『束の間の休息』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
三連休中の日曜日、過ぎたら、三連休の日曜日がないです。今掃除をしてたら、友達との写真があった懐かしいなぁ。あのときは、一緒に遊んでたな。ありがとう。ヒーローになって世界を平和にしてください。。
テーマ[束の間の休息]
題名[懐かしい日]
束の間の休息
大会に向けて厳しい練習が続く
辛く厳しくても
彼らの真剣な眼差しは曇ることなく
ボールを追いかけていく
長い練習の後
疲れ切った顔をしながらも
少年のように無邪気に笑いながらグラウンドを走り回る姿は
束の間の休息を楽しんでいるようで
自然に微笑みが零れる
仲間と過ごす時間が
一瞬一瞬輝いて見えて私には眩しかった
彼らならきっと勝てるはずだ…
束の間の休息
静かな夜
喧騒を抜け出し
ひとり星空を見上げる
こうしていると
あの争乱も
緊張感も
血の匂いも
夢の中の出来事と感じる
だけど
明日も明後日もその先も
戦は続いていく
色々起こりすぎて
疲れは感じないが
休めるうちに休んでおくべきだろう
暑い
誰に伝えるでもなく口をついた。
腕に引っ掛けていたスーツのジャケットを無造作に自分のデスク備え付けの椅子の背もたれにひっかけた。
朝より重たく感じるそれは知らず知らずのうちに汗を吸っていたようで、腕を離れただけで楽になった。
今日は一日誤納品対応に追われていた。
先日入った新人に仕事を任せたところ、案の定とでも言おうか、無いはずの商品が残っていて、あるはずのものがなかったのだ。
それを届けて終わりかと思えばそこには他のところにあるべきものがあって、、と言うことを繰り返して、デスクに帰りついた頃にはすっかり日が落ちていた。
確かに任せたのは自分だがあんまりじゃなかろうか。
納品対応で遅れた他の仕事はまだまだ残っている。
が、取引先の営業時間はとっくに終わってしまった。
また明日頭を下げて回らなくてはならない。
束の間の休息
電子レンジの音が鳴る。
待ってましたと思い、それに反応して扉を開ける。
温かいホットミルクが入った白のマグカップを取り出すと、机の上に置いた。
湯気が立っているのを見つつ、棚からロイヤルミルクティーの粉末が入ったチャック式の袋を取り出す。
そして、ティースプーンも取りに行って準備完了。
マグカップに4杯、パラパラと粉末を入れて、よくかき混ぜる。
自身のオリジナル、ミルクたっぷりホットロイヤルミルクティーの完成。
忙しい半日の束の間の休息。一口飲むと、心も体もポカポカする。
ホッと息をついて、天井を眺めた。また昼から忙しくなるなと思いながら、一口飲んだ――
【束の間の休息】
それは、わたしだけがいる世界に
飛び込むこと
それは、見つけることが
容易いかは分からないもの
でも、一日
何処かで
休息がないと
疲れて動けなくなってしまうわ
私みたいに…
動くことも笑うことも悲しむこともすべて
そろそろ
私も……
休息がしたいわ
フフッ
”死体”だけになんてね
束の間でも…一瞬でも…
安らぎを分けてあげたい…
きっと泣いてるから…
ごめん…
そうしか知らない…
そうしか言えない…
今の君への想い…
昨夜、夢の中で君の悲しみに…
戦いを挑んだのに…
俺は…ただ…ただ…
必死に…
両手でガードするだけ
悲しみが次々に襲ってくる…
現実から君を守れない…
君の笑顔が…
雲ってゆく…
神様…
あなたは…いったい
あの子に…何のために…
…
神様なんていないよ…
あいつ何にも悪くないから…
世は不条理です
……
一束の時間が流れてしまう
指4本分、ほんの一瞬
なにができるの?100年10年
たった1年たった1日
非常に短いほんの一瞬
それよりかは余裕があるかも
1時間1分1秒それくらい
1秒以上4秒以下
それだけの時間で君は何をする
世界を救う?ご冗談を
思うに全く、どうにもならない
何かを成すには短い時間だ
けれどもだ、失うには十分だ
命、友人、未来、希望
4秒もかからずそっと消えてゆく
あの日の夢も貴方も僕も
ああ、つかの間を祝福したまへ
ああ、つかの間に出会いと別れを
#つかの間に
束の間の休息
僕は動物園の飼育員をしている。担当している動物はライオン。ネコ科の動物だが、体重は150kg以上ある。昼間はほとんど寝ているが、エサの時間になると牙を剥き、大きな肉の塊を貪り尽くす。
エサを置く時や、檻の中の掃除の際は、ライオンを別の部屋に移し作業する。
百獣の王、ライオン。襲われたら必ず死ぬだろうが、毎日世話をしていると可愛くなる。
今日もエサの準備、檻の中の掃除、エサやり、一日中働きっぱなしで疲労が溜まっていた。
束の間の休息。小部屋に入ったライオンを檻に戻す作業。いつもの慣れた作業だった。考えなくても体で覚えている作業。
なのにこの日は手順を間違えた。
背後からメスのライオンに襲われた。首を噛まれ、噛まれたまま中を舞う。戯れているのか、お腹が空いているのか、僕を離さない。
意識が薄れ、抵抗できなくなる。
目が覚めると、病院のベッドだった。助かった。
ただ、右手はなかった。
あーもう飼育員は無理だな。
大好きな仕事だったのに、、、。
後に、最終決戦日と呼ばれる日。
沢海と優人は、人型の漆黒獣に囲まれていた。
「優人、これ突破できるか?」
「難しいね…だけどやってみる」
アイコンタクトを取り、同時に攻撃をする。
優人の盾で敵を突き飛ばし、沢海の放った矢で、道を作る。
思わぬ攻撃に、漆黒獣達は動揺していた。
「今だ!」
沢海の声と同時に、2人は包囲を突破する。
そのまま、空いた部屋に転がり込む。
周囲にある家具を、扉の前に置き、バリケードを作る。
優人は、背負っていたリュックから、宝玉を取り出し、床に置く。
宝玉からは、淡い桜色の光が輝いている。
「これは?」
「優花さんから貰ったんだ
この周囲には、漆黒獣が入って来れないんだって。」
「へー便利な道具だな てことは、暫くは休憩出来るってことか。」
「うん そういうこと」
優人が喋りながら、リュックサックの中を、ゴソゴソと漁り、何かを取り出す。
「はい、ジュース。」
「お!助かる〜喉カラッカラ、おまけに糖分も足りて無かったんだ。」
沢海は、嬉しそうにジュースを受け取り、キャップを取って、早速飲み始める。
「ぷは〜!戦い疲れた体に染み渡る〜」
気持ちよくジュースを飲む沢海を、優人が微笑ましそうに眺めていた。
「沢海くんさ、変わったよね。」
「え、そうか? 寧ろ前の状態に戻ってないか?」
「えっと、確かにテンションは、通り雨が降る前と変わらないけど。」
「なんというか、色々相談してくれたから…変わって見えるなって。」
少しの間の沈黙が訪れる
「そう…だな ちゃんと説明しようって、決めてたからな。」
「嬉しかったよ 言ってくれて 信頼されてるなって感じたから。」
「おう 勿論」
ガタガタと扉の外から、物音が聞こえてくる。
どうやら、漆黒獣が来てしまったらしい。
「おっと、休憩は終わりか。」
沢海が立ち上がり、弓を取り出す。
漆黒の色をしているが、矢は綺麗な白色だった。
「ジュースありがとな 美味かった」
「それなら良かった」
優人も立ち上がりながら、リュックサックを背負い、盾を取り出す。
漆黒の色をしているが、真ん中に白いエンブレムが描かれている。
「さて、あいつに会いに行くか。」
「うん。ちゃんとあのことを教えてあげなくちゃ。」
宝玉を拾い上げたその瞬間、扉が破壊される。
束の間の休息が終わり、2人の少年達は、親友に会いに行くために戦いを再開した。
お題『束の間の休息』
ぼんやりとしている
なにも考えたくない
ただこの金木犀の甘い香りだとか
秋めいた空だとか
今はそういうのだけでいい
束の間の休息
#束の間の休息
この世界は
人と人とが束ねられてできている。
それは
きっと きっと人の在り方で
とても苦しくて
とても美しい。
その隙間で
休む間もなく
息をする
誰もいない、
誰も知らない
この場所で
-その隙間で
疲れひとり
息を止む
#束の間の休息
おかにゃんが、寝落ちしている。
床に転がっていれば、ブラシを掛けられる。
日向で寝ていれば、ワシャワシャと乱暴に撫でられる。
キャットタワーで寝てれば、踏み台使って覗かれる。
今だけが、家猫生活の束の間の休息なのだ。
猫も楽じゃない。
束の間の休息
私だけの世界に閉じこもる
唯一息の出来る場所
【束の間の休息】
束の間の休息
にょきにょき
今日も疲れるな
いやあ大変だな。この仕事さ
だって終わりが見えないもん
というか全く意味が見出せない
全部無かったことにされるもん
マジで賽の河原みたいな仕事内容だよな
というか…そろそろじゃね?
ジョリジョリ 髭剃りの登場だ
はぁ来たよ
俺の仕事はなんなんだ
頑張って毛を伸ばしてたのに
結局また一日の作業が無駄だ
でも休みはない
また明日の昼くらいには1ミリくらいは
毛を伸ばさなきゃいけない
頑張ってノルマを達成しなければ
ならない
たとえ無駄でも
束の間の休息。
束の間の休息でも
ゆうを
想うよ。
風邪ひいて
今日は本当に
束の間の休息。
コーヒーを買って
天気のいい窓際に座る。
音を遮断して
15分を30分にする。
今だけは何も考えない。
そう決めてる。
深呼吸して
カフェを大自然に変える。
楽しいことも辛いことも
思い浮かべず
心地いい無を感じる。
目を開けたら
また頑張る。
そんな感じ。
–束の間の休息–
タバコは一本で、五分寿命が縮む。
そんな言葉を思い出しながら、煙をいっぱいに肺に送り込む。
硝煙の匂いで、タバコの匂いはよくわからなかった。
視線を下ろすと、瓦礫に埋もれた死体が映り込む。
昨日まで喋っていた、名前も分からない奴。
くだらない話で盛り上がったっけ。
石壁の奥から、足音が鳴った──敵兵はすぐそこにいる。
私は吸い殻を足で踏み潰すと、弾倉を鳴らしリロード。
そのまま立ち上がり、銃口を向けた、
『束の間の休息』2023.10.08
事務所の一階には、後輩の友人が経営するカフェがある。特に名物があるわけでもない。マスターの女性と黒猫が一匹いるありふれたカフェだ。
壁には俺たちのポスターやサインが張られていて、ファンの子たちの聖地となっている。
そんなカフェで、のんびりとコーヒーを飲むのが好きだ。猫は可愛いし、マスターは放っておいてくれる。ぼーっとするのにはピッタリである。
最近は忙しかった。舞台やドラマの撮影、雑誌のインタビューなどなど。
今はエッセイの執筆で締め切りに追われている。ノートパソコンを取り出して、続きを執筆しようとしたがやめた。
今日はのんびりすると決めた。
パタンと閉じて、外を見る。街路樹に鳥が羽休めをして、小さく鳴いている。それに気づいたのか、黒猫が俺のテーブルの上に飛び乗って、カカカッとクラッキングをしている。猫の狩猟本能からくるものらしい。
今まで放っておいてくれたマスターはさすがに、見過ごすことができないのかこちらに寄ってきた。
いかんよと訛りをのせて黒猫をテーブルから降ろした。
抱っこが嫌いなのか黒猫はマスターの腕の中でグネグネと動いている。そして、ぴょんと腕から逃げて俺の膝の上に乗ってきた。
「すみません」
「気にすんなって」
申し訳なさそうにするマスターに笑って答えて、黒猫の好きなようにさせてやる。
コーヒーと軽食を楽しみながら、膝の上の猫を撫でる。
たまにはこうやって、のんびりするのもいいかもしれない
さしずめ、
「束の間の休息ってやつかい」
独り言ちて、コーヒーを一口飲んだ。
ファンタジー
300字小説
思いは遠く、でも確かに
昔、古より湧く、この山脈の邪気が、一時的に途絶えた時があった。
ずっと邪気の生み出す魔物と戦ってきた聖竜の俺には束の間の休息だったが、人にとっては森を切り開き、開墾し、新たな村をつくり、それが街になり、山脈を越える為の都市になるほどの時間だった。
「再び、邪気が湧き出し、人は、この地を捨てざるえなくなって去ったがな」
俺を称える為に、都市に人が造った神殿を背に魔物を切り裂く。
以前はただ神に与えられた役目として戦ってきただけだが。
「あれ以来、俺にも心の拠り所ってやつが生まれたのさ」
山の向こう、遠くに村と町、都市の灯り。この地に生き、去った人の血を引く者達が暮らす場所。
雄叫びを一つ。俺はにっと牙を剥いた。
お題「束の間の休息」