『星空』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
天の川の下
愛を叫ぶ
この世ならざぬ君にも
会える気がする
そんなわけないのに
今日の日を吐く息一つで星空に上げてキラキラ幻にする
題目「星空」
夜空を見上げて大きな世界を見てるとさ、どっか他の世界があるのかなって。想像してたら今世を謳歌して死ねたら割と楽しそうだなって少しワクワクしてる。
だから、いつか今世を終えるまではどこの星に行きたいか。どんな世界に行きたいか。
めいっぱい妄想を膨らませて終わったら異世界に行くわ。
-星空-
星降る空に手を伸ばす。
届かないと知っている。それでも手を伸ばさずにはいられない。
あの懐かしい日々の面影が、今は只々愛おしい。
約束は果たされないだろう。時間は有限だ。きっと間に合わない。
待てずに逝くこの身を許してほしい。これでも人としては長く生きたのだから。
だからどうか。
願わくば、記憶の片隅にでも留めておいてくれる事を。
終わりが近い。心穏やかにいられる事が、唯一救いだった。
「シロ?」
呼ばれ、目が醒める。
「…寝てた?」
「少しだけ」
覗き込む彼の指に目尻を拭われ、泣いていた事に気づいた。
恥ずかしくなって、身体を起こす。背を支えてくれる彼の手から感じる温もりに、何故だかとても泣きたくなった。
「大丈夫?」
「たぶん…何だろ?私じゃないけど、私のような?近い?感じの夢、だった。気がする」
首を傾げ、薄れていくその内容を思い出そうとする。
もう既に殆どが霞んで思い出す事が出来ないけれど、誰かを待っていた事は覚えていた。約束を待ち続けて。一人きりで星空を見上げて。
けれど待ちきれなかった。そんな、夢。
「クロノ。手、繋ぎたい」
「いいけど。ほら」
差し出される左手。右手を重ねて、そっと繋ぐ。
温かな、手の温もり。感じる、彼の優しさ。
「こうやって、手を繋ぎたかった。そんな気がする」
「夢の話?」
「うん。夢の話。それか、」
誰かの、思い出。
小さく呟くと、彼は優しく笑ってくれた。
手は、まだ繋いだまま。
「それなら、夢の誰かが満足するまで繋いでる?」
「いいの?」
「いいよ」
いつもの事だし、と続いた言葉に、少しだけむくれる。
それでも手は離さず。
気恥ずかしさから、誤魔化すように空を見上げれば、広がる星空に思わずため息が溢れた。
「…綺麗」
「ん。そうだね」
どこまでも続く、星の海の向こう側。
約束をした誰かは、今もこの星空を見ているのだろうか。何を思っているのだろうか。
ほんの少し。少しだけでいいから。
待つ事が出来ずに、置いていく事を悔やんだいつかの誰かを。二人手を繋いで過ごした日の事を。
想って欲しいと、そう願った。
20240706 『星空』
星空。07/07は七夕だ。
織姫と彦星が出会う日
私もあの人に逢いたい
暗くて冷たくて1人で見る星空は特別綺麗に見える
星空の上に何があったの?
分かんない。
なんで空の上にって書いてあるの?
ただ。
おい、ただって言うなよ、おい。
なんで?
だって意味わかんねーじゃん。
なんで?
なんでなんで言うなよ、おい。
なんで?
おい、また言ったじゃんか〜。
なんで?
ちょっと、なんで言い過ぎじゃないか、おい。
なんで?
絵文字なんかだすなよ、おい。
なんで?
じゃあ、俺が絵文字出しちゃお。
🌈☃️🌄🌅🌀🌪️⚡☔💧🫧🌊🌬️
なんで?
ちょっと、なんでって言うなよ、おい。
「あれがデネブ、アルタイル、ベガ」
夏の空でも光り輝く夏の大三角形。
「鉄朗でも星の名前、分かるんだね」
部屋のベランダからタオルケットに包まり、真夜中の空を見上げる。明日は2人とも休みだから多少の夜更かしだって許される、特別な時間。
「お前、俺の事馬鹿にしてる?」
「いや、星なんて興味ないのかなって」
「そりゃ詳しくは知らねぇけどこれくらい分かりますよ」
時間も時間だから周りには雑音がなく、自然の音だけが聞こえるのが心地良い。
「もう少しで七夕だから空の織姫と彦星も会えるね」
「星の時間と俺らの時間は違うからあれって結構な頻度で会えてる事になるらしいぜ」
「えー、そうなんだ」
それでも毎日会えないのは寂しいだろうな。
そう思いながら鉄朗の胸に擦り寄れば優しく肩を引き寄せられる。
「ま、俺はお前と会えない日があるのはごめんだけどな」
考えてる事が同じで思わず笑えば鉄朗も笑って優しく口付けされる、そんな夜。
-星空-
星空
石川県の神社
尾山神社
愛知県の神社
熱田神宮
今日は、熱田神宮に参った。
ひいおじいちゃんを助けたい
私の父を、ひいおじいちゃんがいたから、お爺ちゃん、お婆ちゃんがいる。
そして、私の両親が結婚して、私がいる。
だから、ひいおじいちゃんを見たことがないけれど、
血筋が通っているから、ひいおじいちゃんを助けたい
これ以上、私の父を病気にさせないでほしい。と言う
私の願い
ひいおじいちゃんがどんな死に方をしたのかは
分からない
だけど、父の祖父の出生地と出身地である
山形県を2回訪れたことがある。
そして、山形県にある、ひいおじいちゃんの家にも訪れたことあるし、なんだか重く感じた。そして、
ひいおじいちゃんの墓を参ったことがある。
見えるところが少なくなってきた
簡単にはみることができない世界
「付き合ってくれないかな?」
満面の星空の下で彼女が最初に発した言葉。
彼女は赤面を隠そうともせずにこちらを真っ直ぐに見つめる。…それはずるいよ。
「先輩、俺もう死ぬんです、寿命らしいですよ」
本音の彼女を前にずっと隠してきた真実を俺も話す。
「答えになっていないよ、私の告白の答えを聞かせてほしいんだ」
相変わらず先輩はかっこいい。俺を助けてくれた時もこうだったっけ。
「あんたなんか生まなきゃよかった!さっさと私の前から消えなさい」
え、母さん、そんなこと言わないでよ。
俺、出来る努力はしたよ?
テストではずっと学年一位の万年満点。運動だって甲子園まであと一歩のところ。何がダメだったの?
「自分が選ばれた人間だと勘違いするからそうなるんだぞ蒼太ぁ」
「親父ぃ、いてぇよぉ!もう殴るなよぉ」
あぁ、不幸だ。神様、俺を殺してください。俺、自分で死ぬのも怖いどうしようもないくずなんです。
ガチャ
「こんにちは、山崎さん」
は?
会長は俺を殴ろうとする手を止め、家の外まで俺を連れ出す。
「君ほど優秀な人間がいつもボロボロな理由がわかったよ。もう大丈夫だ。」
それから会長は、会長だけは、俺に優しくしてくれた。
そんな会長が優しさではなく愛をくれた。俺がずっとほしかったものをずっと欲しがった人がくれた。…もうこれ以上ない幸せだ。
きっとこの夜空は祝福してくれてんだろうな。
「先輩、先輩まで泣かないでくださいよ」
「それは、無理だな。実った恋がこんなに一瞬で、こんなに悲しい終わり方をするなんて」
あぁ、不幸だ。神様、どうか俺を生かしてください。俺、自分一人じゃ生きられないどうしようもなく弱いんです。あと少しだけ、あと数回だけ彼女とこの星空を見に来る時間を俺にください。
星空はこんなに綺麗なのに
私はまるで石ころ
これのせいで私は石ころ
だけど好き
好き好き大好き
終わらずこれからも一生ずっと永遠にこのままで-―
私が「月が綺麗ですね」と呟いたら、あなたはどう受け取りますか?
きっと、I LOVE YOUだとは解釈してもらえないのでしょうね。
見たままを言っただけだと思うのでしょうね。
だって、あなたには素敵な旦那さんがいて、可愛いお子さんがいるのだから。
おまけに私は同性で、生徒で……。
先生はなんと返すのかな。
「そうだね」?
それとも、「告白?笑」と冗談まじりに言う?
どちらにしても、空を見上げるあなたのその顔を、背の低い私は見上げてしまうのかな、、、
なんて想像するけど、私が先生と一緒に夜空を見上げることはきっと無い。
お子さんの面倒を見るために、他の先生達よりも早く帰っちゃいますもんね。
一緒に修学旅行に行くことも出来ませんもんね。
先生……5分だけでもどうですか…?
冬、日が早く沈む時期にでも。一緒に空を見上げてみませんか…?
都会でも、疲れたときにふと上向いて見える景色って綺麗なんですよ?
学校の校門からでも、小さな薄い無数の光の中を、流れ星がスーーーッと遠く落ちていくところが見れること知っていましたか?
先生のように色々なところを旅したこと無いから、山の頂から見えるような満天の星空を見たことも無ければ、その感動も知りません。
でも、私は、そんな小さな幸せをあなたと共有したいんです。
こんなこと
望む資格もないくらい遠い存在なのかな…笑
/星空
星空
あの夜見た空は壮大だった。
ちっぽけな星までキラキラと輝いていた。
あの空は今でも瞳に残っている。
星空
私が星だと思っているものは
空にあいた穴なんだそうです
昼の間は太陽の眩しさで
気づかずにいるけれど
夜になるとそこに
彼方の美しい処から光が漏れてくる
それを星空と呼ぶのだと
そう聞きました
いつか空が割れて
その美しい場所に行けたら
会いたい人に会えて
見たい夢が見られるのではと
そう思っていました
そう言えばもう長いこと
星を見ていません
星空
「はーい、今日は星空を作る授業です! 先生の空を真似して自由に作ってみてね!」
20人ほどの小さな神たちが集まった教室。まだ幼い彼らは目を輝かせながら空を紺や黒に塗り、白い点を散らす。
特別幼く好奇心の強い一人の神は、迷わすピンクと水色を選んで全面に塗りたくった。見回りをしていた先生が立ち止まり彼の作品を覗き込む。子供の神は続いて原色の赤や青でスパッタリングして星を描いていく。先生は慌てて呼び止めた。
「ねぇ、星空って、そんな色してるかな? 星空はね、暗い色なの。それに星は確かに近くで見ればいろいろな色があるけど、遠くから見ればほとんど白にしか見えないの。だからね、その色だと星空じゃなくなっちゃうよ」
子供は驚いて先生の顔を見た。自由に作っていいって言ったのに。そう言いたいけど言えなくて、子供は黒い絵の具で空を塗りつぶした。涙が空に落ちてピンクと水色が滲む。白でスパッタリングをすると先生は手を叩いて喜んだ。
「すごい! きれいな星空になりましたね!」
ピンクと水色の滲んだ幻想的な星空には最優秀賞の札が掛けられた。甲高く褒め称える声の中で、子供の心には唯の一つの光も見えない闇夜のような感情が渦巻いた。
人は死んだらお星様になるのだと
誰かが言ってた
つまり、彼方に煌めく星の
一つ一つに物語があるということだ
無数に輝く物語を背に今、
あなたの元へ駆けていく
あの星々に誇れるように
あなたの隣へ
その涙を拭ったら新世界へ
二人で行きましょう
◼️星空
「星空」
最近、夜空を見ることが減った気がする。
早く床に着いてるせいもあるだろうけど。
君と見た星空が、いつまでもはなれない。
あの頃のように未来を描けるのは、
いつになるのだろう。
亀の歩みでも、
進んでいけたらいい。
別に文句を言うつもりもないが、地面の感触が気になって眠れなかった。慣れたはずだがこんな日もある。諦めてテントから出ると、気づいた連れが顔を上げた。
少し距離を空けて座る。
自分が夜起きるのは珍しくないが、何をしてるか尋ねると頭上を示された。
いつもの夜空が広がってるだけなので首を傾ぐと、肩をすくめられた。なんだというのか。
ロマンがないだとかなんとか言われたが、夜空をロマンとは。星か月か、そのあたりだろうか。そちらこそずいぶん感傷的なものだ。
口には出さず、ふと昔、相棒に教えられたことがあったなと思い出した。
星は、道標になるという。
呟きを聞き咎められて、話題もないので聞いた話をそのまま伝える。
海では陸地も何も見えない夜には星を道標にするらしい。それに凪いだ夜に限るが、海が鏡面になりそれこそ見渡す限り星の海、だったか。
簡単に話すと、瞳が空を写したように輝いている。いつか海に出ようと言い出す。
では覚えないといけないなと返すと、自分が覚えておけばいいと、星座についての話をせがまれた。
自分が知っている有名な星座をひとつ、ふたつ、説明する。物語はうろ覚えだが、もう心は海に夢中らしい。
共にいることを、信じて疑わない様子に小さく息をついた。
バイト終わり、家に帰って車から降りた時に眺める星空が好きだ。
空に広がる星々を見ていると、まるで世界に自分だけしか居ないように感じるだ。
特に冬は一段と綺麗で、1日の疲労が吹っ飛ぶくらい心が洗われる。
人に話してもあんまり分かってもらえないけど。
就職しても、歳をとっても、星空を眺めて心を落ち着かせる時間は大事にしたいなと思う。
お題『星空』
星空なんてどこにあるんだ?
排気まみれの空気を見透かせば、白銀の星達が瞬いているんだろうけれど。
見えやしないものを早々に諦めて、スマホ画面に星空を求めた。
ふと正面に目を向けると、飲み明けたビール2缶に★があった。