『時計の針』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
雪だるまは伝統であり冬の象徴だ。誰しも一回は作ったことがあるだろう。これは昔の人が作ってそれを人々が継承してきたのだ。そのような伝統を継承することで文化になり象徴にもなる。だから雪だるまは今の時代において冬の象徴といえるのだ。
『時計の針』
リビングの時計の針は、右回りに「時」を刻んでいる。
止まることを知らない秒針のリズムと鼓動が重なり合うことに違和感を覚え、アナログ時計の電池を取り除く。
『カチッ…』
静寂の中‥生きている鼓動もまた、「時」を刻んでいる。
チクタク、チクタク。
楽しい時・忙しい時、
このまま時間が止まって欲しいと思う時ほど、
いつもに増して針はどんどん進んでいく。
つまらない時・気まずい時、
早く過ぎ去って終わって欲しいと思う時ほど、
いつもに増して針はのんびり進む。
チクタクチクタク
静寂な空間ほどその音は響く
チクタクチクタク
決まった時間に小窓が開き鳩が時を告げる
チクタクチクタク
時計板の下で小人たちが踊り出す
チクタクチクタク
時計の針は進む
そして時を告げる音を響かせる
時計の針
時計の針の回転方向は、
地球のコリオリの力が関係してるという。
そのため、北半球と南半球では、
回転方向の意味も、ちょっと違うのだそうだ。
時計の針
カチッ、カチッ…時計の振り子が振れる音が、部屋の中に響いている…時間毎にボーンボーンと鳴る柱時計…ネジが緩むと、扉を開けて、ねじを回して、時計の針をゆっくり進めて、スマホの画面を見ながら、時間を合せる…面倒だと思い乍ら、でも、ねじを巻くこの感覚が心地よい…ちょっと暗い部屋に響く、この機械音も、生活の一部になっていて…
アナログ時計が好き。
たぶん職業柄、秒針が良い仕事をしてくれるからかな。
デジタル時計がなんとなく見辛い気がする。
腕時計が好き。
でも、出かける時に身につけていない事が結構ある。
買ってもあまり使わないなんて、ホント勿体無い。
今何時?と時間を気にして行動する自分。いちいちスマホを取り出して、時間を確認するなんて、その方が面倒なのに。
私の周りにはあらゆる所に時計がある。体内時計も、腹時計も。
特別なのは、休日時計。
なぜか他の時計より早く回ってしまう。休日時計が稼働する日は、体内時計も腹時計も当てにならず、たぶん時計の針は動いてない。
休日時計の秒針が進む速さについていけない。今何周目?
とっくに12時間は終わってしまう。
12時間過ぎても、私にとってはまだ3時間くらいしか終わった気がしない。私が遅すぎて。
他人の休日をチラ見すると、カフェでのんびりお茶しながら、談笑したり、すごくゆっくり時が流れているかのように見えるのに。
私がカフェで談笑なんて真似したら、すぐに真夜中になってしまいそう。
たまには、今何時?って時計を見たら、予想よりも3時間くらい前だったりしないかな?
いや、もしもそんな時があったなら、それは時計が止まっているだけなんだろね。
深夜に響く、時計の針の音は好きなんだけどな。
12時間に1度同じ景色を見る
この景色が消えるほんの1分の間だけ、あなたに会えるんだ
#時計の針
いつからか時間が戻れば良いのにと
毎日思っていたのに、今では。
そのまま時間が進んで終わりが来いと願う。
「時計の針」
あぁ、巻き戻したい。
なんであんな事言っちゃったんだろ。
#時計の針
チクタクと私たちは無言のまま、時計の針だけが未来に進む音が部屋に響く。
「ねぇ、もう良いでしょう?」
やっと絞り出した声は震えていた。
「もうあなたには付き合ってられないの。別れて。」
私のそんな言葉に、ずっと机の上を凝視していた彼がその瞳に私を映した。
「...嫌だ。僕は別れたくない。君と、まだ一緒に居たい」
最後の方は涙声になっていて、目元からはポロポロと大粒の涙が溢れていた。
本当は、私だって別れたくない。それでも、もう私に残された時間はほんの少ししかない。それを彼には悟られたくなくて、乱暴に立ち上がった。
「私は、もうあなたと一緒に居たくないの。あなたが出ていかないなら私が出てく。」
彼の伸ばした手はもう届かない。
涙は彼にバレなかったかな。バレでなければ、いいなぁ。
時計の針
体内時計の針が弱々しく動いている。
ちょっとした衝撃でリズムが乱れ
長針が曲がっていて短針に引っ掛かる。
一度動きを止めて修理したいけど
今は休むこともできない。
ズレた針を無理矢理に手で動かして
社会の時計に合わせてみる。
大丈夫。なんとか合っている。
大丈夫なのか?
とりあえず合わせてみる。
時計の針
(本稿を下書きとして保管)
2024.2.6 藍
チッチッチッチッ
勉強するのに小うるさい
でもなくなってしまうのがとても怖い
どれだけ見つめても
何度も何度も見ていても
一向に針は早く進まない
『時が止まる』
時計の針が動かない さまざまな事情が絡んでる
致し方がないと諦める人 はなから興味のない人
必死に時を進めようとする人 私を含む傍観者
止まった時の中 人々が交錯している
時計の針は止まることはない
いや
止まることを知らない。
電池が
きれるまで
寿命が来るまで
止まることはない。
誰にも期待されず
誰にも望まれず
ただ
一定の動きを繰り返し
時間を教える。
友達などいない
人間関係など
悩みはない。
ただ1人で
チクタクと
音を鳴らしながら
時計の針を進める。
『誰にも望まれず、』
『誰にも期待されず、』
『ひとり孤独にいれる』
私もそんな人にうまれたかった。
貴方は後悔していることなどはありますか?
何であんな事を言ってしまったんだろう…
どうしてこんな行動をとってしまったんだ…
人によって後悔していることは様々だと思います。
私は後悔していることがあるとよくこう思ってしまう
時間が戻ってくれればいいのに…と
「時計の針」
【時計の針】
「ねぇねぇ時計の針ってさ、1分しか一緒に居られないでしょ?なんか良くない!?」
「わかるわー…エモい、ってやつ?」
......何を言っているんだ。
たった一分だぞ、話も中途半端なところで終わるだろ。
そもそも俺と違って大きな面積を忙しなく動き回る彼は、いつも息切れして話しかけるどころじゃない。
中の深めようが無いんだ、そんな中エモい空気とやらになるものか!!!
あ、やべ、来た。
あ、お疲れさまでーす…はは、最近寒いっすねぇ…
あ、もう時間ですね、ではまた…
…あぁ、気まずい。
時計の針は止まることを知らない
私たちの見ていない間も
どんな時でも止まることは無い
なんでかって?
誰も期待していないからさ
はあ…
僕も時計みたいな
期待されない子に生まれたかった
俺の彼女の部屋には、アナログの掛け時計があってカチ、カチ、カチ、と秒針を刻む音が聞こえる。
そして俺は夜、一人目を覚ました。時刻は明け方で外は少しだけ明るい。
俺は隣で寝ている彼女の目が覚めないように、そっと起き上がる。
彼女の寝顔を眺めた。きゅっ、と目が閉じられた隙間から長い睫毛が何本も生えている。口はほんのうっすら開いており、時々むぐ、もぐ、と動かしていた。
俺はスマホを手に取り、写真を撮る。音で起きないように手で押さえながら静かに。
なんと可愛らしい姿なんだろうと思った。
いつも元気が有り余るくらいうるさいのに、寝てるとこんなに静かなのか。
俺は彼女の頭を優しく撫でて、頬にキスを一つした。
「.........」
やっぱり一つじゃ足りなくて、その顔に何回もキスを落とした。
世界で一番愛しい、俺の彼女に。
「............ん...」
俺はビタッ、と止まる。彼女から声がした。
部屋には時計の秒針を刻む音が戻り、俺は気を落ち着かせていた。
危ない。起こす所だった。
俺は再び布団に潜る。そして彼女の隣で横になった。
「............」
綺麗な顔だな、と改めて思う。仕事先でファンが男女共に一定数いるだけある。まぁ、顔がいいだけではないのだが。
カチカチと時計の針は進む。俺は心の中でおやすみを言って目を閉じた。
翌朝。
「.........ん...」
「あ、葉瀬(ようせ)おはよう」
「ぅん......ぉはょ...」
俺が朝食の準備をしている時、眠そうな目を擦りながら彼女は部屋から出てきた。
「ごめんね、もうちょっとで出来るからそこ座ってt」
ちゅっ
彼女が俺の頬にキスをした。
「.........え?」
「ごめんね玲人(れいと)......昨日眠くて出来なかったから...今するね...」
俺は固まって動けない。
葉瀬は眠そうに首を傾げてキスを繰り返した。
そんな様子を時計の針は気にもせず、カチ、カチ、カチと一人勝手に進んでいた。
お題 「時計の針」
出演 玲人 葉瀬