『梅雨』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
なんか気分上がらないなぁって思ってるんだけど
最近いい事が沢山あってさ。
ダンス始めたり、試合決まったり、まあ色々
でもやっぱなんか悲しいし寂しいんだよね
雨って面白い
四六時中、空は蛇口が開きっぱなしのようだ
あっちはどれだけ水を垂れ流そうが電気を垂れ流そうが一銭もかからないから羨ましい
#梅雨
「梅雨」
ジメジメして、外に出るのがもっと嫌になる。
雨には慣れっこなのに...。
雨上がりの校庭には
紫陽花があった
みんなはもう新クラスに馴染めているのに
私は馴染めないまま2ヶ月がたとうとしていた。
もう少しで夏休み
早く馴染まないと孤立しそうで怖い、、、
クラスから1人残されてしまうような感覚だった。
ある日副担任の先生から呼び出しを受けた。
その翌日に放課後職員室に行ったら
ちょうど先生が出てきたところだった
クラスに馴染めてないのかな?って心配で声をかけてくれたみたいだった
孤立しそうで怖いって伝えたら慰めてくれた
先生が話し相手になるよって
雨ばかり降っていた心にひとつだけ鮮やかな花が私の中で花開いた。
お題[梅雨]
No.40
梅雨
ありきたりだけど髪がうねうねになるのが嫌だ。
ワックスつけたらベタベタに見えるから使わない。
どうにかして。
梅雨
「もう、やだぁ」
目覚まし時計のアラームが鳴る中、彼女は布団にもぐり込みながら、そう言って出てこなかった。
決して朝が苦手だとか、そういうものでないのはよく知っていたし、いつもならいの一番に起きて、こちらを起こしてくれるのだ。ただし、この時期を除いては、だ。
雨が多くなるこの時期は、元気で活発な彼女から少し不機嫌な彼女へと変わる。
雨のせいで髪が広がってまとまらない、と。何だか頭がズキズキと痛む、と。雨の暗い雰囲気につられて、気分まで落ち込む、と。
そのせいでこの時期の彼女はちょっとだけ不機嫌で、それでいて可愛らしかった。
いつもとは違う、少し弱った彼女の姿が見れるのは不謹慎かもしれないけれど、少し嬉しくて、いっぱい甘やかしてあげたくなるのだ。
だから、だろう。君が嫌いだと言うこの時期を、僕が嫌いにはなれないのは。
梅雨
もう随分前の話だか、大量の洗濯物に追われていた頃、梅雨はうんざりする季節だった。
そんな時、姑がこんな事を言った。
「梅雨はね、わたし好きよ。家に居ても、どうせ片付かないし。誰かから、出掛けて遊んでるとも言われないから。」
そう言えば、おしゃれな姑は傘もたくさん持ってて、その日の服に合わせる人だった。梅雨の日、楽しんで出掛けてたのだ。その時は、へ〜としか思わなかった。
洗濯物の量が減った最近になり、梅雨の日も楽しもうと思えるようになった。人生の先が見えたから?
いいえ、自分で自分を楽しませるようになったからです。
姑もあの時そうだったのかも知れないな。
夏祭り
空に咲く大きな花火
パチパチ光る線香花火
真っ赤なりんごあめ
ふわふわな綿あめ
夏祭りの頃
梅雨明けになるね
梅雨は憂鬱だけど
その後には
こんなに素敵なものが
いっぱいあるね
梅雨が明けるまで
じっと待っていれば
いいことあるよ
梅雨
梅雨時期に最寄りの公園でアジサイが見られる。よく足を運んで、紫、白、薄桃と色とりどりのアジサイを楽しんだ。だけど、管理の手が届かなくなり、今ではそのアジサイは病気になっている。アジサイは生きている。まるで、生死を見るようで人の生き様も同じものなのだろうかと思い耽った。
小さな公園で人生という尊さと儚さを感じた。
僕の心は梅雨のように
雨が降っていた。
だけど、君と出逢って
世界が梅雨明けのお日様のように
照らされて、
とても明るくなった。
【梅雨】
#37
「北海道に梅雨入り発表が無いってのは、そこそこ有名なハナシよな」
ようやくエモネタ以外のお題が来た。某所在住物書きはため息を吐き、椅子に深く体重を預けた。
「あと梅雨といえば、何だ。アジサイ?てるてる坊主?ちょっと前バズった『カエル』?」
なんだかんだで自然系天候系の連想が多いけど、なんか変わり種になりそうな発想無いもんかな。
物書きはあれこれ考え、うんうん唸って、
「『つゆ』違いで『麺つゆ』……いや書けねぇ」
ひとりで勝手に飯テロを妄想し、勝手に自爆してグーと腹を鳴らした。
「明日の昼メシ、そうめんにでもするか……」
――――――
6月になった。
去年度まで部署内で猛威を振るってたオツボネ係長が去年度いっぱいで左遷になって、
かわりに来た新係長は課長にゴマスリして部下に大量に仕事を丸投げするようなゴマスリ係長で、
上記オツボネにいじめられた新人ちゃんが、5月いっぱいで辞めてった。
そんな私のとこの職場だ。新しい年度が始まって、やっと2ヶ月過ぎて、そして6月になった。
つまり梅雨だ。
東京はザ・6月、ザ・梅雨なスタートをきった。
「無事か」
梅雨シーズンは大嫌いで、ちょっと好き。
「無理をするな。つらいなら、少し私に回せ」
湿気で髪型がヤバくなるし、なにより雨で服が汚れる。それから気のせいかもしれないけど、気分がバチクソ沈む日が多くなる。大っ嫌いだ。
「私が手を付けても良い作業は?ソレとコレか?」
でも大抵この梅雨シーズンから、暑さ対策と称して、雪国の田舎出身という先輩が職場に水出しのお茶を持ってくる。それを私にシェアしてくれる。
「勝手に持っていくぞ。ミスが出たら私を恨め」
今日も休憩室のプラスチックグラスに氷を入れて、おやつの低糖質クッキーと一緒に差し入れしてくれた。
だから、梅雨シーズンはちょっと好きだ。
「今日のお茶なに?」
「あさつゆの、……緑茶のただの水出しだが」
「『あさつゆ』っていう品種?」
「そう。深蒸しだ。鹿児島産だったかな」
「この『つゆ』は好き。『梅雨』は嫌いだけど」
「お気に召して頂けて、何より」
気分が上がるまで、少しそれで休め。
付け足して私の仕事ちょっと取って、自分の席に戻る先輩。自分の水筒のフタを開けて、自分用の氷入りマグカップに、緑色の「つゆ」をとくとく注いでいく。
「お茶ありがと。飲んだら仕事戻るね」
ペットボトルのお茶と少し違う、先輩からシェアしてもらったお茶を、そのグラスの中の氷を少し揺らしてカラリ鳴らすと、
先輩は別段こっちを見ることなく、多分お礼不要の意図で、私に右手を小さくプラプラ振り返した。
【梅雨】 梅雨台詞?
「今日も雨……?また洗濯物が外に干せない」
「梅雨って湿気がすごいから、髪をセットするのにすっごい時間かかるんだよね〜……憂鬱だなあ」
ーーー
「梅雨、ですか。私の住んでいるところではほとんど雨が降らないので、少しだけ羨ましいです」
ーーー
「雨の日が続くけど、私たちのライブで、みんなに元気を届けられたらいいな!」
2023/6/1 #1
梅雨が来た
雨の薫りに
草の唄
夏の予感に
紫陽花のゑみ
【梅雨】
梅雨は、どちらかと言うと嫌い。濡れるし、セットした髪型が崩れるし、何よりも心が晴れない。あと、頭も痛くなりがちかも。
一番憂鬱になりやすい時期かな。
初めてのお題『梅雨』
梅雨が開けて空を見上げても、雨を被った花を見ても何かが足りない。君が隣に居て君が笑っていた居間に行っても何も変わらない。はずだったのに、君がそこに居るような気がして何だか哀しくもイラつきもしてついには泣いてしまった。今年も一緒に見ると決めていた花火は悲しげに散った。
雨は、正直嫌いじゃない。
雨がないと、生きていけないせいもあるし、何より、雨のお陰で美味しくなるものもある。
後は、そうだねぇ。
”梅雨”ごとに強くなる、なんて言葉もあったような?
……あれ? 梅雨だっけ??
まぁ、ド忘れする時もあるよね?
梅雨
梅雨って今年あるのかな。もう梅雨明けくらいの暑さの日もあるしよくわからないね。気温差激し過ぎて地球も情緒不安定だったりするのかな〜
雨の音聴きながら読書するの大好き。
ここにいる人たちってどんな本読むんだろ。おすすめ聞きたいな〜。
「ずっと降ってるね」
「明日も雨だって」
「梅雨入りしたからね」
静かな室内。かすかに届く雨の音。
時折、ページをめくる音、キーボードを叩く音、衣擦れの音、床を擦れる足音、二人の息づかいが響く。
「何か買いに行こうか」
「いいよ。雨だし」
「そう。……コーヒーでも飲む」
「うん」
ケトルに水を注ぎ火にかける。豆を砕いてフィルターに落ちる。お湯を注ぐと芳醇な香りが湧き立つ。
「ありがとう」
「どういたしまして」
雨音が鳴り続けている。
心地よい静けさが部屋を満たしている。
雨の休日が穏やかに過ぎていく。
【梅雨】
梅雨と言えば六月である。
そこから連想したのはジューンブライド。
梅雨に結婚式を挙げるのかなと、
ちょっとどうでもいい事を考えた。
けれど、由来は海外らしく
日本は梅雨どきだが、海外は違うらしい。
「一回り大きいよね」
「え?」
「コンビニの傘」
確かに、大きすぎるとまではいかないが、
コンビニの傘は大きい。私たちで丁度良いくらいだ。
どちらかが傘を忘れた雨の日は、
同じ傘の下、お互いが濡れないようにと、
こうやって肩を寄せ合って帰っている。
今日は私が傘を忘れた。
ことになっている。
というのも、今は梅雨の時期真っ只中で、
家を出る時に雨が降っていなかったとしても、
折り畳み傘を持っていくのがマストだ。
もちろん私も例外ではない。
今もカバンの奥に折り畳み傘を忍ばせている。
いや、忍んでもらっている。
授業中、雨が降る窓を横目に、閃いてしまったのだ。
この子と相合傘ができる、せっかくのチャンスを
逃すわけにはいかなかった。
今は踏切、私とこの子の家の中間地点だ。
だから、もう少し一緒にいられる。
踏切前での軽い沈黙。声を張るのが苦手な私たちは、
無理に話そうとするよりも、この短時間、
休憩を挟むことにしている。
「…さっきさ、」
珍しく、彼女が口を開いた。小さく相槌を打つ。
「あなたが帰り支度してる時にね?
鞄の中、見えちゃったんだけど」
あ。
「傘、持ってたよね」
やってしまった。やってしまった。やってしまった。
ばれていないと思ったのに。
爪が甘かった。
私の体が震えたと同時に、冷たい風が吹いた。
前髪が薄い仕切りを作る。
乱れた前髪の隙間から、お互いの視線が交わった。
怖い。
「怒ってるわけじゃないの」
「…この傘だって、」
「この傘だって、大きさで選んだような物だし。」
「あなたが傘忘れたって聞いて、私、
チャンスかもしれないって」
電車が近づいて来たようだ。
彼女の声も大きくなる。
「もしかしたら!」
「同じ気持ちなのかもって!!」
こんなに都合の良いことがあるのだろうか。
考えている暇も、
私はその返答をすべく、この雨音と電車の音に
負けないよう、大きく息を吸った。