『最初から決まってた』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
全部自分の判断ミスなのに、どうせ生まれた時点で全部間違ってた、なんて拗ねた言葉を吐き捨てて不貞寝してきた人生だったな。
テーマ 「最初から決まってた」 / 題名 「最期くらい俺が決める」
車に跳ねられた。
一週間意識がなかった。
悪運なんてレベルじゃない。
受験は終わってた。一浪してまで受けようとしたのに。
なにがあっても、これが最後だったのに。
「生きてただけ良かった!嬉しいよ!また話せて!!」
泣きそうになりながら親友は言う。
「そうだね。」
話の波長を合わせる。
運が悪すぎた。
きっと神のせいだ。
俺の人生をめちゃくちゃにした神を、生きてたってだけで許すほど、俺は優しかっただろうか。
いや、そんなことは無い。
俺の努力を踏み躙ったんだ。才能が人より無い俺の努力を。
失望した。
願掛けなんてするんじゃなかった。
あの時の俺はどうかしていた。
クソ野郎に願いを乞う程、落ちぶれていたようだ。
なぁ?神よ。
……はぁ。
もう、疲れた。
できることはやったさ。
限界まで追い込んだ。
それでもだめだった。
きっともう、最初から決まってたのさ。
運って、そういうもんだろ?
だからもう、何もかもどうでもいい。
次にかけるさ。
じゃぁな、クソ野郎。
二度と顔見せんな。
君は僕だけのもの。それは生まれる前から決まってることなんだよ。それなのにどうしてそんなに泣いているの?
あんなやつと一緒にいたら君が傷つき続けるだけだ。僕といるほうが絶対に幸せだよ。君を一番に愛しているからね。
だからそんなに泣かなくていい。君の幸せはここにあるって最初から決まっていたんだからさ。
24.『最初から決まってた』
『最初から決まっていた』 No.113
この場所
この両親のもと
この性別で
この体重で
この身長で
この声で
この性格で
この画力で
この才能で
生まれることは
決まっていた。
きみとであうこともね。
最初から決まってたんだ、君が私のそばを離れることも私が君にもう二度と会えないことも。全部決まっていたはずなのに、それも全部知っていたはずなのに何故今になって後悔がやまないのだろう。後悔先に立たずとは言うけれどこんなことになるならば後悔しておけば良かった。最初から君がいなくなることは決まっていることを理解した上で君は私のそばに居たんだね。
あの人の人生は最初から決まっていた
足掻いても足掻いても
そこから抜け出すことができなかった
そうして迎えた最期をどう受けとめたらいいのだろう
世の中の真実はそうなのだ
欺瞞と偽善で覆い隠した嘘だらけの中で
あの人はいっそ清々しいまでに
走り抜けていった
あの人の人生に今も思いを馳せている
あの人を思うたびに心が震える
最初から決まっていたんだ僕の敗北はそれでも負けを
認めたくなかった今までの努力や経験を無駄に
しないために
最初から決まってた。
どんな人生になるのかは。
今そのレールに乗っているだけ。
どうせ予定通りに行くのだから好きに生きればいい。
予定調和とは、加護する対象にむけての、行き過ぎた愛である。
私は、優柔不断を許さない。
そして潔癖な人間を憎む。
カモフラージュされた、虚構という名の、貧困は、この都市に根付いて名高い。
脚色された、知識上の都市観は、東京という街を覆っている。
最近では、名前という名のラベルを貼った人間が、セルフレジを通る。
サラリーマンも女性社員も、皆誰かになりたがっている。
テレビやネットで配信される、魔法少女モノは、不幸を振りまく敵を倒すが、私たちが倒したい敵はなに?
怒涛のごとくやってくる、台風一過や、渋滞情報や、貧困の話は、魔法少女は解決してくれないの?
貧困層は思っている。
明日の職探しに嘆き、昼は値上がりしたおにぎりをパクつく俺の未来は、明るいものではなかろうと。
このままいけば、この国は沈むだろうと。
だが、それは、本当だろうか?
なんにせよ、皆が迷っているのは、この国の未来への憂慮であるが、そんなもんくそくらえだと、富裕層は思うだろう。
勉強が出来なくて
運動もできない。
提出期限すらも守れない
絵も特に上手くない
小説なんて人並みで
語彙力が特別あるわけでもない。
社会にも適合できず、
自分の好きなことですら
人並み以上にはできっこなくて
直ぐに誰かに追い抜かされる。
私にはなにも才能がない。
何も出来ない。逆に何をしろって言うんだよ。
私の人生、お先真っ暗なことなんて
きっと最初から決まっていたのでしょう?
不平等な神様のせいで。
『最初から決まってた』
「こうなることは、最初から決まってた!」
俺は満面の笑みで呟いた。目の前の画面は、クラウドファンディングで集めた金額が1000万円をとうに超えたことを示している。
「どうよ、俺の才能は!」
有頂天になる俺の横で、ゆいはなんとも言えない表情をしている。
「なんだ、嬉しくないのか?!これで本殿を再建できるっていうのに!」
「真っ当な手段なら、そりゃ嬉しいけど…。」
ゆいはテーブルの上の柿ピーを手で探って、ピーナッツだけを食べながら呟いた。
「あなたの方法って、詐欺みたいなもんなんじゃないの?神さまは、それで喜ぶと思ってるの?」
「え…。」
俺は、虚を突かれた。
「だって、本殿がないと神さまは困るんだろう?」
ゆいは、ついに立ち上がった。手にしたピーナッツを一つひとつ口にしながら、部屋をぐるぐる回っている。
「神さまは、お社にはこだわらない…。こだわるのは人間のほう。それも、真心込めたものでないと、邪念が入って神さまの力が逆に弱まると思う。」
「神さまの力って…。お前マジで言ってんのか?」
ゆいは俺を向き直った。顔にはうっすらと笑みを浮かべている。
「マジよ。」
さらに、向こうを向いたゆいは言った。
「御神体の山の、石を無断で持ち帰ったあの男がどうなったか知らないの?」
「いや…。」
「あの男が石を持ち帰ろうとしたとき、まず車がパンクした。それでも修理して自宅まで運んだけど、そうしたら今度は塀にぶつけて車が大破した。それでも石を屋敷に置いたから…。その男が経営していた会社は倒産したのよ。」
「…。」
「その男の娘の縁談も、破談になった。そこでようやく、男は気付いた。御神体のせいだって。」
ゆいは俺を指差した。
「神さまを信じない者は、怒りにふれる。当たり前でしょ!」
「だって…。俺は神さまのために働いてるんだぞ?クラウドファンディングだって立ち上げて…。」
「それが問題なのよ。あなたがしたことは、単なる自己満足よ!」
【最初から決まってた】
【最初から決まってた】
運命って、最初から決まっているものなのかなあ。
どう足掻いても、結局は決められた運命に従わなきゃいけないのかなあ。
なんて、友達と話したことがある。
うーん、難しいけど、たぶん、変えられる。たぶん。
最初から決まってたなんて弱音を吐くことはあるけれど、
運命なんかいくらでも変えられる。
そもそも運命なんてないんじゃないかな。
最初から決まってたなんて、都合のいい言葉で済ませたくないなあ。
最初からわかってた
傷付く恋だって
用もないけど甘いキス
好きになってしまえば
最初から決まってた
そんなこと、この世にあるのだろうか。
私とあなたが出会ったのは、最初から決まってたこと?
きっと運命なんだよ。
本当はそんなロマンチックなことが言えたらいい。
だけど現実は偶然で、あのときあの行動をしなければ、出会えなかった。
最初から決まってたことなんてきっとなくて、
偶然の連続で奇跡的に出会えたまで。
…運命では無いけれど、これはこれでロマンチック?
そんなことを思う夜。
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きっときみに出逢うことは
最初から決まっていて。
試練を与えて成長するための
過程だったんだ。
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Theme:最初から決まってた
最初から決まってた
最初から決まってた
運命、人生、宿命、生涯……
いやいや、あんたにとっての都合がいいだけやん
そんなつまらんもの従うわけがない
あんたと心中するつうこの行動も
最初から決まってたんです?
私は終わるかもしれんが
ただじゃ終わらせん
もし、神により私の人生が最初から決まっているのであれば、どんなにあがき、もがき苦しんででも絶対に自分の人生を手にいれる。
ベートーベンさんを参考にさせていただきました
君と僕が出会うことは
君と僕が恋に落ちることは
きっと最初から決まっていたんだ。
きっと僕たちが生まれたその瞬間から決まっていたんだ。
全てのことは最初から決まっていて、
それまでの選択をしているだけだと、
そう言ったのは誰だったか。
君も僕も出会うために道を選んできただけなんだ。
君も僕も恋するために道を選んできただけなんだ。
そう考えるとなぜかちっぽけに感じるけど、
この何億人もいる中で最初から決まっていたんだって、
出会えたのは運命なんだって考えたら、
ずっとずっと素敵なことに感じるでしょ。
いつか、“お別れ”がくること。分かってたはずだろ?
それが、今日だっただけ。
さよならは言わなかった。ただ、「愛してる」とだけ、嘘をついた。おまえにつく、最初で最後の嘘。
生涯、オレのことを引きずってくれなきゃ嫌だ。死に際に、オレを思い出してくれなきゃ嫌だ。
オレの祟る恋は、綺麗な巻く引きなんて迎えられるワケないんだよ。
最初から決まってた、
貴方が私のことを好きじゃないことなんて。
だって、あの子を見つめる、貴方の目が、
非常に優しいんだもの。
なんで、貴方はあの子に"好き"だなんて言わないのかしら。
フラれるから?勇気がないから?
なんて、弱っちい言葉ばっか言ってないで、さっさと告白してきなさいよ。
私の心が病んじゃうわ。
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