枯葉』の作文集

Open App

枯葉』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど

2/19/2024, 10:13:55 AM

春には満開の花を咲かせていたのが
夏になると緑いっぱいになってセミの音が聞こえる
秋は緑から黄色やオレンジに変化し風に舞い、鮮やかな道ができる
冬は寂しいけど花を咲かす準備をしているその姿さえ美しい


お題[枯葉]
No.79

2/19/2024, 10:12:08 AM

クシャ、カシャ……枯れ葉の上を歩くたびに音がなる。

枯れ葉の層は、やがて土に還り、土の養分となるらしい。

その光景を見たことが無い、幼い私はその事実が信じられなかったっけ…。


自然は、めぐる。

だからこそ、美しい。

2/19/2024, 10:09:48 AM

秋には枯葉のような。
春には萌芽のような。
季節によって、ねるねるねるねは、
色の変化で楽しませてくれる。

2/19/2024, 10:08:57 AM

地に落ちて踏まれた葉を眺めている。
 君が、青々とした若葉なら、私はこれだ。
 だから、君の手は取れない。
 ありがとう。ごめんね。
 どうか、素敵な人と幸せになって。

2/19/2024, 10:07:59 AM

枯葉が落ち、新芽が芽吹く
花が咲いて実がなる

人生も同じ

枯葉が落ちても、最後は
実がなるような人生に

2/19/2024, 10:07:19 AM

アスファルトに落ちた枯葉はかさりと乾いた音を立てて靴底で割れた。

いつだったか葉が落ちてもまた新芽が出ると、輪廻だか次世代への礎だかという寓話を書いた本が流行った事を思い出した。

そんな事は百も承知だ。
けれど今バラバラになった朽葉はこの世界にこの一枚きり。他にとって変われるものなどない。
それもまた真実。


『枯葉』

2/19/2024, 10:07:07 AM

枯葉って普段、道路に落ちていても気にすることがない。でも、たとえば日本庭園などで白砂の上に一枚ぽつんと落ちていると、途端に気になる。
 庭師の仕事は掃除にはじまり、掃除に終わるという。彼らは枯葉一枚見落とさない。今日もどこかで訪れた人のために美しい庭を整えている。
 では、道路の枯葉は誰がどこで掃除しているのだろう?
 いつの間にか現れて、知らぬ間に消えていくもの。しかし実態がある以上、何かしらの力が働いて、枯葉は消失しているはずだ。
 見えない力。意識しない日常。そうして世界は回っている。

2/19/2024, 10:06:37 AM

枯葉が落ちる

恋に落ちる

落ち葉がムードを作り出す

私のこころの様な赤い葉

私をあざ笑うようなからす

彼がこちらを向くことはもう無い

2/19/2024, 10:05:51 AM

「枯葉」

木枯らしが吹く。
街の片隅に、
舞い落ちた心は何色か。

君の色が見えないままで。
枯葉を掴むそんな一日。

2/20/2023, 10:06:52 AM

枯葉

茶色で、シワシワ

木枯らしに飛ばされて
高いところから、落ちていく
踏むと、ザッカザッカと音が鳴る

カサカサで軽くて、いくらでも落ちてくるし飛んでくる
邪魔者扱いされてホウキでサッと寄せられて
どこかへ捨てられる


くすんで、たるんでく皮膚
ギコギコ音を立てる関節
忘れっぽくなる脳みそ
世の中の情勢についていけなくなり、
そんな自分にもガッカリする

何度も人にものを聞き返したり、
突然、行方不明になって、町内放送で名前と背格好、
着ている服なんか放送される
暑さ寒さも感じにくくなるらしい

私も、きっとたくさん、人様のお世話になる
まだ、誰の世話もしたことないのに申し訳ない


でも、抗いたい気持ちはある

皮膚も関節も、骨も、永遠ではないけど
青い時代には戻れないけど

生きてる限り自分の足で歩いていたいし、
好きなものを見て、聞いて、食べていたい
そして世の中の存在すべてに感謝と敬意を忘れずにいたい

私、今年で80だけど、
これまで大きな病気ひとつなく、
今だって薬なんて1つも飲んでないわ、
足腰もまだ大丈夫!
昨日は孫と1日中外で遊んで、
そのあとステーキを食べたのよ、
もちろん、自分の歯でね!
…これって、とてもありがたいことね。
と言ってたい

枯葉なりに社会の輪にまざって、
枯葉同士の仲間をつくって、心豊かに暮らしたり
青い人たちと交流できたりしたらいいのに
お節介と言われない程度に…

まあ、青い人たちをみて
私の時代は、こうだった、と懐かしく思ったり、
老いて思うように動けない自分自身や、
今時の考えや風貌の若者に嘆いたりするのだろうけど

それでも自分と、他の人たちとうまく関係を築いて
何か些細なことで社会の役に立って、
認められたい
枯葉でも、ここに居ていいよ

少し力を貸してほしい、なんて言われたら嬉しいし
死んだ後も、誰かの心によい思い出として残っていたい

だから自己満足ではない方法で、社会の役に立ちたい

2/20/2023, 9:59:22 AM

病室の窓からは名前の分からない木が見えていた。
葉はほとんど枯れ落ちていて、寂しい枝だった。
空席が目立つ病室で、カーテン越しに話した女の子のことをたまに思い出す。
思えばあの時から始まっていたのかもしれない。



「七咲先輩!見てこれ!」

裁判後に「勝訴」を知らせるようなポーズで白石千尋は入部届を持ってきた。

「入部届……マジ?」

「大マジ!ウチのクラスの彩音ちゃん!」

遅れて、気だるそうな女の子が入ってきた。
くすんだ金髪の根元は黒い。
僕の顔をじっと見て、首をすくめるような仕草をした。
多分、会釈だろう。
入部届けには整った字で篠塚彩音、と書いてある。

「よろしく篠塚さん。白石の友達?」

「です。ダンス、興味あって」

白石の方を見ると、ニヤニヤしている。
入部者集めの功績が誇らしいのだろう。

「そっかそっか!でもようやくこれで部として認められる、よな?」

白石に視線を渡すと、自信満々に頷いた。

「そりゃそうです!先生が言ってた部員3名の条件はクリアしました!これで文句は言わせません!」

「だよな!じゃあ早速職員室行こう!篠塚さん時間ある?」

「いいですよ」

机の上の入部届を3枚集めて、職員室のある2階に降りる。
これで我が部がようやく成立する。

「お前ら、マジで言ってんのかこれ」

意気揚々とやってきた僕たちを見て、神田先生はため息をついた。
僕と白石は口角を上げる。

「提示された条件は満たしてあります。部員3名、でしたよね」

「俺は全然構わないんだけどな。生徒会の審査通るか?これギリギリアウトだろ」

先生が悩む様子で見つめる書面には、3人それぞれの名前と、部活の名前「文芸・ダンス部」と書かれている。

「えー、どこがアウトなんですか?」

白石が不満そうに聞く。

「活動場所と内容。まず場所だが、文芸部なら部室1個で足りるけど、ダンス部は使える場所がない。そんで内容だが、部費を出して活動を認めるなら、活動実績が必要になるんだ。例えば文芸部だったら、文化祭までに文集作るとか。普段の言動からの推察だが、白石くん、文章書くのとか苦手だろ?」

2/20/2023, 9:39:40 AM

歩道の上で
くるりと丸まった
あの枯葉は
ひと月も前からそこにある
風の強い日
雨の日
雪の日
それらを幾日も越えて
まだおまえはそんなところに

どこへゆくの
どこへゆきたいの
還る場所を失って
かさかさと
からっぽな音をたて
それでもきっと
おまえは生ききったのだ
おまえは自分の務めを
まっとうし終えたのだ

幾度目かの冬の道を
背を丸めて淡々と
まだ終わらない旅の途上で──


#枯葉

2/20/2023, 9:38:00 AM

枯葉

私の家はバス通りに面していて、
家の前には街路樹がある。

トウカエデという種類の木で、秋には葉が紅く紅葉して綺麗だ。

しかし家が丁度バス停の前で、葉が積もっていると歩きづらいため、葉が落ちる時期には毎日掃除に追われることになる。

そしてお隣さんはバイクと自転車を取り扱うお店で
謎の風の出る器具で落ち葉をこちらに吹き飛ばしてくる。
なんだか面白いので気にしていないけれど。

今年の秋も枯葉を集めるのを風物詩の一つとして楽しみにしている。

2/20/2023, 9:29:03 AM

「霜秋さん、おはようございます。今日も起きるの早い
ですね。」

そう言って病室のカーテンを開ける看護師さん。

「あ、おはようございます。目が覚めちゃって...。」

「早起きは三文の徳ですから。ベッド起き上がらせますか?」

「お願いします。」


半月前、私は心臓発作で倒れ、病院に救急搬送された。
医者が言うには、稀に発症する難病で、余命は3年。

今まで何となく生きてきたけど、いざ余命宣告されると
くるものがある。


余命宣告されてから3ヶ月経ったある日、足が動かなくなった。それから少しずつ、下半身が動かせなくなり。

今では、ほとんど寝たきりの生活だ。

ふと 窓から庭を見下ろすと、常緑樹が目に入った。

「朝食持ってきましたよ。...常緑樹、気になりますか?」

ご飯を持ってきてくれた看護婦さんが、そう言った。

「ありがとうございます。はい、少しだけ。」

「あの木は、ちょうど霜秋さんが入院した頃くらいに植えたもので。あと2年と半年で枯れてしまうでしょう。」

「...そうなんですか。」



あの常緑樹は、私と同じ寿命なんだ。

私よりかは短い命。 でも、これからは同じ。

一緒に生まれ、一緒に枯れていく運命。



「風が気持ちいいですね。」

「そうですね。天気もいいので、散歩でもしますか?」

「いんですか?では、あそこの常緑樹のとこに。」

「分かりました、準備しますね。」



「...近くで見ると綺麗な緑色してますね。」

「ですね、とても綺麗です。」


これから一緒に枯れていく身として挨拶を。

常緑樹さん、また来ますね。

枯れるまで、お互いがんばりましょう。


【枯葉】

2/20/2023, 9:09:22 AM

お題「枯葉」

俺には、幼馴染だった妻と、二人の子供がいる。
今は家族と実家に帰っているので、昔よく妻と遊んでいた公園に、子供たちを連れていくことにした。

少し歩くと、大きく立派な木が一本、姿を現した。
根元を見ると、大きな枯葉が大量に落ちていて、それを見るなり俺は、小さな記憶がぼんやりと蘇ってきた。

もう随分と幼い頃、将来俺の妻になるなんて予想もしていなかったこいつと、この木の枯れ葉を使って遊んでいた。
枯葉に指で二つ穴を開け、その枯葉を顔に当てる。
『見ろ! 枯葉のおばけだぞー!』
『きゃー、食べられちゃうー!』
『『あははははっ──』』

俺はそれを再現して、子供に見せてやった。
「ちょっと、それ懐かしいわね!」
どうやら妻も当時のことを覚えているようで、大笑いした。
ヒーローものが好きな息子はもちろん喜んだ。
「うわぁ! 枯葉の化け物だ!」

が、娘の一言で、俺と妻は一瞬、フリーズした。
「きゃー、食べられちゃうー!」

「「……」」
次の瞬間、俺と妻は腹を抱えて笑った。
「やだ、そのセリフ!」
「あの頃のお前と同じこと言ってるな!」

この枯葉が、子供たちにとって、小さな思い出として残っていたらいいな──なんて、俺は夢の見過ぎだろうか。

2/20/2023, 8:46:17 AM

枯葉は、散る前も、散ったあとも、
役に立つ。養分になったりしてね。
私はそんな枯葉を
『隠れた偉人さんたち』
と呼んでいる。
─枯葉─

2/20/2023, 8:37:29 AM

僕の住む村には昔
絶世の美女と呼ばれた人がいた。
しかし歳をとってしまった彼女は今は
その面影も無い。
ある男が彼女に声をかけた。
「おい、枯葉ww
本当に絶世の美女だったのかよwww」

僕は正直そうだよなと思ってしまった。
傍から見ればただのおばあさんなのだから。
そう思ってその場を去ろうとした時
おばあさんの口がひらいた。

「枯葉ってどんなものか知ってる???
枯葉は時に肥料に時に火をつけたい時に、、、
色んな時に使えるの。
その場に合った姿でね。
ねぇ、女は枯れてからが
美しいと思うんだけど、、、違うかしら???」

僕は気づいた。
あぁ、、、今の彼女がきっと1番美しいんだと。

枯葉

2/20/2023, 8:35:17 AM

いつからだろう

こんなに自分の誕生日が嫌いになったのは

いつからだろう
こんなに周りの目を気にしてしまうようになったのは

いつからだろう
人からの愛情が酷く残酷なものだと思ってしまったのは

いつからだろう
私は人を簡単に愛せなくなったのは

いつからだろう
あんなに綺麗に育てていた花が枯れてしまったのは

2/20/2023, 8:20:56 AM

枯葉が彼の頭に乗っている。

あざといから、何も言わずに一緒に歩いてあげた。

ときどき飛んでいきそうになるのが、可愛くて仕方ない。

2/20/2023, 8:19:18 AM

【残る思い出、消える思い出】

ずいぶん昔に貴方と行った
秋のお寺で拾った「もみじ」

先日、思い出の箱から取り出した時に
パラパラと粉々に砕けてしまいました。

もっと大切に保管しておけば
色褪せることはあっても
粉々になることはなかったかもしれませんが
私はこれで良かったと思います。

思い出は心に残っているものだけで充分なので...


お題「枯葉」

Next