『時計の針』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
時計の針を巻き戻せたら
廻り続ける時を止められたら
今とは何か違っていたのかな。
動き続ける時間に置いてかれるように
立ち止まってしまう僕は
消費するように闇雲に時が進んでいくのが
怖かった。
繰り返す毎日に、何もしないまま終わってく今日に
意味もなく焦燥感が募っていく。
いつか無駄にした時間を後悔するんじゃないかって
時を刻む針を見て思うんだ。
無意味に過ごしていた時間をもっと
大事に出来るように変わっていけたらいいな。
#__時計の針__
時計の針、
「...よし」
描いていた絵がひと区切りついた
時計を見るともう描き始めてから長い針が3周したころだった
「ん、一旦休憩挟むか」
そう言い立ち上がり一階に置いてあるチョコと飲み物を取りに行った
今日は何時まで描き続けようかな
そんなことを考えていると
ピコン!
と音がし友からLINEが来た
『今日会える?』
『なんかあったか?』
『遊びたいなぁて』
『良いよ、どこで遊ぶ?』
それから何回か会話を重ねた
集合は30分後になった(早すぎるだろ、)
今日は何時に帰ってこれるかなぁ
時計の針
時間の経過と共に…
色々変わりつつある
ような気がする…
かなしいような
うれしいような…
複雑で不可解な
きもち
時計の針は
進んでいる
止まっているものも
あるけど…
色々あって
不可解…
わからない
ちんぷんかんぷん
正解も不正解も
ない…
自分流で時計の針を
止めたり、すすめたり
こわしたり…
色々自由自在に
作り上げていけたら
いいなぁ…
時計の針を戻しても戻さなくても時の流れは変わらない。知ってた?
時すら君の心臓を蝕むのなら
ずっとふたりだけの世界で生きていよう
長い沈黙の中
お揃いの
時計の針が
少しズレていた事に
今更気づいた
もう、
合わせることすら
出来ない秒針が
最後の時を刻んでゆく
#時計の針
時計の針
時計の秒針音が
ギクザクギクザクと時を刻む
昼間はまったく気にならないのに
夜が更けて辺りが静まりかえると
正確なリズムで響きわたる
秒針音のリズムは、心臓の脈拍に似ている
お腹の赤ん坊は、ママの脈拍を子守唄に
スヤスヤと寝ているのだろう
気がついたらもうこんな時間!
夜は、朝からの行動のせいでとても忙しくなる。
価値のある時間を今日も過ごせなかった
明日こそ、明日こそ絶対!と毎日焦ってる
限られてるのに時間の使い方が良くないよね
時計の針のように
毎日同じところをぐるぐる回るんじゃなくて
別の場所にも行けたらいいな
新しい喜びや楽しさを発見することは、
時計の針が動く86400回の中で、いくつもできるはず!
「時計の針」
止まったままの僕の時計の針を
ゆっくり丁寧に動かしてくれたのは、
君だった。
『時計の針』
幸せだ。
好きな物に囲まれて暮らすのは。
森の中で動物に囲まれて暮らすのが夢で、
引っ越しててその夢が叶ったんだけど。
悲しい。
時間が経てば懐いてくれた子もみんな死んでしまう。
このまま、このまま時が止まれば良いのに。
その思いを込めて、ログハウスにある時計のうちの
一つをまだ動かしていない。
いや、正確には、止めた。
此処に居れば、時間が止まっているように感じて。
それからこの時計の針はずっと止まったままだ。
時計の針は無限に見える
時を刻む音、時が過ぎる間、時が進む動き
考えることも、話すことも放棄し
鼓動と針の音に身を任せ
全てが カラ になる
〚時計の針〛
時計の針を進めよう。
止まったあの時から1秒ずつ。
僕らは進むことが出来る。
だから成長する。
時計の針を巻き戻すように。
過去に戻れたらなんて、そんなSFを妄想してる。
デジタルが跋扈するこの時代、時計の針はアナログだ。
でも家に一台はあるんじゃないだろうか。針のある時計。
秒針が緩々時を刻むそれは、電池かネジ切れを起こさない限りは止まることなく今を未来に変えてゆく。1から12までの円盤をぐるぐる回って、過去と今と未来を教えてくれる。
もし、この世から針のある時計が無くなったら、ちょっと寂しい。
長針、短針、秒針。
中でも私は秒針が好きだ。
チックタック、チックタックと進む針にも、ぐるーっと進む針にも、つい見つめてしまう魔力がある。
―時計の針―
私の日常が、辛くて苦しい時は、
もう少し早く、動いてほしい
私の日常が、楽しくて堪らない時は、
もう少し鈍く、動いて欲しい
要は、その時々で
速さを考えて動いて欲しい
そんなことを思う私は我儘ですか
一人でいる部屋はこんなにも静かだっただろうか。
君の存在は、とても大きいんだね。君が帰ってからこんなにもすぐに、会いたくなるなんて...
あぁ、会いたいな。
そんなことを思っている僕の心に、時計の秒針の音は響きわたった。
時計の針
時計の針はわたしのこころ。
どうしようもなく沈み込んだとき、チクタクチクタクと、時計の針はぐるぐるとまわりつづける。
チクタクチクタク。
どうしようもなく気が急いたなら、時計の針はわたしに寄り添うように、一緒に駆けてくれる。
チクタク。
時に残酷に、わたしの知らないあいだに針が違う方を向くことがある。
そしたらもう、寝てしまおう。
また明日になれば、針は真上をさして、わたしのことを待っていてくれるはずだから。
母の形見の腕時計は
まだまだ私には似合わない
そっと箪笥の引き出しの中
25年の矢の月日が過ぎて
気づけばあの日の母の歳になった私
久しぶりに手に取って
竜頭をゆっくり回す音
冷んやり手首に巻きつけると
鏡の中には母の面影
もう会えないと思っていた
母の笑顔をつくってみたら
鏡の中は泣き笑顔
動き出した時計の針は
遠い時間をいままた刻んでくれる
「時計の針」
#9
時計の針
カチカチ時を刻む
今が一番若いと
誰かが言っていた
確かに一秒毎に
歳を重ねていっている
時の流れは止まらない
今のうちに
出来ることをしよう
待たせるあなたと
待つわたし
この図式は
初めから
一度も
変更されなかった
お互いの想いを
秤にかけても
一度も
平衡になんて
なれなかった
時計の針のうえで
微かに震えながら
萎んでいった
わたしの心が
すでに
待つことを
止めてしまったことに
あなたは
まだ
気付かない…
# 時計の針 (30)