりあえず、考えるのをやめましょう。
とりあえず、それは心の汗ではありません。
とりあえず、それは必要ではありません。
『泣かないで』
幼稚園に行く日は
毎朝泣いていた
ママがいい!と
毎朝泣いていた
泣かないで
ほんとはママも
一緒に居たいんだ
泣かないで
あなたの世界は
もっともっと
広がって行くから
泣かないで
何にでもめちゃめちゃ惚れっぽく飽きっぽく忘れっぽい
だから他人もそんなもんだと思ってたけど、違うみたい
人は好きなものはずっと好きで続けられて忘れない生き物らしい
驚愕
忘れた方が幸せになることもあるだろうに
ずっと覚えてる方がしんどい
仕事は忘れちゃいけないけどねー
ミスの天才
end
泣かないで
涙を流さなくても
声を出さなくても
泣けはする
だからその希望には添えない
あと泣いた後に言われても不可能
事後だから
何もしなくても衝動はあり
衝動に気がつく
行いはなくても欲はある
知らないようで知っている
何故だかは知らない
泣かないで
あなたはわるくない…
ただ、あなたと相性が
よくないだけ…
泣かないで…
あなたはわるくない
泣かないで
ゆうかは笑顔が可愛い女の子。
何を言われても、何をされても……ずっと笑顔を絶やさない。
そんなとても強い女の子……だと周りは思っていた。
ある日、ゆうかは誰も居ない公園で泣いていた。
声を殺して……ずっと。
ゆうかは本当は弱い女の子。
傷つきやすくて、繊細な子。
彼女はずっと死にたくて死にたくて仕方なかった。
けれど、死ぬ勇気がなくてずっと泣いている。
そんな彼女をみてか、一人の男の子が近づいてきた。
「お姉さん、どうしたの?」と聞けれるけど、ゆうかは答えない。
こんな小さい子に心配されるなんて、恥ずかしくて仕方なかったから。
すると、男の子はゆうかの背中を擦ってこう言った。
「泣かないで」と。
END
好きな人が居る
たぶん、出会った頃からずっと
好きだった
やっと、やっとこれが恋だと気付けた
私はあなたのことがずっと好きでした
きっとこれからもずっと好き
わたしの心泣かないで
息子が心配するから
わたしの心怒らないで
息子が悲しむから
わたしの心笑って
息子も笑顔になるから
わたしの心夢見ることを恐れないで
きっとわたしたちの未来は輝くから
【泣かないで】
"泣かないで、きっとまた会えるから"
そう、僕に言い残し。
君は僕の世界からいなくなった。
君が僕の前に現れた毎日は、今まで何もなかった日常、そして僕の心に彩(あかり)を灯した。
君のいなくなった世界は、まるで暖炉から焔が消えたように静かな部屋にたった独り取り残された蝋燭のようで。
どうして、君はいなくなってしまうのか。人ひとりに与えられた命が永遠のものになれば良かったのに。
そう願えど永遠が続けば君の苦しみも永遠に続くのか?それならば、一層--。
「会いたいよ…、君に、」
呟きは暗く冷えきった部屋に虚しく消えただけだった。
泣かないで
優しく
暖かく
誰かの手が私の背中にあった
気遣う様に
慰める様に
さすられて、泣きそうになった
こんな幸せを
私は知らない
こんな喜びを
感じた事はない
今の苦しさが
少しだけ和らいだ
まだ
頑張れるかもしれない
そう
思えた
懐かしい日の私だ
夢の中なのだろうか
あの、苦しんでいた日の私が、
今の私の前にいる
なんとかしてあげたくて
ぎゅっと抱きしめた
大丈夫、
大丈夫じゃないかもしれないけど…
今の私は
貴方よりマシな日を生きてるよ
頑張れ
生きて
あの頃の悩みも
消えてはいないけど
話せたよ
あの頃の悪癖も
まだ続いてるけど
辞めれる気がする
孤独も
埋める方法を見つけた
みんなが
埋めてくれてる
だから
もう少しだけ頑張って
みんなに会えるから
泣かないで
「泣かないで」と言う人より
「泣いてもいいよ、大丈夫、いつでもおいで」って言える人になりたいと私は思う
泣かないで
と、言いたいけれど
運命に翻弄されてボロボロになっている
あの子を見ると
簡単に泣かないでとは言えなかった
今は気が済むまで泣いて
少しだけスッキリしたら
また会おう
「泣かないで」
そう言われると、
よけい泣きたくなる
わざと泣きたくなる
もっと泣きたくなる
もう 涙もでなくなっているのに
とっくに 気がすんでいるのに
泣き止んでもいい頃なのに
いっそ 泣き笑いでもしようか
「泣いてもいいんだよ」
そう言ってほしいのかもしれない
あ ま の じゃ く。
©️紫翠
「泣かないで」
小さい頃から泣き虫だった。
保育園の年中さんまでは少しママの迎えが遅いだけで泣いていた。
年長さんになる時、年長さんなのに泣き虫なんて恥ずかしいって園長先生に言われて、その日から泣かなくなった。
少しおとなになったかなと思ったけど、兄弟が喧嘩してるのを見て、なぜか毎回部外者の私が泣いた。
関係ないのにどうして泣くの、とママが私を怒る。
だって兄弟が仲良くないのは悲しいじゃん、と必死にママに訴える。
兄弟はその内にすっかり仲直りして遊んでいて、結果私だけが怒られる。
小さい頃から不思議だった。
小学校低学年の時、怪我が絶えなかった。
膝の怪我が治る前に新しい傷ができた。
ブランコが高くなったところから思いっきりジャンプしてみたり。
ジェイボードに乗って下り道を降りていたら止まらなくて、T字路の向こうに広がる田んぼに頭から突っ込んだり。
こういう時、いつだって泣いたらお母さんが来てくれた。
ただし、鬼の形相だけどね。
あんたはまた怪我して!
顔に傷が残ったらどうするの!
私はまたわんわん泣いた。
小学校高学年の時、ようやく自分は周りと何か違うんだと知った。
良く言うと、感受性が豊か。
悪く言うと、感情が私を支配しているってこと。
だんだん成長するにつれ、たくさんの感情が生まれ、たびたび感情のパラメーターが大きく振り切れるようになった。
そのせいで自分ではよく分かってなかったけど、かなりストレスを抱えていたみたいだ。
私が妹を叩いたと母に怒られた時、私の中にその記憶は全くなかった。
でも妹は私に叩かれたと言うし、母はその場面を見たと言った。
嘘ではなさそうだったけど、私は本当に覚えていなかった。
私が叩いた記憶がないと言うと、母はそんなことあるわけないでしょう、とさらに怒った。
とりあえず謝ってなんとか解決したけど、加害者側なのに記憶が飛んでるのはおかしいと思って日記をつけるようになった。
宿題や持ち物も忘れるようになった。
2週連続で書道道具を忘れ続けて、今日は必ず持っていこうと準備した。
しかし学校で書道道具のバッグを開けると半紙しか入っていなかった。
確かにちょっと軽いな、とは思ったけど、まさか筆も硯も墨汁も入っていないとは思ってなかった。
その日、先生には呆れられて授業に参加できなかった。
感情が振り切れるとその前後の記憶が飛ぶ。
この性質が便利な時もあった。
例えば、
嫌なことがあった時。
つらいことがあった時。
怒りそうになった時。
自然と涙がこみ上げてくる。
泣くことで忘れられる。
周囲を攻撃せずに負の感情を自己処理できるのは私が生きるために備わった力なんだと気づいた。
でも、小学校高学年にもなってたびたび学校で泣いてた私を周囲の人たちは理解できなかったみたいだ。
先生、またあの子泣いてる。
あいつ、泣き虫で恥ずかしくないのかな。
もう大きいのに泣いてばかりだと立派な大人にはなれませんよ。
別に泣きたくて泣いてるわけじゃない。
忘れたい何かがたくさんあるから毎日泣いてるんだよ。
表向き友達と仲良くして裏では友達の悪口を楽しそうにペラペラ喋ってるみんなよりは、よっぽど平和的解決だと思うんだけど。
中学生になった私は人前で泣かなくなった。
やっと感情の舵取りができるようになったかと思ったけど、今度は思春期のせいか両親と喧嘩するようになった。
なんで泣く必要ないのに泣くの?と決まってよく言われた。
泣く必要がないなんてどうして分かるんだろう?
大人には明確に泣く基準があるのかな。
そういえば、よく全米が泣いたって映画の広告を見かけるけど、あれは泣くことを肯定的に捉えていて、小さい頃から泣くのは恥ずかしくて情けないことだと教えられてきた私から見たら結構衝撃的な話だった。
泣くことが恥ずかしいと言った人たちが嬉々として映画館に泣ける映画を見に行く。
私は不思議で仕方がなかった。
高校生になって学園祭に忙殺された。
忙しさに脳がパンクして涙が止まらなくなってしまった。
そんな時友達はずっと私の話を聞いてくれて背中を擦ってくれた。
思いっきり泣いていいよ、と言ってくれた。
泣くことを理解できなくても寄り添ってくれる友達を大切にしようと思った。
「泣くこと」についてたくさんの人の意見を聞いてきた私だったけど、泣くことが良いことなのか、悪いことなのかいまだによくわからない。
ただ、前に授業でとある先生が言っていた。
よく泣けるって言いますよね?
でも泣こうと思っても泣けないですよね?
泣くってそういうことだと僕は思います。
「泣かないで」って言われて涙が引っ込む人はいない。
泣こうと思って泣いているんじゃなくて、泣かせる要因があって泣いている。
泣くってそういうことかと先生の話を聞いて私は思った。