『泣かないで』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
「なんで、泣いてるの?
………そっか。
好きな人、もう空いてなかったか。」
うん。
私、もう生きていく理由ないや。
あの人のために綺麗になった。
あの人のために明るくなった。
あの人のために学校に通った。
あの人のために可愛くなった。
あの人のために………
「『あの人のために』今まで
一生懸命頑張ってきたんだね。」
うん。
これから、誰のために生きていけばいいの?
「その『あの人』さ、俺になってもいいですか?」
泣かないで
「グスっ、ヒック、」
君は泣いていた。僕は問いかけた。なんで泣いているの?と。 でも、君は相変わらず泣いていた。僕は、心が鷲掴みにされたかのようにきゅうっとなっていた。
僕の心が叫んでいる。泣かないで、泣かないで。と
でも、いくら伝えようにも君には届かない。
そんなとき、彼女はポツリと言った。
「置いていかないで、」
え、。と僕は思わず言葉を零す。そして同時に分かってしまった。
あぁ、彼女には僕の声は届かない。だって、僕はもう亡き者なのだから。
だから、「泣かないで」と僕は言う。いくら言ったって言葉は届くはずがないのに。
泣かないで
どうしたの?
どうして泣いてるの?
教えてくれないと分からないよ。
どこか痛いの?辛いことがあったの?
イエスかノーだけでも答えてほしいな。
私に出来ることはある?
泣くほど辛いなら泣いていいよ。
でもね、もう散々泣いたよね?
今は返事くらい出来る程度にしてくれるかな。
状況に応じて少しぐらい抑えようよ。
こっちは気を遣ってんだよ。
いい加減泣かないでもらえる?
昨日、冬のはじまりというお題で冬の勉強計画を立てました。11月中に今やっている参考書を終わらせる、ムリです。まさか今日で11月が終わりとは。気づかなかった。
数学、50ページ、理科、40ページ、英語、150ページ。
絶望。……いや、死ぬ気でやればイケるかも。ただ、明日からの勉強が心配になる。ちょっと、頑張ってみるか、死ぬ気で。
えと、少し無理矢理かもしれないけど、、、これから勉強地獄。泣かないで、僕。そうやって自分を勇気付けて頑張ります。
「泣かないで」とかけまして
「重い一球」と解きます。
その心はどちらも「号泣/剛球」でしょう。
泣かないと決めた
その日から
本当に泣かなくなった
だけれど
今日
友人の傷に触れた
泣いてしまった
泣かないで
泣かないでよ
ボクがそばに居るからさ
どうか泣かないで
僕が消えてしまう日が来ても
君には笑って欲しいから
『泣かないで』
君が好きなんだ、なんてまっすぐにあなたが私を見つめる。
「だから、どうか、泣かないで」
眉間に皺を寄せて、心の底から願うような顔をするあなたが私よりも泣きそうに見えて、その体を抱き締めた。
真っ白のタキシードを着て、まっすぐに背筋を伸ばしたあなたが誓いのキスと共に泣きそうな顔をする。
そんな泣き虫なところも愛おしくて、泣かないで、なんてその涙を拭った。
泣かないで、と言うシチュエーションを絞れなかった…。
みなさんはどちらの泣かないでが好きですかね。
泣かないで
泣かないでなんて言われても涙が出ちゃう
泣かないでそんな事言われたら涙が溢れる
”どうしてそんな事言うの”
"何故だろう?泣いてほしくないからかな"
”泣かしておいてよく言えるね”
"本当だね、でも泣いてほしくないのは本当だよ"
そう言って笑っていた
あの人は今どこにいるのだろう
”会えなくても、もう泣かないよ”
木枯らしが辺りに強く吹きつける晩のことだった。借りていた本に夢中になりすぎて、トルデニーニャが眠気を感じて、本を閉じた頃にはすっかり真夜中に近い時間になってしまっていた。この時間なら寝床の中には既にリヴァルシュタインが就寝しているだろう。そろそろ寝ようと思ったトルデニーニャは物音を立てないように寝床に向かった。
「……トーマ?」
寝床では眠っているはずのリヴァルシュタインが起きていた。彼は近づいてくる彼女の気配を感じて、確かめるように声に出した。彼の呼びかけはとても頼りなげで胡乱としている。
「リヴァ、どうかしたの?」
返事をしながらトルデニーニャは彼の傍に近寄った。その顔を覗き込んで、彼女はぎょっと目を大きく見開いた。彼は熟睡しているときに叩き起こされたときと同じようなぼーっとした表情をして、両目から大粒の涙をこぼしていた。よくわからないけれど、夢見が悪かったのだろうか。
「どうしたの? 眠れないの?」
彼は胡乱な表情を彼女に向けるだけで、何も言わなかった。本当に起きているのか、実のところ眠っているのか判別がつかない。トルデニーニャは彼の腕を掴んだ。ぐいぐいと自分の方へと引っ張りながら、彼女は彼の顔を覗き込んだ。自分の姿が瞳に彼の映っているけれど、彼の瞳には違うものが映っているのだろう。
「ねえったら」
彼女はもう一度声をかけたが、返事が返ってくる気配がなかった。このままだと埒が明かない。仕方がないので、掴んでいた彼の腕を離すと、彼女は自分の寝床にもぐり込む。
「……君がいなくなる夢を見た……」
足音もなくいつの間にかトルデニーニャの側に立っていた彼が、ぽつりとこぼした。彼女はごろりと寝返りを打つと、体を起こした。
もう一度、リヴァルシュタインの腕を掴むと、自分の方へと引き寄せた。引っ張られてバランスを崩した彼が、片膝を彼女の寝台についた。自分とほぼ同じくらいの目線になった彼を、トルデニーニャはしっかりと抱きしめた。
「大丈夫。わたしはここにいるよ」
彼から息苦しくなるほど強く抱きしめ返された。彼女の腕の中で彼が小刻みに震え始める。その背中をゆっくりとさすりながら、彼女は言った。
「だから、泣かないで」
月明かりが二人を優しく照らしていた。
泣かないで
(お題更新のため本稿を下書きとして保管)
2023.12.1 藍
『全ての泣き虫のために』
600とんで47人箱の中 壁に囲まれて仲良しこよし
後ろの正面誰もいない うまくやれなくて壁の外
壁の外もまた箱の中 こんなループが続くならさすがに気が滅入ってしまいそう 全ての泣き虫のために過剰なほど馬鹿笑いできたら いっそのこと叫びながら一緒になって泣けたらいいのに
2人は きっと
長く居すぎたのかな。
僕は君の
君は僕の
知らないこと
何もないみたい…
そう思っていた
あの日の君が
僕の知らない顔して
涙を流すから
呼吸を忘れて
深い海に沈んでく
台所に残ったシミも
2人掛けソファの右側も
こんな日がくるなんて
知らずに笑っている2人の写真が…
泣かないで…
そう言って
思い出の中に
僕だけを取り残してくみたいだ…
- Be left behind... -
あなたを見つけられないで、冬が来てしまいました。
前までは木々が紅葉で色付いていたのに。
もう外は真っ白。
ねぇ、また前みたく私とお話してよ。
眩しい笑顔で、私を励ましてよ。
ねぇ、ねぇ、ねぇ。
「泣かないで」
そう言って抱きしめに来て。
活き活きしているあなたが。
〜冬のはじまり〜
〜泣かないで〜
#泣かないで
付き合って3年目のある日。
私が初めて愛した人は突然、この世を去った。
交通事故だった。
「ねえ、あの子の分まで幸せになってね」
彼のお母さんに葬式で言われた。
幼馴染だったから、彼の両親にも公認の仲だった。
頷く事もできなかった私に、
彼のお母さんは慰めるように抱きしめてくれた。
自分も息子を亡くして悲しいはずなのに
私の事を気遣ってくれる優しさは、彼に良く似ていた。
あれから1年。
少しずつ前を向けるようになった私は、荒れ果てた
部屋の整理を始めた。
彼の物を見るたびに涙が止まらなくて、
仕事も休んでいた。
こんなんだと、彼に笑われてしまう。
彼のお母さんにも合わせる顔がない。
悲しくはなるけれど、あの頃よりも思い出を
振り返られるようになったから。
「あ、これ初めてもらったネックレスだ」
「沖縄、楽しかったな」
「…っ!」
引き出しの奥から出てきた1枚の紙と私宛の手紙に
涙が止まらなくなった。
紙は、婚姻届だった。
手紙は、
誕生日のお祝いとこれからも一緒に生きていきたいと
いうメッセージだった。
事故から2週間後は私の誕生日だった。
ねえ、やっと泣かないで
前を向けるようになってきたのに…。
「私も一緒に生きたかったよ…。
置いていかないでよ…!」
彼のお母さん、ごめんなさい。
私、約束を守れそうにないです。
だって、彼と一緒に幸せになりたかった。
エリオット、ぼくは、たのしいゆめをみている。
だから泣かないで、エリオット。
そのあおいひとみを、どうかゆらさないで。
ねえ、エリオット。
もうずいぶん、遠くにきてしまったね。
別哭了
「別哭了哦。」是誰對我這麼說?
剛剛的那個人是誰?
我好像被推開了。
他還說了什麼?
為什麼我怎麼都想不起來?
頭好痛好痛,我卻仍強迫其運轉。
要是現在不好好回想起來的話……
我做了那件事,
不知是睡著了還是暈了過去,
然後,然後,
我見到了那個人。
啊啊……
他是誰?
我想不起來。
然後,我像往昔的無數次一樣被他推開。
我坐起身,眼淚啪搭的滴在棉被上。
右手抓起身旁已經空了的藥罐,用力地摔了出去。
#3 泣かないで
きみの瞳から、ほろほろと涙がこぼれていく。
すくい上げるように指をすべらせても、留まることなく溢れていく。
透き通るような瞳が涙でぼやけて、白い頬の上を、次から次へと雫が伝って落ちていく。声もあげずに、ただただ静かに泣くきみは壊れそうなほど綺麗だったけれど、自分のことのように心が傷んだ。
泣いているきみより、笑っているきみを見ていたい。傷ついて悲しむきみなんて見たくない。
(――泣かないで)
喉元まで迫り上がった本音を、すんでのところで飲み込んだ。
声もなく泣くきみに寄り添って、ひたすらその涙を拭う。差し出したハンカチが湿って意味をなさなくなっても、泣
き続けるきみのそばに居る。
泣いているきみを見続けるのは辛い。笑っていて欲しい。泣かないで欲しい。それは紛うことのない本音だった。泣かないで、と、言いたくてたまらない。
でも、だけど。
そうやって泣きやんだきみは、いつ泣くというのだろう。
笑ってと言われたきみはきっと、誰もいないところで泣くのだろう。
誰に知られることもなく、独りきりで。
そんなのは、きみが泣くことよりもっと嫌だから。
だからぼくは、泣かないでという本音を、ずっと胸の奥にしまっておく。永遠に、ずっと。
なぜ空は青いんだろう。科学的な理由は分からないけど、僕的な答えを言うならば、向こうへ逝く時に安心する色だからなんだと思う。真っ青でもなく、淡いブルーから紺碧へグラデーションのように広がってゆく。どこを切り取って眺めてもすごく澄み渡っている。
今日は特に綺麗な青空だ。
最期に見る空がこんなに青くて良かったよ。
嬉しいんだ、こんなふうに穏やかに眠れることが。
だからどうか泣かないでね。
今度はあの空の1部になって、きみのことを見守るから。