『本気の恋』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
3歳年上の彼氏……大好きで、大好きで、周りが見えなくなっていた17歳の夏。18になったら結婚しようと言われて、その気になっていた。
「家の事何も出来ない子が、何が結婚よ」
母はそう言って大反対した。なんで分かってくれないの。なんで、なんで!!!
母を攻めるだけしか、その怒りのやり場がなかった。
ある日、母が病に倒れた。私が高校も卒業しないうちに結婚なんて言ったからだろうか……そんなことは無いと思いながらも、ほんの少しだけ申し訳ない気持ちになった。
彼と会っていても、母のことが心配で心ここに在らず……
「ごめん……今日は帰るわ」
そう言い残して病室に向かう。
カーテンをそっと開けて母の顔を見ると、嬉しそうに微笑んでいた。
「来てくれたぁ。みかんあるけど食べる?」
「うん、食べる」
美味しそうにみかんを頬張る私を見て、母は口角を上げた。
「いつの間にか大人になってたね。だけどやっぱり……世の中は広いよ。いろいろ見てごらん。見てほしいな」
母は言葉を選びながら、私に向かって言ったように思う。その奥に見える気持ちが、なんとも私の心を揺さぶった。
学校が終わると病院に行って、しばらく彼と会わない日が続いてた。そして、久しぶりの電話だと言うのに私は酷いことを言った。
「ごめん、好きだけど別れよう」
本当に子どもだったんだと思う。好きなら貫き通せたはずなのに、母の反対を押し切ってまでの気待ちが生まれて来なかった。
〖好きならなんで別れるの?〗っていう彼の言葉も、ウザったくて、そういう時もある……なんて、本当に馬鹿なの?私って思う。
だけど、彼といた時間は本物で、恋愛に恋した年齢だったとは思うけど……本気の恋だった。
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【お題】本気の恋
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本気の恋
本気の恋だと気付いたのは別れた後だった
本気の恋なんて誰にも分からない
どんなに本気だと思っていても
他人から見れば狂気かもしれない
どんなに本気だと思っていても
他人から見れば安いかもしれない
本気の恋なんて誰にも分からない
誰にも分からないから
自分自身がそうだと思うしかない
もう何年恋してないだろう。
本気で恋したから
ずっと忘れられず
ずっとずっとひきづって生きてきた。
もうなんとも思わないのに
時々現れてはきえる。
うざい奴。
結婚をすることで伴侶への感情や思いは変わる
好きな人、一緒に居たい人、愛おしい人、
生涯を共にしたい人
それは変わらない
私が守りたいのは伴侶だけ
それでも恋はする
伴侶以外の人に惹かれる
彼への思いはこの6年
初めて会って話した日から変わらない
顔も声も話し方も姿も全てが好き
お互い既婚者
世間でいうイケナイ関係ではない
お互い、色んな意味で、大きな意味で「好き」
私はいつも「やっぱり好き」って言う
貴方いつも「大事な人」って言う
私が抱きしめたら貴方も抱きしめてくれる
電話苦手なのに貴方から「かけていい?」って聞く
来年には日本と海外
会えなくなるね
電話も出来なくなるね
貴方に恋をして学生時代を思い出した
全力で恋する日々
ただ会いたい
ただ話したい
ただ、それだけ…
今本気で恋をしている
「本気の恋」
多分
本気の恋をしたんだと思う
君に
まだ 誰かを愛おしく想い
そして こんなにも
苦しくなるほどに想うなんて
そんな日がまたくるとは
自分でも思ってもみなかった
多分これが最後の本気の恋
報われる、とか
報われない、とか
そんな事は実はどうでもよくて
ただ ただ
君の穏やかな日々を願う
ただ ただ
君にとっての幸せの行方を見守る
たったそれだけの事なんだけど
心は驚くほどに満たされていく
多分
本気の恋をした
君に本気の恋をした
君に出逢った事は
人生の苦しみが一気に
帳消しになるかのような
そんな歓び
この広い世界の中で
君を見つけた偶然は
単なる偶然ではなくて
きっと必然的な出逢いなのだと想う
本気の恋は
愛が何かを教えてくれる そんな恋
私の娘がその証
本気の恋
一度だけ。
全てを投げ出してみようかと思った。
結局それは叶わなかったけど、
今もまだ記憶の中に残っている。
映画好きな貴方と
たった一度だけ、
一緒に観た映画は今でもよく覚えているよ。
映画の後に寄ったカフェも。
そのときに貸した映画の原作の本。
まだ持っていてくれてるのかな?
もうずいぶん昔の事だから、
とっくに処分しちゃってるかな?
たぶん、、二度と逢うことはないだろうけど、
もし、まだ持っていてくれたら、嬉しいな。
最後のメール。
ちょうど、七夕の日。
「お互いの願いが叶いますように」
送り合って、それきり。
私は今、幸せです。
貴方も幸せでいてくれることを願います。
君を想えば想うほど
その恋に本気になれる。
でも、きっと恋なんて感情は
何よりも幼稚な感情で
何よりも大人な感情。
2022/09/12 「本気の恋」
ひか
恋そのものが
脳回路の異常なのだから
ましてや本気など
ただのシステム不具合だ
そう言い聞かせて
終わらせた
お題/本気の恋
お題「本気の恋」
誰かを好きになるっていうのは、
一体どんなものなんだろう。
私に「推し」はたくさんいるけど、
それは「好き」つまり「Like」であって
「愛情」などの「Love」とは違う。
結婚願望もない私には、
「〇〇の」と切り出して、顔を赤らめるほど
その人のことが好きだと思える人物はいない。
一人が楽で一人が好き。
けど、誰かと話すことも好き。
独りが嫌いな私は、誰かに好かれることを
「怖い」とさえ思うことがある。
それに、声にして自分の思いを伝えることが
私は昔から無条件に苦手だ。
だったら、寂しいときに寂しいと声に出せたり、
愚痴を言い合えたり、一緒にご飯を食べたり
くだらないことで笑えたり。
そんな関係がちょうどいい、と思ってしまう。
それでも「恋する乙女」とやらは、
キラキラ輝き、可愛らしく、愛おしく見える。
素敵な時間だなぁ、と思う。
そんな日が、もしもやってきたら、
私はどうなるだろう。
ごめんね
謝る必要ないのに
謝ってしまう
こんな辛い恋愛なら
最初から好きになりたくなかった
なんて、思いたく無い
楽しい思い出にしたい、
のに、どうしても、苦しいんだ
『本気の恋』
いつになるだろう。
いつからだろう好きな人の作り方がわからなくなったのは。
いい人がいない訳でもないのに。
それに、好意を抱いてくれる人もいないわけでもない
それなのに私はどうしてか、まだいい人がいると思い込んでしまうのだ。
あぁ。
私の本気の恋はいつになるのだろう。
毎回恋する度に蛙化現象になる私
相手には本気で申し訳ないと思ってるのに、
この現象は治らなかった。けど、
あなただけは違った。
本気で人を好きになれたんだ。
この気持ちが何年経っても変わらず
君が大好きという気持ちのままでいたい。
いや、それ以上に私は君を ''愛してます。''
#本気の恋
たまたま好きになった人が俳優なだけ
たまたま心奪っていったのが俳優なだけ
俳優だって普通に存在してるし一般人となんのかわりもない心身
私なりの本気の恋をバカにしたり笑ったり引いたりしないでください
あなたがどう思うかはあなた次第
ただそれを言葉に出さないでください、口にしないでください
本気じゃなければ病んだり幸せを感じたりお金出したりしないです
私はいま“恋”してます。
私はバツイチだ。
今の世の中、バツイチなんてよくある話だろう。
結婚したのはまだ若い20歳の頃、2年付き合った彼と結婚をした。
このまま彼と生涯を共に過ごすんだ、と当たり前のように思っていた。
ただ夫はそう思っていなかったようだ。
結婚して半年後、夫の不倫が発覚。と同時に相手が妊娠していることを告げられた。
その後のことはあまりよく覚えていないが、無事に私はおひとり様となった。
―――もう誰も信じない、愛さない。
そう思いながら仕事をして、酒を飲み、たまに1晩限りの関係を楽しむ生活をしていた。
その日もいつも通り行きつけのバーに行った。いつも私が座っている席に、男が座っている。
『まぁ、いっか。』
男の隣に座り「いつもの」とマスターに言う。
結婚生活中は酒は飲んでいなかったが、離婚してからお酒を飲むようになった。今では「いつもの」を頼めるくらいになっている。
チラリと横目で男を見ると、30代くらいのサラリーマン。
アイロンがかけてある綺麗なワイシャツ。
『あぁ、良い奥さんがいるんだろうな。……私も…。』
1晩限りの関係を楽しむ私でも、ルールがひとつある。それは
“既婚者とはしないこと”
『この人とは無理か。…でも、でも、』
何故か目が離せない。容姿は普通の人なのに、何故か気になって仕方がない。
ふ、と目が合った。
「なにか?」
低く響く、冷たいような、でも甘い声。
「いえ、素敵だなって」
ハッと我に返る。
『何を言っているの?こんな返しなんて、ナンパだと思われちゃうじゃない!』
男はクスッと笑ってこう言った。
「あの、貴女と、どこかで会った気がするのですが…」
「え?私と?」
「ええ、気のせいかもしれませんが…」
「ふふっ、多分、気のせいですよ」
その後も話をしてみると、とても話が弾んだ。趣味や好きな映画のジャンルも一緒。休日の過ごし方も似ていた。
そして彼もバツイチだった。元奥さんの不倫と、金遣いの荒さが原因らしい。
最近離婚したのか、薬指の指輪がはめてあったろう場所が少し凹んでいた。
「離婚して、久しぶりにお酒でも飲んでみようかと初めてこの店に来ましたが、来てよかった。」
『本当に似てるなあ…もし運命の赤い糸なんてものがあると私が信じていたら、こういうので好きになるんだろうな。』
「僕は運命って信じてるんですよ。」
心が読まれた気がした。彼も同じようなことを考えていたのだろう。
「運命…ですか?」
「そう。貴女は信じてないですか?」
「ええ。神様なんかに決められて、あんな裏切りされるだなんて……私という人間が運命に操られて、自我が無いような気がしてしまうんです。」
「なるほど。そう考えると、そう思いますね。でも僕は――」
「酔ってしまったみたいです。終電もそろそろですし、私、帰りますね。楽しかったです、ありがとうございました。」
彼は黙り込んでしまった。
『これ以上いたら、この人と“運命”で流されそうになる。もう私は誰も信じないと決めたんだから…』
お会計を済まし、財布をカバンにしまう。
『もう会えないかもしれないけど…』
「待って!」
顔を上げ、彼を見る。
本気の顔をしていた。真っ直ぐで、芯のある目。バーの照明で潤んでるようにも見えた。
「好きだったんです」
「…え?」
「実は貴女と会ったのは2度目なんです…部下の嫁さんだったから、諦めようとしたんだけど…」
彼は結婚式に来ていたらしい。そこで私に一目惚れしたようだけど、自分には奥さんがいたからその気持ちを殺して生きてきた。
だがその後偶然元奥さんのお金の使い込みと不倫が発覚し、離婚に至った――という訳だ。
「本気、なんです…信じてもらえないかもしれないけど」
続けて、
「友達からでも、いいので…」
と消え入りそうな声で呟く。
私は心の中で大きなため息をついた。
こんなに一生懸命愛を伝えてくるなんて…
もしかしたら私は話している時、いや、初めて目を奪われた時から恋に落ちていたのかもしれない。
分からない、けど…
「…はい、よろしくお願いします。」
ぱあっと明るくなった彼の表情はとても素敵だった。
彼にとっての【本気の恋】に、私の運命を預けてみてもいいかもな。
チリン、といつもにも増して明るく聞こえるベルを聞きながら店を出た。
火照った顔で見上げた夜空の月は美しかった。
第1話 【本気の恋】~完~
お題に合わせてこの2人やその周辺の話を書いていこうと思います。よろしくお願いします。
♡︎8ありがとうございます。励みになります。
恋と聞いてイラッとする私は昔のお付き合いをいまだに引きずっております。
人の恋話なんてしょーもないですけど聞いてくださいな。お互い30代半ばでアプリで知り合い、3回目のデートで告白で付き合うことになりました。30代なので仕事や資格試験のために会えないことも多く、半年で関係がマンネリ化。私は、このまま惰性で行くかな〜と思ってたらすぐ振られました。私は不毛でもよかったけど相手は不毛な関係は切りたかったみたい。その夜は号泣しました。
一つだけ分かったのは、恋愛は一人ではできないってことですかね。
好きだとか
大好きだとか
愛してるだとか
口に出すまえに
目で伝わってるよ。
「本気の恋」
本気の恋
私は本気の恋をしたことがない。
学生の頃はみんなから人気がある人を好きだと言った。
好きな人がいるという会話は盛り上がるから
友達を作りたい時には便利だ。
私は恋どころか友達もいない。
人と関わるのが苦手だ。
家族ともご飯を一緒に食べたくないから
一人で部屋で食べてる。
それくらい人が苦手だ。
あと、
本気の恋にならないのは、
私は同性が好きかもしれないという事だ。
一生の中で誰とも本気の恋をせずに死んだら寂しいなとは少し思う。
本気の恋
本気の恋だった。あの頃からずっと。
重すぎるくらいに一途で他の誰にも目を向けなかった。
でも、それが良くなかったのか。
安心させすぎるのがダメだったのか。
彼女の視界に僕はいないのだろうか。