『欲望』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
あれがしたいな、と思うだけ。
これがほしいな、と思うだけ。
思うだけであって、行動にはうつさない。
だってそれを求めて動いてしまっては、人の行いに背いてしまうから。
よく、欲望のままに動いてしまっては野生動物、みたいなことをいうけれど、欲求を満たしたいから動くことは、そんなに野蛮なことなのだろうか。
頭を使わず考えもせずに動くから、という意味でその例えを使うのだろうけれども。
自分は思うだけ。
でもその思いは、雪のように降り積もって溶けるわけでもなく、地層のように永遠と積み重なって行く。
その思いは風化することもなく、逆に脚色されることもあり。
この欲望は、いつか爆発してしまいそうだ。
自分は凶器を片手にゆっくりと家をあとにした。
【欲望】
「ねぇ,貴方は私の事愛してますか?」
「あぁ」
「なら私に触れて,伝って,慰めて下さい.」
「私にはその欲が無い.君を傷付けたくない.」
「えぇ,存じております.
ですから永遠,お傍に参っているのです.」
--《欲望》
『遠くの街へ』
「こんな天気良くて暖かい日に、なんで仕事なの!」
天気が良くて暖かい日ほど、仕事に行くのが憂うつになる。
こんな時は大抵、テレビで観て「いつか行ってみたい」と思っていたあの遠くの街へ逃げたくなる。
憂うつな気分を抱えて仕事へ向かう間、ずっと脳内にこびりついて消えないあの街の光景は、このくすんだ現実の景色に比べると、まるで桃源郷だ。
本当は、いつかじゃなく今行きたい。
でも同時に「行きたくない」とも思ってしまう。
だって、行ったら帰ってきたくなくなってしまう。行ったら帰ってこないといけない。
帰りの道中、徐々に迫り来る現実に耐えられなくなったらどうしよう?なんて考えてしまう。
だから、いつか、いつかと先延ばしにしてしまっている。
こんなぐずついてるほど人生長くないってのに。
今日は水曜日、今は夜8時か・・・。
そろそろ明日の準備しなきゃなぁ。
・・・・・・
明日、行ってみようか。
あの遠くの街へ。
「欲望」 #03
飲みたい。
切りたい。
消えたい。
死にたい。
これは欲望?これでボクの心は満たされる?
ア、分カッタ。
ボクノ本当ノ欲望。
「あっ、はは!ハハハハハ!!!」
何かが壊わレる音がしタ。でも、モういイよネ?全部、全部、全部、ゼーンブ!
「終ワルカラ。」
「…この世界にもう二度と生まれてきませんように。」
「ごめんなさい。生まれてきて。」
「ちゃんと償うから、許して。」
「ごめんね。叶。」
グシャ
???「男が飛び降りました。最悪な音がなりました。死体をみた人はこう言います。」
「全身が変な方向に曲がっていて、内蔵も、骨も少し見えていた。」
???「と、きっと痛かったでしょうね。だって、」
???「彼が飛び降りたところは、断崖絶壁。石も鋭く尖っています。」
???「なぜこの場所を選んだのかは、私には分かりません。ですが、ここから飛び降りたということはよほど追い詰められていたのでしょうね。ふふふ。」
僕はときどき、あの頃のことを思い出す。
はじめてその人に会ったのは、確か中2の冬だった。
緊張した顔して挨拶をするその人は、特別美人でもなく、特別醜くもなく、中2の僕の気を引く存在ではなかった。
彼女はその日から、僕の先生になった。
その塾へ通って3年たっていたけど、
あぁ、今日ははじめて見る先生だな。
そんな風な感想を持ったと思う。
いつもの授業。
僕は勉強が好きでもなかったし、成績も普通。
別にそれで満足していたし、将来への欲望もなかった。
先生に特別な何かを求めてもなかったし、そんなもんでよかった。
妙になれなれしい人は好きにはなれなかった。
彼女は、なんか壁作ってたし、こっちもこれ以上踏み込まれない安心感みたいなものはあった。
続く
欲望
欲がないと言えば嘘になる。
人間としての欲望が消えてしまった僕には、あまり縁のないことだ。
願望ならある。
こうなりたい。ああしたい。あれやりたい。
これがいい。
願望が欲なのかと言えばそうなのかもしれない。
人間の3大欲求とはかけ離れたそれは、今の僕の原動力だ。でもそれが心地良くて。
大事なものを見失いそうなほど、魅力的で。
そのキラキラした世界に足を踏み入れたいと願うんだ。
足を踏み入れれば、この閉塞的なまいにちが変わりそうな気がして。はやる気持ちを抑えきれない。
早く、早く。
早く春が来るといい。
自由への扉の鍵が開く、暖かな光。
もう少し、僕を待っていてね。
私は欲望に溺れたくはない。
けれども欲望が無くてはつまらない。
まぁ、欲望に限った話ではないが。
ふふ、難しいものだね…
ああ、もっと多くの知識が欲しい。
彼はそう呟きながら
窓の外を眺めて笑みを浮かべている。
これは…上手くいってないんだな。
よし、紅茶を淹れよう。休憩も必要だ。
知識が欲しい、か。
うーん、僕も知識が欲しいな。
あなたの役に立てるように。
┄┄┄┄┄┄┄┄┄┄
「欲望」2023. 3. 1
欲望
あなたの愛だけあれば…
いいの
他の愛よりあなただけ
大切
大切
大切
わたしは大切に思いすぎて…
傷つけちゃった…
ごめんね…
想イ
セツナク
夢
儚ク
願イ
虚シク
約束
破ㇾ
心
寂シク
欲望
消エ
涙
溢レ
唯
独リ
夜二
哭ク
# 欲望 (53)
『欲望』
欲望を満たすとは?
生きている間に
「全ての欲望を満たして満足した」
なんて思うことがあるのだろうか?
そもそも欲望とは?
欲望とか煩悩とか
際限なくわき上がって
終わりが見えない気がする
もしかしたら 死ぬ その瞬間まで
「まだ死にたくない」「まだ生きていたい」
内心 そんな欲望をむき出しにして
生きることを渇望し
命に執着しているのかも知れない
僕は、貴女に、愛の不足を感じるの、恋の不足も、全部、何かを、欲しがっても、自分は、我慢しないといけない、強くいないとダメなの?この気持ちに、嘘はあるの?僕は、本気だよ。
この思いが、変わっても、君を、愛したい気持ちは変わらない。貴女は、もっと、甘えていいよ、君は、甘えの不足だね。沢山甘えようね。君の、犬系好感度を、あげるよ、もっともっと、甘えたい感情を、出して、そして、僕に、心を開いて、いいんじゃない?
僕と、貴女の、幸せなんだと思う。二人の、幸せの空間だよ。
欲望
欲望のまま生きている人間を見ると愚かだな、と思う
でも、生きているだけで得を積んでいくのは欲望のまま生きている人間の方なのだろう。
ところで、私の欲しいものって、なんだっけ。
欲望
欲望をコントロールしたいという欲望
操れたらどんなに自分を成長させれるか
それと同じ感じで、やる気を自由に引き出せたらと思うんだ
今の欲望と言ったら面白い文章を書きたいって事
自分が自分でもつかめない
自分含め誰からも囚われず右往左往して変幻自在に
面白い生命体になってくれ自分
とりあえず眠気操りたい
完
体が欲しいからキスをする。
心が欲しいから愛を囁く。
そうして、私達は恋に落ちる。私達はそういう生き物。
だから私は貴方に恋をした。
でもきっと貴方を永遠に好きでいることはできない。
どれだけの愛を重ねて捧げて願っても、私は貴方にはなれないのだから。
何度、唇を重ねても、言葉を重ねても、すべてを共有できない。私達は、そういう生き物だから。
でも、だからこそ、私達はまた出会う。
何度も、何度だって、会いたいと思ってしまう。
今夜もその果てのない欲望を持て余しながら。
私達は愛を重ねる。
#欲望
欲望
とある夏の日だった。俺は、あの日。
夕空が満ちた空の下、夏の終わりに吹く風特有の空気感が、俺を焦らせる。人気のない住宅街。未だ鳴り止まない蝉の音。暑い靴の底は、休みたいと叫んでいるように思えた。夏の夜の匂い、どこからともなくやってくる喪失感に、胸が軽くドキンと波打った。西に沈む太陽をぼうっと、眺める。そうだ、深呼吸をしてみて、心を落ち着かせてみよう。目にかかるほど長い前髪は、吹きまどう風にされるがままであった。
辺りはオレンジと深い藍に包まれている。俺が乗ったせいでキィキィと音を立てて揺れるブランコは、いつかの懐かしさを思い出させた。俺は、欲望に塗れた人間が、心底嫌いだ。金、性、愛。人間は、欲望というものが必要なのだろうとは思うけれど、それでも。
______俺は、欲望にまみれた汚い大人に、なりたいとは到底思わない。
だから俺は、大人になるのを辞めたのだ。
お題 欲望
曖昧な時間だけが流れて
愛を痛むほど知ったけど
未だにあなたの事を忘れられない
欲望に満ち溢れた世界だけど
今日もあなたを想う事は変わらない
私の欲望。
それは自分を肯定してもらいたいということ。お前のやってることは間違っていないと勇気づけて欲しい。
ても現実はそうではなくて、打ちのめされことばかりだ。
誰かに思い切り褒められたい。
甘やかされたい。
それは身に過ぎることなのか。
結局はひとりでまた立ち上がるしかない。
【欲望】
知らず知らずに
隠してしまう
その
開けてはならぬ
触れてはならぬ
心に眠る青い欲望に。
(もっと読みたい 800感謝٩( ᐛ ))
私はわがままだ。
君が仕事をしていても、
かまって欲しくて声をかけてしまう。
私は欲張りだ。
君がかまってくれても、
君以外にもかまって欲しくなってしまう。
私は最低だ。
君がどれだけしてくれても、
欲望が抑えきれない。
君は残酷だ。
こんな私の欲望を、
自分の欲望より先に、
叶えようとしてしまう。
私たちは、きっと最悪だ。
「欲望」
普段なんにも欲望のないみりんですが、
先日、「書く習慣っていうアプリやってる人おいで!!!!」っていうLINEのオプチャを作ったんですよ。
そこに人が来て欲しい欲望が出てきてしまったので、
どうぞ軽率に入ってきてください!!!!
その溜息ごと口づけで奪えたならば
ああ、知っている。
私はその感情をなんと呼ぶか知っている。
彼女は、恋をしたのだ。
頬を染め、瞳を潤ませて悩ましげに溜息をつく夢見がちな横顔は誰よりも美しく可憐だ。
許せないほどに愛おしい。憎らしいまでに愛らしい。
細い指先を捕まえて縫い付けてしまえたならどれほど胸がすくだろう。さらさらと流れる髪を乱雑に乱してやれたのならどれほど胸が踊るだろう。
やわい身体を押さえつけ、逃げられないように囲い込み、戸惑う唇を奪えたならばどれだけ、どれだけ、幸せなんだろうか。
夢想するだけだ。実行する度胸なんてない。
なにより、積み上げてきた信頼と信用の上に成り立つこの立場を投げ捨てられるほど捨て身にもなれない。
愛しているからこそ、けして触れることが出来ない。
そうして私は今日も、良き友人の一人として彼女に微笑む。
『欲望』