『欲望』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
『欲望』
それは人が人たる所以
誰かを騙し、時には守るべき者すら蹴落とし、己の糧とする
全てはただ「誰かよりも優れていたい」という果て無き欲望のため
下らない姑息な願いは何処までも人を残酷に変えてしまう
いつしか人は欲望に飲み込まれ、それが己の意志かも分からぬまま
欲にまみれた願いとも呼べぬ傲慢なる望みを叶えるべく
深く深く、外道へと堕ちてゆく
誰だって持っていると思うもの
持っているから
前向きになれる
積極的になれる
自信を持っていられる
素敵な願望だよね!
【欲望】#61
例えば、朝日を浴びてキラキラと光るビー玉が希望であるならば、真っ黒な蛇のような生き物をたくさん中に閉じ込めたガラス玉は欲望である。
この二つの玉を持つのが人間であって。
だから僕たちはなんとか生きていけるのかもしれない。
他人よりも自分を優先し、命ある限りその欲望を完全に満たす事はでき無い。
それを知っているからこそ、僕たちは希望を失わずに少しでも近づきたくて、朝日に向かって手をのばす事を決してあきらめたりはしない。
【欲望】
欲望は必要だ。
人の欲が、世の中を発展させてきた。
しかし、欲望はしばしば暴走し、歯止めがきかなくなる。
そこで人々は、そのような経験から法という知恵を生み出して、世の中を何とか安定させてきた。
しかし、ここにきて自ら法を生み出し、運用を決定する役割の者たちが、自ら生み出した法を守らないと来た。
そのくせ、他の者には法を守れという。
欲望の暴走がはじまった。
そして、これは自らの権威を自ら否定する行為であることに気づいていない愚かな行為だ。
法は機能しなくなるだろう。
世の中が混乱し始める。
歴史は繰り返す。
裏金はそのきっかけに過ぎない。
欲望…
私には奏でられない本当の
心を春鳥たちはこんなに
私は欲望がある
あれも欲しいこれもほしい
でも貰えない
なんで……
欲望には
ふさわしい器が必要だ
満たすことができなければ
際限なく湧いて出る
溢れたら溺れてしまう
欲望
欲望をノンアルコールビールで流し込む日々だ。
体重計を見ると、久し振りに見る数字だった。喜びに胸が打ち震える。
酒を飲みすぎると太る。そんな当たり前の、分かり切った事実。それにすら向き合えないほどストレスへの対処が難しかった。
新しくできた恋人が小柄で細身だから、一緒に並ぶのが恥ずかしい。そう思ったらやる気になれた。
ゆるいダイエット。禁酒と毎日ですらないフラフープ。それでも少しずつ体重は減っていった。
次第に飲酒欲求はわかなくなってきた。
大好きだった元彼と付き合っていたとき、私は痛飲と過食を繰り返していた。別れなきゃよかったと何度も何度も泣くほど大好きな人だった。
でも、きっとこれでよかったのだ。たぶん、禁酒できているうちは。
薄く平べったい形だったり三角錐のように尖ったり
欲望にも形がある気がする
欲望は人間を中から蝕む害虫だ。欲望は人間を騙し、現実から目を背かせ、退屈な塊へと変えてしまう。
「オオカミ、尻尾を出す」
特技は、本当の自分を隠すことです。
その結果が、コレだ。
安心安全。人畜無害。
そう思われるように行動してきた。
気を許してくれてるのは、嬉しいけど、嬉しくない。
幼馴染だからって、きょうだいみたいに育ったからって、いくらなんでもこれはないんじゃね?
何の拷問だ、これ。
好きな子が自分のベッドの上でうたた寝してるなんて。
頭を撫でてみても、起きないお前が悪い。
どうなってもしらねーから。
顔を覗き込む。
「……いいかげん、起きろよ」
そして、この状況に慌ててしまえばいい。
────欲望
心を自由にしたら
真実が見えてくる
どんな色が好き?
地球の美しい青に
優しい世界の中に
調和した色を探す
光りのある場所は
キミなら分かるよ
『欲望』
欲望 あわよくば、このまま眠り続けることを赦してほしい。
欲望といってもいろいろな欲がある。
生きる為に必要な活力ともいえる。
人はそこに理性というものがあり、人類すべての理性がなくなったらこの星はきっと無くなってしまうだろう。
それほどに人は力をもった種族である。
目の前の飼い猫は食に貪欲なわりにグルメだ。
おやつも一種類では満足できない我儘娘である。
おやつの為ならば
撫でても良いのよ?
と言わんばかりに近づいて…いや、近い!近すぎる!!
毛繕いまでしてくれる始末だ…ザリザリしてくれても腕に毛はないぞ?
こんな可愛い生き物愛さない訳が無い。
この子から欲が無くなってしまったらどれだけ心配するだろうか。
欲望とは怖くもあり、そしてとても大切な物である。
運命の出会いがしたい。今年はそんなことばっかり考えてしまう1年なのかもしれない。
それでもいいけど、叶えば良いけど、
私には欲望がある。
それは・・・『不老不死』・・・。
もう少しで出来る。
自分にも使用するのだか、自分だけではなく、私の部下にも使用する。
そして・・・
「篤志~晩御飯よ~」
僕は小説にしおりを入れ、晩御飯を食べに行った。
金も褥も甲斐性もないアンタにむりくり連れ去られて辿り着いた一際下水臭い河川敷の便所は、あたしが初めて女になったところなの。
ひとり酒など呷って子どもに還る月夜は、あの日のアンタの不器用な息遣いが思い出されて尚辛くなるばかりね。
あの河川敷は、ずいぶん前に一度台風で川が氾濫してね。
それから高い堤防が築き上げられて、血税叩いてテニスコートが整備されたりしてね。
だのに、あの古ぼけた便所だけそのままの顔つきで残されてしまってさ。
大きく変わったのは巷の治安がすこぶる良くなったようで、あの下水臭さが幾分風にまぎれて鈍くなってしまったことかね。
流水のか細い手洗い場で脹脛を洗って。
付け方もわからない橙色のスキンの封を切って。
建て付けの悪い内鍵を片手で抑えながら。
幾重に忍び込んだ真夜中。
よく分からないまま連れ込まれた真夜中。
快楽などない、ただそこにある安堵感と。
何度も何度も便器にゲェを吐き出しながら。
ある日。ウチを訪ねてきたアンタの父親が、あたしの顔を見るに散らかった禿げ頭で土下座を繰り出して。
頼むから、どうかふたりの未来のために、どうか考え直してください。
あたしの脚にしがみついて何度も何度もそう繰り返す中年太りの身体が酷く汗ばんでいる。
アンタの将来もきっとこうなるのかしら。
アンタはあれきり姿を見せないし、風の噂で耳に入ってくるのはあたしのシマリが悪いという愚痴話。
父親は強張った手で万札数枚を押し付けてくる。
アンタの名前を唱えながらあたしは張り詰めて窮屈なお腹をさする。
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あれから色々あって、あたしは高校を辞めて出稼ぎの毎日でさ。そろそろ苦しくなってきたとこなのね。
来週この街にも史上稀な大雨が降るらしい。
堤防は年月を経てとうにヒビ割れている。
ニュースでは窓ガラスが割れないよう養生テープを貼れと報せている。
そういえばあたし、このあいだ河川敷でアンタの父親が幼い少女を連れて睦まじく歩いてるのを、見たのね。
見間違いじゃない、アレは確かにアンタの。アンタの父親で。
来週にはきっと、総てを呑み込んで雨は降り頻るだろう。
-欲望
私は、日本でも最古の部類の由緒正しい家に、長男として生まれた。
大学卒業後、我が家、我が一族宗家の嫡男となり、
今日、先代から正式に当主の座を譲り受けた。
これは、当主の座を譲り受ける前日に、先代に贈られた言葉だ。
「今は運が良ければ、健康な状態で百歳くらい生きられる。
この事実は、紛れもない人類の快挙だ。
しかし、それは我が家の、我が一族の歴史を前にしては、
二十分の一にも満たぬ、微々たる月日に過ぎない。
だが、この微々たる月日の積み重ねが歴史を大きく動かした。
その証拠に時の流れは年々加速し、文化発展や技術革新も早くなった。
しかし、その反動で多くの文化や技術が廃れるのも又、早いのだ。
我が一族の役目は、良き古くからの文化や技術を後世に遺すこと。
そして、それは新しい考えや新しい視点を取り入れることでも在る。
家の慣習を変え、当主となった貴殿のようにな。」
先代は、優しく笑う。
「はい。」
「言いたいことをまとめると、
貴殿の代で課題を解決出来なくても、別に気負わなくて良いのだ。
後世の人間がなんとかしてくれるさ。
大切なのは、自分なりに最善を尽くすこと。
そして、しっかり生き、次代に繋げなさい。」
「その役目と思い、しかと受け継がせて頂きます。」
「受け継いでくれて、有難う。」
先代は、朗らかに笑っていた。
先代につられて笑い、心が少し軽くなった。
欲望との付き合いはほどほどの距離感で楽しむのがいいのだろうと知っている、とはいえなんだかんだ親密になりやすい。行動のモチベーションになってくれることもありなってくれないこともあり。怠惰もある意味そういう欲だ。つくづく自分の欲が程よく収まっていてくれることを祈っている。これも欲だろうか。
尾崎豊さんの「太陽の破片」という曲の中に「昨夜(ゆうべ)眠れずに欲望と戦った」という歌詞がある。(先日ポケカラで歌った)
欲望の目的の善悪にもよるけど人に迷惑かけない善い欲望なら多少は持っていてもいいように思う。
それが生きる原動力にもなり得るのだから。
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