『星空の下で』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
星空の下で明日の青を想う
/お題「星空の下で」より
”星空の下で“
貴方は家族を残して逝ってしまいましたね
最後まで笑顔で
“子供達をお願いします”なんて
”幸せを願ってます”なんて
心にもない言葉を残したまま
あれから40年
貴方の笑顔と想い出をむねに
ずっと一人で頑張りました
子供達も立派になりました
それぞれ新しい家族ができました
貴方との約束は守りましたよ
だからそろそろ私に
会いに来てはくれませんか
”きれいな星空の下で“
ずっと貴方を待っていますから
星空の下で
願いをする
恋をする
笑顔が溢れる
そんな毎日を願っている
星空の下で
満開の桜を見て、あなたと手を繋いで、
そんな風景が叶うかな
手を伸ばせば届きそうな
距離に見える幾つもの星が 実は
途方もない距離のお隣さん同士だと
そんな当たり前なことを笑って
話せるのも あなただから
満天の星たちから見たら
わたしたちもこの惑星も みな
宇宙の仲間 手を伸ばして触れたいと
思うのはあなたもわたしも
銀河の中で 孤独だから
#星空の下で
星空の下で
ファンタジーで
メルヘンチックな
言葉をさがしてしまう
現実から逃避するのに
ぴったりの場所
雑多な言葉は似合わない
おつかれさま
わ✩た✩し
k
春の暖かな日射しの中で、
夏の夕暮れの真っ赤な夕日の中で、
秋の澄み渡った青空の下で、
冬の刺すようにつめたい星空の下で。
笑い、泣き、喜び、怒り、もがきながら生きていく貴女を、俺たちはいつも見守っています。
誰よりも大切で、何よりも愛しくて、俺たちが存在の全てを投げ打ってでも守りたいと思っている貴女が、この美しい世界で命を授かって生きている。
ただそれだけのことが、俺たちの心をどれだけ満たしてくれるのか、貴女はきっと知らないでしょう。
この空の下で、貴女が今を生きていることを、俺たちは祝福し続けます。
あの空の上へ、貴女の魂が還るその日まで。
「星空の下で」
「天体観測に行こう!」
突然、チラシを見せながら彼女は、言った。
「最近、どこか二人で行っていないから、行こうか」
すると、彼女は「やったー!」と喜んだ。
当日になった。天気は晴れていて、星がきれいに見える。
「星空、綺麗だね!」
彼女は、星空を見ながら言った。
「うん」
星空の下で見た彼女の横顔は、星空よりも綺麗だった。僕は、彼女の横顔に見とれていた。
「あっ!流れ星」と指を指しながら彼女が言った。
すぐに、願い事を二人共、流れ星に願う。
「願い事、叶うといいな」
「そうだね」
「今日は、綺麗な星空と流れ星も見れて良かった!ラッキーだったね!」と彼女が言った。
「うん!」
嬉しそうに言う彼女を見ていると、僕まで嬉しい気持ちになる。
今日は、いい思い出になった。彼女と見た星空と流れ星、彼女の横顔を僕は忘れないだろう。
星空の下で
そこには、確かに一軒の家があった。暮らしていた家族は父、母、兄、姉、弟。
姉弟はなにかと喧嘩が多く、それをなだめるのは決まって兄で。
両親は呆れつつも、穏やかな眼差しでその一連のやり取りを見守っている。
――なんの変哲もない、ただの一家だった。その時までは。
ある年の初め、強烈な災害の多い春だった。天候の荒い日が何日も続いた。
そんな、春の嵐の日、雷がその家に落ちたのだ。
生存したのは、その日たまたま、友人宅に泊まっていた弟だけ。
【これ】が、彼の生い立ちだ。
周りは、腫れ物に触れるような扱いをしてくる。それこそ特に、大人たちは。
たくさん、想いを馳せる。
「姉さんとは、前の日は喧嘩しかしてなくて、仲直りもまだだったのに」
「兄さんに勉強教えてもらうの、けっきょく一度もなかったじゃないか」
「もう、母さんの焦げたオムレツ、食べれないんだな」
「父さんの、タバコ臭い匂い、きっとそのうち思い出せなくなる」
――でも。
「あの日、自分も家にいたら」
とは、思いたくなかった。だって。そう考えてしまったら。
親友との語らいが、悪かったようになってしまう。それは、ダメだ。
だって。
自分の誕生日に、大切な友達が死んだ、なんて。相当な悪夢以外のなにものでもない。
だから、彼は今日。春休みの星空の下で。親友の誕生日に。友の家で家族の弔いをする。燃えてしまった家に想いを馳せながら。
そしてあの日から。何度だって立ち上がらせてくれた唯一無二の親友の誕生を、こうして毎年、祝うのだ。
「おめでとう、と素直にはちょっと言えないけどさ。ありがとうな、親友」
星空の下で
冬、外に出る。
夜なのでとても寒く、風邪をひく覚悟で見に行く。
実際、風邪を引いたこともあるのだが。
住んでいる場所は田舎ではないので、
星は普段あまり見えない。
なので空気の澄んでいて比較的明るい星が多い冬に見る。
「あれがオリオン座だから、これとこれで、冬の大三角形!」
よくはしゃいでいたのを覚えている。
今でも冬になれば帰り道に見上げることがある。
そのたび、星空の下で思い出を思い出し、探す。
私は冬は苦手だ。
寒いから。
でも、どんなに寒くても、
星を見たいから我慢する。
だから意外に嫌いじゃない。
また、見たいな。
“星空の下で”
最近、君と話せていない。
少しだけ、ほんの少しだけ寂しい。
小さい頃から一緒にいる君、
よく公園に行って遊んでいた。
たまに、公園に集まって星を見ていた事が、懐かしい。
だから、今日の夜あの公園でまた会おうと約束した。
君とまた、この満天の星空の下で会えるなんて嬉しいなぁ。
そろそろ新年度。始まってもいないのに既に疲れている自分がいる。
ふと空を見るとひとつふたつ、光る星。
世界中の人が共通してみることのできる夜空。
ここが都会だからかな、あまり綺麗とは思えない。
明るい月の光より、近くの街灯のほうが私の道を照らしてくれるんだ。
生きているうちに私は満点の星空を見ることができるのだろうか。
もし見ることがあるのなら、その時私は何を思うのだろう。
星空の下で $3
❦40
都会の光に塗り消され
普段は見えない限定色
ただのベンチで非日常を焼き付けた
*星空の下で*
星空の下で#52
なんだか星空って見てるだけで頑張ろうって思う。一つ一つが必死に光って存在を知らせてくれる。どれだけ嫌いとか諦めたなんて言って勝手に一括りにして記憶のゴミ箱に捨てるけれど、やっぱり忘れきれなくてまたゴミ箱を漁ってしまう。一度良いと思ったものはずっと輝いて見える。まるで星みたいだとそんなことを星空の下で思った。
星空の下で
星空の下で君と肩を寄せ合って、星々について語りたい。
きっと、君は楽しそうにその話を聞いてくれるだろうから。
星 空 の 下 で
星 空 の 下 で 君 の 幸 福 を 願 う
君 に は 届 い て る か な ?
君 は 星 空 に な れ た か な ?
俺 は 星 空 の 下 で
自 殺 し た 貴 方 の 幸 福 を
― 願 い 続 け る ―
29 作 目
どうすれば「テキデハナイ」になれるのか
にらみ合う二匹 星空の下で
[星空の下で]
中学生の頃、部活の帰り道で自分だけの星団をいつも見ていた。家のある方向にその星団はあった。
その星団に名前があることを知ったのは最近のことだ。
プレアデス星団、別名を昴。地球から444光年、結構近いんだなと思ったが、まあ行ける距離ではない。
【星空の下で】
地球にあるこの日本。
つまり日本人は、地球人。
宇宙にあるこの地球。
つまり地球人は、宇宙人。
星空の下、そんなことを思う夜。
「好きです」
いきなり告白されたんだ。
「今、なんて?」
「…もう言わない」
「もう一回!」
「むーりー」
笑った顔が星で照らされている。
「可愛い」
「へっ」
「もう言わない」
「……」
「お返し」
初めて会った日、君の横顔に恋をした。
「もう一回言ってくれたら俺も言う」
「……す…」
「す?」
「好き、です…」
「可愛い、照れちゃうなぁ」
「……嘘、照れてないでしょ?」
「照れてるよ」
「そういうの良いよ」
「どういう意味?」
暗くてよく見えなかったが、泣いているように見えたんだ。
「…泣いてる?」
「泣いてない」
「声震えてる」
「………付き合ってるんでしょ?私の友達と」
「友達…山田(やまだ)ちゃんの事?付き合ってなんかないよ」
「噂は?」
「なんの事?その噂のことは分かんないけど、少なくともお前からの告白は嬉しかったけど」
「返事、してくれるの?」
「何その質問、当たり前じゃん?俺もお前の事好きだったし」
「そっ」
「まさか、お前から言われるとは思っていなかったけど」
「それって」
「付き合う?」
「うん」
「泣くなって…」
「星、綺麗だね」
「あぁ、親父喜んでるかな」
「……喜んでるよ」
「今度、親父の墓参りくる?」
「行くよ」
その日は本当に星が綺麗で、きっと、親父も見てると思う。
「このまま付き合って、結婚することになったら、ここで結婚したいな」
「そうだね、ここで結婚しよう」
「気が早いな」
「言い出しっぺに言われたくないですぅー」
笑ってしまった。
でも、本当に…。
「えっ!?寝たの?もー」
「寝てない」
こいつと幸せになれたらいいな。
ー星空の下でー
今日は久し振りのデート。
つい先日、入社式を終えた私たち。
大学を卒業する直前まで、何かと予定が入っていて会えていなかった。
社会人になってから初めてのデートだ。
学生時代は実家に住んでいた私。
心配性な母がいた為、夜遅くまで遊びに行くことは御法度だったから、夜にデートなんてしたことがなかった。
就職を機に、私たちは県外に出た為、それぞれ一人暮らしを始めた。
私は早めに仕事が終わったから、一度帰って準備をする。
彼は少し遅くなるみたい。
待ち合わせの場所。
初めてくる所だから、ここでいいのかなと心配になる。
私も母に似て、心配性なのかな。
少し待っていると、彼から連絡が来た。
「ごめん!すぐ向かうね。」
「分かった、待ってるよ!」
まだ少し肌寒い星空の下で、彼が来るのを待っている。
「星空の下で」