『泣かないで』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
泣かないで
どんなに人間関係に疲れたって
どんなに人に嫌われたって
取り繕った笑顔をしなくたって
他の人誰からも愛してもらえなくても
自分だけは愛してるから
そんなに悲しい顔で
泣かないで
「泣かないで」
泣かないで。なんて言えた義理だろうか。
アナタになんて声掛けていいのだろうか。
気づいてあげられなくてごめん。
取り返しのつかないその涙は、何を重ねてきたの?
想いを募らせてしまったの。
アタシは、貴方をどう思ってあげたら良かったの。
アタシも泣いたら、言えないよね。今は。
でもアタシも辛かったの。ワガママ言いに来たのに。
ズルいよ。アンタがわかってよ。
アタシ、今とてもさびしいよ。本当は一緒にいたいよ。
頑張っちゃダメ?アナタに恥ずかしくない女でいたいだけなの。
アタシに恥をかかせないでよ。
辱めを与えないで。
でもボクはお前がただ好きなだけなんだ。何も考えず一緒にいてくれるだけで幸せなんだ。ただいて欲しかった
でも、アタシを辱めないで。
アタシの居場所になって。安心させて。不安にさせないで。
さびしくさせないで。
ただ笑っておかえりって言って。
今日もアタシの頭に手を置いて、頑張ったね。
って言って。
それだけでいいの。
だから、、ずっとアタシを待ってて。
いつか、、アイシテル。。。っていうから
秘密だよ
『これをいつも楽しみにしてるんだ!』
彼が泣きながら喚いた。
子供じゃないんだからと私は呆れるが、言葉にはしない。その後どうなるかすでに経験しているからだ。
『そんなに泣かないでよ』
私は優しく声をかける。(仕方なくである)
『30年いつも楽しみにしてるんだぞ!』
彼は涙ながらに感情的になっている。普段はこんなじゃないのだけれど、余程これにはこだわりがあるようだ。
『はい』私はそれを山の上にさした。
それは、国旗がついた爪楊枝。今日はイタリアの国旗だ。
『ありがとう』そう言うとニコニコしながら食べ始める。
そんなに嬉しいのだろうか。私は疑問に思いながら、ため息をついた。
私の鞄の中にフランスと日本の国旗が顔を出している。
『泣かないで』
私って冷たい女なのかな。
みんなのように泣けないし。
別に全く泣かないってわけじゃない。
もちろん嫌なことがあったり、つらいことがあったら泣いてしまう。
けれど、部活のコンクールで金賞とったり、体育祭で負けたりしても、卒業式でも、泣いたことは無かった。
それほど本気で取り組んでなかったってことなのかな。
思い入れが無かったってことかな。
確かにみんなのように熱くはなれなかったけど、自分なりに楽しんで参加したのにな。
負けちゃったものは仕方ないじゃん。
卒業しても仲良い人とはLINEで連絡とれるじゃん。
そうやって泣いているみんなに
「なんで泣いてるの」
なんて言えるわけない
でも、理解したいとは思ってる
友達が泣いている理由くらいは知りたいじゃん
そう、私も知りたいんだよ
だから
『泣かないでよ』
泣かないで
泣かないで、なんて。泣いてる相手に言っても困らせるだけだよな。
でもどうしていいのかなんて分からなくて。
ただ泣いて欲しくなくて。
それがエゴだということは認識しているのに寄り添うことは選べなくて。
ただ、「泣かないで」と声をかける。
泣かないで
何も出来ないけど
今はあなたを
一人にはしたくない
悲しい気持ちは
分かち合いたい
涙が止まるまで
側に居るから
辛いですか?
いっぱい泣いていいと思う。
泣いて泣いてとことんないて。
そしてまた笑顔になれることが最高だと思う。
そして強くなれる!
「どこか、痛みますか?」
俺を見た彼女はキュッと猫のように瞳孔を細くして、パタパタと駆け寄ってきた。
「なんで?」
「涙が、」
「……泣いてるのか、俺」
「そうみたい、です」
——たまにあるんだ。気にしないで。
そう何でもないことのように言って涙を拭う。でも、あれ、おかしいな。……止まらないな。
「困ったな」
はは、どうしよ。
何がおかしいのかなんて分からないのに、自然に笑い声が喉の奥から漏れ出した。感情が闇鍋みたいになってる。どうしようもないな、ホント。
目元を拭いながら、止まらない涙に笑っていると、腰のあたりに彼女が抱きついてきた。
お腹すいた? と聞くと、首を横に振った。疲れた? と聞くと、「んん」と否定らしい声を漏らした。
「泣かないで」
彼女は今にも泣きそうな声で、そう言った。
「泣いてもいいけど、泣かないで」
「ひとりで、泣かないで」
ぐず、と鼻を啜って、抱きつく力を強くして、弱々しい声でそう言った。
「……ごめんね」
頭を優しく撫でると、「ん」と頷いた。
「あと、ありがとう」
撫でる手を何度か往復させているうちに、自分の涙が止まっていることに気が付いた。
気が付いて、そして、今度は俺が彼女に先程の言葉をかける番になったことにも気が付いて、思わず声を出して笑ってしまった。
小さい男の子が必死に泣くのを堪えている。
好きな女の子に振られたか、親に怒られたか。
涙が溢れて今にも泣き出しそう。
お願いだから泣かないで。
可愛かった甥っ子。赤ちゃんだった彼も今では小学6年生。
赤ちゃんの頃は泣かないでとよくあやしていたな。
今では生意気になり、泣き叫んでうったえていたあの頃が懐かしい。
振り返ると、あの日々は長くも感じるが、あっという間でとても愛おしく貴重な時間だなとしみじみ感じる。
【泣かないで】
上手くできず怒られてた私。
思った事言えなかった私。
なぜって思って自分を卑下する私。
あらゆる私。泣かなくていい。
たくさん傷付いた。
たくさん不安だ。
苦しいんだ、やめたい。
周りを大切にするのはほんとに素晴らしい事。
だけど、周りを気にして生きなくていい。
周りの為、泣かなくていい。
もっと自分のために、泣いていいんだよ。
『泣かないで』
遠距離恋愛をしていた。
私の彼氏は泣き虫だった。
私と一緒にする一つ一つに感動して、
会った時も、遊んでる時も、帰る時も泣いていた。
そのたんび私は「泣かないで、また会えるから」
と慰めていた。
付き合ってから4年とちょっとが経ち
彼も私も社会人になり。
会う頻度が高くなった。
相変わらず彼は泣き虫だった。
「泣かないで、だいじょうぶだよ」
「また会えるから。」
次に会うのは2ヶ月後。
2ヶ月に1回、片方の家でお泊まり会をする約束。
次回は私の家だった。
2ヶ月が経って、彼がこっちの県に来た。
「おーい!!!」
駅からでてきた彼が、こっちを見て手を振った。
仔犬みたいだなぁ、と微笑みながら手を振り返した。
その瞬間
彼にトラックが突っ込んだ。
ドン、と鈍い音が鳴る。
周りが叫ぶ中、私は何も出来ず、その場に立ち尽くした。
動けたのは5分後くらいだろうか。
紙袋を片手に手を振る彼が脳裏に焼き付いていた。
「ッッッッッ!!」
救急車の音で気が付く。
救急車に彼が運ばれていく。
私も乗った。
しばらくして、彼が病室に入った。
「回復は難しそうですね、」
「身体の損傷が激しく、さらにショックで心臓が止まっています。」
私は絶望的だった。
さっきまで満面の笑みだった彼ともう喋れないなんて。
死ぬことも考えた。
でも、もしかしたらまた話せるかもしれない。
そう思って見舞いを欠かさなかった。
ある日のことだった
彼が目を開けて、私に話しかけた。
「ごめん」
私は泣いた
彼が謝ることじゃないのに。
とか、
目を覚ましたのね、という嬉しい気持ち
だとか。
涙を堪えるのが辛かった
「わ、たし、こそ、ごめんね、ッ」
実はあの日、私が早く会いたいといって早い新幹線で来てもらったのだ。
「わたしが、、ッ早く会いたいなんて言わなきゃ、」
色んな感情が混ざって涙が溢れ出た。
すると彼は微笑みながら、
「泣かないで、ぼくは君が泣いてるの、すきじゃない、」
そう言いながら、目を閉じた。
「君の笑顔は、だいすきだよ」
それから、もう目を開けることは無かった。
あれから5年が経ったけれど。
彼よりいい人が見つからなくて。
12月が近づくと、毎年思い出す。
彼の墓参りに行くと、彼が言ってるように感じた。
『泣かないで』
貴方の背中が
震えた様に見えた。
貴方の背中は
大きくて優しく
なのに、
誰も寄せつけない。
近づきたかった。
話したいと思った。
やっと、
近づいたかと思ったら
遠くに居る。
俺が泣くのがそんなに可笑しいかよ
貴方が私に気づいた
違う。可笑しいわけない。
また、背中は遠ざかる。
待って!
けど、
気のきいたことなんて言えない。
「泣かないで…!」
その背中に言えた言葉は、
そんな言葉しか出なかった。
お題 泣かないで
お題「泣かないで」
⚠️死ぬ要素あり
部屋で目から水を零すももかちゃんに寄り添う。
さっき、お母さんに大きな声で何か言われていたから、それが原因かもしれない。
バッグに荷物を入れたももかちゃんは、家を飛び出してしまった。
「にゃー。」
ボクも、ももかちゃんの背中を追い掛けて走る。
外の世界なんて初めてで、彼女について行くことしか出来ない。
ないても、ボクの声が彼女に届くことは無かった。
どんっ!
体が痛い。ぼんやりとする視界。
この時、ボクは死ぬんだって分かった。
音で振り向いたももかちゃんがボクだと気付いて近寄ってくる。
目には涙が溜まっていた。
「レイ…!」
ももかちゃんがボクをぎゅっと抱きしめる。
ボクよりも暖かい体は、ココロを幸せな気持ちにさせた。
ズキズキと痛む体が意識を遠のかせようとしてくる。
(泣かないで。キミには笑って欲しいから。)
「にゃー…。」
最期の力を振り絞って出した声は、彼女に届いたかな。
ボクは暗闇に身を預けた…。
『泣かないで』
……俺が悪いのか?
裏切られたのは俺なのに?
それを少し問い詰めただけで?
お前は俺が少しでも失敗すれば、何時だって嫌味たらしく責め立てたじゃないか?
俺がどれだけ謝っても冷たく睨みつけて、舌打ちをしたじゃないか?
何時も、何時も、何時も……そうだろう?
なのにどうしてお前は泣くのか?
どうして謝罪の言葉一つ言わずに、ぽろぽろぽろぽろと涙を流しながら俺を睨むのか?
どうして何も知らない筈の周りの人間は、その涙だけを見てお前に同情するのか?
……どうしてお前が被害者面をして、俺が悪者扱いされなければならないのか?
それは……そんなのは……あんまりだろう?
……泣きたいのは何時だって俺の方なのに
泣かないで
泣きたくなったら…
いっぱい泣いて…
泣いて…
どうしようもないときは
…ずっとそばにいるね
落ち着くまで…
泣かないで…なんて
わたしには言えない…
泣かないで、世界は広いんだよ。
私は1人だって、決めつけないで。
道路があるのも、人が作ったからなんだよ。
作られた道に、自分の個性を混ぜて、生涯を終える。
自分を彩っている色は今何色?
血は赤いんだ。
涙は透明なんだ。
希望も、愛も、未来も、透明なんだ。
透明なものは、今からでも染まるよ。
諦めないで、ね。
お題《泣かないで》
千泣いても万笑えばいい
――大丈夫。泣いて始まる物語の結末は、最高のグランドフィナーレって決まってるから
『泣かないで』
君が泣くとこっちも悲しくなるから
泣かないで笑って
君の笑顔が世界で1番好きだから
泣かないで
私はあなたが泣いてるの見るのやだよ...
辛い時辛いでいい...
泣きたい時は泣きたいだけ泣いたらいい...
あなたが泣いてる見てると私まで泣いちゃう...