『時計の針』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
時計の針のゆっくりと、進むにまかせ、本読みて、夜の七時になりにけり。昼間の雪は地に凍みて、部屋のエアコン温かりし。佐藤一斎書き置きし、重職心得箇条の書。我が生きざまに合致する。利子。
【時計の針】
寒さで時が遅れる
ゆっくりと進む時計の針に
雪も歩調を合わせる
重力から自由になり
静止した雪は
時の狭間に羽ばたいた
チクタクチクタク。時計の針はいつも追いかけっこしてる。追いついて。また追いかけて。
それはまるで私たちの人生みたい。
お題「時計の針」
チクタクチクタク
時計の秒針が進む度、
あなたとの別れの時間も近づいてくる。
勉強や仕事をしていたるとあんなにも経つのが遅い時間はあなたといるとすぐに経つ。
時計の針は誰にだって止められない。
なんて意地悪なんだ、
でもそんな大切な時間だからあなたといる時間は1秒1秒思い出にしたい。
それがたとえ、悲しい思い出でも、、、
時計の針は進む。
命の限り進み続ける。
最初は滑らかに進む。
古くなるとゆっくりとでも確実に進む。
いつかは必ず止まる。
終わりは必ず来る。
それでも動いている今を大切に生きていく。
時計の針は、静かな部屋の中に、一定のリズムで演奏を響かせている。
カチ、コチ、カチ、コチ…
この、音が心地いい。気がつくと、時計の針は午後8時半をさしている。
1時間は聴いていた。この演奏は、止まることはないと、信じていた。
ある日、演奏を聴こうと思い、ソファに寝転がる。
…、…、…、
あれ…?音が…
君も、突然いなくなってしまうのか。あの人と同じように。人も、君も、信じていると裏切って。
…いや、こっちが勝手に信じてるだけで、そっちには迷惑なのかな。わたしが、酷いことしてるのか。
君たちは、何も悪くないもんね。そうだよね。悪いのは、全部、全部。全部全部ぜんぶぜんぶ。
わたしだよね。
時計の針
亡き父が
大切にしてた
腕時計
父の時は止まったけれど
腕時計の針は
進んでる
朽ちてなお
私の腕で
脈々と動いてる
父はくもりなき空のどこかで
笑顔でいてほしい
時計の針が止まって欲しい……
そうすれば時は止まるのに…
誰もが、過去に戻りたい、時間が進んでほしくないと思ったことはあるだろう
僕もそうだ。頭の片隅では、そのような考えが渦巻いている
この世の時間が止まり、願うならば時が戻ればいいのに
【この作品を投稿してすぐ♡押してくれた方が居ました!本当に嬉しいです。ありがとう!!】
沈黙の中で一定の音を刻む。
自分の心臓の音だと信じていた。
でも、遠くで 高い音が聞こえるんだよ。
聞きたくない、機械の音が。
あぁ。 死んだんだ。 私。
あの音、あぁ、時計か。
何に期待していたんだろう。
時計は、誰かがこの世から姿を消してもなお
静かに時を刻んでいく。
生きたいと願った未来を、そっと刻む。
ーーー
私は医療のことは、ほぼ分からないのですが、
最後まで人間の聴力は残るという話を聞いたことがあります。
実際は亡くなってしまったときに、聞こえたとしてもこんなことを思うことは出来ないかもしれない。
でも、最後の最後まで生きたいと願っているのでは。そう思い、今回は書いてみました。
医療知識不足で申し訳ないです。
♡沢山ありがとうございます。また次回会いましょう。
(ここのコメント楽しみにしてる人いるのかな?)
無情に時が流れていく。
ぽつんと、ひとり置き去りにされたよう。
あの人はもう、帰って来ない。
上手く、さよならが出来ずにいる。
恋人が好きだった夕暮れ時の公園で、俺は、いるはずのない影を探した。
「時計の針」
わたしはデジタル時計が苦手だ
でも24時表記は好きだ
わけわからん
お互いのことを分かりあっているように見える二人だが、実際には何も分かりやしない。分かるようで、分からない二人。ただ、似ているだけ。
静かな空間で、そんな二人の手が重なる。やさしく肌を撫ぜるその手に安堵して、部屋に響く時計の針の音と重なって、とくとくと胸が高鳴っていく。
時間が過ぎれば過ぎるほど、身体に熱が篭っていく。
「時計の針」と聞いて、思い浮かぶのはいつだろう。
私は100%つまらない授業中と、絶対思ってしまう。短縮で、45分の授業時間だったときの幸せをくれるのも、通常授業50分のけだるさを感じてしまうのも、時計の針が何周も動いてくれるからだと思う。今は、時間が長くて授業も受験期も、早く終われと常々思っているけど、「時間は足りない」とハングリー精神持って、頑張って勉強しないとなと思ったりめします笑
その反対に、いかに長い時間寝れるか、という勝負に勝つべく夜は時計の針が気持ちゆっくり動いてくれたらなと常々思っねしまう最近です。
かち、かち、かち、かち。
あの日の思い出が、
かけがえのない思い出が、
愛し合った日々が、
挫折し涙した夜が、
喜びに抱き合い歌った朝が、
一秒一秒、遠くなって、いく。
かち、かち、かち、かち。
「無情」
写真の中の笑顔に会う
つるりとした肌と
なにもしらない瞳
不恰好な眉毛と
か細い足で
おさまっていた
ちくたくちくたく
止まらないで進む針
とくとくとくとく
止まらないで刻んだ心臓
完全に止まってしまうことのできない運命のもと
生まれてきたわたしたち
蹴り飛ばされるように
急き立てられるように
死に向かって全力で走る
無常なものの無情さよ
わたしはあなたが嫌いです
#時計の針
時計の針
鈍色の振子が揺れる。
天井近くにずらりと並ぶご先祖の表情がはっきりと見えてきた頃、閉まりの悪い襖が少しだけ悲鳴を上げた。
細く眩しい光が数秒だけ刺し込み、また苦しそうに音を立て暗闇に戻った。
姉や親戚達の寝息と秒針の音が部屋を埋め尽くす。
明日はみんなで何をするのかはまだ決まっていない。
だけどワクワクして眠れない。
そんな豊かな夏休みを君にも与えてあげたかった。
満たされていた頃の記憶をビルの谷間でふと思い出し、
少しだけ大きくなった柔らかい手を振子の様に繋ぐ。
ー誕生日ー
それは僕が愛され始めた日
そして僕が1番嫌いな日
生まれてことに感謝され
僕に嬉しい言葉をかけてくれる人がいる
嬉しい。
同時に1番お祝いしてほしい人に
忘れられている日
思い出されて祝われるくらいなら
いっそ完全に忘れられてる方がマシだ
いつからか、僕の誕生日に気づきませんように
と願ってしまう僕がいる
どうか僕のような人が少しでもいなくなりますように
生まれてきたことに意味がある
生まれてきてくれてありがとう
1日、1時間、1分
あなたからの連絡ばかり待っている
迷惑かな、忙しいかな
返事が来なかったらどうしよう
臆病な気持ちが頭を過ぎっては
自ら送るという選択肢を消去する
こういう時、素直に気持ちを表現できたらいいのに
私には、とても難しくて
また今日もくるくる回る時計の針を
一生懸命に眺めるだけの1日が終わっていく
「時計の針」
私のところには時計の針が12時を指しても王子なんて来ない。
魔法にかかり一時の夢でさえ見ることは出来ない
その代わり、と言っては何だが夢から覚めることもない。
私の視界には一生、現実しか映らないのだろうか
時計の針は残酷に時を刻み続けるのに、私の心は止まっている
あの日からずっと。
物語の彼女と違って私には家族も居るし、一日中こき使われてるわけでも、暴言を浴びせられている訳でもない。
なのに物語の彼女は真っ直ぐで、どんな状況でも諦めず懸命に、必死に運命に抗っているというのに私はどうだろうか。
ずっとあの日を引きずって、希望も未来も見えず
ただ存在しているだけの木偶の坊
だから幾ら時間が過ぎても王子様が来ないのだろうか。
頑張り屋で諦めず、清い心を持った彼女だから
夢を見ることが出来たのだろうか。
どうしたら、私の心は動き出すのだろうか。
何時を指しているか分からない針もいつかちゃんと動き出してくれるだろうか。
現実の時計は相変わらず時を刻み続けるけど
なんの変化も訪れない
心が動き出せば此処にある時計の針も動いてくれるだろうか。
いつか12時になる前に動き出してくれるだろうか。
そしたら私の運命も動き出してくれるだろうか。
物語の彼女のようにいつか運命の人と微笑みあえる未来が訪れるだろうか_______
貴方の胸に張りつけた
耳に流れる拍動が
時計の針と重なって
それを頼りに息をする
/ 時計の針