『最悪』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
最悪
3・11の震災で沢山の命が奪われた
コロナで全世界で沢山の命が奪われた
未だに戦争で沢山の命が奪われている
ひとが創りし物を愚かな考えの者が
自ら壊している…
こんな最悪な亊がいつまでも続くのだろうか?
転居を済ませて何度目かの夜。部屋はあらかた片付きつつあり、畳まれたダンボール箱が隅に追いやられている。今はそんな自分を労わろうとベランダで一人月見酒を楽しんでいる所だ。
眼下にはちらほらと人の行き交う姿と、所々で咲き誇る桜が見える。この頃桜まつりが行われているそうだが、桜どころか人を見に行くような気がしてならない。また去年のように夜に行こうかとも考えたが、隣にあの温もりが無い事に虚しさを覚える。
自分より少しだけ小さな陽だまりのような手。もう何度も繋いで感覚も覚えているのに、握っても握っても手は知らない虚空を掴むばかり。
ふと、手に何かがかすった。見ると桜の花びらだった。まだ、全て落ち切るのは先だろうか。明後日の夜まで、持ってくれるだろうか。
お題:『手は虚空を切る』
前髪を切りすぎた
最悪だ
彼が前髪を褒めてくれた
今日は最高の日かも
彼が女の子と手を繋いで歩いていた
やっぱり今日は最悪の日
最悪
最悪
好きの反対は嫌いではなく無関心という。
では最高の反対は?
最悪ではなく『何も感じない』だろうか?
何も感じない事が最も悪いという価値観であればそうだろう。
だが、最も悪いというのは文字通り『最悪』という事ではないだろうか。
つまるところ、最高の反対は最悪である。
最悪
買ったばかりの服に染みがついた
最悪だと思ってたけど
家に帰る頃には忘れていて
そのまま洗濯機に放り込んだ
消えてよかった
あーあ最悪だ
君がそのことを知ってしまうなんて
君にだけは絶対バレたくなかった
今までの努力も
これからの未来も
迎えるはずのない運命も
全て無駄になった
あっはは
もう笑うしかない
だから僕は意志を捨てた
自らの責任の石も
自らの運命を左右する意思も
悪魔という名の川に落とした
お題『最悪』
生きていれば最悪だと感じることは多々ある
あの時の最悪に比べたら…
あの時よりも最悪だ…
しかし過ぎ去ると
どうでもよくなる
最悪。
ぼくにとっての最悪は、逃れられない記憶でも書いたがやはり家庭の事だと思う。
だからこれを見ていてくれている親世代の人に言いたい
虐待は駄目だと
そして今悩んでいる君へ何かあれば言って欲しい
難しいのは分かっている。
でも、これだけは言える。俺は君を拒絶しない
俺は君の味方でありたい
小さな頃に見た最悪の夢。
雪の降る寒い中母の棺を押す。
目覚めた時は真夏だったけれど、タオルケットをはねのけて寝ていたのだった。
横で寝ている母の顔を何度も確認した。
それから私はタオルケットや布団をしっかりかけて寝るようになった。
今母は高齢者と呼ばれる年齢になった。
最悪の夢が現実になる日が迫っているのを感じる。
今の私はその衝撃に耐えられるだろうか。
事実、顧客の意見によれば、あれは今までで最悪のキャンペーンでした。 彼女は心配性な人なので、いつも起こり得る最悪の状況について話す。 これは今までで最悪で最高の言い訳だ。 それは最悪の起こりうる事だ。
最悪
貴方は、「最悪」と思ったことはありますか?
怪我をしたか、何かを間違えたか、寝坊したか…沢山要因はあると思います。
では…
「最悪」と、何回言ったことがありますか。
私は数えられません。
そのくらい、最悪と思ったことがあるのです。
最悪って、最も悪いと書くのに、何回もあるなんておかしいと思いませんか?最も、になってません。
最悪って言うほどですが、何回もあるって、つまりそこまで最悪ってほどでもないのです。
気にしなくていいんじゃないですか?
伝えたいことは1つ。
人生、気楽でいいんです。
最悪
今日は最悪な事が起こった
ほんとにクソみたいなことまじで二度とないといいけど
『最悪』
''最悪な人生だった''と
後悔しないように
一生懸命、楽しく生きてるつもりなのに
結局は ''最悪な人生だった'' と
思ってしまうのかな
#14
うわ~最悪、
テスト期間中なのに風邪ひいちゃった…
あぁ、きょうは最悪だ、
コンビニバイトで責任押し付けられたし、
授業の内容ぜんぜん聞いてなかったし、
カノジョの思いも理解できなかった、
最悪
なんとなく……
考えてしまうことはあるけれど
そのシナリオを選ばないように
月あかりの下
キミとともに歩いて行く
テーマ“最悪”
何故か
最悪をさいやく
と書く人がいる。
最悪はさいあく
と読むのであって
さいやくではない。
こんにちわ!や
可愛そうと同じ様な間違いだけれど
最悪をさいやくと書くのは気持ち悪い。
口に出して言う場合
方言とか、訛りとかでそうなのかな?
と思うけれど
文字の場合は、ただ単に無知なだけなのかなと
認識されてしまう。
最悪
もうなんなの
好きな人がいるのにかっこ悪い
もう嫌だ
みんな嫌いだ
大嫌い
辛いよ
助けてよ
最悪だよ
全部
最悪
ぱちんこで7万負けた。今月の家賃払えんな。
丑の刻、妖共が浮足立つ重たい夜。
私は泥沼に沈んだような足を引きずって、街を歩いていた。時折、こちらを覗く何かがいるのだが、気にしている場合ではない。何もせずとも時は進む。
私は、ゆったりと黒い空を見上げて、音を立てて落ちる水滴に目を閉じた。その瞬間、まっくろけなものが私に纏わって、ぐるりと世界がまわった。
地面が解けて、空気は液体となり、私を闇へと引きずり込む。忍び寄る死の気配と共に、ずぶりずぶりと泥沼にはまる感覚が心地良い。
『最悪』
誰かの香の香りがして、眩しいものが私の中に流れ込んだ。そろっと目を開く。
雨の雫が、鮮やかな極彩色を含んで光っている。それも一つではなく、少なくとも私の周りはそれらに囲まれていた。ぼやけた視界でも判るほど、それは強く、濃く流れてくる。死の気配が遠のいて、足を絡めた泥沼は、ずるりと堕ちていった。
ぼうっとした意識の中で、君が浮かぶ。何故、此処にいるのだろう。
泣きそうな顔をした君は、私の無事を確認すると、ほうっと表情を緩めて私の頭を撫でた。優しくて、温かい気配は、泥沼の闇よりも深く沈んで私を守る。黒い雨は何時の間にか止んで、白い光が海の奥から顔を出す。私はかなり長い時を歩いていたようだ。ぷつん、と外界との通信が途絶えて、私は波に呑まれる。先程よりも幾分かましになった光は、私に纏わって消える。
外界との通信が戻ったら、彼に礼を伝えなくてはいけないな。そんなことを考えている内に、私の意識は完全に途絶えた。