『枯葉』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
枯れたのに「落ちてはだめ」と言われては、誰のためにもならないものを。
/お題「枯葉」より
君と初めてあったこの道
並んで歩いたこの道
今はない右手の温もりを探して今日もこの道を歩く
枯葉が敷かれたこの道
君がいなくなってもう1年
この手の中の温もりはもう無くなってしまった
枯葉
枯葉が足下でクシャリと音をたて
粉々になって土に還っていった。
私も生ききった後は、土に還って
新しい生命の養分になろう。
全ては循環されるのだから。
足下の枯葉にそんなことをおもう。
「枯葉」
枯葉が木々から落ちる頃、
私はどうなってるのだろう。
あなたを忘れることができているのかな。
あなたを忘れるために今の場所から離れた。
枯葉が木々から落ちる頃
新しい場所、新しい人間関係に慣れてきた頃かな。
でも、枯葉が木々から落ちた時
きっと私はあなたを思い出す。
だって、あなたとの思い出の季節だから。
私は、ずっとループしているような気がする。
『”今日”』という一日をずっとずっと.....。
そうつぶやいていると『ねぇ』と声をかけられた。
『はい!』と大きな声で返事をして振り返ると、
私の大好きな彼氏である琅夢(ろうむ)くんがいた。
篠影 琅夢(しのかげ ろうむ)くん (通称 琅夢くん)は、
アイドルをしていてsyRuGeRs(シュルガーズ)という
グループのセンターをしていてファンの人数も1万人
以上という。そして、最初にも言った通り...私の彼氏。
「ねぇ、紫乃.....俺の話ちゃんと聞いてる?」
「ん?ごめん....聞いてなかった。もう一回!」
ちなみに、彼は私と幼馴染であり私の最推しである。
なぜかsyRuGeRsのメンバーは、みんな私のことが大好き。
そして、私も全員が最推しだからある意味.....神なの、かな?
「だから、俺のことばっか考えてないで前に進めっつってんだよ。」
「なんで?かっこよくて大好きな彼氏は置いてったりしないよ。」
最近では、こんな話ばかりで水族館とかも駄目って言う。
最初は、こんな感じじゃなくてもっと私に寄り添ってくれる感じ。
「はぁ.....お前、忘れたのか?俺は3年前に交通事故って言ったじゃん。」
「交通事故....?な...何言ってんの?だって、私のこと置いてかないって。」
そうだ、私は3年前から....琅夢くんから離れられないで時が止まったままだ。
なんで....こんな大切なことにいままで気付かなかったんだろう。私....最低.....。
だから、syRuGeRsが解散して....私は哀しくって前に進められないでいた......。
「ごめん、ありがとう。琅夢くん、私は....一人でも頑張って前に進むよ!」
「やっと気付いてくれたんだ。うん、一人でも頑張って前に進め!」
哀しい現実から目を背け続けてた私でも、前に進めますように。
いままで、私が目を背けるために.....ループさせ続けてた今日にさようならを。
お題:【”今日にさようなら”】
風が吹けば揺れ、耳をすませば聞こえてくる。
一見儚く一瞬だが、桜と違えども
また見えてくるものがある。
涼しげに落ちる終わった役目と、
どれだけ重ねる人が居るだろう。
朽ちようがそれはまだ生きている。
あっさり飛んで、掴めば綻ぶ切なさよ。
それでもまだだ。
生きている。
それを美しいと言えるかは
きっと誰もわからない。
枯葉
枯葉が落ちていると踏みたくなるのは私だけ?
私は落ち葉を踏む音が好き。
沢山葉っぱが散ると冬になる。
冬になると私は水溜まりの上にできた氷を踏んで遊ぶ。
私は氷を踏む音が好き。
日本の四季は沢山の音で溢れているのかも。
枯葉(2月19日)
僕は枯葉と落ち葉の違いが分からず
この文を書く前に調べてみた
そしたら枯葉はまだ枝に付いている葉
落ち葉は下に落ちてしまった葉
ということだと知った
枯葉は葉が枯れてしまったけれど
まだ落ちてはいない
最後まで落ちないように頑張る
これは僕達にも同じようなことが
言えるのではないだろうか
例え 失敗してしまっても
最後まで諦めないで頑張る
そう思うことが大切だと思う
"枯葉"
この頃暖かくなってきて、雪が日に日に少なくなっている。
雪の中から枯葉が見えたりすると『春へ変わる為の準備に入ったな』と、喜びと寂しさが混ざった気持ちが湧いてくる。
もう少し暖かくなったら、久しぶりにハナを歩かせるか。
雪の中の枯葉とかゴミにじゃれそうで心配だけど。
というか雪の中にダイブしそうで危なっかしい。
溶けかけの雪は固くて危険な上に雪自体がそもそも汚いので、近付かないようにハーネスをしっかり握っていなくては。もし近付きそうになったら、抱き上げて距離をとってから地面に下ろそう。
枯葉が地面に落ちる。
かわいそうだね。
だって、1年も生きられないんだもん。
じゃあ、私も枯葉と一緒だね。
でも、枯葉になりたかったな。
そしたら、風に乗ってどこまでも行ける。
『じゃあ、集められて燃やされたら?』
――いいや。来世は長生きしよ。また人間に生まれて。
枯葉をひろって それをみつめる。
ボロボロになっている姿。
まるで僕のようだ。
昨日、詩のような感じで書いてみました。
下手すぎてびっくりしました。
詩人の方々の凄さを身に染みてわかりました。
今回は普通に書こうと思います。
よろしくお願いします。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
枯葉
道を歩いていると枯葉が落ちている。
それを踏むのが好きでね。
パリパリってなるのがたまらなく好き。
海苔を破る?時になる音に近いかな。
小さかった頃は親からわざわざ離れてでも踏みに行ってたな。
今思えば、自然を殺してるね。
大事な物なのに。
人間ではあんなに美しく逞しく育てることのできない自然。
小学生の頃かな。
秋ぐらいにあった遠足で松ぼっくりとかどんぐりを見つけるために枯葉を触ってた。
その後の手なんて、、すごく汚かった。
手を洗いたい衝動に駆られたよね。
あの時から床や地面に落ちているものに素手で触ろうとしなくなった。
手を大事にするようになった。
そして、軽い潔癖症になった僕。
一番風呂じゃないと入る気がなくなるようになってしまった僕。
まあ、悪くないね。
潔癖症はいいものだと思う。
重症過ぎるのはあんまりだけど。
だから、これからは潔癖症を共に人生を歩むよ。
君の書いた文章を読んでは涙する
君の声を聴いては癒される
こんなにも俺の心をかき乱す人は
ただ君だけ
枯葉
あの葉が落ちたら僕はもう…
なぁんて言ってみたり
枯葉はカシャカシャと音を立てて、
子どもたちのダンスの伴奏を奏でてくれている。
「見て!!見てて!」
彼は微笑んで、二人の子どもたちを見つめながら携帯を取り出して
パシャッと一枚写真を撮った。
見ていますか。あなたの子どもたちはこんなにも大きくなって、本当にいい子たちに。
「おかあさーん!!見て!」
…見ていますよ。僕はこんなにも近くで。
彼は、お母さんと呼ばれた彼女の手を握ろうとして、でもやめた。
あのね、僕はあなたという人に会えて本当に本当に幸せだった。
【枯葉】
「あれ?この辺だと思ったんだけどな…。」
だいたいの方向は合っていて、表記された所要時間は過ぎている。
「ゆっくり歩いて来たから、もう少し先にあるんじゃ?」
少し、遠い気がした。道を間違えているなら、早めに引き返したほうが良い。
「ちょっとココで待ってて。聴いてくる!」
メインストリートが幸いして、人通りは多いので、行きたい方向から戻って来ている人たちに声を掛ける。
「すみません。道を訊ねたいんですけど、これっぽい所、向こうにありました?友達と一緒に行きたくて。」
事前に調べていた施設のアクセスマップを見せる。
「え?あったっけ?…ドコ?あー、あったわ。でも、ドコ曲がるの?ちょっと入った所にあると思う。」
わいわいとカップルが、話してくれる。
「迷子かね?アラ、何処に行きたいの?」
気の良さそうな老夫婦が話し掛けてきた。
「友達と一緒に、ココに行きたくて。」
あっと言う間に、色んな人に囲まれてしまって、あぁでもないこうでもないと賑やかになって、結論が出た。
「皆さん、ありがとうございます!デートとお出掛け、楽しんで来てくださいね!オレも楽しんで来ます!」
木枯らしが軽く走って行って、枯れ葉が宙を舞う。
「わ、待たせちゃってる。」
大きく手を振ると、俯向いている顔が上がって、小さく手を振り返してくれるあなたがいた。
人集りを掻き分けて、ぽつんと佇むあなたの元へ駆けていく。
「お待たせ、かっちゃん。道、聴いてきたから。こっち、行こう!」
あなたの隣に、1枚の枯葉。
(一緒に待っててくれたんだ。ありがとね。)
あなたの手を取って、見送ってくれる人集りに手を振った。
「行ってきまーす!」
ぺこりと会釈するあなたの手を引いて、歩き出す。
生まれて生きてそして枯葉の様に朽ちていく。
人間に限らずその瞬間は必ず訪れる。
「私はなぜ生まれてきたのか。」
「私はなぜ生きているのか。」
そんな問いが1度は頭をよぎる。
果たして生きるだけでそんな理由はいるのか。
本当に贅沢な悩みだ。
失笑するよ。本当に。
理由なんて今考えなくてもいい。
理由をつけたいならあとから付ければいい。
この世界は何でもあってなんにも無いかもしれない。
そんな世界で君はいつかかけがえ無いものを見つける。
こんな世界で小さな幸せを見つける。
人生は辛いこと苦しいこと楽しいこと嬉しいこと。
年齢を重ねる度に積み重なって層になっていく。
それが人生だ。
若葉から枯葉へ。
そしていつか朽ちていく。
それは変えることが出来ない人生。
それが人生。
1度きりの人生。
今を一生懸命生きていく。
ただそれでいい。
【枯葉】
枯葉
枯葉が落ちて
季節が巡って
葉が実り
蕾ができ
花が咲く
花びらが落ち
実ができ
落ちて
枯葉になり
落ちてゆく
永遠に続く
人間だって何時かは枯葉と同じ様になる。
た 努 だ 力
平 し
凡 て
に 生
生 き
き る
る
僕は、キョウチクトウという木が好きだ。
これがどんな木かみんなは知らない。
今日は、彼らを誘ってバーベキューをすることにした。
もちろん。使う木はキョウチクトウ。
僕も彼らも喜んでその木を使う。
あぁ、枯葉も使おう。
木の枝も全部。
たくさん煙を吸ってそれで…。
タイトル:枯葉
さく、さく、さく...
「枯葉」を踏んで歩く
すっかり冬の匂いがする
鼻先はツンと寒く
吐く息は白い
耳は真っ赤に染まる
こんな日は窓際で読書かな、
あったかいココアでも飲んで。
そうなりゃすぐ帰ろう。
さくっさくっとリズミカルな音が道に響く、
家はもうすぐそこだ。