『柔らかい雨』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
傘もささずに二人で濡れて走った
あれが世界で一番
柔らかい雨
柔らかい雨
雨が降ると子供たちは外で遊べなくなる。この保育園では雨が降ると室内で絵本を読んだり、歌を歌ったり、粘土工作したりして1日を過ごす。それでも子供たちは外遊びが好きだ。
「あめ、やまないかな。」
「外で遊びたい〜。」
「遊びた〜い〜。」
そんな時は、てるてる坊主の出番だ。
「早く、あめがやみますように。」
「てるてる坊主さん。晴れにしてね。」
秋の雨は台風のせいか強い激しい雨が多く、あまりに強い雨の時は半日保育となり給食を食べたら子供たちを帰宅させることになっている。
今日の雨は弱く柔らかい雨だ。
こんな優しい雨の時は、雨の音がが子守唄となりお昼寝の時間には、いつもより早く子供たちが眠りに誘われていく。最後に起きている保育士だけとなり、静寂な空間が広がる。
1時間もすれば子供たちが目覚め、お迎えの時間となるが、まだ雨はやまない。
お父さん、お母さんに連れられ子供たちが傘をさして帰っていく。色とりどりの傘の花が次々と咲くように開き心和む時間だ。
雨の日も悪くない。
僕の体を打ち付ける雨はたいして痛くないのに、その温かさが指で拭った君の涙とひどく似ていて、雨が少し嫌いになりそうだ。
お前と会ってたくさんのことを知った。
雲の名前、鳥の名前、人の関わり方、この世界の美しさ
お前と会って俺自身のことを知った。
強さ、友情、恋愛、愛、すき、すき、大好き
『自分を知ってお前のことも知った』
知った
知った気でいた
お前と会ってたくさんのことが分からなくなった。
胸の穴のなまえ、感情のなまえ、人生のいみ、このせかいのありかた
傑と会って僕自身のことが分からなくなった。
あい、すき、だいすき、きらい、だいきらい
『だけどね』
愛してたんだ
愛してるんだ
12月24日
享年27歳
僕の愛する人へ
このなみだ、あめは、なんて言うなまえだったの?
雨が降っていると、なんだか落ち着いた。
外に出なくていい。何もしなくていい。
私の全てを許してくれるような、そんな気がした。
私の陰鬱な気持ちに、その雨音は優しく寄り添ってくれる。
思考のノイズが心地良くかき消されて、ただ無心になる。
※柔らかい雨
雨でビッチャビチャに濡れるのが好きだった
漫画にハマって近眼になり
眼鏡をつけるようになってから
雨というのは大変迷惑な存在になってしまった
だから反射で思ってしまうんだ
雨に「柔らかい」とか「硬い」とか付けるなら
ゲームか異世界モノの小説で、バフ効果かな?と
みんなの作品を見ていると
私はお題に対して変な事を書いてるなぁと
よく思います
『柔らかい雨』
ザーザーと朝っぱらからうるさい。その正体は言うまでもなく“雨”。学校へ行くときも、授業中も、部活のときだってザーザー、ザーザー…。うるさいったらありゃしない。
俺「チッ!あ~もう!」
今日の部活は雨だからと室内に変更だ。ふざけんなよ、あ~イライラする!
雄「おい、何イライラしてんだよ笑
まさか、紗綾(さや)に会えなくなったからっ
てイライラしてんのか?」
ニヤニヤしながら聞いてくるのは幼なじみの雄太(ゆうた)
俺「っるせーよ」
ようやく部活が終わった。もう空は真っ暗。さすが冬だな。でも相変わらず雨は降ってる。
俺「傘…あ、今日チャリで来たんだった、しかも
カッパなんてねーよ。」
諦めてびしょびしょになりながら帰るか…
帰ったらまた母さんがうるさいのかな、何で世界にはこう、うるさい奴らしかいないんだろう。
体に叩きつけてくる雨は次第に強くなる。少し早歩きで帰らないと。スタスタと歩いているうちに、ふと気がついた…雨が当たっていない。頭の上を見ると大きな傘に覆われていた。
俺「え、傘…?って、うわっ!!さ、紗綾!?」
紗「……」
紗綾は喋らない、…正確には喋れないのかもしれない。ただ静かに傘を差してくれた。
俺「あ、ありがとな。ってか何でこんな時間に…
もう18時過ぎてるぞ?部活か?」
紗「……」
?「紗綾ー!!紗綾ー!!」
誰かが紗綾を呼んでいる。
紗姉「いた!紗綾…と蘭くん?」
俺「え~っと…誰すか?」
紗姉「ごめんね笑、紗綾の姉だよ。紗綾ってば
蘭くん今日自転車で来てたのに雨具持って
なかった!なんて言って、走って出てったの
笑。本当に焦ったよ…」
俺「え、そうなの?あ、ありがとう。」
紗「……」
紗姉「紗綾もよかったって思ってるよ。家まで
送ってくよ!一緒に行こ!」
俺「ど、どうも…」
さっきまでは当たりが強かった雨、でもその雨にも少し柔らかさが増した気がした。
END
2024.11.6
誰だって、むちゃくちゃにちぎれた虫の死骸みたいに気持ち悪い願望をもってるはずだ。
それで、それをときどき、無制限に吐き出したくなる時だって、あるはずだ。
僕はただ、あなたにみられることの無い肩を手で包み込んでいる。
ああ、この惨状をあなたにみせつけることができたら……
あなたはなんて言うだろう。
「ここにいるよ」
そう言ってくれるだろうか。
「だいじょうぶだいじょうぶ。
こわくない、こわくない」
そうして、僕の背中から腕を回し、しずかに寄り添ってくれるのだろうか。
あなたの胸は、ちいさいのに、包容力は、母よりあった。
「オイラもアンタがすきだぜ」
あなたは、僕の背骨にかたい頬をすりよせて、僕が見ているか見ていないか関係なく、ゆるく微笑むんだ。
そしてきらめくあなたの瞳で、僕の顔を見あげてくれるんだ。
「……な。だからだいじょうぶだよ」
そう言って、目をとじて、フーッと、笑うみたいに息をはいて、スリスリと頬を……ほんのりとあつい頬を、押し当ててくれるんだ。
僕はただの親善大使で、あなたはあなただ。
だからムリだ。
それがどれだけ悲しいことでも、変わりはしないんだ。
「そもそも、オイラみたいなやつが。
アンタ以外と……こんなふうになれると思うか?」
顎に汗がつたって、足に落ちた。
しずくが冷たくて、あなたの体温が背にはない事を強調した。
「なれる、なれる、あなたはすごくいいひとだ、僕よりも、ずっと」
ごまかすように、まくしたてた。舌をかみそうだった。
「アンタくらいだ。
オイラを“いいヤツだ”なんて言うの」
あなたは黙っていない。あなたは喋ってくれる。あなたは僕を、見てくれる。
あなたは……
僕の言葉は、ながれおちる汗のしずくのように、口に出した途端にひどくなる。
あなたはしばらく僕の背にくっついたまんま、もたれかかってくれていた。
僕はあなたの心地よい重さを背に感じる。
「……アンタをわすれないよ」
あなたは僕からすべてを離して、僕が不安になったら、ポンっと肩に手を置いた。
「ほら。だってオイラ、アンタが言うところのいいヤツだから。
な?安心しなよ」
ああ……あなたはあたたかく微笑んで、あなたはあなたのままで僕を愛せて、僕は僕のままであなたを煩わせない。
あなたが存在する。僕も存在する。
そしてふたりで幸せになる。
そんなエンディングがあったら。
いや、僕らのエンディングが、スクリーンの外にあったなら……あるいは。
僕はあなたの肩を、思いっきり抱きしめられたのかもしれない。
そしてあなたは、春風にふかれた草花のようなさわやかさで、微笑むんだ。
僕は言う「あなたがすきです」。
あなたは目をそらして、ついには顔を下げて、ただひかえめに笑い……
うみの底のさかなが、ちょっとおびれを騒がせたのを、水面から聞いたみたいなほど。ちいさく。
「オイラもすきだぜ。フリスク」
つぶやくんだ。
つぶやいてくれるんだ。
つぶやいてくれたらな。
僕はただ、あなたにみられることのない肩を手に包み込んでいる。ひとり、震えている。
〚柔らかい雨〛
あなたがいると、雨なんか嬉しいと想ってしまうの。
僕だけかも知れないけど。
雨も晴も、僕はだいすき、だから神さん。
"今日もありがとう"
この時期は雪国は冷たい雨が降る
柔らかい雨も降るが
みぞれが混じる激しい雨も多い
冬を告げる雨だ
冬支度を色々しなくては
柔らかな雨が
君を包んでいる。
旅立ちの時に
別れの涙が君を包んでいるようだ
心配ないよ、
離れていても、
心はいつも
隣にいるから。
集団の中で、「異質」は個性ではなく欠陥とされた。周りと違うことは、蔑み、敬遠される。
その醜さと恐ろしさを知ったので、何もかもどうでも良くなった。
それなのに、あの人は無責任に優しくするので、
私は柔らかい雨の中泣いた。
雨がいずれ乾いて、そしてまた独り。
自分では潤せない地面の渇きを
誰かの雨だけが優しく打つ
降られれば二度と戻れない
傘を差すまでもなく柔らかい雨
数え切れないそれら全てが心のかけら
ポカホンタスというディズニー作品がいちばん好きです。
雨の一粒一粒だって心も名前も魂もあって、みんな友達で、死んで誰かの糧になりまた巡る。ライオンキングのサークルオブライフでもありますが、命は丸いというフレーズが私を形作る芯になってくれてます。1人じゃないと思えるからとても素敵。みなさんの心の支えになったものは何でしょう?映画?ぬいぐるみ?だれか他の人?集めたら雨よりたくさんあると思うとワクワクしますね
柔らかい雨
【柔らかい雨】
しと、しと。しと。
ぼんやりと空を見る。柔らかい雨が頬を濡らす。
仕事でやらかして落ち込んでいる脳は、思っていたより疲れていたようで、あぁ、雨か、なんて気付くのにも大変時間がかかってしまった。
どんよりと曇った空はこれから天候が悪化すると告げているようだった。
ぴとん、と目に雨粒が落ちる。
ぼやけてしまった視界。ゴシゴシと目を擦る。
段々雨粒が大きくなっている気がする。
早足で家へ帰り、窓を閉める。
暗い部屋の中で冷たい床に腰をおろせば、まもなく外から強い雨の音が聞こえてきた。
ちょっと、寒いな。
ベッドから毛布を引きずり下ろし頭から深く被る。
今日は本当にツイてない。
まぁ、こんな日もたまには良いのかな。
るあ
「柔らかい雨」
柔らかい雨が降る。
気持ちいい雨の音が心に染み渡っていくと私は傘をさしながら思うのだった。
外に出ると雨が降っていた。傘をさす程でもない、霧吹きで撒かれているような雨だ。傘がないだけで気分は爽快だ。水溜まりは一つもなく、靴に水が染み込まないように必死に避ける必要もない。肌が少し湿ってきたが不快感はなく、むしろそのつめたさが良いとすら思った。いつもの雨と比べてだいぶ寛容でいられる。柔らかな気持ちのまま駅に着き、電車へ乗り込んだところ盛大に足を滑らせた。足元が湿っていたせいだろう、肝が縮み上がった。
さっき寛容でいられると言ったな、あれは嘘だ。
柔らかい雨
会いたかったあの人に会えなくなって一年が過ぎた
どうしようもなく塞ぎ込んだ日を送ったわりには、ちゃんと生きている
お腹は空くし、馬鹿げたバラエティ番組を見て笑ってる
朝も時間通りに起きて、支度して家を出る
正直、まだ胸はチクっとするけど
そのうち、忘れてる時間の方が多くなるだろうこともわかってる
信号が青に変わった
もう傘は要らない
柔らかい雨が降る空から一筋の光が差した
end
初めて君を見た時から
僕は恋に落ちて
ずっと一緒にいると誓ったのに
君はもう居なくなってしまった
もう二度と会えない君を思いながら
僕は雨に打たれている
これはきっと君の涙で
世界で1番柔らかい雨
《柔らかい雨》
#85
柔らかい雨、私にはくすぐったい程に嫌なのだ。
強く痛い雨の方がなんてこともないのだから。
こんな私でも、こんな見た目であっても、
受け入れて認めてくれる人。
それが、
"アナタのためだから。"
さぁ、此方の世界へようこそ。
楽しみのデザートだね。
終わり。
(柔らかな雨。)🦜
僕が・・・・
知ってる雨はね。🦜
・シトシト降る雨。
・ザーザー降る雨。
・小雨。
(でもね)
✣柔らかな雨。は
知ないんだよ。🦜
(だから)
「少し怖いけど
眷属仲間の
龍、しゃん。に
聴いてみたんだよ。」🦜
《姿は物凄く怖いけど、
優しく教えてくれたよ。》
✣其れは、[穀雨]と
云って、
✣五穀豊穣を齎す
恵みの雨なんたって。🦜
❝龍、しゃん。は眷属の
頂点に立つ。神様に
近い存在なんだよ。❞
【龍神。とも呼ばれるよ。】
❣お話が、逸れてスミマセン
でした。🦜🦜🦜