『月に願いを』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
今月の満月はいつだったかな。と夜空を見上げ少し欠けた月を見ながら思う
よくよく見ると上が欠けていたから3,4日前と言った具合だろうか
くそう、失敗したな
欠けた月も好きだけれど、やはり見るなら満月が良かったからだ。だが丁度その時、ボクは寝込んでいたから無理もない。
晴れていたからきっとまぁるい丸いお月様が見えたことだろう
どこから見てもまぁるい月
明るくて夜空を照らす月
そんな月にボクはいつも願っていることがある
否、願い出したことがある
キミが幸せでありますようにと
ボクとキミが出逢ったのは満月の夜だったから
満月の夜、お気に入りのカップに注いだ紅茶に
月を映して願うのが流行っているのだと言う
あの人から貰ったマグに入れた珈琲の水面を揺らして祈る
ただ私の大切なあの人に幸いを
満月に願う勇気の無い私が見上げた空に月は見えない
『月に願いを』
学校はつまらない。とても退屈だ。
そんな風に思っていたのはつい2ヶ月前までだ。
2ヶ月前、私は恋をした。叶わない恋を
「せんせ!またなんか実験してんの?ほんと好きですよねぇー、」
そう、私の初恋を奪った彼。理科教師で実験まみれの生活を送っている。理科オタクとでも言うのか、、
そもそも私は理科が好きじゃなかった。だから、彼の理科も好きじゃなかった。
授業も何時でも寝ていたし、テストも散々だった。
そんな私は、テストの度に居残りになり帰宅部なのに帰るのはいつも6時だった。
いつもの居残り。先生はいつもと違った。
「なぁ、俺の授業つまんねぇか?」
沈黙の中先生が呟く。まだ私が先生をすきになる前だった。
そう聞かれて何も答えられなかった。
「わかった、よし、、いつもどうり補習始めんぞ」
少し悲しそうな先生、初めて見た。
申し訳ない、そう思ったけどそれ以外何も思わない。
お前このままじゃ受験落ちるぞ。そう言って毎日補習にさせられた。
そのおかげか点数は伸びた。赤点まみれだったのに50点、80点と目に見えて伸びていった。
いつしか私も理科オタクになってしまった。
もしかしたら理科オタクのふりなのかもしれない。
先生に近づくための嘘なのかもしれない。
天体観測、先生は今日月の観察をするらしい。
夜中の2時、こっそりベランダに出て空を見上げる。
満月だ。
綺麗だなぁ、今先生も空を見ている。
流れ星でもないのに願ってしまった。
「先生、、好きですよ、」
月に願いを
月に願いを
彼は満月が近づくと人が変わる。
まるで狼男のように気性が荒くなる。
はじめは何かの冗談かと思った。
普段から少しおかしなことを言う人だったから。
外面の良い彼は、外では決してそれを見せない。
そのため、人に相談することもできない。
こんな話を誰が信じるというのか。
正気に戻ろうと自分で自分の頬を叩いたりする。
それがまた気味が悪いのだ。
お願い、お月さま。
どうか、三日月のままでいてください。
上を向いて歩こう
涙が溢れないように
とある有名な曲の歌詞を
口ずさみながら歩く河川敷
今は午後10時頃
人気なのない道を
涙を流しながら歩く
…ひとり……
一世一代の大勝負
給与の半年分の値段を指輪にかけ
神社や星に願いをかけ
告白のマナーやデートコースを調べ
好きな人に告白をした。
結果は駄目だったが…
「ど、どうして!?」
「だって、貧乏そうだもん」
「…っ!?」
貧乏そう…
20歳で手取り20万ちょっと
確かに上を見れば端金だろうさ
だが、他の同年代に比べたら平均以上だぞ
貧乏そうって事は給与じゃなくて
服装とかかな…
結構頑張って買った服なんだけど
彼女には、そう見えたんだろうな
はぁ…
こんな思いをするくらいなら
恋なんてしなければ良かった
どうせ、俺に恋なんて合わないんだろうな
川岸に腰掛け下を向いていたら
後ろから声をかけられた
「すみません?どうかされましたか?」
あぁ、警察の方かな…
今ひとりにして欲しんだけどな
そう思って振り返ったらそこには
「あれ?橋本 先輩?」
そこには大学の頃の後輩の宮沢が立っていた
「みや…ざわ?」
「そうです!どうしたんですか?こんな夜中にこんな所で」
俺は話したくないと思いながらも
話したら楽になるかも、と一縷の考えで
これまでの経緯を話した。
「そう、だったんですね
でも、それで良かったと思いますよ」
「どうして…そう思うのかな?」
「だってその人は先輩自身じゃなくて
お金しか見てなかった、って事でしょ?
そんな人とこれかも付き合う必要無いと思います!
普通だったら、こんなに優しくてカッコよくて素敵な人手放さないですもん
私だったら…」
俺の目を見ながら手を握り
「ずっとこの手を離さないです」
「…っ!?」
そう言って立ち上がった宮沢は笑いながら振り返りこう言った
「今日は月が綺麗ですね!それじゃ、先輩また会いましょ!」
なんだろう
地の底まで落ち込んでいた気持ちが
持ち上げられて今は跳ね上がっている。
「いやいや!勘違いするなっ!
これは唯の蜘蛛の糸みたいなものだ!」
はぁ、でも月が綺麗ですね…か
確かにそうだな
満月輝く空を見上げながら俺は帰路に着いた
悲しみは 星のかげに
悲しみは 月のかげに
「お月さん、恋をしないって言ったな
ありゃ嘘だ!また新しい恋を所望する!
よろしく頼んまぁ!」
気持ちのブレが大きすぎて
変なテンションの俺は
…月に願う
新しい恋を
月に願いを
月営業所にて
「部長!地球からの願い事が多すぎて
サーバーがパンクしそうですっ!」
「だから言ったんだ!
無茶な営業はするなとっ!」
🌙*·̩͙月に願いを
(2024/05/26 19:34:07)
月に願いを
「月に願いをかけてみたらいいんじゃないの?」と笑ってアイツはねぐらに帰っていった。見上げる夜空に月はいくつあるんだったか。というかここは衛星だ。もっと詳しくいうと木星の衛星であるガニメデの前線基地だ。見上げる夜空に巨大な木星。そしてあちこちに衛星…と思いかけて俺は気づく。あれは衛星だ。ここは衛星だ。でも、月はただひとつ。地球の周りをまわる。俺は遠く見えないただひとつの月に願う、アイツが明日も笑ってくれますように。
「先生っ!」
おかっぱ頭の少女が、窓に腰をかけている『先生』という女性に声をかけた。
「おや。十花じゃないか。」
先生は優しい声色で、長女の名を呼んだ。
両者ともに美しい青色の瞳だった。
「祭りの日だよ?下の子達と一緒に遊んでおいで」
先生は、なだめるようにして少女に言う。
少女は眉間にしわを寄せた。
「馴染めなかったのかい?一華も八花も居るのに」
先生は心配しているようだった。
「いっいえ!そういうわけではありません!
ですが、
祭りの雰囲気があんまり好きではないのです。」
「はははっ」
先生は、鳩が豆鉄砲をくらったような顔したが即座に笑顔へと変わった。
優しく少女の頭を撫でる。
「そうか。そうか」
「先生。先生は何をしておられたのですか?」
頭を撫でられて幸せそうな顔をそのままに、少女は疑問を問う。
「お星様に願いを込めているのさ。
お前達がいつでも幸せに生きますようにと」
先生は、窓の外の星を見つめた。
「楽しいのですか?」
「嗚呼。お前はきっとわかるから」
お月様
お月様
おねがいです
わたしにがぞくをください
なきたいときは
だきしめてくれる
かぞくをください
いやなことがあったら
すぐにきづいて、
しんしに向き合ってくれる
そんな、
かぞくをちょうだい
おつきさま
おいおい、昨日はあれだけある星に願ってたじゃないか。
それで叶わないからって今日はコッチにお願いされてもねぇ。
まぁ、あんな数だけの奴よりずっと存在感あって、引力でコッチもソッチも付かず離れずしてると。
もっと側に来て欲しいって願うのは分かるよ。
んーでもほら。
手が届かないから綺麗に見える物って有るじゃん?
あんま近くで見られるとさ。困る訳。
あー…クレーターって聞いた事ある?
ああ有るんだ。つらぁ。
だからさぁ、あんま近くで見ないで。
遠くから見ててよ。
こっちからも見てる。
頑張ってるとことか、ごめんね引力が強過ぎて頭痛くなったりしてるとことか。
あ、たまにそっちから見えなくなる時有るけど
ほら、太陽っつー熱血漢のせいで。
ちゃんと居るから。
見てるから。
がんばんなよ。
お願い聞いててやるからさ。
ま、聞くだけで叶える力無いんだけど。
愚痴こぼすくらいには丁度良い相手だよ。
「月に願いを」
月に願い事を願ってみな。
その願いが叶った時
もしかしたら、見えない日があるかもしれない。
もしかしたら、半分欠けてるかもしれない。
もしかしたら、見えない裏側ではボコボコになってるかもしれない。
でも、いつかはまんまるに金色に光って人々に安らぎを与えるかもしれない。
そして、他の人が月に願っていたら、あなたは太陽になるべきだ。あなたのパワーが知らず知らずに誰かの願いを、金色に明るく輝かせる支えになるかもしれない……
詩(テーマ)
『月に願いを』
昼は隠れて 白く現れ
低い月ほど 大きく見える
満ちては欠けて 雨降りゃ逃げる
月に願いを 言えますか?
人も嘘つき 見栄を張ってる
悪を飼っては エサまであげて
おんなじですね 確かな事は
そこに必ず 居るんです
信じられずに 愛を疑う
けれどだれかが 求めてくれる
私はそれを 奇跡と呼ぶの
月に願いを… その人を
月の光が窓から差し込んでいる。
部屋が真っ暗だからかそれがとても映えて見えた。
私は気になって、窓をのぞき込む。
なんとも神秘的な光景だった。
まん丸のお月様がこちらを見ていた。
私はずっとみていたいと思った。
時間よ止まれ。 そう願う。
───けど、時間は止まってはくれない。
お題【 月に願いを 】
『月に願いを』🧡
願い事。
叶えるためには、
努力が大事になる。
でも、
努力しても
叶わないことだってある。
たとえば、
あなたへの恋心とか。
無駄に装飾品の多い窓から月を眺める男が1人。産まれた時から彼の運命は決まっていた。
貴族の第一子として跡継ぎする未来。それしか無かったのだ。着飾られた服、整えられた髪、自由の無い、部屋。自室と言えども牢獄と同じだった。
小さい頃、小学校の帰り道。送迎ではなくどうしても他の生徒と一緒に徒歩で帰りたいという意志を聞きいれてもらって帰っていたあの道の途中、いつも1人の女の子が公園でブランコに乗っていたのを𓏸𓏸はふと思い出した。
『こんなとこでなにしてるの?』
『…かえるいえ、ないから』
『……いっしょにくる?っていいたいけど、ぜったいお母さまにゆるしてもらえないや…ごめん』
『…じゃあちょっとだけいっしょにあそんでよ』
『もんげん、あるから…10ふんだけしか……』
『いいよ、でも』
『……?』
『まいにちあそぼう!!』
そう言われて、下校の途中10分間だけいつもあの子と遊ぶようになっていた。規則や言い付けに雁字搦めにされていた𓏸𓏸にとって何だか悪い事をしている気分で、でもそれが楽しくて、小学校を卒業するまでずっと毎日10分。
『もう卒業だね』
『…𓏸𓏸君、どこの中学行くの?』
『∅∅中学校』
『……どこそれ???』
『県外の私立だよ。もう小学校入った時から決まってた』
『…なんか』
『なに』
『………楽しい?』
『え?』
『それ、楽しい?』
『それっ、て、』
『親の言う事ばっか聞いて。楽しいの?』
『…………』
『いつか迎えに行くから、その時までに楽しいかどうか答え出しといてね』
『え』
『楽しくなかったって言う答えが出てたら、一緒に着いてきて』
『ちょ、待って…』
そのままあの子はどこかへ行ってしまって、それ以来何度も公園に通ったけど出会えることは無かった。…なんて、懐かしい思い出に浸りながら今日もカーテンを閉め、ベッドに寝転ぶ。
目が覚めたらまた、何も無い1日が始まってしまうのか。
深夜、突如ガラッ!と音がして、𓏸𓏸は眠たい目を擦りながら窓の方を見た。
満月の月光に照らされながら、ヒラヒラとマントを靡かせて窓の縁に立っている誰か。
「おはよ、𓏸𓏸君」
「…………××、ちゃん…」
「答え、聞きに来た」
「……そんなの」
あの時、聞かれたあの時から決まっている。
𓏸𓏸は××の手を取る。2人は満月光る夜の闇に消えていった。
『月に願いを』
ねぇ、お月様。
もしも、もしも願いが叶うのなら
世界中の幸せを望みます。
本当は世界中の幸せなんて要らない。
もう居ないあなた。
彼を、私をあんな風にしたこの世を呪えたなら。
ねぇ、お月様。
もしも、もしも願いが叶うのなら
世界中の不幸を願います…。
「月に願いを」
【月に願いを】
今日も月は綺麗ですね
一生この月と共に生きて生きたいです
「月に願いを」
そう聞いて最初に思い浮かんだのは、
WEST.の【雪に願いを】というユニット曲
初めて聴いた時、気づいたら泣いていた曲
歌詞から情景を想像して物語ができる
ぜひ1度は聞いてみてほしい
月に願いを
小さい頃夜寝る前に自室で月を見るのがすきでした。
可愛いイラストとともに
おまじないが書いてある紙が流行っていて
信じてはいないけど
月を見てロマンチックだなぁと思っていました。
高校生の頃自転車で下校しながら
月を見るのも好きでした。
今は一人暮らしで月は部屋から見えません。
月が恋しいので夜の散歩しながら
月にお願いしてみようかしら。
また夜風を浴びながら月が見れますように。