『最初から決まってた』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
最初から決まっていた。こんな結果になることなんて最初から決まってたんだ。だから私は悪くない。絶対に私は悪くないんだ、、
眼下に広がるどす黒い赤の海に照らされる私を見つめながら現実逃避をするためにそんなことを考える。
「最初から決まってた」
それ以上でも以下でもない。
最初からわかってたんだ。
この思いが伝わらないことも。
最初から…
ああ、君はそんなふうに笑うんだ。
最初から決まってたんだ。
この想いが永久に叶わないことを。
気づいた時にはもう、遅かった。
私の人生のあらすじが、最初から決まってたら楽なのになぁ、線路が敷かれていて欲しい。なんて思う自分がいる。
けど、本当にそうなったら窮屈で逃げ出したくなるんだろう。
ないものねだりが人間の性
出来すぎた記憶
YOKAZEが流れる車内
座り慣れた助手席
次から次へと過ぎていく街灯
何も言わずにハンドルを握る人
私は静かに泣いていた
片手では足りなくなった都会の街
見慣れてしまったスカイツリー
こんな筈じゃなかったと最後に思ったのは
何度目の助手席だったか
ぼやける視界に映ったのは
緑の光を放つ出口の看板
ああ、また終わりが近づく
ゆっくりと瞼を閉じて
最後の涙を頬に落とす
赤信号に捕まったとき
隣に座る人の方を盗み見た
終わりの合図が
ハンドルを握る薬指で
いやに煌々としていた
こんな筈じゃなかったと最後に思ったのは
何度目の助手席だったか
最初から決まっていたことだと知っていても
都会に慣れることを選んだのは私なのに
何もかもが
最初から決まっていたこと
と思ってしまえば
何も考えなくていいけれど
それは、すべてを無にする
偶然に怯えているだけなのだろう
最初から決まっていた
そう思うしかないような出来事がある
自分が最も関わり合いたくないと思う人から
ようやく離れられて やっと安心出来たと思っていたら
別の最も関わりたくないと思う同じ様な人と出会う
私の様にみなさんにもこのような経験はあるだろうか
そのような出来事が続いていると気づいてしまった時
乗り越えなければならない意味を持っているからなのか
と
ふと 思ってしまうのだ
私は長きにわたりその立場にいる
どういう結果が出たら「乗り越えた」と思えるのか
正解や喜びがあるのかすらもわからないのに
『最初から決まってた』
小さな苗が豊かな緑を繁らせた巨木になることも
ネズミのように小さな生き物が豊かな被毛を持つ気高い狼になることも
地を這う芋虫が豊かな色彩の羽を持つ蝶になることも
最初から決まってたように
彼らから産まれた私が彼らのようになるのも最初から決まってた
「最初から決まってた」#18
もし、この人生全て最初から決まってたんだよと言ったら君はどんな顔をするかな。
驚く?悲しむ?それともそんなことあるわけないなんて言って逃げる?
まあ、君がここまで読むのも最初から決まってたんだけどね。
人は生まれ落ちる前に
全てのスケジュールを組んでから
この世に来るのだと聞いた…
両親を選び、家族を選び…
良い事も、悪い事も、何歳までの
人生を生きるのか…
誰と出会い、誰と別れ…
日々繰り返される日常の出来事は
「最初から決まってた」
……そう言う事らしい
だから「喜怒哀楽」の「喜ぶ」と
いう感情だけを持って生きる事が大切
なのだそうだ…
私も最近になってその事を知った
長い人生は喜怒哀楽を繰り返してこそ
成長するのだと思い込んでいたが
「怒る」と「哀しむ」は不要らしい
「楽しい=喜ぶ」で一括りとなるので
あろうか…
とにかく何事もプラス思考が大切で
何があっても自分で決めて来たのだから
自己責任という事になりそうだ…
『最初から決まってた』
パレットに、水彩絵の具を広げる。青と黄色、そして緑、茶色。頭の中にある風景を抽象化した自分なりのイメージを、これらの絵の具で表現していく。
「ちいちゃんの絵は相変わらず、よくわからないんだよなぁ」
デイケアで一緒だった坂野さんの口癖を頭の中で反芻しながら、私は画用紙を絵の具で埋め尽くしていった。何とでも言うがいい。自分の頭の中身がわかり辛いものであるということぐらい、私が一番よく知っている。
精神科デイケアに通い始める以前、私は部屋に引きこもっていた。今思えば、私は有り余るほどの想像力を自身で扱いかねていたのかもしれない。両親に無理矢理部屋から引き摺り出され、精神科に連れて行かれた時は、絶望のあまりに自殺を考えた。入院を免れ、代わりに強制的に通わされたデイケアも、どこか物足りなかった。
周囲への反発を抑え切れなくなった私が選んだのは、絵を描くことだった。普通の絵ではない。ただ目の前にあるものを描くだけのデッサンや水彩画では、私が抱くイメージを表現するには足りなかった。週一回の絵画療法の時間に、私は怒りに任せて自分の脳内に広がる情景を描き続けた。
最初は自分のためだった。最初から失敗することが決まっていた人生の中で、自分の感情をどうにか鎮めることしか考えられなかった。しかし、描いているうちに段々と余裕が出てきた。今度は誰かのために描いてみよう、と考える自分が、私の中でその存在を大きくしていった。その頃、私は障害者アートのコンクールで入選し、プロへの道を歩み出すことを決意した。そして、晴れやかな気持ちでデイケアを去った。
少しでも多くの人に私のことを知ってもらえなければ、誰かのために絵を描いても、思いが届くことはない。
誰かのため。かつての私のように、まだ夜の中を歩いている誰かのため。
思いを形にするべく、私は一枚の絵を完成させた。
得体の知れない緑色の雲間から、黄色い光を放つ太陽が顔を出している絵。タイトルは、夜明け。
未だに、デイケアのスタッフや通所者たちは、私の絵を理解できないようだ。私としては、以前よりもわかりやすい絵が描けるようになってきているつもりだ。だが、写実的に描くことしか知らないデイケアの人々の目には、やはり私の絵は異質なものとして映るらしい。
「千奈」
名前を呼ばれ、私は借りているアトリエで作業していた手を止める。
だいぶ色褪せたミントグリーンのTシャツと、ダメージジーンズを身に着けた男性が立っていた。最近は多忙で、なかなか会えなかった。だから素直に嬉しい。
「本当に、成長したな。こんな立派なことを成し遂げて。俺、心から嬉しいよ」
私の頭に手を置いて、歩夢は言った。歩夢は、私が引きこもっていた頃にイメージの力で作り出した、架空の男友達だ。
「歩夢は変わらないね。昔、優しくしてくれてた頃のままだよ」
私が言うと、歩夢は照れ臭そうに笑った。そして私の頭を撫でながら、目の前の絵に視線をやる。歩夢の横顔は出会った時と全く同じだった。図々しさの中に、大らかな優しさが滲み出ている。
「こうなること、最初から決まってたのかもしれないな」
歩夢が言う。口元に得意そうな笑みを浮かべながら。
「千奈は、俺に歩夢って名前をつけてくれただろ? 夢に向かって歩む。そういうことを、千奈は望んでたんじゃないか?」
私は、失敗作としての人生を歩んでいくことが最初から決まっていたのだと思っていた。しかし、無意識のうちに夢を見続けていたのだ。きっと、最初から決まっていた。私は夢に向かって歩んでいくのだと。
「千奈の絵、わかりにくい奴にはわからないんだろうけど。でも俺は、そのわからない絵が好きだ」
そう言いながら、歩夢は優しく笑った。
そう思わないと
足元から崩れ落ちそう
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『もしも』『たられば』なんて
存在しないとは言えども
誘導されなかった方に未練が残らぬよう
精一杯強がるんだ
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そもそも何も決まっていない…?
(最初から決まってた)
偶然、出逢って。
偶然、お互いに好意を持って。
そして、恋人同士となって。
でも、この偶然は、“偶然“なんかじゃない。
遥か昔から。最初から決まっていた。
そう知った君たちは、どんな反応をするのかな。
多分、最初から決まってた。
大切な人を失うことも、裏切られることも。
「分かってたよ。あんたなんだろ。」
ゆっくりと振り向く顔に感情がないことが怖くて、何も言えなくて、
こうなることも多分、最初から決まってて。
「その包丁で刺したのか。何度も。」
その顔に感情が戻った時、俺は尋常じゃない恐怖を感じた。
「ふふふ。ざまぁみろよ。」
「全部全部全部お前のせいなんだよ。お前のせいで彼女は死んだんだ。」
「気分は、どう?」
分かってた。分かってたのに。助けられなかった。
「私が死ぬ時はあなたのせいじゃないのよ」
「全部全部私のせいなの」
ずっと、この店を守っていくものだって、そう決まってるものだって思ってた。
今は、お店を守りたいって思って、そうしてる。
結局、私はこの店が好きだから、この店を守りたい。
でも今の店は、昔とは少し違っている。
たくさんの色とりどりの花にあふれ、光を反射してきらめいている。
濡れ羽色の美しい羽飾りも増えた。
それが昔からそうであったかのように、私の心に馴染んでいるのが嬉しい。
『最初から決まってた』
【最初から決まってた】
僕らが出会うのは産まれた時から決まってた。
最初から決まってる運命なんて、とんだ茶番でしかないだろう。
かわいいかわいい我が家のいぬ。
激しく雨がフロントガラスに叩きつける中、きょうだいと一緒に車に揺られながら新しい家族を迎えに行く。
きみはとても小さくて、他のいぬたちが人間に近寄る中、
ようやくご飯にありつけていた小さい小さいきみ。
車も怖がっていたね。
大きな音も怖くて、ピアニカの音にも驚いてすみっこに逃げてしまったね。
雷のときはもう大変だった。
大丈夫だよって撫でてもさっぱり安心してくれなくて、部屋中に逃げ場を探してたね。
いろんな季節をいっしょに過ごして、
いろんな場所にいっしょに行って、
いろんなことをずっと共有していくと思っていた。
もちろん知っていたよ
知っていることと、経験することはまるで違うことを
初めて知ったよ。
最初から決まってた。
私よりどんどん成長してしまうこと。
私を置いて先に虹の橋を渡ってしまうこと。
#最初から決まってた
このゲームの勝敗は最初から決まっていた。
友達の勝里とゲームをした。
何のゲームかはいいとして、その勝敗は初めっから決まってたんだ。
なんたってそのゲーム、勝里が作った謎のゲームだから!w
もう説明もできないぐらい謎のルールがあって、俺には到底わからなっかた。
だからフルボッコにされた。
マジで「時間返せ!」って感じ。
で、最後にこのゲームをざっくり説明するね。
なんか「類義語か対義語かゲーム」って言って、お題の言葉の対義語か類義語を言って、勝里が良かったと思う方が勝ちっていうホントにやる意味ない謎ゲーム。ww
最初から決まっていた
最初から決まっていた?
ならば、壊そう、諦めるな