『月夜』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
欠けた部分があるのは月も一緒 。
それでも光り続けるんだ。
月夜。
僕もおなじような美しさになれるだろうか
今日、ちょっと寒くない?ひんやりしてる。
コート着てないからだろ?もっと厚着してこればよかったのに。
だってー、予報ではそろそろ春模様って言ってたんだもんー。
……ねぇねぇ、月、キレイじゃない?
…ほんとだね。いつもにも増してきれいだね。雲もないし、はっきり見えてる。
ええー、まぁー、そーだけど……違うじゃんー
……拗ねちゃった?…〇〇のために死んでもいいよ
「月夜」
暗い夜に流る薄墨が
滲んで境を隠す 滲んで舌を伸ばす
宵の薄絹十重二十重
月も黒絽の向こう側
山影は手招く
いざや 根の国は彼方
根の途は此処にありやと
さやさやと名を呼ばう
いざや 黄泉路往け
黄泉平坂此処にありやと
宵の薄絹十重二十重
月も黒絽の小夜衣
猫か狐か叫び声
隣の障子に躍る影は誰のもの 誰のも
墨引き際のかはたれに
引き連れて佇むひとぞ笑む
薄衣の向こう(お題:月夜)
月夜
あなたはこの暗い世の中を優しく照らす月夜のようだけど私はこの世界に溶け込むような闇夜みたいだ。
…私にとってあなたは少し眩しく見える。
圧倒的ではなく、少しだ。
でも、この"少し"が大きく感じる。
…何故だろうか?
月夜の空を眺める
何だか穏やかな気持ちになる
月夜に照らされてるそんな景色がすき、、、
ハァっと息を吐くたび
白いモヤが空中に消える
寒い冬の夜
そっと空を見上げる
今日は満月か
太陽みたいに明るいあの人は
私には眩しすぎたのだ
側にいればその熱で
身を焦がすだけだから
だから、、、、
離れて正解だったのだと
自分に言い聞かせて
前を向いた
頬を伝う涙を
月夜だけが知っている
毎日仕事からかえると
必ず夜空を眺める私
星を見るのも好きだが
やっぱり綺麗な満月を見るのが
自分にとっての癒やしの時間
明るく
強く
たくましく
時には
暗くなっている自分の気持ちを
「明かり」というエネルギーで
明るくしてくれる
心の苛立ちも
いつの間にか
忘れさせてしまうくらい
そうです。
月夜の晩の日の楽しみは
私の心のオアシスなのです。
窓の外はまだカゼが冷たい
少し小さなカップにスープを一杯
僕は丁寧に飲んでいる
君は相変わらず薄味だね
小さなカップに一杯のスープ
僕は飲み干してしまう
窓の外は春の月
窓の外は確かに春の月
今日は一緒に見ようよ
月夜に照らされて
僕はここにいると叫んでる
あの光がなくなれば
暗闇に溶けていくだけ
希望の月の光だけは
消えないでくれ
月の光が綺麗な夜は、恋人は透けてしまう。
「幽霊みたいだね」
「バカ言うなよ」
半透明の彼女は、そのまま消えちまいそうで、嫌だった。
「どこにも行くな」と言って、抱き締めれば、「行くワケないだろ」と笑われる。
これは、ある「月夜」の物語
月が1番よく見える海には、いつも先客がいました、、その人は角が生えていて、大きな鎌を持っているのです。それでも主人公はその人の傍に行き、毎晩毎晩語り明かすのです。その行為が許されるまで……
月夜
雲ない晴れた空
ぼんやりと
見える月夜
眼鏡をかけて
くっきり見える
お月様に
願いを込めて
お祈りする
どうか
彼と同じ月を
見ていますように
なな🐶
2024年3月7日696
月夜に光り輝くお城は誰もが目を奪われるほど美しかった
本当の月夜を感じてみたい。
ここでいう本当の月夜とは、人工の明かりの一切ない場所で見る月のことだ。
きっと、とても素敵なのだろうと想像を膨らませている。
月夜の夜には祈りを
晴天の朝には希望を
そすればあなたは報われる………
なぁんて、
祈ってなんになる?
物を買って何になる?
神に祈って何になった?
何かになったか?
まぁ俺はそんなことしか考えてないから
報われないのかもなぁ
『ほんと月って綺麗だよね~』
「そうかしら?」
『うん』
「私はそう思わないけど...」
『え、何で?』
「フフッ」
月夜の灯りに、影一つ。
丘の上で夜空を眺めていた。
今日は満月なのかな?
とても月が明るい。
わたしは遠い遠い都会から来たから、
月の光で自分の影ができるなんて、知らなかったよ。
ぼんやりと星が輝くのを見上げ、
また目を下ろして自分の影を見ようと振り向くと。
月夜の灯りに、影二つ。
いつの間にか、あなたがわたしの隣に並んでいた。
本当に月が綺麗だね、なんて、
月の光に照らされた、優しい笑顔をこちらに向ける。
あなたは、その意味を知っているのかしら?
何の曇りも照れも見えない瞳を見つめ返して。
本当に、綺麗だね。
何も知らない顔をして、わたしも笑顔を返す。
あなたはきょとんとした顔をして、
不思議そうに首を傾げてわたしの瞳を覗き込む。
お決まりの台詞なんて、言ってあげないよ。
わたしはぺろりと舌を出して見せ。
熱い頬を感じながら、
特別な月夜の幸せに目を細め、笑い合った。
お題 月夜
「かぐや姫の本心を表せ」
電話中、彼女は古典の時間に出された課題について話し始めた
「かぐや姫の本心ねぇ…やっぱ、帰りたくなかったとか?」
『そーゆーありきたりなのはダメだって。』
「えー!めんどくせぇな…。」
その後話題はどんどん切り替わっていき、そろそろ日付が変わるので切ろうとした瞬間、彼女が切り出した
『ねぇ。かぐや姫ってさ、ほんとはどっちでも良かったんじゃないかな。』
「え?」
『だから、課題の話。かぐや姫は地上に残ることも、天界に帰ることも、正直どうでも良くて。ただ生き延びたかっただけなんじゃないかなって思ったの。天界に帰る決断をしたのも、そっちの方が長生きできそうだったからかなって。』
「おー…面白いじゃん。」
『でしょ?』
「じゃあ、もし地上に残るほうが長生きできるとしたら残ったのかな。」
『さぁ。でもあたしならどのみち天界に帰る。』
「なんで?」
『だって、地上には大切な育ての親と一応恋人だった帝がいるんでしょ?もし天界に帰るの拒んだら危険に晒されるわけじゃん。だから、あたしは天界に帰る。』
「…なんかすげぇ。」
『でっしょー?』
不意に時計を見れば、針は今にも日付を越えようとしていた。
「もうそろそろ寝るか。」
『そうだね……。』
かちり、かちり、かちり。秒針は少しずつ垂直へ近づいていく。
「じゃ、おやすみ。」
『おやすみ……あのね、』
「うん?」
かちり、かちり。
『大好きだよ。』
かちり。
「……あれ?なんでここにスマホ?」
耳に当てたスマホの画面を見れば、表記は10月1日の真夜中に切り替わっていた。
「寝ぼけたのか…。」
ベッドから立ち上がり、充電器の元に向かおうとした時、ふわりとカーテンが風に舞った。
「……窓なんて開けてたっけ?」
淡く柔らかい満月の光は、俺を優しく見つめていた。
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月がすごく綺麗だよ
それについて話そう
前みたく深夜まで。
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Theme:月夜
『月夜』
月夜の……それも決まって満月の晩にだけ会う少年がいた。
月光を吸収したかのように美しい銀の髪をした凛とした表情を携えた少年だった。
目が悪いモグラな私はその存在があまりにも眩しくて、遠い世界の住人だと思っていた。
なのに気安く声をかけて会話を重ねるから、だんだんと私の心の中に入り込んでくる。
優しい微笑みを向けられると、ドキドキしてなんだか落ち着かない。
もっと色んな表情を見たい、もっと色んな君を知りたいと思うのに、その一歩が踏み出せない。
だって私は目が悪くて、陽の光の元では顔を上げて歩けないモグラだから……。
凛として美しい彼とは不釣り合いな自分が惨めで、泣きたくなる。
だけど、あの優しい微笑みに胸の高鳴りが響いて、君に恋をしていると気付いたら、少しでも君の隣を歩ける、釣り合うような自分にもなりたいと思った。
好きだと告白して以降、もう何年もあの美しい少年には会っていない。
だけど月夜の……決まって満月の晩に、もしかしたら会えるかもしれないと淡い期待を抱いてしまう。
未練がましいと言われたけれど、どうしたってあの胸の高鳴りが忘れられない。
今も月を見上げて想う。
君は今、この同じ月を見ていますか?と……