『星座』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
遠いお空の女神様の天秤
ことの善悪をはかってくださるの。
女神様は遥か彼方のお空から、
私達のことを審判していらっしゃるの。
「星座」
夜空の星を見ながら、僕は父からたくさんの物語を語り聞いた。
ー 天の川の東側に、翼を広げた白鳥がいるだろう。
そして、西側にはこれまた翼を広げた鷲がいるのが見えるかい?あの白鳥は鷲から逃げているのだよ。
- なぜ白鳥は逃げているの?
- あの白鳥はいたずらが好きで天の川に住む者たちを困らせていたんだよ。
だから、天の川の王者である鷲が怒って天の川から追放したんだ。
星空を眺めながら、僕は息子に語って聞かせた。
- 白鳥と鷲の間に見えるのが竪琴だよ。
逃げた白鳥は竪琴をみつけた。竪琴を弾くと優しい音色が響いた。その音を聴いているとこれまでの行いが恥ずかしくなり、深く反省した。
- 白鳥は天の川に戻ったの?
- 白鳥はもとの住処には戻らず、竪琴を弾いていたんだ。
その竪琴の音はいつまでも天の川に響き続けて、みんなを癒しているんだ。
息子もその子どもに語り聞かせるのだろう。
父も僕も息子も名を残すことはない。
けれど、5000年の後も僕らの物語は語り継がれていく。
夜に晴れていたら空を見上げると 果てしなく広い濃紺色の中に キラキラ光る大小の星が輝いて それぞれに色んな事物の名前がついている… 辺りが暗ければ暗いほど よく見えて 何も考えずにずーっと眺めていたくなる… 奥深き世界… ポポヤ
星座
お題を貰っていろいろ考えたが考えが纏まらず、俳句とか面白そうと思った。思ったからと言ってもすぐに何かが浮かぶはずもない。とりあえず、俳句と言えば「季語」かと安易に考え、調べでみれば当たり前だけどたくさんの季語があった。
「季語」とは、俳句や連歌などで季節を表すもの。短めの言葉だけで季節を表すなんて、なんとも壮大な言葉だった。
今の季節は秋だから、秋の季語を探す。
いくつか季語を調べているとお題の星座に近い季語を見つけた。
〝秋北斗〟
カッコイイ!
なんとカッコイイ季語か。
秋は少しずつ寒くなり空気も澄んてくるため星座を見つけやすくなる季節。そして、カシオペアや北斗七星もだんだん見えてくるらしい。私でもオリオン座とかカシオペアくらいは探せるはすだ。そして、北斗七星はひしゃくの型。昔に習った気がするくらいだ。あとは漫画の読み過ぎた。
季語のことも星座のことも全く知らないが、秋北斗は音の響きがいいように思う。この季語だけで秋の夜空が目に浮かび、秋の夜を見上げて星座を探してみたくなる。
私も俳句をと考えたが、季語が素敵すぎて
とても作れる気がしない。
せっかくだからもう少し俳句について勉強してから挑戦してみたい。
「星座」
小さな
輝きがぼやけているような星
どのくらい離れているのだろう
距離的に
時間的に
そんな不思議が毎日頭上にありながら
毎日退屈だと思っている私たち。
面白いことはあちこちに転がっているんだよと
星空を見ながらふと思った。
星ってきれいですよね。
私は星座のことなんて全くわからずに生きてきました。
わからないままだと日記書けへんからちょっとだけ辞書で調べてみました。
時代と共に消えていった星座や新しく生まれた星座もあり、現在では、国際天文学連盟で定義されてる星座は88となっているそうです。
なかには、日本から全く見えない星座もあるそうです
カメレオン座
テーブルさん座
はちぶんぎ座
気になったら調べてみてくださいな!
今日の星は綺麗だね
彼が言った
ホントだね
私が言う
こんな日々が続けばいいのに
変な夢だったな
私は時々変な夢を見る
誰か男の人と一緒にいて、星を眺めて話すだけの夢
あんまり星とか見ないけど、いつも夢の中の星は一面に広がっている
だから嫌いではない
今日は席替えの日で、転校生が来る日
だからクラスのみんなはソワソワしている
私はあまり関係ないからそんなに興味はない
8時半のチャイムが鳴って先生が入ってくれば教室は静まり、みんな先生の後ろをみている
一瞬音が消えてまたすぐざわつき始めた
あの子かっこよくない?
それな、ちょっとジャニード系だよね
あんなイケメンきたら俺等も負けるわ
私でも顔が整ってるなと思うほど綺麗だった
カッコイイとかじゃなくてなんか妖精みたいに見えた
前から言ってた転校生だ
と先生が言った
「蘭上 夜空です」
透きとおるようなきれいな声で自己紹介をした
拍手がやんだあと先生が
じゃあひかりの隣でいいな
といった
。。。は?
何も気にせずに座る蘭上とは違い焦る私
なんでよりによって私の横?
「よろしくね」
静かな声で言った
よ、よろしく
そう言ったとたん、彼が突然泣き出した
ええ?!どうしたの?!
みんなが騒ぎ出す
「ううん、大丈夫」
心配かけておいてすぐに泣き止んだ
どういうこと?
私の心の中は騒ぎ出した
「星座」
ボクは前、星座占いにどハマりしていた。しかし、今は全く興味ない。それはなぜか、知りたかったら下記を読んでみて。
さそり座、かに座、いて座、オリオン座、へびつかい座、牡羊座、牡牛座…今、世界では88個の星座が決められている。誕生日によって、何座かも変わる。ちなみに、ボクはさそり座だ。星座占いなどが、よくあるだろう。君たちは、その星座占いを見て、何をしようと思う?そもそも、星座占いを信じるか。それは、君たち次第だがボクは信じない。なぜなら、前星座占いを見たとき、さそり座は「運が悪い日で、よく失敗をおこすだろう。」と書かれていた。その日、テストがあったから運が悪く、よく失敗することを残念に思った。しかし、いざやってみるといつもよりスラスラ解け、回答を見ると間違いもほぼなかった。点数が高かったのは嬉しかったが、占いがまるで当たっていないと気づいた。その日の朝、残念な気分になってしまっただけだった。そもそも、占いが当たっているかなんて朝のうちにわかるわけないのだし、自分の今日の運勢が知れて何のためになるのだろう。意味もなく、運を知り、残念がったり嬉しがったり。そんなのどうでもいいと思った。大切なのは、頑張って、全力で1日を過ごすこと。そう考えた。その日から、ボクは星座占いなんて信じなくなった。信じないどころか見もしない。星座占いだけじゃない。誕生日占いや、名前占いなど、その他の占いもだ。占いを何のために見るのか、見て何が楽しいのか、何を得するのか。小学生や、子供たちが見るような安物の占い。しつこいようだが、ボクは星座占いを断じて信じない。星座に関係するようなことなら、空を見上げて、オリオン座を探したり、こと座を探したり、夏の大三角を探したり。空を見上げながら、自分だけのオリジナルの星座を作るのも楽しいだろう。これからは、占いなんかじゃなく、もっといろんな楽しいことを見つけてみたい。
ある冬の夜、星を見た。
きれいな星だったし星座に詳しくないからよくわからなかったけれど、とても綺麗な星だった。
あの冬に澄み渡った空の下で出会った星……
僕はまた、出逢えるのだろか。
文字ほど星の数ほどあるこの天体の中、この場所で天と地を分けて出会った貴方に。
貴方に、また逢いたい。
よく冬の塾帰りの夜にふと空を見上げてみると、たまにオリオン座が見えてた。ちょっとだけ嬉しかった。
私は乙女座です。
子どもの頃は嫌でした。
お淑やかなお嬢さんではなかったから。
お外で走り回っていたかったから。
今はいいなと思っています。
なぜなら、私は寅年なので。
虎を従える乙女。
「アラジン」のジャスミンみたいでしょう。
私は相変わらず淑女ではないけれど。
「星座」
くっそ暇だったから空にある点に名前を付けた
神話オタク古代人のネーミングセンスが俺にまで降り注ぐ
助けに入った瞬間主人公に踏みつけられて即死んだ蟹が
あなたの星座の由来ですって言われてどう受け取ればいい
いつ見たってどこの星が繋がって
何座になるのかは分からないし
だいたい夏の大三角形とか冬の大三角形とかも
きっとこれだろうみたいな感じで眺めてるから
よく分からない。
でも星座占いは好きだ。
星座が今日の運勢を左右するなんて
おかしな話だけど
そういうのは上位なら嬉しいし
下位なら嫌だなって思ったり
朝イチのモチベーションをはかるのが
習慣になっている。
今日の星座は何位だろう
─────『星座』
小学生の頃は天体の図鑑が好きだった
た。
中学生になり星座占いは必須。
おしゃれを楽しむ時期には星座のアク
セサリーを身につけ、我が子が生まれ
た時はベビーリングを飾った。
忙しい年齢が過ぎ、今は自由な時間が
たくさん出来た。
最近のプラネタリウムはとても素敵ら
しい。
いい香りに包まれ、座席も豪華な所が
増えたと聞き久々に行ってみたいと思
った。
眠りに落ちない様にしないと🌟
星座
繋げれば
現れる形があるにせよ
見えない光の居場所さえ
分からない
見上げます
ただ
素直に
届くままの輝きを
細かい砂を夜闇にバケツ一杯に散りばめられたような星たち
星の光は何億年も前に爆発したものが長い時を経てこちらに届いている
不思議だなあ
A子は独り言ちる
この輝きを放つその元はもう随分前になくなってしまった
まるでゴッホみたい、爆発している最中にはこちらには分からない
そのものがなくなってしまって随分経ってから初めてその光は人々に評価される
そんな生き方もありなのかもなあ、その時精一杯生きていた証は後になって認められたとしても良いのかもしれない
今を生きることが必ずしも評価の対象じゃなくっても、その時自分が満足できていればそれでいいのだ
A子は空に手を翳していつまでも光たちを見つめていた
星座
ドア閉めます。どちらまで?
くじらを見たいんだが。
くじらですか。ここからだと長距離になりますがよろしいですか?
ああ、構わない。
では、行きます。 運転手がハンドルを右へ切る。
お客さん、動物は大丈夫ですか?
動物?別に問題ないが。
そりゃ良かった。いえね、先月乗せた客がそっち方面が苦手だって言うもんでね。わざわざ、ケフェウス─カシオペア線まで迂回したんですよ。あそこは渋滞が酷いから。でもお客さんはそんなことないようで助かった。最短の、こぐま─おおぐま線からきりん─やまねこ線を通って行きます。あ、シートベルトお願いしますね。
惑星タクシーが垂直飛行を始め、大気圏を抜けたところから水平飛行へ移った。遥か遠くの星々が、煌めきを残しながら後ろへ流れていく。
最近はタクシー業界はどうかね。
いやあ、厳しいですね。何でもかんでもロボット化が進んじまってね。私なんかもクビになりそうだったんですが、社長と麻雀仲間だったんでなんとか助かったんですわ。なんだかんだ言っても、やっぱり最後は人情ですね。
そうか。確かにそういうものかも知れんね。
途中、給油のために、ぎょしゃ座のカペラに寄った。
ここは混むね。
ええ。ほら、あっち見て下さい。あれがペルセウスです。あれ見たさに、観光客がここで休んでいくんですよ。
そういうことか。
もしよかったら、少し寄って行きますか、ペルセウス。
いや、いい。行こう。
そうですか。じゃ出発しましょう。ここから間もなく、おひつじ─おうし線を通れば、すぐくじらが見えますよ。
お客さん、お客さん、起きてください。着きましたよ。
ん、おお、そうか。あ、あれか。な、なんと。なんと、広大な。
いやあ、私も久々に見ましたが、凄いですね。壮大で圧倒されますね。……ん、お客さん?どうしたんですか。いくらなんでも、くじらが神秘的だからって、なにも泣くほどじゃないでしょう。
ああ、いや。実はね、今日は代わりに来たんだ。友人の代わりにね。
代わり?
……入院していてね。死ぬ前に自分の代わりに見てきてほしいと。
ああ、そういうことですか。……もう長くないんですかい?
ああ。
そうですか……。そうだ、写真撮っていきますか?私撮りますよ。ほら、そっちに立って。
ありがとう。……いや、やっぱりいい。
へ?どうしてです?
写真みせたら、あいつの中のくじら座が完結しちまう。満足だって。そしたら、もういいか、って気力が抜けちまうんじゃないかな。
そうかあ、そうかもしれませんね。じゃあ、お客さんがいっぱい話してやればいいんですよ。くじらはこんなに凄かったって。神秘的だったって。そしたら自分でも見たくなって、生きる気力も出てくるんじゃないですか?
なるほど。
よし、そうと決まればさっそく戻ってお見舞いに行きましょう。病院まで送りますよ。超特急で。
ありがとう、運転手さん。でも安全運転で頼むよ。スピード違反はしないでくれよ。
いやいや、任せてくださいよ。こう見えても昔は、『峠の皇帝』と呼ばれたこともありましてね。
タクシーが旋回し青の星へ向いた。
帰りはアルデバランに寄りましょうか。あそこの牛すき焼きは絶品でしてね。お友だちへの土産話に加えてみてはどうです?
はは、そうか。じゃあ頼むよ。
それでは目的地、アルデバラン官公庁前。出発します。あ、シートベルトお願いしますよ。
あなたと会うのはいつも夜
大丈夫?
ほろ酔いのわたしを心配して
いつも手を繋いで歩いてくれたね
心地よい風
夜空に輝く星
あなたの手のぬくもり
全てがわたしを幸せにしてくれる
あなたとの大切な時間
いつまでも変わらないあなた
5年目の秋
【星座】
「星座」
織姫と彦星が一年に一度しか会えないのはきっと、
あの広い宇宙で光の速さで行って帰ってこなきゃだからじゃね?
星座
星座なんてわからないけど
星の名前なんて知らないけど
でも
夜の空が好きだ
星や宇宙が好きだ
わからないけど、好き
そういう惹かれ方があってもいいと思う