『星座』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
旅先で満天の星期待して
結局わかるのオリオン座だけ
空を眺めた。
都会と違って…というほど星の数は変わらない。
まぁもともと都会に住んでいるわけではないし、ここも田舎というわけでもない。
それらしいことを言ってみたかっただけだ。
隣を見ると熱心に空と手元の本とを見比べている。
星座なんて正直よくわからない。
家でネット配信でも観ている方がよっぽど楽しい。
けど…。
あんまりに必死な君の横顔を見ていたら、まぁ良いかと思える。
「何か見つかった?」
「捜索中!」
プラネタリウムでしか見たことのない
満天の星空を眺めたい。
秋の夜長、何処か田舎の丘の上で
寝袋に包まって。
派手な「さそり座」の近くには
地味な「じょうぎ座」があるらしい。
その星座の小さな星を2つ見つけたら
星空に溶け込むように深く眠るんだ。
『星座』
⭐️星座⭐️
夜空を見上げ、星座を探したのは
もう、遠い昔
北斗七星を見つけて
指で線をなぞっていく
ヒシャクが描けたよ
夜空のキャンバスに
⭐️星座⭐️
私は水瓶座だけど
あなたは何座?
恋をすると
知りたくなる
この恋
叶いますように❤️
星はいつも輝いているいつもの私は輝いているのかな。
星座一つ一つに物語があるように
私たち一人ひとりにも物語がある。
好きに生きていいじゃんか。
それで去る人なんて元々あわなかったんだよ。
#星座
今日病んでて書いたものなのでテーマ関係ないです。
続きはわからないです。誰か続き書いてくれませんか。
タイトル(未定)
花瓶があります。
ある時空の中を泳いでいた女神は雲の上にぽつんと置かれたその花瓶を見つけました。そしてその花瓶に土を入れ、水をやり、小さな苗を植えました。女神は微笑みながら小さな小さなその芽を見つめて口づけをします。彼女の知った最初の愛情でした。
あなたは、誰も知らない不思議な花をみつけます。
その花は大地と結びつこうと花瓶の中で日々根を生やし続け、空に向かっていつか蕾を咲かせようと毎日小さな体でお祈りを捧げていました。
普通の花よりも少しだけ成長がゆっくりしたお花でした。きっと他に花が並べば、それらが青々しく咲いたそのとき、花はまだ水の中で朝日を夢見るでしょう。そして他の花が散った時、ようやく朝日のあたたかさを知ります。その時感じる朝日は何とも穏やかで美しい温度でした。彼女は自分の可能性を信じていました。そしてそれがようやく叶った1日だったのです。
みずから目覚めて数日、彼女はまだ朝日をその瞳で見ることはありません。1日、2日、1週間、2週間と時間が流れても、風の音と朝日の昇降、時々訪れる虫のせせらぎが自分の周りを繰り返し回るだけ。他の花に話しかけても、安らかに眠るその冷たさがかすかに。届いてくるだけ。彼女はだんだんと不安になってきました。
それまで聞こえていた花たちの陽気な話し声は突然消え去り、びゅうびゅうと吹く冷えた風に乾いた香りが花瓶へ入っては出ていきます。彼女はその風をなんどもなんども数えました。びゅう、びゅう、びゅう、びゅう。音はやみません。
そんなとき彼女は他の花たちが話していたあることを思い出しました。
この場所から少し離れた小さな村に枯れた花も起き上がり、青々とした蕾が鮮やかに大地を彩る成花になる、生命の泉があるらしい。
彼女は凍える冷たさの中でそのひとことをお守りのように抱いていました。どんななかでも、諦めることはありません。希望を信じ、いつまでも耐え続けます。しかしあるとき彼女の耳に聞いたことのない声が聞こえてきました。
耳を澄ますとどうやら三人の獣がこちらに向かってくるようです。
誰もいなくなった
夏の終わりの砂浜で
ふたりで空を見上げた
あれがカシオペア座
あれがさそり座
星を見る君の横顔が
とても眩しくて
そっと目を逸らした
そんな恋をした
遠い日の思い出
『叶うかは君次第』
君「流れ星が流れる間、3回お願いすると叶うんだよ」
ボク「金・金・金」
君「叶ったら、アイス1年分よろしくね。他は?」
ボク「君・君・君」
君「え?私?」
ボク「すき・すき・すき」
#星座
両手いっぱいの別れを数えて大人になった
薄汚れた残りわずかな純情も
煙草で汚れた六畳の部屋も
棺が燃え、空に溶けていく青色の煙も
結局いつか、私から「さよなら」と告げるもの
瞬く星よりもありふれた出会いと別れ
それは夜のように淋しく、水中のように苦しい
右肩が擦り切れたオリオン座のように
どんなに永遠を感じるものでも
いつか必ずどこかが欠ける
机の上に転がるジッポライターだけが、手元にある
私が数えた別れの分
私が数えた悲しみを与えてくれた人は
私がまだ行けないその場所に
酷く美しい冬の星座の隣にいるのだろうか
『星座』
雑誌のページをめくっていた友達が
真剣に読み始めたのが星座占い
自分の星座を読んだ後私の星座を読み始めた
「信じてないから読まなくていいよ」という
私の言葉を無視し読み続けた彼女の声に
一語一句集中して聞き入る私がいた
小さい頃、どこの誰かも分からない相手と、星を見ながら話をしたことがあった。
「人ってさ、死んだら星になるらしいぜ。」
『そうなの?』
「そう。だから俺、早く星になってあの星座みたいに他の
誰かと一つになりたいんだ。」
星に手を伸ばして微笑む彼は、今にでも消えてなくなってしまいそうで、思わず私は彼の袖をぎゅっと握った。
『私もあの星座みたいになれる?』
「…どうだろうな。」
私の頭をポンポン撫でて、さっきよりも儚げに笑う彼。
それが、彼の笑顔を見た最後の夜だった。
小さい頃ってめっちゃ星見えたよね。物理的な話な。視力悪くなったわーって悲しくなるね。「今日何個見えた」みたいなことすげーやってた。それがさ、いつの間にか乱視になって視える星倍になるの。「やべーダンスホール」ってなるからな。ギラッギラよ。まじで。世界は俺のためにあるやつ。
今? ああ。0.02の世界は真っ暗闇だわ。世知辛いね。
星に座るって書いて星座って読むよね
それって座って星を見てたから星座って言うようになったのかもね
ベットの上で宙を見る
天井を突き破って
高く 高く
夜に冷やされ振り返る
精彩を化し放って
明く 眩く
/ 星座
お題「星座」
本物の星座は、未だに見た記憶がない。
アニメなんかでは、家族や恋人と山で星を見る…
なんて輝くようなシーンもあったりするけど、
私の道は、そんなものとは無縁だったと思う。
けれど、いつのまにか星が好きになっていた。
なぜだか理由はわからない。
形かもしれないし、輝いているからかもしれない。
いつも暗く高い空にいて、でもひとりじゃない星。
作り物のプラネタリウムでもいい。
星たちにしか出せないその世界が好きだと思った。
空に還った人は星になるなんて、
どこで聞いたかもわからない言葉。
それがもし本当なら、
プラネタリウムに映し出されるあの星星は
空の住人が、みんなで手を繋いでいるように見える。
🍀星座
星に興味を持ち始めた小学3年生の頃。
星座の本を片手に春夏秋冬の夜、
飽きずに空を見上げていた。
星座を探すことも好きだが
四季特有の空気を同時に感じながら
無数に光る星たちを眺める1人
過ごす時間が好きだった。
今はどうだろう。
四季折々の空気を感じることはあるけど
視力が落ち始めてから空を見上げることは格段に減った。
見上げても一等星が見えるくらい。
二等星以降はぼやぼや、ほぼ見えない。
偶に空を見上げるとすぐ見つけられるのは
オリオン座と夏の大三角、蠍座。それくらい。
輝きが強い星しか見れなくなってしまった。
世の中もこんな感じ。
輝いている人がよく見えて
輝きの弱い人はひっそりと
北極星を中心に
星がぐるぐる回るように
あなたの周りをぐるぐる回る
ちいさな星が私です
あなたと私でふたりで並んで
ちいさな星座をつくりませんか
射手座がさそり座を射抜くように
その心を射抜ける術を
今日も夜空を見上げながら模索する
『星座』
今でも明確に覚えている星空がある。
夏休みの合宿中、仲間と眺めた星空だ。課題で星座の観察が出されていたこともあり、連れ立って宿の庭に見に行ったのだ。
少し寒い夜、大の字になって見上げたあの夜空。星座から零れるように流星が降っていて、課題のことなんて忘れて夢中ではしゃいだ記憶がある。
未だに、あれより見事な星空は見たことがない。きっと何年経っても、同じことを思うのだろう。