『春爛漫』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
春爛漫
別れよう
そう切り出された
信じたくない
信じられなかった
この歳にもなって
結婚するなんて夢を見て
彼とも良い関係だったし
このままいけば
結婚して
彼との子を産んで
幸せな人生を送れるもんだと思ってた
でも上手くいかなくて
どう足掻いても
現実だけは迫って来て
逃げられなくて
捕まって
闇に
社会の檻に
閉じ込められるんだ
そして
グチャグチャになった汚い心は
潰れて
消えていく
もしかしたら
そんな醜い考えを見破られたせいで
別れを切り出されたのかな
きっとそうだなんて
勝手に思って
自己嫌悪に陥って
春爛漫に輝く空と対称的な私の思いは
どうすれば
無くなるんだろう
どうすれば
良いんだろう
平和と笑顔に満ちた春爛漫
ずっと待っている
この世界がそうなることを。
頼りにならぬは花便り
くしゃみの数で春を知る
【春爛漫】
〚春爛漫〛
春風が僕を追い越してる。
春に着る服も少なくて、パーカーを着回す。
亡くなったおばあちゃんが言った。
さいごの言葉。
"自分ができることを人にしてあげなさい"
できること。
僕にはわからない。
もしかしたら、もうしているのかもしれない。
でも自覚がないから、まだやっていない。
親孝行でもいいんだよ。
友達にすこし気遣うだけでもいいんだよ。
とにかく、自分が活躍できる場所を探すだけ。
明日もすてきな日になりますように。
自分が自分らしく生きれる場所はすくない。
もし今、喜楽に生きているのならそこを大事に
してください。
春爛漫
辺り一面、さくらでもも色に色付く。
気持ちも新たに、わくわくする。
年を追うごとに、一層
この時を嬉しく感じるのは、
きっと私だけじゃない。
同時に少しの憂いさも残して、
それもこの季節が好きな理由なんだよね。
どうか天気が味方して、
長く楽しめますように。
まだ開花宣言されてないけど、
待つのも、嫌いじゃない。
とりあえず
花粉症が治ってほしいよ。
【春爛漫】
光をさえぎるように、桜が舞って散る日を待つよ。
寒さが長引き、急に暖かくなった四月。
夜まで暇潰しにベッドで寝転がっていると、スマホに電話が掛かってきた。
相手は、同じ学校のクラスの山下。
「よぉ!大樹!青春してるか!」
「いきなりなんだよ山下。急に暖かくなって頭がやられたか?」
「俺はいつでも健全だぞ。イヒヒ」
山下が下品な笑い方をしているということは……また何か企んでいるな。
今回は何をしようとしているんだ?
「で、要件は?」
「俺と夜桜見に行かないか?イヒヒ」
「はあ?なんで男同士で見に行かないといけないんだよ」
「絶好の花見スポットがあるのさ。場所取りはもうしてある。行かないか?」
「悪いな山下。俺は今夜、彼女と花見に行くから無理だ」
「最近出来たっていう彼女か……。そかそか、沢山青春してくれ。仕方ない。俺一人で覗くことにしよう」
「えっ?」
なんて言ったか聞き返そうとしたが、既に電話は切れていた。
ま、いっか。
夜のデートに備えて、少し仮眠しておこう。
彼女と来た場所は、隣町にある大きい公園。
公園内のあちこちに桜の木があり、隠れた花見スポットらしい。
桜は満開なのにライトアップはしておらず、折角の桜が残念に思える。
光は街灯のみで、少し薄暗い。
「大樹、ちょっと薄暗いね」
「そうだな……咲子、俺から離れるなよ」
「うんっ」
俺の手をぎゅっと握る咲子。
今日はピンクのワンピースを着ていて、まるで春が歩いているみたいだ。
「どうしたの?」
「い、いや、なんでもない」
久しぶりに会った咲子に見とれてしまっていた。
とりあえず、明るい所を探すことにしよう。
……気のせいだろうか?あちこちから人気を感じる。
目を凝らしてよく見ると、男女が抱き合っているのが見えた。
それも一組だけはなく、何組も……桜の下で……。
うおっ、キスしてる!
おおっ!そこまでやるか!外で!
おっと……つい興奮してしまった。
薄暗い公園で淫らな行為をしている男女。
綺麗な桜の下でやるなんて、乱れすぎだろ。
「やだ……皆あんなことしてる……」
咲子も、俺と同じものを見てしまったようだ。
「大樹……あんなことをするためにここへ来たの?」
咲子の声が少し震えている。
「ち、違うんだ咲子!そんなやましいことは……少しはあったけども……いや、そうじゃなくて!」
「やっぱりそうだったんだ……大樹のエッチ!変態!痴漢野郎!野外魔!」
咲子は俺の手を払い、走っていってしまった。
すぐに追いかけようとしたが、薄暗くてすぐに咲子を見失う。
「イヒヒ。大樹、見ていたぞ」
この下品な笑い方は……。
振り向くと、山下がいつの間にか立っていた。
手には、望遠鏡を握っている。
「どうしてここに山下がいるんだ?」
「電話で言っただろ?絶好の花見スポットがあるって」
「……覗きか」
「イヒヒ。花見だよ。花見。大樹も気分転換に一緒に見ようぜ」
「そうだな……今はそうしたい気分だし、存分見てやる!」
山下から望遠鏡を借り、二人で花見を満喫した。
春爛漫
春と言う字は三人の日と書きます
あなたとわたしとそして誰の日♪
会ってみたいな久しぶり〜
あなたも話が合うでしょう♪ってえらい歌だよなぁこの歌(笑)と、本日のお題を読んで一番
最初に思い浮かんだ詩を検索にかけたら、作詞家、伊藤アキラさんが亡くなっていらっしゃったことを知りまたまた、そうかぁ、、と手を合わせました。お顔は存じ上げませんでしたが、1970年代80年代の歌謡曲シーンで、作詞家阿久悠さんと並んでよく目にした作詞家でした。そして今回個人的に御姿を初めて拝見して、その時、この曲が頭に流れて、申し訳なくも「ふっ」と吹き出してしまうような、オジサマ顔で今風に言いますと、「おじカワ」ですか?ねと思ったりしました。そしてなんと、ワタシのコメットさんの「キラキラ星をあげる」も伊藤アキラ氏だったと知り、プロは、いつでも乙女になれるねかぁ~と感心しました。ふと、春爛漫のこの宵に、「キラキラ星をあげるぅ♪」と執筆してらっしゃる伊藤アキラ氏を思い浮かべたりしました。
合掌
「春爛漫の虹の袂にて」
そこは、暗い場所だった。
仲間たちが、順番に何処かに連れて行かれて帰って来なくなるんだ。外に出られたのかな?イヤ違う、ボクは勘でわかるんだ、あの冷たくて暗い廊下の向こうに、もう二度と目が開かなくなるような、そんな場所があって、仲間たちはそこに連れて行かれて消えて行く、ボクの番もそのうち回って来るのかな、「助けて…」ボクがそう願った次の瞬間、彼女が、あの特有のドングリのような瞳で檻の向こうからボクを見つめていたのさ。それがママに手をひかれた夢ちゃんだった。ボクらはそこで出逢った。
ボクは宿無しのボクらが入れられる収容所の野良犬から、夢ちゃんとママと暮らす家族になった。けれど、ある日、夢ちゃんが声をあげて泣いていたんだ、桜色のお洋服がトレードマークの夢ちゃんが黒色のワンピースを着て、ボクの声の鳴き真似みたいに、ワンワン鳴いて、ドングリみたいな瞳からポロポロ涙の粒が光っては落ちた。ボクは何か大変なことが夢ちゃんに起こったのだと思い、なんとかして夢ちゃんの瞳から溢れる涙の粒を止めたくて、いつもみたいに笑いかけて欲しくて、ママを探すけどママは見つからない、やっと見つかったママは、眠っていて呼んでも、顔をペロペロ舐めても目を覚まさない、やがて、ボクは知ったのさ、ママの死を。
ママと二人家族だった夢ちゃんは、独りぼっちになってしまった。
「よし、ボク夢ちゃんのパパになって夢ちゃんを守るからね、ママ見てて」ボクは眠り続けるママに伝えるべく、吠えた。
春爛漫の虹の橋の袂で、ママは振り返り微笑みながら涙を拭い、ボクに手を振ったんだ。
「ぼく、頑張らなきゃ」
このあらすじは、敬愛する脚本家松木ひろしさんの名作中の名作「パパになりたかった犬」でした。今期のドラマを観ていたら思い出して、懐かしく、あらすじを自己流にまとめてみました。
昭和らしいドラマだった。主人公の健気な犬の名はヨサク犬頭さんではない(笑)ヒロインは夢子ちゃん小学生。夢子ちゃんとヨサクはテレパシーで会話が出来て、親戚のオジサンの大坂志郎さんと、その息子役の鶴見辰吾さんが味わい深く、獣医学部の学生の彼は、夢子ちゃんとヨサクの関係を理解しているが、上手く誤魔化し助けてくれる。近所に住む伊東四朗さんと冨士眞奈美さん夫婦も色々面倒臭い人達なのだが、そこは松木ひろしの筆才がハートウォーミングな物語として見せてくれる。夢子ちゃんとヨサクのテレパシーの世界は誰も知らないヒ・ミ・ツであるし、劇中流れるヨサクの声も大人たちには聞こえないのだが、彼らはヨサクと夢子ちゃんの関係を理解して行くという、昭和感満載の物語だが、今期の犬頭さんのお話しは、この物語を実に彷彿とさせた。視聴者目線だと犬頭さんが犬太であることは誰にも分かりきって、何故、彼犬太が、そう決意したか?という疑問をラストまで上手く残し役者の芝居もあり飽きさせずに、視聴者はラストに犬頭さんの気持ちを知る訳だか、それは、劇中設定では墓場まで持って行くヒ・ミ・ツなのである。何故なら彼らは大切な雅弘くんであったり夢子ちゃんを、そっと見守りたいから。それを察する側に居る人も聡明であり粋である人は、知っているのに、ほんわか知らぬ振りであるのである。つまびらかもなにも、最初から犬頭犬太も夢子ちゃんとヨサクのテレパシー、ヨサクは日本語喋れますもである。
ヨサクも犬太も情緒は一部のつまびらかなきゃ理解しないよーな不粋人よりあるのだと知っていましたが、劇中の彼らの大切なヒ・ミ・ツは、ほんわか春爛漫に舞う桜の花びらのように、匂わせるのが涙を誘うのでした。
また、これが、1月始まりの3月26日終わりのドラマで、懐かしく思い出しました。「パパになりたかった犬」名作中名作なのですよ、再放送できませんかね(笑)
心幸
令和7年3月28日
今日の後書き
いや、愛していないと思いますね、その人を愛しているのではなく、自分の言葉がその人に届いてその人を癒やしているなんて考えるのが傲慢な自己愛でしかないから。癒やしているとか届いているかとかではなく、ただどうしょうもなく動くのが愛でしょうから。
今時、「おまへん、ですやん」なんて使う関西人って🤔 じゃりン子チエちゃんか?猫の小鉄か?
二丁目劇場の前で、ビラ配ってる芸人さんでも舞台でしか使わんのと違うかなぁ〜www
それが、一番古臭いかも笑笑
題 春爛漫
春なのになんだろうこの気持ち
全然楽しくない。
この桜の花びらを見ても手のひらに乗った淡い花びらを見ても
心が踊らない。
だってさ。君は僕のことみてないてしょ?
僕も君のこと考えても気持ちが踊らない。
どうしてだろう。
あんなに前は楽しかったのに。
春ってだけで君が隣にいるだけで、ただ笑い合うだけで、会話するだけで。
そんな些細なことが楽しくて。
君と見たこの淡い花びらが綺麗で一緒に笑いあったね。
だからかな。僕はこの花びらを見ればもう一度君と一緒にいた頃の気持ちを取り戻せるって思ってしまったんだ。
そんな気持ちは、ここに来て吹き飛んでしまった。
君と過ごした時間は、僕の中で綺麗な思い出だけど、今の君との時間は何も気持ちが動かない。
再認識してしまった君との距離。
あんなに大事だったのに。
大切な思い出は過去の箱にしまって
僕は前を歩くしかないのだろうか。
その時は君にサヨナラを言わないといけない。
この過去の記憶の箱を持ったまま
躊躇わず君にサヨナラを言えるだろうか。
言えるなら僕は新たな道を進むだろう。
過去の記憶に痛みを感じながら。
言えなければ君とこのまま心の動かない関係を続けるだろう。
それが僕にとっても君にとっても楽しい時間とはいえないものになってしまう。
どちらにしても痛みを伴いながら
選択の時は近づいている。
“春爛漫”だなんて、余裕がある人にしか、訪れないと思ってた。
_春爛漫
3月にしては寒すぎたような、暑すぎたような。
日が照り付ける午後2時半
ふと顔を上げると、桜が見え始めていた。
蕾が多い中、ぽつんと咲く花は淋しくて綺麗だった。
春爛漫にはあと少し。
*春爛漫*
独り道
春爛漫の
音も無く
季節は春らしくなってきたけど、仕事が忙しいし、休みもちゃんととれないし、服の色味も真っ暗だし、春らしい事何も出来てない。
季語→春爛漫
【春爛漫】
春爛漫 2025.3.27
休日の午後
携帯も財布も持たず
ペットボトルの水だけを手にして家を出た
うららかな日差しを感じながら
春爛漫の河川敷を歩く
花が咲き誇り、風が気持ちいい
穏やかな川の流れに耳を澄まし、目を閉じる
遠くで電車の通る音が聞こえる
いまは何もかも忘れて
軽やかに目の前にある春を探しに行こう
昨年のこのくらいの時期にも、このお題が出されたような気がします。
貴女への言葉を貴女に書き連ねていただくようになってから、そろそろ丸一年経ちますね。
この一年間、どうでしたか。貴女を心から愛する者の言葉は、貴女の心に届いたでしょうか。
実際どうだったかは分かりませんが、只、一年前よりも貴女のお顔は穏やかに、柔和になったように俺には思えます。
俺の言葉が貴女を少しでも癒したのなら、こんなに嬉しいことはありません。
爛漫(らんまん)と聴くと、朝ドラの「らんまん」が最近思い出される。
「好きこそものの上手なれ」とは、正にそういう事なんだなと。
あいみょんのテーマソングも良かった♪
まどろんだ朝には、癒し的には最高でした^_^
俺も・・・好きな道を突き詰めていきたい。
これから新年度が始まり、新社会人や新学年の方も多くいると思うけど、皆で頑張ろう。
俺も色々あって高校は夜間定時制だったからさ・・・語彙少なくてスマソ、とにかくまぁ・・・自分なりに頑張れば良いさ〜^_^
(春爛漫)
春を包む暖かい風
開けた窓を通り抜け
カーテンが舞い上がれば
見える景色は春爛漫
舞い散る桜に手を伸ばす
暖かい風は私を包み
私の瞼は重くなる
懐かしい匂いを運び
春愁の記憶を呼び起こす
『春爛漫』のイメージは
桜、ピンク、楽しい
そんな感じ。
私は『春』が好きではない。
環境が変化することが苦手で
無駄に焦り、意味もなく不安になる。
『春爛漫』は私にとって縁遠い言葉だと思う。
春爛漫っつーのはよォ、まるで街全体が浮かれてるみてぇな季節だよな。桜は咲き乱れ、ポカポカ陽気でみんなニコニコしやがる。おまけに新生活だの出会いの季節だのって、やたらキラキラした言葉が飛び交う。いやいや、こちとら花粉と眠気で死にかけてんですけど? 春の優しさってのは、花粉症持ちには容赦ねぇんだよな。
でもまぁ、桜なんか見ちまうと、やっぱりちょっとだけ感傷的になるよな。あっという間に咲いて、あっという間に散る。まるで、オレの財布の中身みてぇだ。でも、それでも毎年変わらず咲くってのが、なんか粋だよな。人生もそんな感じで、どんなに散ろうが枯れようが、また咲きゃいいって話なのかもな。
ま、難しいことは置いといて、せっかくの春爛漫だ。団子でも食いながら、のんびり桜を眺めるくらいが、ちょうどいいだろ。
春爛漫
春爛漫
あぁ、彼よ。一生近くにいて…隣に、傍に、ずっといて、遠くに、遠くに行かないで。
私の、私の、傍にいてずっとずっと離れないで。
ずっと、ずっと…抱きしめたまま、一緒に骨を埋めよう。
【春爛漫】という言葉から今は
なにも思い浮かばない
なんでかな__
と 考えてみた。
______ 。。。
春になった! 春だ! という楽しげな気分よりも
なにか ふあんてい な、うまく言葉に表せない気分が、 いつもこの時期、心をすこしふさぐ。
春の明るさと、そわそわした空気_, 浮き足立つような ふわふわした 気配__。
こうした春の空気感に、どことなくニガテな感覚を覚えるようになったのは いつからだったろう__
爛漫じゃなくてもいい
【春爛漫】みたいな華やかさじゃなくても、
静かに感じる春、
やわらかく感じる春でいい__。
苦手だと感じてしまう自分も受けとめて、
春を 静かに迎えて 受け入れて
穏やかに 淡々と この時期を過ごせるように
なれればいい__。
今日は
そんなことを 思った