『最悪』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
「はあ、最悪」
「あー最近多いよね。SNSでよく見かける。人のリプライ荒らしたりね」
「それ害悪。そうじゃなくて、最悪って言ったの」
「血と血で結ぶ約束・・・」
「なんだそれ。約束・・・契約とか?」
「ぶっぶー! 盟約でしたー!」
「今の君が一番迷惑だよ!」
「ところで、なにが最悪なの?」
「君のせいで綺麗さっぱり忘れたよ!!」
「よかったね」
「・・・さ、サンキュー?」
「どいたま」
「往復一回殴りたい」
「せめて一発にして」
9.
生まれて初めて同級生を好きになった。
今までは、何となくで同級生や年上の人と付き合ってきた。
でも、高校生になって初めて、隣の席のあの人を好きになった。
最初はぎこちないない挨拶から始まった。
それからどんどん話すようになった。
あの人は、絵も下手だし、頭も悪いし、話す時もぎこちない。
でも、好きなところも沢山ある。
話す時必ず目線が合うようにしゃがんでくれるところ。
授業が分からない時、こっそり答えを教えてくれるところ。
手を振ると少し照れくさそうに笑顔で振り返してくれるところ。
目が合うと必ず笑うあの仕草。
数え切れないほど好きになる要素が沢山詰まっている。
今まで、付き合った人には、酷いことばかりされてきた。
だから、好きだという想いを認めたくなかった。
でも、あの人はなぜだか大丈夫な気がする。
あの人の一つ一つが愛おしく思えてしまう。
一緒に幸せになりいと思ってしまう。
私は、生まれて初めて同級生を好きになった。
今の状況でしょうか
表面的なことばかりで
私の内面に気づきもしない
何かしてやろうとするばかり
私が思っているのは公的なこと
秘密ではない
ずっと我慢してきた
あと数年です
全てが報われる
その一歩をまだ邪魔するのですか
虹の橋を今度こそ必ずかける
行けなくても心待ちにしているのです
全てを水の泡にするのは
あなた達もその報いを受ける気ですか
あなた達の気配をずっと分かっていた
電話の配線が混線した工事かな
対応できるかな
姉が癌になった
本読んでる
君たちや心に持つは夏の霧
温かく月のように見守りたいです
ごめんなさい
ばっさりやられたけどね
愛情はさっぱり分かってなくて
キーパーソンを変えたかったの
クリスマスローズの葉が枯れかかってる
茎だけしっかりしてるけど
切る時何かが変わると思っている
彼らが来た時本当に嬉しかった
過去の記憶が塗替えられた
感謝しています
貴方は本当に優しく頭がいい人だ
それでも私はまだここに居たいです
最悪36
最悪
最悪だ!君が恋する顔を見てしまった。
最悪だ!その顔を見て、君に恋している事に気付くなんて。
日々家
「俺悪くない。俺はちゃんと言われたノルマした」
「……はぁ…」
退屈そうに銃を磨きながら、男性のマフィアはそう言った。思わず女性のマフィアからため息が溢れ出る。この男、依頼人からのノルマは完璧にこなす。例えどんなノルマだとしても。
「アタシらも商売なのよ、あそこはよく使ってくれるし報酬も高いからちょっと位サービスってもんを覚えなさい」
「何で?ノルマはこなしてる」
「はぁ…」
こちらを見る事もせず淡々と言い放つ男に思わず頭を抱えた。確かに言ってしまえばノルマさえクリアすればそれで良いのだ。しかし今回の依頼主は10年来の付き合いで報酬も高値で…
「俺が」
「何よ」
「俺がいつもノルマしかクリアしない理由、分かる?」
「いいえ?」
「……𓏸𓏸は優しすぎる。この世界で依存は命取りだよ。だから俺でバランス取ってる。俺の不評がきたとしても、𓏸𓏸が居るからここには依頼が来る。…要は、𓏸𓏸が多少手抜いてもバレないって事」
「そんな…っ!手なんて抜かないわよ」
グッと男の顔が近くなって、おでこにこつんと彼のおでこが当てられる。そのままおでこが離れていったと思ったら、男の手が女頬を包み込んだ。
「…今日、熱あるのに仕事行こうとしてたでしょ。俺が代わりに仕事してくるから、ゆっくり休んでて」
「この位なら大丈夫よ、アタシ、」
「……病み上がりでもどーせ𓏸𓏸は仕事行きたがる。今日は俺が手抜いて仕事してくる。病み上がりでちょっとミスっても俺のせいにしていいから」
そう言うと男は隠し扉から外の世界へ出て行った。堂々と手を抜いて仕事をする宣言をされて苛立つのと、熱を見抜かれ心配してくれた事への感謝を天秤にかけた時。
「……最悪、…………だけど最高の相棒ね」
自分が彼に依存しているのには見て見ぬふりをした。
『最悪』
―― 最 悪 ――
スイーツを食べ過ぎちゃった
大抵のことはなんとかなるし
何とかならないことは足掻いたってしょうがない
あまり自分のことに真剣になりすぎない方がいいよ
いま生きている人は百年前には存在してないし
百年後には消えている
コロナだって戦争だって百年後には
歴史の教科書の一ページに書かれるだけの出来事
そう考えれば目の前の最悪なことなんて
そんなにたいした事じゃない
そう思わないとやってらんないし
どうせ人間なんてくだらない存在なんだから
楽しくやろうぜ、兄弟
【最悪】
Fluctuat nec mergitur
(たゆたえども沈まず)
荒波や暴風に襲われたら帆をたたんで
じっと嵐が過ぎるのを待とう
沈みさえしなければ
また前に進める
ボロボロに傷ついた船だって
いつか港にたどり着く
だからこんな穏やかな日は少しだけ帆を張って
風の吹くままに進んでいこう
沈みさえしなければ
きっと
最悪
3・11の震災で沢山の命が奪われた
コロナで全世界で沢山の命が奪われた
未だに戦争で沢山の命が奪われている
ひとが創りし物を愚かな考えの者が
自ら壊している…
こんな最悪な亊がいつまでも続くのだろうか?
転居を済ませて何度目かの夜。部屋はあらかた片付きつつあり、畳まれたダンボール箱が隅に追いやられている。今はそんな自分を労わろうとベランダで一人月見酒を楽しんでいる所だ。
眼下にはちらほらと人の行き交う姿と、所々で咲き誇る桜が見える。この頃桜まつりが行われているそうだが、桜どころか人を見に行くような気がしてならない。また去年のように夜に行こうかとも考えたが、隣にあの温もりが無い事に虚しさを覚える。
自分より少しだけ小さな陽だまりのような手。もう何度も繋いで感覚も覚えているのに、握っても握っても手は知らない虚空を掴むばかり。
ふと、手に何かがかすった。見ると桜の花びらだった。まだ、全て落ち切るのは先だろうか。明後日の夜まで、持ってくれるだろうか。
お題:『手は虚空を切る』
前髪を切りすぎた
最悪だ
彼が前髪を褒めてくれた
今日は最高の日かも
彼が女の子と手を繋いで歩いていた
やっぱり今日は最悪の日
最悪
最悪
好きの反対は嫌いではなく無関心という。
では最高の反対は?
最悪ではなく『何も感じない』だろうか?
何も感じない事が最も悪いという価値観であればそうだろう。
だが、最も悪いというのは文字通り『最悪』という事ではないだろうか。
つまるところ、最高の反対は最悪である。
最悪
買ったばかりの服に染みがついた
最悪だと思ってたけど
家に帰る頃には忘れていて
そのまま洗濯機に放り込んだ
消えてよかった
あーあ最悪だ
君がそのことを知ってしまうなんて
君にだけは絶対バレたくなかった
今までの努力も
これからの未来も
迎えるはずのない運命も
全て無駄になった
あっはは
もう笑うしかない
だから僕は意志を捨てた
自らの責任の石も
自らの運命を左右する意思も
悪魔という名の川に落とした
お題『最悪』
生きていれば最悪だと感じることは多々ある
あの時の最悪に比べたら…
あの時よりも最悪だ…
しかし過ぎ去ると
どうでもよくなる
最悪。
ぼくにとっての最悪は、逃れられない記憶でも書いたがやはり家庭の事だと思う。
だからこれを見ていてくれている親世代の人に言いたい
虐待は駄目だと
そして今悩んでいる君へ何かあれば言って欲しい
難しいのは分かっている。
でも、これだけは言える。俺は君を拒絶しない
俺は君の味方でありたい
小さな頃に見た最悪の夢。
雪の降る寒い中母の棺を押す。
目覚めた時は真夏だったけれど、タオルケットをはねのけて寝ていたのだった。
横で寝ている母の顔を何度も確認した。
それから私はタオルケットや布団をしっかりかけて寝るようになった。
今母は高齢者と呼ばれる年齢になった。
最悪の夢が現実になる日が迫っているのを感じる。
今の私はその衝撃に耐えられるだろうか。
事実、顧客の意見によれば、あれは今までで最悪のキャンペーンでした。 彼女は心配性な人なので、いつも起こり得る最悪の状況について話す。 これは今までで最悪で最高の言い訳だ。 それは最悪の起こりうる事だ。
最悪
貴方は、「最悪」と思ったことはありますか?
怪我をしたか、何かを間違えたか、寝坊したか…沢山要因はあると思います。
では…
「最悪」と、何回言ったことがありますか。
私は数えられません。
そのくらい、最悪と思ったことがあるのです。
最悪って、最も悪いと書くのに、何回もあるなんておかしいと思いませんか?最も、になってません。
最悪って言うほどですが、何回もあるって、つまりそこまで最悪ってほどでもないのです。
気にしなくていいんじゃないですか?
伝えたいことは1つ。
人生、気楽でいいんです。
最悪
今日は最悪な事が起こった
ほんとにクソみたいなことまじで二度とないといいけど
『最悪』
''最悪な人生だった''と
後悔しないように
一生懸命、楽しく生きてるつもりなのに
結局は ''最悪な人生だった'' と
思ってしまうのかな
#14