『最初から決まってた』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
"最初から決まってた"
高校で初めて出会った男の子。
私は、彼の笑顔に心を奪われた。
彼に気持ちを伝えることを決め、告白をした。
私の気持ちが、彼に届くことはなかった。
それから月日は流れ、
私たちは誰よりも強い絆で結ばれた、友だちになった。
そう思っていたのに。
突然、彼が言ったのだ。
「〇〇、付き合ってほしい」
私は、何が起こったのか分からなかった。
でも、気づいたときには言っていたのだ。
「よろしくお願いします」
そして、始まった私たちの恋人生活。
これから幸せな毎日が待っていると思っていた。
しかし、幸せな恋人生活は長くは続かなかった。
彼から別れを告げられたのだ。
結局、私たちは友だち止まりだったということなのだろう。
友だちでいる方がお互いに楽だった。
そう気づいてしまったら、恋人でいても辛くなるだけ。
きっと、私と君との関係は最初から決まっていたんだ__。
・最初から決まってた
"最初から決まってた"?
そんなのただの言い訳じゃないか。
既に未来が確定してるなら、その間に起きた出来事や積み重ねてきた時間は必要無いでしょうが。
己が決めた選択や己に抱えてる後悔を「運命」だの「宿命」だの、そんなつまらない言葉で誤魔化すんじゃねえ!
レッスンの先生にキスされる夢見てから
顔合わせるの気まずい
まぁ友達に話すエピソードが増えたからいい事か
魔性の死に様とは得てして惨いものだ。
お前もそうだった。
私に奪われるその時まで笑っていた。
おかげで夢見が悪いんだ。
お題:最初から決まってた
最初から決まってたとしても、
何も言わないのが優しさだよ。
何も知らないふりをして茶番に付き合っている
私たちの方が、よっぽど優しいけどね。
初めて私心から笑ったの
初めてなの
心から悲しくても嬉しいことは無かったわ
ありがとう。
あなたのことだいすきよ
ね、春になったらまたお花見に連れてってね
海にも沢山行こう
だから、泣かないで
でもちょっとうれしいなんて
思っちゃって
ごめんね
「最初から決まってたんすよ
つまり、出来レースってやつっす」
オーディション、最後まで残ってるよって聞いていた
争ってるのはレジェンド級の大物だった
サンプルの出来は決して悪くなかったと思う
でも、
負けた
慰めなのか、
デスクから軽く告げられた言葉は
深く刺さった
「クライアントがおしてたんだって
だから仕方ないっすよ」
仕方なくは無い
落ち度がなくても
これではいつまでも這い上がれないでは無いか
だめだこれじゃ
いつまでたっても
負けだ
努力じゃどうしようもない壁
でも引退するつもりは無い
この壁に触れる位置にいる限り
抜け穴を探して進む
そんな途方も無い作業がまた始まる
最初から決まってた、なんて、物語の中じゃあるまいし。
最初から終わりを決めていた物語も多いわけじゃないし。
まず最初とはいつなのか。僕が今歩いている人生は果たして物語じゃないのか。
疑問だらけだけれど、
僕の選択全てが最初から決まってて欲しくは無い。
人生の終わりは僕自身で決めたい。
例えそれがハッピーエンドだとしても。
そんな設定の主人公のいる物語。
全部最初から決まってる。
この主人公は、バッドエンドの時にもこの台詞が言えるのだろうか。
なんてね?
2024/8/8 #1【最初から決まってた】
良い結果、悪い結果、どのような結果になろうとも最初から決まってたとは思わない
他人は変えられないけれど、自分の事はきっと自分の強い思いが引き寄せた事
そう考えると人生に少し彩りが出てくる
自分の思うままに自由に人生を楽しんでいこう
『最初から決まってた』
サマージャンボ既に購入済みだが最終日の今日
また買ってきたぜぃ!くくく…当たれ~当たれ~♪
当たりっこない?そんなことは分からない。
当選番号は最初から決まってはいないからだ!
最初から決まってることはただ1つ、
宝くじは買わなきゃ当たらない!
(最初から決まってた)
自分はこの話の主人公だ。
しかし、自分の人生は自分のものではない。創作者が作り上げたます目を歩くだけの駒である。
外側も、内側も、自分の最後も、何もかも最初から決まってた。
2024/08/08 #最初から決まってた。
最初から決まっていた
…はて、そんなものがあるのかね?、と、すっとぼけるところかな。ものすごくスケールの大きなものごとですら、「不測の事態」というやつは発現する。
最初から決めていた、ならわかる。
選ばれし者などいない。
選んだ者達しかいない。
他人事みたいなツラすんな。
自分の今を自分の手に握れ。
お客さん根性をゴミ箱に捨ててしまえ。
「“選ばないこと”を選ぶ」な。
自分が何者かは自分で決めているって気づけ。
いつだって路線変更が可能だ。
いつだって遅くない。決して。
最初から決まっていることと言えばひとつある。
みんないつかは、「自分自身になる」ってことだ。
願わくは、喜びと慈悲の心が、その道行きに光と幸いを豊かにもたらしてくれるように。
#最初から決まってた(2024/08/07/Wed)
最近不思議な夢をよく見る
初めて見たのは、いつだろうか
かのじょの膝枕での悪夢の少し後
らっぱが鳴り響く美しい広場で
決意に満ちた表情の彼女がいて
まわりには誰もいない
つよいことばで彼女が話す
てだしは絶対に許さないと
たちまち霧が彼女を隠す
太い光の柱が現れて
陽光に目が焼かれるように見えなくなる
鐘が突然鳴り響く
のはらに立っていた
音は割れて耳が痛かった
つぎには打って変わった静けさの中だった
まちは遠く、鳥の声すらない
らっぱが響く広場は遙か彼方のようだ
なきごえが聞こえてきたが、それは
いつの間にか泣き始めた僕だった
こんなのは嫌だと泣いていた
とても耐えられないと
でぐちは、帰る道は何処と
もう帰れないのかと
目を開くときまって涙が溢れていた
がまんしようにも夢を見ているから
覚醒するまではどうにもできない
めんぼくないと恥じ入ってしまう
るり色のワンピースの彼女がいた
まいにち来てくれて嬉しい
でんしゃで遠くまで
病院の窓からは空がよく見えた
室内は空調が効いているが陽射しで暑い
いつかの悪夢の後、事故にあって入院
それ以来、彼女は僕を守るかのよう
そばにいてくれる事が増えた
****強引でした (ーvー:)
最初から決まってた(偶然もまた運命)
お面に綿あめ、水ヨーヨーに金魚すくい。
祭りの屋台を一通り堪能して、満足気に歩く双子の姉妹の後ろを足取り重くついていく。
例の如く親から世話を押し付けられた俺は、双子の夏祭りに連れてけコールに屈し、今日もよろしくものの見事に奴隷と成り果てていた。
「にいにたこ焼き」
「たこ焼き」
お腹が空いたと連呼され、俺は問答無用で長い列に並ばされる。
―――双子は向かい側の通行止の路肩に肩を並べて座り、ヨーヨーがどうの金魚がどうのと喋り倒していた。
まだ幼いとはいえ性別は女、喧しさは既に身についているようだ。
「まったく長蛇の列じゃねーか。いつになったら買えんだよ」
本来この夏祭りはあのプールの後、皆で来る約束をしていたはずだったのだが―――何人か都合がつかなくなり、そのまま有耶無耶になってしまった。
肝心の彼女は来ているんだろうか。
………聞けばよかった、と今頃後悔するチキンの俺。
暫くしてたこ焼きふたつを手に、双子らの元へ戻ってみると。並んで座る彼女らの隣に居たのは浴衣を着ている、よく見知った―――。
「あ、にいに。おそい」
「おそい」
立ち上がった双子の隣で、にこにこ微笑みながらその人も立ち上がる。
「偶然だね。来てたんだ」
「お、おう」
突然の意中の彼女の姿に―――それもとびきり美人な出で立ちでの登場に、俺は挙動不審になるのを隠せない。
「家族水入らずのとこごめんね。見覚えのある双子ちゃんが見えて、つい声をかけたら話し込んじゃって」
「い、いや全然構わねーよ。そっちは、友達と?」
「うん。今屋台に買い出しに行ってる」
何だ何だ、今日は死ぬ程ツイてるじゃねーか!
てかめちゃくちゃ可愛い。可愛くて直視できん。
「にいに何かヘン」
「うん、ヘンすぎ」
うるせーよ。黙っとけ。
「あ、友達買えたみたい。じゃあ行くね。また新学期、学校で」
双子ちゃんも、またね。
笑って小さく手を振る彼女に、俺はたこ焼きを持ったまま咄嗟にあのさ、と声を上げた。
「もし良かったら今度、」
「「あ」」
ヒュルヒュルと空を切って昇る、一筋の線。
花火!!のハモりと共に辺りに劈く爆音と派手に開いた、一瞬の大輪。
―――周りの目が一斉にそれに注がれた後、我に返ると俺に笑顔で手を上げて去って行く彼女の姿が目に入った。
ああ………、とはなったものの、今日は短くとも会えただけでラッキーだ。
というかこいつらがいなきゃこんな偶然にも遭遇しえなかったと思うと、何とはなしに崇め奉りたい気分になる。
「………お前ら、ご褒美に何が欲しい?」
俺の突然の“ご褒美”に双子がきょとんとする。
彼女らは暫く頭を捻って考えた後、
「「ビエネッタ」」
………またもハモられたそれに、お前らどんだけ好きなんだよと呆れながら、俺は二人の頭をわしゃわしゃとかき回した。
END.
「サヤカ、ちょっといい?」
午前中の練習を終えて、昼休みに入った途端声を掛けられた。部活もクラスも同じで四月ごろまでは一緒にいたミオンだ。
呼ばれるがままついていけば、ギラギラと降り注ぐ日差しを避けて体育館の陰へたどり着いた。てっきり二人きりだと思っていたら、人影があって驚いた。
「お待たせ」
ミオンはそう言って手を振っていた。こちらを見た人たちは、クラスの中心的存在の人たちだった。所謂陽キャと呼ばれる、声が大きくて賑やかな人たちで、私は正直苦手だった。ミオンもジッと睨みつけることがあったから、多分苦手なんだろうと思っていた。
ただそれは私の勘違いで、ミオンはずっとこの人たちの輪の中に入りたかったらしい。いつの間にか制服を着崩して華やかなメイクをして、一人で輪の中に溶け込んでいったのだ。置いてきぼりにされた私は、他のクラスの子とつるむようになった。
そんな私たちの関係を知ってか知らずか呼び出しされて、一体どういうことなのか。私の頭の中は混乱していた。
「北里さんにね、私から話があって。大勢で押しかけてごめんね」
この人たちの中で、最も発言力が大きい渡さんが笑顔で謝った。本当に悪いとは思ってない証拠だ。
「話って何、ですか?」
私はこの場が居心地悪くて、ソワソワしながら質問した。きっと声も小さいし、口角は引き攣ってたし、クラスメイトなのに敬語になったし。一つひとつの細かなミスが目について、余計に恥ずかしくて俯いた。
渡さんは一切目を合わせない私に何か文句を言うでもなく、自分の話をし始めた。
「私ね、最近好きな人ができて。……うわっこんな話友達以外に話すの超恥ずかしいんだけどマジで! いや、ごめん。気にしないで。
それでね、その、す、好きな人がね、ナオヤ先輩なんだけど。ほ、ほら! 北里さんってさ、ナオヤ先輩と同じ中学で仲良いって聞いてさ! だから、その……」
聞き覚えのある名前に思わず顔を上げた。目の前の渡さんは顔を真っ赤にして、頬に手を当てていた。周りにいた付き添いの人たちは「ワタ可愛い」と渡さんをいじっていた。その冷やかしに、サヤカが混ざっていることに内心は複雑だった。
この場に私の味方はいない。
最後まで言わず、言葉を濁した渡さんがこちらをチラッと見てきた。周りの取り巻きも、サヤカもチラチラ見てくる。その様子に全てを察してしまった。
ああ、私にナオヤくんと渡さんの仲を取り持ってほしいんだな。この人たちの中で私が協力することは最初から決まってたんだな、と。
「ごめんなさい」
私は冷めた心を隠して、誠心誠意頭を下げた。
「私とナオヤくんはいとこで、昔からよく遊んでくれるから仲良いと思う。私は恋愛的に好きではないし、本当は渡さんにナオヤくんを紹介したいんだけど、ごめんなさい。ナオヤくん、彼女います」
顔を上げると、渡さんは目を丸くしていた。取り巻きも口を結んだ。次第に渡さんの目には怒りの感情が浮かんだ。
「本当に彼女いるの?」
「います」
「誰? 学校の人?」
「相手年上です」
「何ソレ。本当はいとこ取られたくないだけじゃないの?」
「姉です」
「はあ?」
私はスマホのアルバムから写真を引っ張り出して渡さんに見せた。ナオヤくんと私のお姉ちゃんとのスリーショットだ。目の当たりにした渡さんは、スマホをジッと見つめていた。
「この右の人が彼女で私のお姉ちゃん。今は大学生だけど二人が中学生の頃から付き合ってる。めちゃくちゃ良好で順調に清くお付き合いしてるから、邪魔したくないんだ」
言外にあなたが邪魔だと伝えたようなものだけど、誰も何も言い返してこなかった。
食い入るように見ていた渡さんが、一歩、二歩、後退りした。その隙にミオン以外の取り巻きの人たちも順番に見た。「綺麗」とか「めっちゃ美人」とか「正直お似合い」とか呟いていて、その声が聞こえたらしい渡さんが大粒の涙を流していた。
取り巻きの人たちが慌てて渡さんを慰めていた。私は文句を言われる前にもう一度頭を下げた。
「ごめんなさい。突然の話でショックだったよね。でも本当のことを伝えないまま協力するなんて、そんなテキトーなこと渡さんにはしたくなかったんだ。渡さん、私にも声掛けてくれる優しい人だから。私、渡さんには嘘つきたくない」
何度も頭を下げる私に、渡さんは「もういい」と吐き捨てて走り去っていった。取り巻きの人たちも後ろ髪を引かれながら、渡さんの後を追った。この場には私とミオンが残った。
急に二人きりになって、汗が冷えて肌寒いことが気になった。多分一日のほとんど日に当たらない場所だから、空気が冷たいのだろう。私は半袖のTシャツを抑えるように、上からさすった。
「茶番に付き合わせてごめんね」
ミオンの言葉に、思わず吹き出した。
「茶番って」
「茶番でしょうよ。私が何度も友達のお姉ちゃんと付き合ってるって言っても信じてくれないんだもん。頭きたからサヤカから話してもらおうって思って」
巻き込んでごめんね。
ミオンはメイクで描いてたのだろう、汗で消えかかった眉毛を下げて謝った。私は首を振った。きっと口角は緩んでいただろう。
私たちは久々に笑い合えた。
『最初から決まってた』
『最初から決まってた』
何億年も前に出来た
チンタラと生きてる私の宇宙が
ナンタラとかいう難しい名前の
カンタラとかいう難しい法則で
何億年も後に消滅するって……?
未来に行っても
過去に行っても
何方も結果がおんなじならば
これまで紡いだ世界の因果も
ほどけたところで関係ないね
ゲームのボタンをピコっと押したら
どんな物語も一つに収束!
緑の衣の勇者でも
赤い帽子の配管工でも
黄色い電気のネズミでも
電源落ちたら強制終了
人がどうかは知らないけれど
宇宙は何時でもモーマンタイ!
最初から決まってた
最初から決まってたってことは、私がここでどん底に落ちることも立ち上がることも決まってたって事なのかなぁ。運命を変えてやるなんて言うけど、それすらも決まってるのかも。逆に、決まってる、そんなもんなんだと思えたらなんだか楽になる気もする。
この物語の結末は、きっと最初から決まっている。
その結末の内容に、僕は納得できるのかな。
交わった線同士なら少しずつ離れていくに決まってるのに
最初から決まってた
自分の変化には、期待と不安の両方があるよね。
自分の親や、兄弟、親戚。
血筋ってやつ?
でもね、それが影響を与えるのは、良くも悪くも一部にすぎないよね。
どんどんはみ出していこうよ。
君は君だから、限界は自分で決めてくれ。
最終から決められたものなど何もないのさ。