『束の間の休息』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
いつまでこんな日を続けるつもりなの。決まった言葉を貼り付けるしか手立てのないことを、心が入ってないって思われたら悲しいな。受け取ってくれないなら贈りようがない。想われてくれないなら想いようがない。
どこにいったらきみはとびきりの愛っていうのを処方してもらえると思う?出口を塞いでばかりいるの、少しずるいと思うんだよ。本当は昔流された木々が積み重なってできたダムなんだと思うけど。なんか、ごめんね。なんの力もなくて。
大切にするなんて片棒を担いだって、きみが抱えられないなら無理な話なんだって知ってるよ。今は世界一きみにいい人でいることにする。笑っていてね。なんて、とてもじゃないけど言えなかった。
日々の生活で週末をどう過ごすかで
平日が変わるとしたら、私は家族との
イベント事に力を入れたい。
楽しいことは直ぐに終わる。
だから大事にしたい。
「束の間の休息」
窓を強く叩く雨の音
本を閉じる
随分と遠くまで行ってしまっていたようだ
物語の深い処にいた私を
雨音に引き戻された
少し休もう
甘いココアを入れたマグカップをテーブルに置き
窓の外に目を向ける
雨は先程より弱く、静かに地面を濡らしている
テーブルに目を向ける
ココアを入れたマグカップがない
「あれ?」
雨音がまた窓を叩くように強くなる
ページをめくる音がする
物語の世界でも雨が降りだしている
私はまだ物語の世界から抜け出していないのか?
本を閉じる
窓の外を見る
雨が降っている
テーブルの上を見る
マグカップに入ったココアがある
私はマグカップを手にとり
ゆっくりとココアを飲み
ホッと一息ついた
束の間の休息
人生全般で考えたら、
今が束の間の休息なんだと思う。
子育てが終わって、本格的な老いが始まる少し前の時間。
休息と言っても、頭の中は将来の不安、今抱えている問題、これまでの後悔と目まぐるしく動いている。
元々気分転換の苦手なわたし。
この束の間の休息を、大切にしたいと思ってます。
ご飯できたよー。お母さんの間延びした声でふっと集中力が切れた。
慌ててスマホを確認してみると、時刻はすっかり正午を回っていた。朝食を取ってから自室にずっと籠っていたようだ。
机の上に意識を向けると、ノートの傍らに置かれた青チャートや乱雑に積まれた問題集たちが目に入る。同時にそれらに書き込まれたいくつものバツ印と訂正にくらりと眩暈がする。
今度の定期考査では何が何でも点数を取らなければいけない。それが成績表の良し悪しに直結し、そしてその良し悪しは私が第一志望の大学への校内推薦を勝ち取れるかに直結するからだ。
校内推薦の枠は非常に狭き門だ。加えて私の志望校は学校自体の人気も高く、学年中の校内推薦狙いの生徒がこぞって枠を勝ち取ることを目指している……らしい。
運動や芸術が特に秀でているわけでもなく—つまりスポーツ推薦やAO入試には勝ち目がない—かといってなんとかオリンピックみたいな研究活動で素晴らしい結果を残してもいない。
この平々凡々ガリ勉少女がその有象無象のライバルを蹴散らすためには、圧倒的な成績という武器で殴り込みをかける他に術はないのだ。
両手を組んで目いっぱいに上へと伸ばして長時間の勉強でガチガチになった肩と腰を労わる。
さあ、昼食を取ってからもうひと頑張りしよう。
テーマ【束の間の休息】
雨は好き
家に居ることを許されてる気がするから
まあ学校なんだけど。
いつもより湿っぽい気がするワイシャツに袖を通して、ネクタイを締める。
いつもは眩しいバスの右側も今日は眩しくないし、
雨の匂いも音も心地いい。
いつもはギラギラ眩しくてうるさいけど、なんか今日は
天気の方が僕に合わせてくれてる気がする。
世界がいつもより静かだ。
僕を無気力なんて言う人も居るけど、
みんなが暑すぎるだけなんだよ。
だから、これくらいが丁度いい。
傘一個分は、僕だけのスペース。
お互いに干渉しないし、人と離れてる。
学校に行くのはめんどくさいけど、
雨の日はマシな気がする。
あそこの看板、敵に追われたら隠れられるな。
あそこはなんかセーブポイントっぽい…。
金曜に買ったゲーム、土日にやり込んでクリアしたからそれにしか見えないや。
あー…早く帰ってゲームしたい。そもそも、学校って8時間も拘束されてるんだからお金とか払って欲しい。ブラック企業だよこれ…
よっおはよ
!
_僕だけのスペースに1人侵入者……てかなんで傘さしてるのに分かったの、てかなんで話しかけてくるの
今日の小テストやった?俺全然やってない!
…だろうね
あ!っていうかさ、放課後お前ん家寄っていい?
なんで
_しょうも無かったら、なんか理由つけて断ろう
新発売のエルダーの伝説買ったんだよな〜一緒にやろうぜ
えっうそ、あれどこも売り切れじゃないの?
それが昨日友達とヤマ電寄ったらちょーど抽選会しててさー当たった
_僕も初日に行ったのに……なんか悔しい…でも
それでー寄ってもいい?まあ嫌なら全然言って
俺委員会あるから4時集合ね
えっ?……!おーけー菓子奢れよ
それはやだ
えっ
『束の間の休息』
自店を閉業して1ヶ月半、友人がちょっと遅めの「お疲れ会」に誘ってくれました。
気の知れた友人と美味しい料理と楽しいお酒は、人生の束の間の休息になりました。
束の間の休息
一人で居ても
誰かといても
沢山の人と居ても
私の心には
束の間の休息もない
束ノ間の休息
そんなもの人生にあるのだろうか
ずっと動き続けている時間の中
休まず回り続ける地球
止まらず脈を打つ心臓
ずっと働き続けるものの方が多いのではないか
いや、あるのだろう
でなきゃ、全人類は過労死してしまう
日々子育て、仕事におわれている。
そんな日々の中夜遅く月を見ながら、相方と電話で話す。
ビール片手にゆっくりとつかの間の休息
相方と離れて過ごす
それでも、繋がって居られるその時間が、大切で心が安らぐ
鉄仮面の吐き出した息は花となり
白い頬をじゅんわりと上気させる
先程まで忙しなく鍵盤を叩いていた指が
ゆったりとココアシガレットを取り出す
隙のないあなたの
こっそり覗き見た
束の間の休息
「束の間の休息」
長く疲れた戦いに 何も感じない
重い体を足をただ前に運ぶだけ
目を閉じた一瞬優しい風が頬をなで
愛しい人の自分を呼ぶ声
束の間なんていらない
ずっとこの瞬間を永遠にして欲しい
私の頭の中は、常に色々な考えがぐるぐると回り続けている。
順番もバラバラ、あちこちで渋滞も起こしている。
その中には、今考える必要がないこともたくさんある。でも、私には考えてしまうことを止めることができない。いらないとわかっていても、できない。
だから、休む時間がとれても全然休めていない。
どこかに一瞬で思考を止めることができるものがあったらいいのにな。
いや、自分に合うそのようなものを見つけることが人生をより素敵なものにすることなのかもしれない。
幸せって心の安定
自分にとっての心の安定って?
周りの人の優しさに触れられる時、と思うのは、自分が、過保護に育てられたらだからだろうか。
人間って結局自分が一番かわいいの?
自分がどうしようもない状況に追い込まれた時、近くにいる人に手を差し伸べてもらえない時、とても悲しい気持ちになるよね。
だから、何とかして、自分1人で生きていこうとと思ってしまう。
誰も知る人が居ない場所で、一人静かに暮らしてみたい。。。
あなたのぬくもりと響きに沈む
深い安らぎに私は私の境界をほどく
束の間じゃなく ずっとこうしていたい
走る。走る。後ろなんか振り返らずにただ前を向いて走り続ける。
靴の裏が擦りきれようとも、生い茂る枯枝で頬が切れようとも、肺が潰れてしまいそうなほど苦しくても、身体が重石になろうとも、ビュウビュウと吹き荒れる風のように走る。繋いだ左手は絶対に離さぬようにと注意しながら、数多もの木々の隙間を縫って、岩を飛び越え、駆ける、駆ける。
しばらくして洞窟を見つけた。少々手狭ではあるが、周囲の安全は確保できるし、俺たち二人でぴったり隠れられる。これなら五分程度は休憩できるだろう。束の間の休息だ。
じっとりと嫌な汗をかいた手を互いに離して、壁に沿うように座り込んだ。すぐ隣で、彼女も俺とおなじように座る。今までにないほど息が荒かった。
「だい、じょぶ、そ、ですか?」
「ムリ……………」
まあ、だろうな。なんせ彼女は一国のお姫様だ。普段の移動方法はほとんどが馬車だったし、こんなに走る機会は無かったはずだ。
深呼吸してすこし息が整ったところで、姫様が、
「あ、なたこそ……だいじょ、ぶ、なの……?」
「はい? 何が……」
「いえ、その……足に……」
「?」
気まずそうに遣られた視線を追って自身の右の足を見ると、うっすら靴に血が滲んでいた。大方、どこかの指の爪が剥がれでもしたのだろう。傷を認識したことでズキリと痛みが走った。
「いえ、このくらい、お気になさらないで……」
「しかし……」
「私のことはいいですから、姫様は自分のことをご心配くださいね」
「うっ……」
彼女はおとなしく口を閉じた。
重い沈黙が、滔々とした闇とともに訪れる。身体は休まるが、これでは俺の心が休まらない。なんとなしに苦しくなって、俺は口を開こうとした。その時。
──カサッ。
洞窟のすぐそばの、枯葉の動く音がした。
何かが、洞窟のすぐそばを歩いている。
警戒しながら頭を出す。彼女はすっかり怯えた様子で後ろにくっついていた。
「……チッ」
「だ、誰?」
「追っ手の犬です。わりと遠くですが、くそっ、もう此処まで来てるなんて……」
隣国との国境まであとどのくらい? 何日掛かる? それまで彼女は果たして保つか? 不確定要素だらけで処理が追い付かない。不安ばかりが積もる。自信がない。俺はいま此処でどう動くべきか?
……ともかく今は逃げるしかない。
改めて左手を差し出し、彼女に問うた。
「姫様、いけますか?」
「………ええ」
やや長い沈黙の末、覚悟を決めた彼女は俺の手を握った。温かくて、柔らかくて、しなやかな手のひら。これを守れるのは今は俺だけなのだ。
二人で顔を見合わせて、最後の覚悟を決め、いっせーので足を踏み出した。
▶束の間の休息 #26
束の間の休息。
カチ、コチ。時計の針が進む音。カリ、カリ。ペンが紙の上を走る音。無機質で、退屈な音だけが部屋を満たしている。
“勉強”、“進学”、“大手企業”。馬鹿みたいにそれしか言わない親から課せられた作業を、毎日夜遅くまで、黙々とこなす日々。
“窮屈”、“退屈”。私の体は、この2つの言葉で作られていると言っても過言ではなかった。いつまでこんな生活が続くんだろうと、絶望した時もあった。
しかし、最近、ちょっとした“休み方”を覚えた。
そろそろかな。ソワソワして、勉強机に置いていたスマホの画面を、ながら見しながら適当にペンを走らせていたら。画面が明るくなって、ポコン、メッセージをお知らせする通知が現れた。
その瞬間、私は引ったくる勢いでスマホを掴み、簡素な返事だけ送った。勉強道具をテキトーに片付け、電気も消し、“退屈な私”の店仕舞いをした。バレないように、いつもこっそり準備している小さなリュックをクローゼットから取り出す。
すっかり寝静まっている家の中を、まるで泥棒のように足を忍ばせ進み、玄関を出た。家の前には、最近出来た“悪友”が悪戯っぽい笑みを浮かべて、ひらり、手を振っている。
それに私も同じように応えた後。少し離れた所に停めてくれている親友のバイクへ、2人して駆け出した。
たった数時間。終わればまた朝がきて、憂鬱な毎日が始まってしまうけれど。
今、この時だけは。私の時間は、私だけのものになる。
束の間の休憩。最近の季節がそんな感じだ。酷暑酷暑でちょっと過ごしやすい時期が一瞬だけあってあとは厳冬連打って感じ。寒いわ。秋なんてなかった。
今年はエアコンを新調したし暖房とか使ってみたい気分。だけど暖房って高いらしいな。それにクーラーと違ってつけなくても耐えられるから経済的にはつけたくない。
でも年のせいか最近は暑さにも寒さにも弱くなった。日本の夏と冬が昔より暑く、寒くなったのかもしれないけど。
なんにせよ最近は寒さが骨身にしみる。暖房つけてぇーって感じ。でも金がないんだこれが。やっぱり貧乏は悪だね。
こうも寒いと布団から出るのがお辛い。そういえば毛布を新しく買い換えたいんだよな。もっと肌触りのいい毛布が欲しい。
でも今使っている毛布はまだ使えるんだよな。肌触りだってまぁ普通。普通に不快感のない毛布だ。
だけど今の毛布は寝るのが快適とは言えないんだよな。もっといいのが欲しい。生活レベルを上げたい。でも金がない。結局悩みってほぼ金のことなんだよな。
皆さん、お疲れ様です。
疲労困憊でしょう。とても心配していました。
ゆっくり休みなさい。
束の間の休息を与えましょう。
天から神が舞い降りて、世界中の人々にそう告げた。
美しい光が降り注ぐ。
人々にとっては永遠の休息が与えられた。
『束の間の休息』
『座るじかん』
テーブルに水滴 パンを用意する 食事ができたら
座るじかん 何気なしに座るじかん じかんがないと言うけれど じかんって減るのかな? あるじかんを
どう過ごそう 決めるのは自分 いつも自分