『桜散る』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
詩彩音
桜が散る
花の花弁が
少しづつヒラヒラと
落ちていく
舞っていく
儚い光景を
見ている…
成長はチヤホヤされなくなってから 先輩風に緑樹も揺れてる
題-桜散る
「桜散る」
桜が満開なのを見るのは好き。
同時に桜散る光景を見るのも好き。
風が吹いてヒラヒラ花びらが舞う。
これが綺麗だと思う。
まるで別世界にいるみたい。
だから強風で一気に散るのはやめてほしい。
桜散ったあとの道路の隅とかにたまっている
花びらを見ると、「掃除が大変」とか
「花びらの上を歩くと滑りそう」と思ってしまい、
現実に戻ってしまう。
暖かく心地よい陽射しに季節の移ろいを感じ、時おり吹き荒む杪冬の風に身を震わせる。そんな初春も過ぎて、野山を街を淡く彩る薄桃色に目を癒す。
桜吹雪が、ひと足早く吹き抜ける初夏の風とともに私たちの日常を彩る。
執筆中...
昨晩、地震が発生しました。揺れが発生した地域にお住いの皆様、大事はないでしょうか。
私も、就寝したわずか一時間後のことでスマートフォンの鳴動する緊急地震速報で飛び起きた次第でございます。しかし、幸いにして私が暮らしている地域の揺れは小さく、被害は何もありませんでした。震源に近い地域の方、階層の高い建物にお住まいの方の不安は大きかったまのとお察しいたします。また、お怪我などなくご無事であることを心よりお祈り申し上げます。
桜の季節が過ぎ去っていく。終わってはやって来て、やって来ては終わっていく。毎年毎年、春が来ればまた桜の季節が巡ってくるのに散りゆく花びらを目で追う時、涙が込み上げてくるような寂寥感に襲われるのは何故だろう。
儚いから美しいのか、美しいから儚いのか。それはまるで命の巡りのレプリカ。
#桜散る
咲き誇ったたくさんの花びら
いつの間にか見なくなるよね
風に飛ばされたのか片付けられたのか
来年の春を目指して颯爽と飛んでいったのかしら
No,2 桜散る
桜は私そっくりに思える。散っても散ってもまた咲く。その時期が進学進級の時期と重なるからそう思った。環境が変わっていく中でも「進級していく」、「また咲く」。新しい気持ち、新しい葉に生まれ変わって生きていく。そういう意味で桜と私は似てるなって思う。ひとつ違うところは「散る」ところ。桜は散って生まれ変わるけど、私達人間はそうもいかない。散ることはない。散ることがあっても、それは新しく生まれ変わるために必要なことだ思う。
「んっ!この玉子焼き美味し〜」
「あっ、いつの間に!返せ!俺の玉子焼きだぞ!」
「あー、喧嘩しない」
「あはは、なんか寧々(ねね)がお母さんみたい」
「そんな事言ってないで注意したら?」
「桜は厳し〜」
「ふ~ん、なかなか美味いな」
「私の唐揚げが〜!だして!吐き出して!」
「汚くない?」
「いや、今のは多分本気で言ってないと思う」
「!ごめん、また間違えた」
「仕方ないよ、陽菜(ひな)はちょっと抜けてるって言うか天然だし」
「寧々〜!海斗(かいと)が〜!」
「先に玉子焼き取ったのは凛(りん)でしょ?」
「うっ、まぁね?でも唐揚げは私の大好物だし…」
「それは海斗にも言えるでしょ?それに取ったことには取ったんだからちゃんと謝らないと」
「……か、海斗…そのー、たまごや、き、食べちゃって、ご、めん……ね?」
「はぁ~、俺も唐揚げ食べてごめんな」
「…謝ったよ?」
「うん、偉いね〜」
「なぁ、あいつって中学生になっても他人に褒めてもらいたいの?」
「仕方ないよ〜、愛情が足りてないとか褒めてもらえないとかあったんじゃない?」
「おい!桜と優(ゆう)!別に愛情も足りてるし褒めてもらってましたけど?」
「じゃあ何でだよ」
「なんか、寧々の声って聞いてて心地良い声って言うか…」
「まぁな」
「だから、褒めてもらいたくなるの!」
「なんで半分キレ気味なんだよ…」
「くだらない事言ってるからでしょ?」
「三人ともー!集まって〜!」
「「「?」」」
「なに?どうしたの?」
「私達ってもうすぐ卒業して会えなくなるじゃない?」
「あぁ」
「だからこの紙を一枚づつ配るから、それを回して残りの五人に自分に対しての想いを書いてもらってほしいんだけど良いかな?」
「質問!何で今?まだ後一年くらいあるけど…」
「受験とか部活とかで集まれる機会が減るから今が良いと思ったんだ」
「成る程ね〜」
「じゃあ紙配るよ、隣の人に回していって」
「……紙でっか…」
「よし!行き渡ったかな?今から時計周りに紙を回していって紙が戻ってきたら終わり」
「戻ってきた…」
「終わったかな?後もう一つこれは強制じゃないけど、本当に言いたい一言だけ紙に書いてほしい」
「書き終わった紙は誰が持ってるの?」
「それは勿論私、全員が知ってるのは私の家だけだしね」
「いいんじゃない?」
「名前と一言ね、お願い」
石井 寧々
これからも友達同士でいたい
斉藤 海斗
色々頑張ろう!
池田 桜
仲良くしてたい
宮崎 優
名前の通りでいたい
高木 陽菜
もっと集まりたい
中島 凛
同窓会やりたい!!
「海斗?色々ってなんだ?」
「受験とか部活とか…人間関係…とか?」
「それより!同窓会やろうよ!今のクラスで!」
「それは、クラスの皆で相談しないと」
「同窓会やるんだったら少なくとも連絡先くらいは知っておかないと」
「それに関しては大丈夫」
「流石寧々!」
「ま、そんな後の事より今を楽しもうよ」
「確かに、花見に来てて見ないのもな」
「はいはい」
ー桜散るー
風が吹き 雨が降って 桜散る
若々しい黄緑色の葉があらわれてきた
桜の その下には
一面 薄桃色の花びらの絨毯
歩くだけで 気持ちが華やぎ 心踊る
またある日には
ベランダに そっと舞い降りた
桜の花びらを見つけて 心安らぐ
花は散ってもなお その薄桃色は
こんなにも 心ときめかせてくれる
散る頃 私はこの世にいるだろうか。
行きたくも ないのに 学校に行き
死にたいと 思いながら 同じことをやる
桜散る頃 私も散りたい 気持ちでいっぱいだ。
桜のように 散れば 楽になるだろうか
散りたくても 散れない 死にたくても 死なせてくれない
楽になりたい さくらは 私と同じで 散りたいと思ってる
俺は病気のお姉ちゃんがいる。名前は愛。小さい頃に発病してしまいずっと病院生活だった。俺は彼女がいた。でも先月別れた。理由はお姉ちゃんの病気が重くなったからだ。彼女も病気のことを知っていたからすぐに別れてくれた。お姉ちゃんはガンだった。でもお姉ちゃんは、「大丈夫、大丈夫」とニコニコしながらベッドで寝ていた。きっと一番つらいのは本人なのにと思いながらそばで見守っていた。ふとお姉ちゃんが外にある桜の木の花を見ながら、「来年も見れるかな」「きっと見れるよ」と話した。来年は俺の成人式だ。2ヶ月後お姉ちゃんは手術を受けた。何回も何回も手術を受けたが結果は変わらなかった。夏休みになると近所の子たちがお見舞いに来てくれた。だがクリスマスになるにつれてお姉ちゃんの病気は悪くなるばかりだった。お姉ちゃんは毎日毎日「桜が見たい」とつぶやいていた。1月になり俺は成人式を迎えた。成人式が終わったあと母から電話があった。「はやく病院に来て。愛が、愛が、」俺は友達に挨拶をしてから全力で走った。だけどあと一歩のところで俺は間に合わなかった俺が病室に入ったときにはお姉ちゃんは息を引き取っていた。あとから先生に呼ばれた。お姉さんは最後まで「弟と桜が見たい」と言っていましたよ。俺は誰もいなくなった病室で泣いていた。「お姉ちゃん桜見せてやれなくてごめん」俺からでてくる言葉はそれだけだった。ふと後ろからお姉ちゃんの声がした。「もういいんだよ。さようなら」俺は「さようなら。天国でも安らかにね。」と言った。どれだけ願ってもお姉ちゃんは帰ってこないから。そしてお姉ちゃんと見た最後の桜は俺の心の中で一生散らない桜となった。
テーマ【桜散る】
サクラ?
散ったがどうした
あの幹の中には、
次の「春」が眠っている。
桜が散るのと同時に
あなたへの思いも散ったはずなのに。
また今桜が咲く頃
あなたへの思いも咲きだしました。
_桜散る
桜も美しい。
そんな桜並木もすき。
だけど、
何もかも美化するくらいなら
_散ってしまえ。
なんてね。
『桜散る』
桜が散る頃って、新しい環境に慣れた人と慣れてない人が明確になっている頃だよね。
風情ある桜も、心の状態によって捉え方や感じ方が変わるのかな。
桜散る――――
桜は八分目程度が見頃と言われるが、あくまでも一般論であり、それらが全て正しいとは限らない。
俺は完璧な満開を好んでいる。それはもう明日にでも散ってしまうのでは?と思われてもおかしくない程度に花が咲き誇っている状態が好ましいと感じる。
勿論スカスカな桜など俺は大嫌いだ。中身の詰まった密度の高い桜の木が大好きで堪らない。今にも儚く散ってしまいそうな花弁と、春の訪れを木々の命を懸けて、我々に知らせてくれる桜という存在。毎年樹木の命を削りながら、我々ニンゲンを感動させてくれる。
ひらりと桜散るその瞬間が、俺にとって忘れる事を許さない一つの大切な想い出であり、余計にこの時期が恋しくて恋しくて、実に堪らない。
「桜散る」
今年も近くの小学校の
桜が散ってしまった
通る度、思い出す
息子の入学式…
桜散る中
雪だーと言って走り回る君の
ぎこちないランドセル姿
じっとしていられない君を
追いかけて手を握り
3人で撮った写真
あの桜の木の下で
そんな幸せな時間を
私たちは間違いなく過ごした…
桜が好きだ。
蕾の時期も二分咲きの時期も、八分咲きの時期も満開の時も。
だけど1番好きなのは、桜が散る季節。
「桜散る」
桜はいいな
咲いて美しく
散ってなお 皆に惜しまれる
桜茶に桜餅
みんなの大好きが詰まってるし
死体までも埋められちゃってる疑惑まである
なんてミステリアス
本当は 騒がしいのが苦手なので
酔っ払いどもが来ない
山奥のどこかで
ひっそりと咲きたかったのよ
公園に咲く貴方は言った
皆があまりにわたくしの事を崇め奉るから
長年 力を貰い過ぎて
本気を出せば嵐も起こせるの 実はわたくし
だから今年は ほんの少し 早く散った
うっすらと声に笑みを滲ませて
満足げに緑の葉をさらけ出す
なんてミステリアス
ひらりと花びらが風に降りてくる。
儚い瞬間に想い出の記憶は広がり、そして包み、閉じる。
桜は散り行くけど、これから初夏がやってくる。
桜散る頃は五月の旅に想いを馳せている。
題「桜散る」