『枯葉』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
落葉が
たくさんあるところを
敢えて
歩いていく。
カサカサ
カサカサ
カサカサ
なんで
わざと
踏んでみたくなるのか。
この音が
心地いいのかな。
この感触が
楽しいのかな。
わたしも
子供の頃
同じこと
やってたなぁ。
#枯葉
1日1回、部室棟の角にある化学部部室を見に行くようになって、早3ヶ月。枯葉は落ちて学年が1個上がり、卒業がスタート地点からよーいドンで走り始めた。追いつくのも時間の問題だ。
そのタイムリミットまでに、俺は化学部部室へ入らなければならない。扉の上の方のガラスに貼られた『私も』の意味を、中にいるメガネ女に聞かなければならない。そう思っているのに、いつもドアノブに手をかけては諦める。
「あー……また来るか」
毎日それの繰り返し。
「いい加減にしろ!」
今日も今日とて、化学部部室に背中を向けて立ち去ろうとした。だけど、扉が勢いよく開いて、顔を出したメガネ女が叫んだ。何事だ、と向かいの書道部部員が顔を出す。すみません、と一応頭を下げれば、書道部部員はすぐに頭を引っ込めた。
「なんなんだ君は! 私をいつまで待たせる気だ! 毎日毎日、来るだけ来て終わりか!」
「なっ……なんで、知って……」
「影くらい見える! 本当に……いつまで……」
しゃがみこんで、大きく溜め息。
参ったな。急だからなんて言えば良いか分からねえ。
「えっと、あー、その、アレの意味って……」
「……まさか分からないとか言わないよな?」
俺の指を追って、メガネ女はまた溜め息をつく。
いや、意味はなんとなく分かる。分からないフリをして逃げているだけで。
唾を呑む。ごくり、喉が鳴った。
「……お前も、俺に会うために部室にいたって、ことだろ?」
俺の告白紛いの『お前に会いに部室に来ている』に対して、奴は返事をしたわけだ。
「分かっているなら、喜んだらどうだ」
「いや、その……まだ信じられないっつーか、そんな訳ないよなって思うっていうか」
「はぁー……君は本当に……」
「なんだよ」
「私も君が好きだ、とこう言えば分かってくれるのか?」
下から睨みつけられて、思わず顔を背ける。
こいつ、たまにこういう直球なところがあるから苦手だ。
「……充分分かってるよ」
「なら良し。さ、中に入ろう。君に話したいことが沢山あるんだ」
「はいはい」
久しぶりに化学部部室に入る。
相変わらず中は本が散乱していて、ちょっとホコリっぽい。でも、あの日枯葉をつけていた外の木は、すっかり桜が咲き誇っていた。
枯葉
人生で例えるなら
今、枯れてきているだろう
今までの経験は自分で得たもの
これまで経験してないものを
あとどれだけ経験できてるのか、わからない
明日死ぬかもしれないなら
ほんの少しでも何かにチャレンジしてみたい
そんな人生を送りたい
K
【枯葉】
暑さも和らいで段々と肌寒い季節になってきた。
上を見ると、瑞々しさを失った枯葉が木の枝にしがみついている。
風が吹く度一枚、また一枚と枝から引き離される。
夏にはたくさんの衣をつけていた木々も、今はすっかり葉が抜けて寒々しい。
さて、掃き掃除の続きをしようか。
きっと、綺麗にしたところで数時間後には風で運ばれてきた枯葉が、また地面を覆っているのだろうけれど。
"桜綺麗だね"って微笑み合う時間も好きだけど
季節が変わって紅葉になって
紅葉が枯葉になっても
"秋になったね"って微笑み合える時間も好き
枯葉を掃除しないといけないのは
少しめんどくさいけど
私は乾燥してる枯葉を踏むのが好き
パリパリって音を聞くのが
気持ちいいって感じる。
今日も色んな好きを見つけられたらいいな
─────『枯葉』
「俺は枯葉がいいな」
好きな花をきいてるのに何だこいつは。ほんと読めないやつだな。
「葉っぱだし枯れてるじゃん」
「それがいいんだろうがよ」
「何がそんなにいいの?」
「最初はなんも目立たない緑の葉っぱだろ?んで、どんどん枯れて、地面に落っこちて死ぬだろ?そんな人生がいいんだ」
あいつの顔はいつも以上にキラキラしている。
「ただ枯れて死ぬのがいいと?」
「ちっとは考えろよ〜。枯れる前にあるだろ?紅葉」
意気揚々と話し出した。
「普段は目立たないで、そのへんに転がってる葉っぱだけどさ、紅葉の時期になるとみんなきれいきれいって絶賛するんだ。たったの何週間だけど、その時だけは何よりも目立つんだ!どんなものよりも一番綺麗な花を持てるんだよ!俺もそんな感じでさ、人生でたった一回でいいんだ。花を持ってみたい。輝きたいんだ」
熱弁が終わった。
「お前、ほんといいやつだよな」
「そうか?」
「お前が友達でよかったよ」
「俺も!」
「本当はその先に行きたいけどね…」
「何か言った?」
「別に…」
お前が花を持ちたいなら、私がお前の花になってやる。
お前がたった一回輝きたいなら、私がこのたった一回の人生ずっと輝かせてやる。
絶対に。
いい話のようで、そんなに面白くない気がする。
平和な話書いたら狂気が思いつかなくなってしまった。
どしよ
お題:枯葉
私は思い出す。
あぁ〜あのベンチに座ってよく話したなぁ。
あれは8年前だ。
君と一緒にいつものように楽しくお話ししてた。
ただ1つ違ったのは、その日枯葉がたくさん落ちていたことだった。
「まるで絨毯みたい!キレイだね*☆」と言うと、
「そうだね!キレイだ*☆よく変わってるって言われるんだけど、俺はこの枯葉をクシャクシャにする音が好きなんだ。」そう君は言った。
2024/02/21
お題:同情
薄っぺらい同情はいらない。
同情のフリはやめてくれ。
ちゃんと知ろうとして。
ちゃんと知ってから、初めてしてほしい。
2024/02/20
枯葉
パキパキと枯葉を割りながら、箒で枯れ葉を吐く。
吐いた枯葉をまた割って、枯葉の残骸積み上げた。
吐いて、掃いて、履いて
掃除にはならなかったけれど、楽しかったのでヨシ
この葉のように、
いつかはみんな、落ちていくんだろうな
生き物を飼わないようにしている。
一人暮らしの寂しさに、ちょっとした鉢植えを買った。
スーパーで売っていたよく知らない植物だが、それでいいと思った。知らない方が成長が楽しみだと思った。
毎日毎日仕事に忙殺されていた。休みも少なく、たまの休みは家で眠るだけ。そんな毎日だった。
最初はちゃんと水もあげていた。大きくなるのが楽しみだった。
それが、日々に追われ、毎日の水遣りが数日に一回となり、いつしか存在を忘れていった。
気付いた頃には枯れていた。
枯れ落ちた葉をつまむ。
呆気ないものだ。しっかりと世話をしないと、こうも簡単に枯れてしまうのだ。水と、栄養と、愛情を込めて育てないといけないのだ。
日々に忙殺される私のように。
何もなければ簡単に死んでしまう。きっとこの植物は自分と同じだった。
寂しさで傍に置かれ、忙しさに忘れ去られ、何もなくなって死んだ心。
生き物を飼わないようにしている。
きっと私には育てることができない。
もう何も失わず、もう失われたくなかったから。
『枯葉』
紅葉のころは
持て囃され
今では
踏みつけられ
養分になるだけ
枯葉が舞うこの季節
君が去った
冷たいベッド
かすかな君の髪の残り香
君に似た人とすれ違うと
僕はその香りを 追い求めてしまう
君の肌のぬくもり
今はもう冷たい僕の左側
僕にささいな日々の喜びをくれた
ありがとう
そっと空に呟く
ちくしょう
そんなこと 夢にも思ってないのに
【枯葉】
「枯れ葉」(一行詩/三連)
ざくざくり枯れ葉を踏み潰し音を奏でたる
◆
放り投げては払いを繰り返しす鳩の餌の時間
◆
枯れ葉の下に潜り遊びするはかしまし娘たち(※)
※雀
『お気に入り』
子どもの頃は
会社に来る歳の差20歳のお兄さん
ホームセンターの金庫売り場
母と行った岸壁のお絵かき
理解していて、違和感なく表現できたのに
いつからかおもちゃすらなくなっていた。
あなたは?
悲しい結末のものは好まない
乙女心に振り向く時間さえ愛おしい
母の作った好物のから揚げ
理解には、ネジが抜けて追いつけないの
確かなお気に入りのおもちゃを見つけてね。
大好きな君へ
私より長生きして下さい。
健康に気をつける君
安心します。
でも時より行き過ぎた健康的で
心配になります。
水の飲み過ぎです。
ちゃんと食べて運動して汗をかいて欲しいです。
ストレス発散を定期的して下さい。
私より先に空に帰ったら、
悲しくて怒ります。
立てなくなりそうです。
枯葉と聞くと私は秋が頭に浮かぶ。今年は遠出でもしてどこかに秋を見に行こうか。
枯葉を踏んだ時の音が好き。
ぱりっ さくっ じゃくっ
踏んだ時のタイミングや力加減で色々な音が鳴る。
まるでオーケストラのよう。
私は枯葉を踏みしめながら、指揮者になるのだ。
枯葉
はらはらゆったり木から落ち
縦横無尽に舞いあがり
端のほうでくるくると回転
穏やかなそよ風、荒れる暴風、小さなつむじ風など
枯葉は目に見えない風の動きを見せてくれる
夏の後に続くからなのだろうか。秋は冬よりも寂しく感じる。
冷たい風が吹きつけ、日も短くなり、紅葉の綺麗な時期も終わって、暖かな彩りをしていた木葉が次第に色褪せるのを見ると、なんとも切ない気持ちになる。
でも、それでもこの季節が愛おしいのは、枯葉に自然の美しさが詰まっているからなのだろう。枯葉のカサカサと風でなびく音や、落ち葉を踏んだ時のパリパリと鳴る音、雨で湿った枯葉の匂い。辺りを赤茶いろに染める枯葉の絨毯とカーテン。ゆらゆらと、優雅に落ちていく枯葉の様子。
秋が招く静けさは、こうして自然に目を向けさせてくれる。