『時間よ止まれ』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
ー時間よ止まれー
何度、その言葉を呟いたか。
何度、そう願ったことか。
何度、それが無意味と気づいたのか。
それでもまだ、私は願い続ける。
あと少し待ってもらえればあの子に追いつけると信じて。
あと少し待ってもらえれば普通に追いつけると信じて。
そして毎度、時間など止まらないと。
止まっても追いつけることなどないんだと。
気づいていても、気づいてしまっても。
それでもまだ、私は願い続ける。
ああ、どうか、どうかお願いだから。
「時間よ止まれ」
時が過ぎていく
若い瞬間がどんどん大人になる
皆、歳を取る
歳を取るのが、寂しい
大人になりたいという子供
歳を取るとできること
若い人が羨ましいという大人
若い頃しかできなかったもの
時が過ぎると今が昔になって過去形になる
それが、たまに寂しさを感じる
「時よ止まれ」
若いまま、このままの年齢
ずっと子供でいたい甘えたい
そんな想いが沢山ある。
柔らかな暖かい陽の当たる昼下がり
何気のない、他愛もない言葉を交わし笑い合い、
二人で花を造る。
この長屋ではよくある、特段珍しくもない風景。
そのことを持ってしても、その度に決まって頭によぎってしまう。
平穏で居心地の良い、おれの一等大切なこの一時も
「何時しか自分の意思に反し、望まずして瓦解してしまうのではないだろうか、取り上げられてしまうのでは無いだろうか?」と。
ぜいたくはこわい。それは金銭に通ずることでなく てもそうだ。一度覚えてしまうと、後戻り出来なくなってしまう。
それでも──そうだとしても、いつも願わずにはいられない。どうか、この苦しみのない、何も取り上げられはしない時間のまま、
───時間よ止まれ。
受験勉強
学校の勉強
塾の勉強
友達との約束
遊びの約束
学校の行事
色んなことがあって忙しすぎんだよ
3年ZERO学期
まじで忙しすぎるだろ。
皆さんよく生きてけますね、
ほんとにほんとに辛いのに。
よく平気な顔で
偉いと思うよ。
みんながいる所では涙こらえて、1人になると流れるその涙。
それってあなたの強さであり、優しさ。
あとちょっとだよ。
あと1年、頑張ろって
そう言ってみる。
さて、妄想のお時間です。
もし時間軸系奇跡を起こせるのならば。
誰もが一度は脳裏をよぎったことがあるはず。
だが、時間停止は奇跡としての規模はともかく、メリットはあまりないように思う。
私の妄想力レベルが低いせいか、誰かが事故に遭う瞬間の時を止めて救う…くらいしか善行が思い付かないのだ。悪行ならば、いくらでも思い付くのだが。考えすぎて、時間停止は犯罪者向きな奇跡だとすら思えてきた。
そもそも、時間を停止したとして間に合うのか?停止した時点で既に事が起こってしまっているのではないか?リカバリーは可能なのか?
結論。
奇跡を望むのであれば、「時間よ止まれ」ではなく、上位互換の「時間よ巻き戻れ」である。
正直、「時間よ巻き戻れ」的なことは常日頃考えていて、今流行りの異世界転生と時間巻き戻りは私の妄想ネタランキングのツートップである。
ちょっと具体的に語ると、3歳の頃の自分に巻き戻りたいと考えている。もちろん記憶は持ったまま。
そうすれば今よりもかなり安定した生活を過ごせるように将来に向けて努力することができるし、姉の病気も早期治療できたのではないか、などと考えてしまう。
そして、もし時戻りが実現したら絶対にやろうと思っていることがある。
それは英会話学習である。
日本人として、日本語は素晴らしい言語であると自信を持って言えるが、英語ができれば世界が広がると確信している。
なにより、英会話できる私かっこいい!(本音)
こうして日々の時間軸系妄想は留まることを知らないのである。
#時間よ止まれ
重たそうなトラックのエンジン音が、微かに聞こえる。
「来ましたよ!」
見張り番の声がする。
兵舎から、仲間たちは次々に飛び出して、トラックへ向かう。
泥に塗れた相棒の一眼レフを手に取って、私も外へ向かう。
兵舎から飛び出ていくみんなの後ろから外へ出る。
止まったトラックから運転手が降りてくる。
トラックの荷台や、後続の歩兵機動車から、補給部隊がぱらぱらと降りてきて、荷物を運び出す。
トレンチコート、ベルト、シャツ、ズボン。
包帯、薬、三角巾、シーツ、タバコ、嗜好品。
新しい砲弾と、大小様々な銃、銃弾、ガソリン。
石鹸、洗剤、芋と缶詰、小麦。
兵員輸送車からは、若いたくさんの新兵が、ピカピカの服を纏って降りてくる。
運び出される真新しい物資たちに、喜びと歓迎の声が上がる。
師団長が、運転手に歩み寄り、ガッチリと握手を交わす。
負傷者を支え、運び出しながら、救護兵もやってくる。
もうここに駐屯している全員が、トラックの前に集まっていて、今月の補給の品目が並ぶ。
くすんだ中で、真っ新にかがやく物資たちに、どこからともなく柔らかな笑みと、穏やかな喜びが、群衆の中に広がる。
最後に、箱を大切そうに抱えて出てきた男が言う。
「今月は、勲章を預かっております」
どよめきのような歓声が上がる。
箱がそれぞれの上官たちに渡されて、物資もすっかり運び出され、数えられて、配給の準備が整う。
「これより、今月の支給式、新兵の歓迎会、及び、功労者への勲章授与を行う!」
師団長の厳しい声の中にも、喜色が混じっている。
各部隊が、各場所に並んで、支給された物資を受け取る。
ぴっしりと糊付けされたシャツを掲げて、嬉しげに見つめる顔。
ぴかぴかのベルトの金具に、笑みを映してはしゃぐ顔。
真四角のタバコの箱を引き開けて、ふざけた笑みで、おどけてタバコを咥える顔。
一人一人に向かって、シャッターを切る。
心の中で、「時間よ止まれ」と呟きながら。
真っ白な三角巾を手に取ったお調子者が、「使わなかった古い三角巾で、テーブルクロスを作ろう!」と呼ばわり、上官から苦笑交じりの拳骨を落とされる。
洗濯兵や料理兵が、その様子を呆れたような笑顔で見やりながら、たらふく物資の入った麻袋を運び、満ち足りた溜息をつく。
負傷兵たちは、丁寧に仲間たちに支えられ、見送られ、泣き笑いでお礼を言われながら、別れを祝われながら、兵員輸送車に乗り込んでいく。
新たな薬や包帯、それから兵員輸送車に乗り込む負傷兵に向かって、安堵と不安の混じった、慈愛に満ちた笑顔を浮かべているのは救護兵たちだ。
私はシャッターを切る。
仲間の、幸せそうな、人らしい、一瞬一瞬が、カメラの中に残る。
朝露も落ちない程の早朝だ。
前線基地へやってくる、3ヶ月に一回の補給の日。
戦場の中で、もっとも華やかで、穏やかで、平和で、嬉しさに満ちた朝。
こういう時だ。シャッターを切るたびに心の中で、決まって「時間よ止まれ」と呟いてしまうのは。
普段は、痛みと悲しみを堪えたような固い表情で、絞り出すように言われる「写真を撮ってくれ」という私たちへの頼みも、今ばかりはとびきりの、嬉しさに満ちた笑顔で、被写体も今日ばかりは、本当にみんな揃って良い顔だ。
やがて、勲章授与の段になり、厳しい声が、授与者を呼ばわる。
その度に、歓声が上がり、呼ばれた一人一人は、前に出て、誇らしげに恭しく勲章を受け取る。
そして、周りの仲間たちにもみくちゃに祝われながら、照れ笑いを浮かべる。
「写真を撮ってくれ!」
上がる声に応えて、私はシャッターを切る。
この時間が、私はとても好きだ。
戦場の中でただ一時の、平和で明るく色づいた楽しい時間だ。
明日になれば。
日が登れば。
夜が明ければ、また戦争が始まるのに。
ここで笑っている幾人かとはもう会えなくなるだろうし、私だって、明日の夜まで生き残っている保証はない。
しかし、この時間だけは、そのことを忘れて、みんなで笑い合える。
この時間だけは、戦場で生き延びたからこその強い絆、関係性を、ただ、愛おしむことができる。
だから、私はこの時間がどうしようもなく好きで、幸せで、とても愛おしいのだ。
その幸せの前には、たくさんの不幸と苦しみと悲しみの影が落ちていて、この時間の先には、まだたくさんの不幸と苦しみと悲しみとが待っているとわかっていても。
分かっているからこそ、この時間が止まって欲しいと願ってしまう。
「おーい、記録兵!カメラ持ってるだろ?こっちも撮ってくれや!」
「その後はこっちで!あの人とお別れの写真を撮っておきたいの」
次々に上がる声に、私は応えて駆け回り、シャッターを切る。
時間よ止まれ、そう、心の中で願いながら。
"時間よ止まれ"
止まった時間の中で劫罰に苦しむよりも
一瞬で過ぎ去る痛苦の方がずっとましだ
出来る事なら貴女より先に消えたかったのにな。
泣き事くらい言わせてくれ。
置いていかれるのはしんどいよ。
時間よ止まれ。って君と居る時はいつも思う。
この時間がずっと続けばいいし
君は私といればいいじゃん。とか
私とLINEしてればいいし、私と電話してればいいし
君のことを笑わせるし楽しませるし嫌な気持ちにはさせない。
君の元カノは君をとても悲しませた。
君がどんな思いをしたか、どんなに辛かったか
君が私に相談してくれたから私が1番知ってるんだよ
私はそんなことしないし君との想い出を沢山作れる自信あるよ。君の理想の女の子にもなる。
ロングの髪の毛が好みだから、私は今伸ばしてるんだよ
気づいてほしい。
こんなことしても、意味が無いことはわかってるけど
今はこのままの私でいさせて。
「時間よ止まれ」
ビビディ・バビディ・ブー
99%の努力と
1%の奇跡で
信じられないことが起きる
魔法の呪文
こどもの頃のお姫様の夢
その時の一瞬が
一生の美に繋がること
忘れないで
1日1小説 時間よ止まれ
「まって……!!!」
今ほど時間が止まって欲しいと思ったことはなかった。頭に駆け巡るは君との思い出。
出会いは4月、桜の木を見上げて変な顔をしていた君を見かけた時だった。自分から見た桜はきれいなのに、君から見た桜には、虫が着いていて、不愉快そうな顔をしてたっけ。
「なんでそんな顔してんの?」
あまりにも気になって話しかけたことから仲良くなった。君がみあげる先を見て、自分も同じ顔をして、見合って思わず笑ったのは、とてもいい思い出。
その後は、クラスも一緒で、席も隣で、毎日お昼を一緒に食べた。
「あ!!たまごやきはだめ!!」
「もーらいっ!」
美味しい〜!!と頬を緩ませてあまりにも美味しそうに頬張るから、つい許してしまったんだよね。
部活だけは違って、帰りも行きも一緒にはならなかった。だから、知らなかった。自分だけ知らなかった。いつも幸せだと思ってた。
でも君は……
「ばいばい。」
そう言って君は、屋上から落ちていった。
2年目の夏だった。
スマホのバイブで目が覚め、自分だけ起きる
隣に眠るキミの安心し切った顔
かわいいな
キミが起きるまでこの時間が止まってほしい
さぁ朝ごはん準備しますか
満月が輝く夜
もし時間が止まったら
冷えた空気を感じながら
高揚感が高まる中
誰もいない街を歩く
この特別な夜だからか
なんでも出来る気がした
#時間よ止まれ
あぁ、なんであんなこと言っちゃったんだろ...、
「時よ、止まれ!」
まぁ止まんないよね、
止められたらどんなに楽だろう、
止められたらどんなに幸せだろう、
けど止められたのなら、今もない、
けど止められたのなら、明日もない、
止めない事こそ幸せかもね
時間が止まれば、
怒られずにたくさんゲームが出来る
時間が止まれば、
2度寝し放題になる
時間が止まれば、
超人に魅せることが出来る
でも、本当に望んでいたのはそんなんじゃなく、
もっと単純なー
「あ、もうこんな時間。
ごめん今日塾あるから帰るね。」
大好きな人といる時間が増えたり、
「そっかじゃあね……」
この時間が終わって欲しくなかったり、、、
甘い贅沢な時間がずっと、
ずーっと、続いて欲しいだけだった。
『時間よ止まれ』
時間よ止まれ
時間が止まったら何しようかな?
コンビニのアイスを食べまくって
まるで食べてなかったような雰囲気で乗り越えよう。
どっちかって言うと止まるな、なんだよな今。
なんかもう疲れた。もうどうでもいい。どうにでもなれ、はやく終われ。全部終われ。
あと約1週間だよ、頑張れ。って言い聞かせるのまじで疲れた。これど終わったってまた何ヶ月かあとにはあるじゃんね。
ぜんぶ終わりにすればおわるのかな。
…このお題前も見たことある気がする。前なにかいたっけ。
余裕なくてごめんなさい。
会う度 離れる度 このままずっと、といつも思ってる
リアルタイムで1時間前も
「時間よ止まれ」
今日は、1日外出せず家の片付けをした。
片付けていると、子どもの小さい頃のDVD を見つけた。観てみると、小さい頃の子どもと今は亡き父と、まだ元気な姿の母が映っていた。本当に幸せだった。その時で、「時間よ止まれ」と思った。涙が溢れた。
ㅤあと何回、君とこうして同じ時間を過ごせるんだろう。
ㅤ鼻をくっつけるように、その香りを僕は吸い込む。
ㅤ口に含めば身体がカッと熱くなるほど、芳醇な君の味わい。
ㅤ無条件に捧げられるその身体を、僕は隅々まで味わう。
ㅤああ、次は一体いつ会えるの?
ㅤ俺の人生、今が一番幸せなのかもしれない。
ㅤいっそこの瞬間で、時間よ止まれ。頼む。止まってくれぇ……!
「バイトくん?ㅤいいから黙って味わいなさい」
「社長ッ!ㅤこの壷漬けカルビ、ガチでやばいっす~!」
「はいはい」
『時間よ止まれ』
お題「時間よ止まれ」
私には不思議な力がある。
それは時間を止めれる力。
いつもも練習をする為に使う。
母親にありがとうを伝えたくて使っていたりする。
今日の朝も時間を止めて練習してきた。
そして母親にありがとうを言って学校に足早で行った。
現在中学生の私には難しい事なのだ。
今日は別の事を練習をする。
私には好きな人がいた。
心の中で時間よ止まれと唱える。
そして好きな人の前に立って、大きな声で言う。
「好きです!付き合って下さい!」
何度も、何度も練習をする。
私は席に戻ってラブレターを書く。
そしてポケットの中に入れる。
心の中で時間よ動けと唱える。
そしてとうとう本番。
私は好きな人を屋上に呼んだ。
勿論ラブレターでだけど。
物陰に隠れて生徒が居なくなると、急いで下駄箱の中に入れる。
「体育館裏で話しがあります。来てくれませんか?」
私は体育館で待つ。
すると好きな人が来てくれた。
私は勢いよく言う。
「好きです!付き合って下さい!」
好きな人は笑っていた。
「急過ぎない?それに、今頃ラブレターの手使う人居るんだ」
私の頬が赤くなる。
「だってそれしか勇気が無くて...」
私の好きな人は微笑んで言った。
「ありがとう。俺も好き。付き合おう」