『未来』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
「未来」
私が眺めている未来というものは
私が幼い頃に思い描いていた絵とは色も形も違う
あの頃は虹色で、余白があって、どこに何を描いてもよかった
私は今、描き終わろうとしているキャンバスの上から
何を描こうとしているのだろう
【未来】
「これで 晴れてあなた達は『夫婦』です。
おめでとうございます。」
『婚姻届け』を出したオレ達…
いや、『婚姻届けみたいなもの』を出したオレ達
あれは5年前だ。
オレ達はインターネットで知り合った。
2年前
10/26に交際を始め
11/12に初めてリアルで会い
12/24のクリスマスイヴに
雪のなかでプロポーズをされた。
そして『結婚前提』に交際し、
去年は毎月デートをし、思い出を作った。
たまに「子供が居たら」なんて
「もしも」の話をしたりする。
女の子だったら『なのは』
男の子だったら『つかさ』
だが、そんな憧れを持っていても
オレ達は子供が出来ないのだ。
なぜならオレ達は
『男同士』だからだ。
好きな人と一緒になれるのは嬉しい。
だが 周りは冷たい目でオレ達を見る。
周りの目が気になって
人前で手を繋いだり、
「恋人」と言うのが苦手だった。
そんなオレの気持ちを
彼は優しく気遣ってくれた。
「結婚したら同棲しよう
そうすれば人目気にせずイチャイチャ出来る」
彼はオレとの同棲を考えていた。
「それと 子供は『養子』を迎えようよ
オレ達の実の子供じゃないけど
きっと良い家族になれるはずだよ」
オレは彼の考えに賛成した。
そしてオレ達は
市役所で『婚姻届け』(みたいなもの)を提出し
『夫婦』として生活を始めた。
いつか養子を迎えて
『本当の家族』の様に家庭を築き、
『ママ』と呼ばれる時を待ち望んでいる。
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[おまけ]
オレ「ねえ、結婚したら何やりたい?」
彼「今まで道理だよ」
オレ「何するの?」
彼「好きな事 やるの!
結婚しても2人でやりたいこと
やっていこうよ!」
オレ「するの?」
彼「もちろん子供も含めてね!」
将来が楽しみです。
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遠くない未来、日本がなくなってるかもしれないなあと思う。でも、私がこの世からいなくなってる頃の話だと思いたい。
わがままフェアリーである。
明るい未来、暗い未来。
今の私にはどっちか分からない。
今後の行い次第なんだろうなぁとは思うんだけれども。
だからこそ、私は大切にしたい。
今の、この瞬間をも。
〜未来〜
『あらすじ』
「僕は未来からやってきた。」
そう言うのは私の大切な人だった。
私はついさっき、この人に告白をしたのだ。
「…………え?」
困惑する私に、君は悲しそうに笑った。
「僕は君のことが大好きだけど、
…未来から来た人間は、過去の人間と付き合ってはならない決まりがある。」
お題:《未来》
まだそんなくよくよしてるのー?
ほーら、元気だして?ニコッ
未来は今の自分よ
変えて見せなさい
未来
【未来】
未来ある若者に幸福を、なんて政府が銘打っていた。政治家がそれを名のもとに選挙を開催していた。俺は今年から選挙権を得る歳だ。まぁ、それも法改正前。だから、既に選挙権はある。でも、初めてなんだ。"記憶では"
起きたら病院のベッド。聞かされた話では転んで頭打って気失って気づけば一部の記憶が抜け落ちていた。いや、過ごしているはずの一年間の記憶がなくなっていた。その頃に彼女が出来ていたらしい。大学で仲良くしているやつだった。あれ、友だちだったよな......? なんて。こんな感じで日常に支障をきたす程度で記憶が抜けていた。未来ある若者、なぁ。未来あっても記憶がねぇんだ。重要な気がするんだけどな。未来ある若者には記憶が無い。
お題:未来
それは美しいものだろうか
蕾だったものは綺麗に開く
そしてだんだんと枯れていく
美しいか
それは切なく悲しいものだろうか
子犬の寝ていたベッドは
あっという間に小さくなって
やがて空っぽの汚れたベッドになるだろう
悲しいか
それは明るく先の見えるものだろうか
世界一綺麗な蝶の蛹は
羽化したらどんな翅を持って出てくるだろうか
世界一綺麗な翅だろう
明るいものだ
それは暗く先が見えないものだろうか
右か左か前か後ろかもわからないまま
先が見えない洞窟を進む
自分は今何処にいるのか
自分は今何処へ進んでいるのか
誰も答えてはくれない
しかし進むしか無い
ただぼんやりした不安があるままに
大人になったら何になる?
いつからだろう、その問いを避けるようになったのは。
美由紀はぬるいコーヒーをすすった。
道路に面したカフェのカウンター席で、外を人が通るたびに反応してしまう。
待ち人現れず、である。
メッセージには既読がつくのに、返事も来ない。
もう行っちゃおうかな、と思っても性根が優柔不断で決断出来ず、惰性でまだ待っている。
「ごめん、遅れた!」
突然すぎる登場に驚いて水の入ったコップを揺らしてしまい、カウンターが少し濡れた。
息も絶え絶えである。
美由紀がコップを差し出すと、沙織はそれを受け取って三口で空にした。
「電車が遅れてた上に隣駅で降りちゃって、走ってきた」
隣駅までは確かに歩けない距離ではないが、ちょっとした運動にはなっただろう。
「一言返事くれたら良かったのに」
「パニクっちゃって……」
沙織は混乱しやすいタイプで、考えてみればいつもこうだ。
「まあ、いいよ。合流出来たんだし」
「ほんとごめん、ありがと」
沙織は水で濡れた口元を手の甲で拭った。
「時間まであと二十分あるし、もう少しここにいようか」
「そうだね。私もコーヒー頼んでくる」
沙織は中学時代からの友達だ。
あの頃から比べれば背も伸びたし、髪も伸びた。顔立ちも大人になったのに、本質は変わっていないように見える。
それとも美由紀が相手だからだろうか?現に店員さん相手の沙織はテキパキしている。
「お待たせ」
ものの数分で戻ってきた沙織は小さい鞄を膝に置いて隣に座った。
アイスコーヒーには氷が入っていない。沙織のいつも通りのオーダーだ。
「昔さぁ、よく話したよね。大人になったら何になる?って」
「そうだっけ?」
いきなり何?と言われるかと思ったのに。
予想外の反応に美由紀は会話が沙織のペースに巻き取られるのを感じた。
「昔って、どのくらい昔?」
「中学生の時」
「あー、覚えてない」
頷いたかと思うと首を振る。慌ただしい奴だ。
「沙織、聞くたびに違うこと言うから適当だなーと思ってたよ」
「だろうねぇ」
ストローから口を離した沙織は美由紀の方を見た。
「美由紀はずっとフルートやってたいって言ってたもんね」
「何で覚えてんの?」
「いつも同じこと言うから熱心だなーと思ってたんだよ」
沙織は美由紀がカウンターに置いているフルートのケースに目をやった。
「昔より今の方が考えてるかも、未来のこと」
「え、何それ。気になるんだけど」
沙織は身を乗り出す美由紀を受け流して時計を見た。
「映画終わったら話そ」
美由紀はアイスコーヒーを一気に吸い込む沙織に釣られてコーヒーを流し込んだ。
映画館まで走るのは、何だかやけに楽しかった。
未来とか将来とか理想とか夢とか
誰が語ろうと それは格好良いものでしかない
それを追いかけるのが人生
折れて挫けるのも運命
追っかけて大成させるのも運命
未来はとっくに決まってる
運命なんて変えらんない
そう考えりゃ
人生楽観的に過ごせるよ
私なりの
鬱脱出法。
_ ₇₆
大人になったら何をやっているのだろう?
どこに住んでいるのだろう?
どんな友人に出会えているのだろう?
そんな疑問は今の自分ではわからない。
でもいつか、わかる日が必ず来る。
その日を期待して。
今日も目を静かに閉じる。
お題 未来
未来とは
先の人生に待ち受ける絶望を受け入れることである。
人生とは
生まれて、生きて、そして死ぬことである。
愛とは
対象となる者の裏表全てを受け入れることである。
死とは
長い苦しみの果てに待つ人生のゴールである。
人間とは
世の中に存在する生物の中で最も愚かな生き物である。
そして今日も私たちは愚かに恥をさらして生きていく
過去には後悔があるけど
未来にはないから、未来が好き。
あの頃は良かったと振り返る時間があるより
未来を見つめていたい。
テーマ「未来」
暗く淀んだ 現世をみては
空の筺の中には 残らずに
天に隠れた 一欠片の希望
高くそびえた 大樹の上で
遠き蒼が染まりし時を ただ見ゆる
あの暁に 託す願いを
変わらず廻る 輪廻の内で
嗚呼 過去を未来も
ただ繰り返すだけ
平和の世を 待ちぼうけ
お題【未来】
タイトル【筺の中身は】
未来
「知ってる? 大昔は自分で性別を選べなかったんだって」
「え、そんなことある?」
「らしいね。肌の色も決まってたって」
「そういうの『生まれつき』って言ってたらしいよ」
「じゃあ飽きたら変えるとかもなし?」
「なし」
「髪も?」
「いや、髪の色は変えられたらしい」
「はー? 謎すぎる。何で髪はよくて肌はダメなん?」
「さあね」
「単純に技術の問題?」
「ふうん……あんま変わんなくね?」
「まあ面積大きいから」
「ぶは、ソコ?」
どうなってるのかな?
未来はあまり考えたくないや
過去ばっかり振り返ってる気がする…
なんだろう?
いい方になってたらいいなぁ👍️
tsutsuとはどうなってるのかな?
tsutsuと会いたいなぁ。
tsutsuのこと考えると涙溢れる(´_`。)゙
tsutsuと話したいなぁ。。
話逸れた(;_;)
#未来
わからないけど、いずれ来るもの
常に移ろい続けているもの
合戦場の跡
カルデラ
売り地
極点の森
なきがら
今から見れば今でも、過去から見たら
"未来"
探偵事務所に勤め始めて早五年。
事務員兼実地調査員から肩書きが変わることもなく、
ドラマのような殺人事件に行き当たることもなく、
猫探しとお年寄りの御用聞で日銭を稼ぐばかりである。
「しゃちょーう。もうちょっと給料上がりません?」
「バカいえ、俺だってカツカツだよ。
誰だ?こないだの猫探しで不法侵入したのは。
菓子折り持って謝りに行ったおかげで、
こっちは収支マイナスなんだよ。」
「そうは言っても、ここ最近の依頼、
蹴ってばっかじゃないですか〜。」
「うちはな、犯罪に加担しそうなのは受けないのがウリ
なんだ。というか、依頼人の個人情報に聞き耳立てて
んじゃねぇ。」
バインダーの角が降ってくる。
強面も相まって、職質かけられまくってる癖に!
暴力反対と騒げば、更に書類の山が降ってくる。
「そんなに暇でしょうがないなら、暇つぶしできる仕事をやるよ。」
「いらねぇっスヨ。なんすか、これ。」
「空き家の調査依頼。
大手不動産屋がこの辺の放棄されてるを探してんだとよ。ほら、隣町に新しいモールが立つだろ。駅も近いし、ベッドタウンにするんだとさ。」
「ほー。つまり?このクソ暑い中?外?」
「ご名答。働いてこいよ、名探偵。」
ずっとうだつが上がらない毎日が続くと思って疑わなかったのだ。
空き家の真ん中に、上等な毛並みのアリクイを見つけるまでは。
-未来-
未来?
未来とは、 現在のあとに来る時。これから来る時。将来。
人は先のことを想像し考えていくが、先のことを視て考えるのは架空の世界である
未来のことなんて分からない
想像で夢を目標とし努力する結果の先のことなんてわかるはずもない
未来は自分次第の選択肢
悩め
どれが効率のいい選択肢なのか
考えて
その選択肢でいいのか
決意に
目標に近く道へ
#未来
未来の私は何をしているかしら。
昔はよくそんな事を考えていたっけ。
夢は沢山あった。
幼稚園の頃はケーキ屋さん。
小学生の頃は警察官。
中学生の頃は介護福祉士。
高校生の頃は小説家。
どんどん難しい夢を見ては挫折して、大学生で私は平凡、いやそれ以下の人間だと改めて自覚して。
苦しかった辛かった。少しでいい特別な人間になりたかった。
テレビやSNSを見る度に同い年の『トクベツ』な人を見つけては勝手に嫉妬して。
あぁ醜い。気持ち悪い。なんでこんな考え方になってしまったの。ただ少し、夢を見ていただけなのに。
私には分不相応。
そんな事分かってる。
それでも夢を見たっていいじゃない。そう思えたら良かったのに。私はそんなに強くなれなかった。
だからね、もう未来を考えることはやめたの。
死ねばもう未来のことなんか考えなくても良いでしょう?
だって、そこにあるのはただの『無』、だもの。