『星空』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
星空を眺めてみる。
この光はたった今光っている光ではない。
何億光年前の光だ。
もしかしたら、今この瞬間にはもう光って居ないかもしれないのだ。
そんな、遠くから光だけ届くなんて、なんとも不思議でたまらない。
地球上だったら、富士山の光とか、届かないのに。
なんでだろう。空気が無いから?
さっぱりわからない。不思議すぎる。
鈍色の空から除く星空
汗も拭かないまま目を閉じた日が人生で幾度かあって
または横になりたいと思えない日が幾度かあったとして
そんな日は夏に多い
誰もいない道を歩く自分はきっと主人公なんだろう
明日も人生頑張ろう
『星空』
僕は夏の大三角形が見つけられない。
「ほらっ、あそこにおっきくて明るい星が三つあるでしょ?」
お姉ちゃんはそう言って、小さな瓶の中に入った金平糖を一つ口に放りこんでごりごりと音を鳴らした。
「星がいっぱいありすぎて分かんない」
僕は探すのを諦めて布団に潜り込んだ。
「もう、すぐいじけるんだから」
お姉ちゃんは手に持った金平糖が詰まった瓶をからからと音を立てながら回すと、「よしっ分かった!明日はもっと星を減らしてきてあげる!」と気合が入った声で言った。
「昨日も同じこと言ってた」
お姉ちゃんは昨日から、僕のために星を減らしてあげるからと言って張り切っていた。そんなことできるはずないじゃんと、ぼそっと僕は呟く。
すると、次の日の夜。本当に星が減っていたのだ。
「どう?見えるようになった?」
お姉ちゃんは昨日よりも減った金平糖が入った瓶を片手に尋ねた。
「まだ分んないけど、星は減った気がする」
「まだだめかぁ」とお姉ちゃんは溜め息まじりにそう呟くと、瓶の蓋を開けて「半分も減らしたのになぁ」と言いながら、金平糖をぱくぱくと食べ始めた。
「もう、こうなったら、明日はデネブとアイルタイルとベガだけ残すしかないかぁ」
そう言ってベッドの上に寝転がった。
次の日の夜。
夜空を見ると、本当にデネブとあるタイルとベガだけが夜空に光り輝いていた。
「夏の大三角形だ!」
僕はこのとき初めて夏の大三角形を見ることができた。
「すごいでしょ?ちゃんと夏の大三角形が見えたでしょ?」
お姉ちゃんは自慢げに言った。
「うん!本当にすごいや姉ちゃん!でもどうやって減らしたの?」
「私がお星さまをたくさん食べたからよ」と、お姉ちゃんは片手に持った瓶を覗き込みながら言った。
僕も瓶を覗き込むと、瓶の中に入った金平糖は、あと三つだけだった。
星空 「創作 銀河鉄道の夜」
ケンタウルス祭の夜 〜七夕前夜祭〜
ジョバンニは、口笛をふいているようなさみしい口つきで、檜の真っ黒に並んだ街の坂をおりて来たのでした。
坂の下に大きな街灯が、青白く光って立っていた。
ジョバンニは少し臆病者の足つきで街灯の方へおりて行きますと、いままで化け物のように、長くぼんやり、うしろへ引いていたジョバンニの影ぼうしは、だんだん濃く黒くはっきりなって、足をあげたり手を振ったり、ジョバンニの横の方へまわって来るのでした。
「ぼくは立派な機関車だ、ここは勾配だから速いぞ、ぼくは今そね街灯を通り越す」
「そうら、こんどはぼくの影ぼうしはコンパスだ、あんなにくるっとまわって前の方へ来た」とジョバンニはひとり言を言いながら、大股にその街灯の下を通り過ぎたとき、ザネリが新しい襟のシャツを着て、街灯の向こうから飛び出して来て、ひらっとジョバンニとすれ違いました。
「ザネリ、烏瓜ながしに行くの」ジョバンニがそう言ってしまわないうちに
「ジョバンニ、お父さんから…」その子が投げつけるように叫びました。
ジョバンニは、ぱっと胸が冷たくなり、そこらじゅうキーンと鳴るように思いました。
「なんだい!ザネリ」とジョバンニは高く叫び返しましたが、もうザネリは向こうの家の中へ入ってしまいました。
「ザネリはどうして、ぼくがなんにもしないのに、あんなふうなんだろう?」
ジョバンニは、せわしくいろいろのことを考え呟きながら、さまざまな灯りや木の枝で、すっかり綺麗に飾られた街を通って行きました。
明日は七夕の夜 ケンタウルス祭です。
時計屋の店には恋の時を知らせる、からくり時計のドワーフに明るく燈がついていて、1秒ごとに石でこさえた梟の赤い眼が、くるくる動いたり、いろいろな宝石が海のような色をした硝子の盤に載って、星空のようにゆっくり循ったり、銅の人馬が向こうからこちらにまわってくるのでした。
その真ん中に丸い星座早見が飾ってありました。
ジョバンニは我を忘れて、星座の図に見入りました。時間に合わせて盤をまわすと、その時間に出ている星座が楕円形の中にめぐってあらわれるようになっているのでした。
銀河が帯になって、その下では微かに爆発して湯気でもあげているようにジョバンニには見えるのでした。1番後ろの壁には、七夕の夜空じゅうの星空の不思議な獣や蛇や魚や瓶の形が描かれ、こんな蠍の赤い勇者だの夜空にぎっしりいるのだろうか、あゝぼくは、その中を旅してみたい、どこまでもどこまでも歩いてみたいと思うのでした。
それから、にわかにお母さんのことを思いだして、ジョバンニはその店をはなれました。そして窮屈な上着を気にしながら、それでも胸を張って顔をあげ大きく腕をふって街を歩いて行きました。空気は澄みきって、まるで清水のように通りや店の中を流れました。
街灯はみんな真っ青な楢の枝で包まれ、プラタナスの小径などはたくさんの豆電燈がついて、人魚の都のようでした。よその子供らはみんな新しいあつらえの着物を着て、星めぐりの口笛をふいたり、「ケンタウルス露をふらせ」と叫んで走ったり、青い花火を燃やしたりして遊んでいました。けれどもジョバンニは、また首を垂れてそこらの子供らの賑やかさとはまるで違ったことを考えながら歩くのでした。
お母さんに牛乳を…ジョバンニは急ぎました。
窮屈な上着を着て、七夕の前夜祭の賑の中を。
「お母さんは、ご病気だから大変ね」牛乳屋のおかみさんは言いました。それには適当な挨拶をしてまたジョバンニは歩きだしました。
また口笛をふく子供らとすれ違いました。
みんな川の方へ走って行くのでした。みんな聞き覚えのある声でした。遠くにカンパネルラの声もザネリの声も聞こえてくるのでした。ジョバンニは逃げるようにカンパネルラの声を避けてしまいました。そしてカンパネルラもまた高く口笛をふいて川の向こうの方へ歩いて行ってしまいました。ジョバンニはなんとも言えずさみしくなって、わあわあと言って泣きました。
まもなくジョバンニは走り出して黒い丘に急ぎました。
〜銀河ステーションにて〜
誰かがこっちを見ました。
それが、カンパネルラだとわかるのにすこしの
時間がかかりました。ジョバンニが、きみ前からここにいたの、きみにここで会うなんて思いもしなかったと言いだそうとしたときカンパネルラが「みんなね、ずいぶん走ったけれど遅れてしまったよ、ザネリもね、ずいぶん走ったけれど追いかけなかった」と言いました。
「どこかで待っていようか?」とジョバンニが聞くと カンパネルラは「ザネリは還ったよ、お父さんが迎えに来たから」カンパネルラはそう言いながら、ずいぶん顔色が青白く苦しそうでした。ジョバンニもすこし忘れものがあるような不思議な気持ちで黙り込むのでした。
すると、カンパネルラが勢いよくいうのでした。
「ぼくはきっと見えるここにいたって」
そして、立派な地図をだしました。どこかで見たことのあるようなその地でした。
「この地図はどこか買ったの?黒曜石でできてるね」
「銀河ステーションで貰ったんだ、きみは貰わなかったの?」
「あゝぼくは銀河ステーションを通ったろうか
…いまホームに立っているけど」
「おや、あの川原は月夜だろうか」
「月夜でないよ、銀河だから光るんだ!」ジョバンニは嬉しくなって飛び跳ねました。
~北十字 彼岸からの便り~
「お母さんは、ぼくを赦してくださるだろうか…」カンパネルラが口火を切った。
「ぼくは、お母さんがほんとうに幸せならそれがいいんだ、お母さんがほんとうに幸いになれるなら、けれどどんなことがお母さんのほんとうの幸いなのだろう」カンパネルラは泣きそうになりながら一生懸命に尋ねました。
「きみのお母さんはきみが幸いなら幸いなのではないの」ジョバンニは、そう応えるのがやっとでした。
「ぼくは、わからない。けれど、誰だってほんとうにいいことをしたら幸せなんだよね、だからお母さんはぼくを赦してくださるんだ」カンパネルラは、なにかほんとうに決心して涙を堪えてそう言った。
にわかに、ぱっと明るくなり見ると煌びやかな銀河の上の十字架がたって、それはもう真夏の赤い星をも凍らせる星の牌と言ったらいいか。しずかに永久に立っているのでした。
「ハレルヤ ハレルヤ」前からも後ろからも声がおこりました。振り返って見ると旅人たちは
みな真っ直ぐに立ち黒いバイブルを胸にあて祈っています。カンパネルラとジョバンニもあわてて立ち上がりました。カンパネルラの頬は熟した苹果のように甘く柔らかく輝いて見えました。
向こう岸が青白く揺れて光って煙り時々すすきが風に揺れてりんどうの花の青が見え隠れするのは、やさしいおくり火のようでした。
さあ、どこまで二人は行くのでしょう。
白鳥の停車場を越えて、蠍の針を踏まないように、赤い心臓を通り抜け、天の川を渡るのでしょう。
今夜はもう遅い。
明日また、必ず七夕の星めぐりきみと二人で。
2024年7月6日
心幸
星空は綺麗だ。夜空に浮かぶ無数の星。ごくたまに流れる流星群。(見たことはないけど、見てみたい。)
私は星空を見ていると心が落ち着き、すっきりする。
星座はよくわかってないし探す気もないけど、星空はすきだ。静かな夜空の下でずっと眺めていたいと思う
テレビなどでの夜空は綺麗だけど、私は実際に自分の目でみて脳裏に焼き付けたい。忘れないように。
それから写真も撮る。動画でもいいけど写真がいい。
自分の好きな角度、時間、写真の背景など撮りたいと思った瞬間に撮りたい。(実際はとても難しい)
どんどん移り行く風景を、一番よい写真に残したい。
星空を眺める
今までは学校の課題として星空を見ることはあっても自分から好きで星空を見るなんてしなかった 余裕だってなかった
今だって今日を生きるのに精一杯で しんどくて 苦しくて でも不思議と空を見たくなった
星空を 上を見たかった
あぁ、星空って 空って 上を見ることって こんなにも綺麗で美しくてキラキラ輝いて見えるものなんだ 私には少し眩しすぎるかもしれない
それでも私は一歩成長できたような気がする
・1『星空』
星空と書いてきららと読みます
ワタシの名前。
まあわかりますよね、どんな親か
どんな教育を受けたか
どんなに愛されたか
早く改名したいなあ
でもめんどくさいなー
【続く】
灼熱地獄という言葉がピッタリだった本日を、何とかやり過ごして夜。……まだ外は明るいが。
今夜はシンプルに焼き肉、昼間の暑さで喪われたスタミナを回復するべく奮発した。
金曜日、焼き肉、夏とくればビールと枝豆も欲しいところ。
腹周りを気にしている君も流石に今日は、ビールを飲みたくなるだろう。
そう思って、冷凍枝豆と一緒に缶ビールを二本購入して冷蔵庫に入れておいた。
キンキンに冷えたビールで熱々の焼き肉を流し込む、想像しただけで喉がごくりと鳴ってしまう。
はあ、早く帰ってこないかなあ。
と、一番星が見えだした夕空を打ち見して、カチカチに凍っている枝豆を一つ齧った。
テーマ「星空」
星空が暗くなってしまったのは、地上に光が増えたからじゃなくて、私の目が悪くなったから。
メガネをかける気にはならない。星空は綺麗に見えても、地上には綺麗に見たくないものが多すぎる。
星空を見て言うセリフでいちばん有名なのが
月が綺麗ですね だと思うんだ
あなたはそれを知らなくて
私がそれを教えて
だから貴方は美しい月を見る度
私を思い出してしまうでしょ
星を繋げて物語を見る様に、
私たちの距離にも何かがありますように。
星空
神秘的
届かない、触れられない
そう思わせる存在
星空
プラネタリウムで見るような、満天の星空。
そんな景色を見てみたい。
何光年ずっと先の光が、何万年と時間をかけて。
夜の世界を明るく照らしてる。
そんな空の下で君と星座を探して、
無理があるよねって笑っていたい。
夜空に浮かぶ星々は小さな点にしか見えない。
でも、その点一つ一つがお日様よりもはるかに大きな星である。
巨大な星すら点に見えてしまうのなら、人間である私の存在など無に等しいだろう。
星空を眺めていると、己の存在の矮小さと傲慢さに気付かされる。
星空に輝く一つの月
それは昔の私を表してるみたいに一人で何もできなくて誰かの支えがもらえないと生きていけない私を表しているよう
星空
夜 ふと空を見上げるとそこには満天の星空があった
いつもは雲が空をおおっていて見えなかった空が
今日はハッキリと見える。
目を丸くする それほどに綺麗な星空
ずっと見ていたい
この夜がずっと続いて欲しい
そんな事を思ってしまう
わー…と上を見上げて動かなくなった隣に合わせて何となく自分も空を見上げた
ここはド田舎
申し訳程度の街灯が、点々と道を照らしているような田んぼ道の真ん中で
大の大人が2人して見つめる虚空の先には、ガキの頃と変わらず空一面に星屑がさざめいていた
隣が微動だにせず上空を見つめ続けるので、何となく自分もそれに倣う
……ちょっと首が痛い
「星座ってさあ」
「うん」
「無理ない?」
「………」
『星空』
/あ"ー…(それは本当にそう)
/(Xで見たやつ)
千恵はさ、なにもわかっていないんだね、
いつも、自分がやりたいことだけやって、やりたくないこと、めんどくさいことは後回し、挙句の果てに後で後悔して人にあたる
そんなんで、物事が上手くいくと思う?
痩せたい、とか、頭良くなりたい、思ってるだけなの、
自分が、勉強やりたくないから動画ばっかり見て、寝るのが遅くなって、お腹が凄い空くようになって、めっちゃ食べて、太る、あー最悪ってなって、運動して、勉強する時間なくなる
アホだよね単純に言うと
今のままでさ、大学受かると思う?
英検何回落ちたんだよ、学年、全国の順位わかってんの?
今は、遊びたい、と思って自分が好きなように動画みて楽しくなってるけど、落ちるよ100%
周り見て安心してんのほんとにやばいと思う
どーせみんな裏切るんだから、自分なんだよ?取り残されるの
みんなお前のことなんかどーでもいいんだよ
自分第1なんだから、そろそろマジでやんないと、人生終わるよ?医者になりたいんじゃないの?医学部に行って、医学学びたいんじゃないの?マジで馬鹿にされて終わるよ?2年後に泣きを見るか幸せを勝ち取るかは今何をしたかだから、自分が今何をするべきなのかよーく考えて生きろ あと900日だから
星空はメルヘンだけど、宇宙の星達は、メルヘンとは程遠く、人類にとって過酷で無骨な地表や大気に覆われていると…「エイリアン」や「アルマゲドン」なんかを観て思った。
実際のところは、行ったことがないから知らんけど。
夜空に浮かぶ星のどれかひとつに飛んでいって、その星から夜空を見上げたら、その無数の星のどれかひとつがこの地球で、探すことも困難かもしれないけど、その星には何よりも大切な人も含め80億を超える人達がいる訳で、でもその時の自分にとっては無数の星達の中のひとつでしかなく、もし目の前でその星が消滅したとしても、「あ、消えた」ぐらいの感覚にしかならない訳で。
「あ、消えた」の瞬間に、この地球ではどんなことが起こっているのか。
まあ、阿鼻叫喚の地獄絵図だろう。
そんなことは、メルヘンチックに星空を見上げていても気付きやしない。
流れ星だってそうだ。
メルヘンチックに願い事をするつもりが、そのまま地球に落下して阿鼻叫喚の地獄絵図となる可能性はある。
ちなみに、メルヘンってドイツ語なんだ。
しかも、メルヘンチックは和製語。
知らんかった。
モノ書いてると勉強になるな。
メンヘルは…まあ、どうでもいいか。
強引に星空の話。
故郷に帰って夜空を見上げると、見える星の数が違う。
恐怖を感じるほどの星空だ。
これを、メルヘンと呼べるのか?って話。
いや、メルヘンとか言い出したのは自分だが…何にせよ、宇宙は神秘であり、脅威であり、ロマンだよなって話。
人類がどれだけ進化しても、文明がどれだけ進歩しても、宇宙のすべてを知ることは不可能だと思う。
まさに、神のみぞ知る、ってやつか。
神様が、記者会見でも開いてくれたらいいのにな。
星空
あの星は、今もあるのだろうか
あの星座は、いつまで美しいのだろうか
人間は「北の動かない星」を北極星と呼ぶ。
それを中心に星空を撮り、映す。
星は滅ぶ。例外は無い。
当たり前が消えるのはいつの日だろうか。