『明日、もし晴れたら』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
「明日、もし晴れたら」
普段より早く起きて、布団を干そう。
それから、家を掃除しよう。
いつもより少しだけおしゃれをして、
電車に乗って遠いところに行こう。
お腹が空いたら、見つけたお店に入ろう。
それからね、街を歩こう。
色んな景色をこの目とカメラに収めよう。
誰もいない砂浜で海を独り占めしよう。
裸足になって波打ち際を歩こう。
沈んでいく太陽を見て、涙を流そう。
明日、もし君が僕のことを見えていたら、ね。
明日、もし晴れたら
あなたはいつも通りの場所にいてくれますか
目が合ってまた微笑んでくれますか
晴れの日にあの場所で会えるのが幸せです
終わらない怪談話がとても好きな私、緑は前の学校の時にトイレの花子さんと
紫鏡の話を確かめに行ってたぐらいだから、七不思議には興味を( ˶'꒳'˵ )しんしんと
持て余していて、人の心配をしている暇じゃなかった。
そんな事を思いながら引越し準備を手伝うと、同級生の吉岡くんと相良くんにすれ違った。問題児の2人はあっという間に終わる時間を過ごしたと大袈裟を言う様に
少し戸惑った顔で、「お母さん·····邪魔していいやつでしたかね、あとみどり…………お前転校するんやったよね。」
私は思わず「やったよね」という言葉が気になってしまった。
転校の事はまだ誰にも言ってないし、昔から転校することがわかってたみたいな……。
「やったよねって……?。」と言いそうになるのをゴクリと止めていた。
お母さんが少し黙った後に、、普段あまり使わない関西弁で、「せやなぁ……。
今まで家の子と仲良くしてくれてあんやとよ、一生忘れん言いとったわ。
家の灯も。ね?」
と返す。
吉岡くんと相良くんは「あっそうすかwいえとんでもないっすwまぁ··········LINEと
電話だけ交換して下さいますか、?出来るのならでいいんで。」と言って
去っていってしまったのだ。
「あっ!ちょっと待って……と言おうとしたけど、って感じ?」急に誰かに話し
かけられたので反射的に「誰ですか?·····」と言う。
明日、もし晴れたら
毎日、体温越えの暑い日が続いている。雨が全く降らず、ダムの水は底をつき、山の草木は茶色く枯れている。
川の水も干上がり、魚の死骸が悪臭を放つ。
熱中症での死者も過去最高とニュースで流れるが、水道から水は出ない。
自衛隊から配られる水ももうギリギリの状態である。
誰もが死を覚悟していた。
そして今日、とうとう日本人全員が期待していた雨が明日降るというニュース速報が流れた。
天気予報でこんなにも雨の予報が嬉しかったことはなかっただろう。
雨、雨、雨、、、必ず明日、降ってくれ!
雨が降らず、明日、もし晴れたら、晴れてしまったら、絶望で自殺者も増えるだろう。
神様!どうか私達に恵みの雨を、、、!
渡り廊下
無機質な空間に、無意味な渡り廊下
私はそこを歩いている
どこへ向かっているのかわからない
進んでいるのかさえ明確ではない
廊下の先は空っぽの部屋
さらに進むとまた廊下が現れる
そしてまた部屋が。
もうずっとこんな調子なんだ
ひどく疲れた
建物は絶えず増築を繰り返している
まるで誰かさんの人生を見てるようだ
渡り廊下から空が見える
安っぽい、作り物の空がペイントされてるみたい
意味を持ってないから
意味を持つ理由がないから
不安はないし、希望もない
シーシュポスの神話を思い出す
これは試練なのか、罰なのか
考えることすら、私を疲れさせる
歩いても立ち止まっても、建物は広がっていく
ぼうっとしてても時は進む、人生のように。
【4,お題:明日、もし晴れたら】
明日もし晴れたら、久しぶりに散歩に行こう。
この前行けなかった美味しいと噂のパン屋まで行こう。
明日もし晴れたら、晴れた日の空を描こう。
部屋から眺めるんじゃなくて外に出て絵を描こう。
明日もし晴れたら、彼女を誘って出掛けよう。
彼女おすすめの場所に連れてって貰おう。
明日もし晴れたら、明日もし晴れなくても
灰色の雲と濡れたアスファルトの匂いを美しいと思える人になりたい。
8月。夏休み真っ盛り。
プールの帰り道、僕たちは寄り道をする。
――「今日も良い天気だ~!プール楽しかったー!! 明日も晴れかな?」
なんて何気ない話。
でも本当は、明日も遊びに行こうよ!って言いたい。宿題はまぁ、うん。なんとかなるよね!
――「たぶん晴れだね~。明日も暑そ~!」
――「じゃあさ明日、晴れたらさ…」
―――「「遊びに行く??」」
2人で笑った。考えてることは同じ。
次の日はもちろん晴れだ♪
これは僕の賭けの話
梅雨入りして連日雨が続いてる
梅雨が明けたら期末テストその先は夏休みだ
高校三年生、高校生活最後の夏休み
今年こそはあの子に想いを伝えよう
明日、もし晴れたら……
夏祭りに一緒に行こうって誘ってみようかな
『明日、もし晴れたら』
お気に入りのレースにお花の刺繍
甘々の日傘に
フリルたっぷりのロングワンピースを
あわせて
街へ出かけよう
行き交う人が皆んな私を見ている
素敵な人だって言ってる、
口の動きを見ればわかる
最近見つけたおしゃれカフェで
ベーグルランチとケーキセット…
は食べすぎ?でも今日くらいはいいの!
ダイエットはお休み〜
食後はお店のウィンドウを眺めながら
優雅にお散歩
あのティーカップ素敵ね
3客あれば家族分あ…る…
何言ってるの?私は花の独身
いつか王子様が迎えに来るのよ!
そうこうしてるうちに、ああ、夕暮れだわ
家に帰らなきゃ…うち…家に…
ーかわいそうに、固まっちゃったよ
ー若くして旦那さんとお子さんをいっぺんに
亡くされて
ーあれから何十年も経つのに、時が止まったままなのね
ー白塗りにピンクワンピは、夕方見ると迫力増すわー
明日、もし晴れたら、また
明日また…私は…
【明日、もし晴れたら】
「うん、綺麗」
自分の後に続いて君が言う。
今日は、雨が降っていた。激しく降る雨に
彼女は少し怯えて、僕の元に寄ってくる。
『少しだけ…』と言う彼女。
雨が止んで、空もすっかり晴れて青空が見えたとき
虹がかかっているのを見かけた。
自分は言う。
「明日、もし晴れたら一緒にデートしよう」
彼女からの返事はなかった。
だが、彼女は頬を赤く染め、ただ黙っていた。
いつになったら、同性恋愛を許してくれるのかな。
んー、夏休みだから家でゴロゴロしてるかな。
昨日は3日ぶりに外でたw
明日、もし晴れたら。
電気代にビクビクしながら、
エアコンが付いてる部屋から出ない。
麦茶飲んで、ゴロゴロして。
明日、雨降って涼しくならないかなぁ…
明日もし晴れたら、暑くなりそうだから朝からランニングを済ませて、洗濯と掃除をしよう。
ネットスーパーの食材を整理して、メールを返したりして先にめんどいことは済ませておこう。
そしてコーヒーを淹れながら、ハムとチーズのホットサンドを作るのだ。
達成感とともに、これ以上の幸福はない。
……できるかどうかはまた別の話
明日、もし晴れたら、君に会えるだろうね。
明日は待ち望んだ日。
年に1回の特別な日。
雨だったら、長引いてしまう。
最近、特に会えなかったから。
もう何年も待ちきれないから。
明日は晴れるといいな。
晴れるように祈ってる。
だから、君も願ってほしい。
天の川の先の君と会えることを。
■テーマ:明日、もし晴れたら
今度も速乾だなと、
嬉々として洗濯物を干す。
#明日、もし晴れたら
明日、もし晴れたら
18回目の夏が来た、
、私が一番好きな夏。ヨルシカの「ただ君に晴れ」を聴きながら空を見る、、「あぁ。。ヨルシカ好きになった理由も夏の曲多いからか笑」そんな発見をしながら柔らかい風に心地よさを覚え、それと同時にゆりかごの中を思い出しす
歌詞の意味がやっと今全てわかった。ふっと笑ってしまう。もっともっとはやく気づきたかったなって、、
来年の今頃私は18年間世話になったこの場所を離れて寮に入る。
今まで楽しみで仕方なかったのに、、なんか今は違うみたいだ、そこにはさっきの想いが見当たらない、今の私にちゃんとした青春は語れない。。。切れたスマホを親指でタップし、足にありとあらゆるエネルギーを集めてぐっと起きあがる
そうだ
「もし明日 晴れたら.. 会えん?笑」
青春を一緒に語りたいあなた達に。。
「まぁ何となく今思いついた笑、ねぇ、明日暇?...
明日は晴れるそうだ、雨続きで最近外へ出れなかったな...昨日の雨、君は怯えてなかっただろうか。
大丈夫、明日完全晴れるそうだから大好きな君に会いに行くよ
明日、もし晴れたら
なぁ、明日、もし天気が晴れたらさどこか行かね?
え、うん、いいけど…、なんで?
いや、お前と一緒に夏祭りデートしたいなって思ってさ。だけど、天気が崩れるかもって天気予報で言ってて、夏祭り延期になったら行けないじゃん?
うんうん、そうだね。
俺たちバイトしててなかなか時間合わないだろ?そんで、今度の日曜日に夏祭りがあるって知ってさ。その日…、確かお互い休みじゃん?行くとしたらチャンスかなって思って。
そうだったんだね。うん、いいよ!お祭り行こう!てるてる坊主作って天気晴らそうよ!
当日晴れたら行こうね!
ああ、行こうな!てるてる坊主作ろうぜ!
終わり
『明日、もし晴れたら』
「明日晴れたら、ピクニックに行こうか。」
「ふふ、素敵ね。湖畔の公園がいいな、私。」
彼女とそんな会話をした翌日は、大抵雨。生粋の雨男の俺は、小さい頃から楽しみにしていた日にはほとんど必ず雨が降った。分厚い雲と降り頻る雨を睨め付けたことは数知れず。傘に合羽に折り畳み。家にはやたらと雨具が充実している。
そんな俺と彼女のデートは、当然のごとく雨ばかりだった。毎回、次こそはと目覚めた朝、カーテンを開けた瞬間の失望。ベッドにいても雨音が聞こえてくる日だって、そう珍しくもない。
「ごめんな、毎回こんな天気で。」
いい加減げんなりしている俺に、彼女は楽しそうに笑うのだ。
「私はうれしいよ。だって、それだけ楽しみにしてくれてるんでしょう?」
そう言ってお気に入りの傘をくるくる回す彼女に、俺は心底惚れている。
…………
………
……
「ねえ、明日、楽しみ?」
「はあ?そんなの楽しみに決まって___ああいや、違う!全然、少しも、全く楽しみじゃない!」
「あはははっ!」
誰かに言い訳するみたいに慌ててそう叫ぶ俺に、彼女はこれ以上ないほど楽しそうに笑い転げた。
「笑うなよ。」
「だっておかしいんだもの。そんなにムキになって。」
ざっと数分は笑っていた彼女の目尻には、うっすらと涙すら滲んでいる。どうやらツボに入ったらしい。
「だって、嫌だろう?結婚式まで雨なんて。」
「私は雨でも気にしないよ。」
彼女はそう言って楽しそうに笑う。でも俺は知っている。まだ学生だった頃の彼女が、『憧れはガーデンパーティーなの。』って、友達に話していたことを。俺との結婚式にガーデンパーティーはあまりにリスクが高いことは明白だったから、結婚式の打ち合わせでも、彼女は一言だって言わなかった。
「ごめんな……ガーデンパーティーがしたいって言ってたのに。」
俺が雨男じゃなかったら…なんて、嫌でも考えてしまう。
「ええ?私そんなこと言ってたっけ。」
「言ってた。高校生の時、まだ付き合う前だけど。」
「そんなに前のことまで覚えてくれてたの?うれしい。」
「そりゃ、あの時から好きだったから。俺のせいでごめんな。」
「謝らないで。間違いなくあなたのせいじゃないし、それに私、ほんとに全然気にしてないの。だって、キャンドルサービスができるんだもの。これは室内じゃなきゃ出来ないのよ?」
いたずらっぽく笑って俺の顔を覗き込む彼女が、もう途方もなく愛おしくなって、俺は彼女を抱き込むように腕の中に捕まえた。彼女は「きゃあ!」と楽しそうに悲鳴をあげて、俺の腕の中に収まる。
「もう、まだ続きがあったのに。」
「続き?」
「雨でも気にしない理由!」
「ふふ、うん。聞かせてよ。」
「明日が雨でも晴れでも___」
彼女は一度言葉を切って、俺の目をまっすぐに見つめた。まるくゆるんだ瞳が愛しい。
それから、ちょっと照れたみたいにはにかんで、
「___あなたとなら、なんだって幸せだから。」
そう言って頬を淡く色付ける彼女に、俺は明日の天気を諦めた。
「……明日はきっと土砂降りだ。」
「ふふ、そうね。」
「ウェルカムスピーチの練習でもしておこう。始まりは『お足元が悪い中__』だ。」
【明日、もし晴れたら】
「ママ、あめ…」
外を見ると雨が降っていた。今日は遠足で動物園に行く予定だった。昨日から天気が怪しく、窓には昨日作ったてるてる坊主が吊るされている。
「遠足、なくなっちゃうかもね」
「やだ、いきたい」
泣きながら駄々をこねる。幼稚園で初めての遠足。
ここ数年、学校行事がなくなり、前の保育園でも遠足はなかったし、大好きな動物がみられるととても喜んでいた。
「やだ、やだ、いきたい」
「そうだよね、嫌だよね」
あと少しで幼稚園へ行く時間。とりあえず事前にお知らせがあった、遠足が中止になった場合の持ち物を準備する。
「お着替えしよう、幼稚園でみんな待ってるよ」
「いやだ」
こうなってしまうと、すべてに『いや』という。さっきまでは『いきたい』って駄々をこねてたのに。
「…わかった。じゃあ明日晴れたら、ママと動物園行こう。ママもお仕事お休みするから」
「ほんと!?」
「うん、晴れたらね。だから幼稚園行って、帰ってきたら、また一緒にてるてる坊主作ろう、ね。」
「うん!ようちえん、いくのがんばる」
泣いてたのが嘘のようにキラキラした笑顔に変わり、服を着替えていく。
よし、ママも明日お休みできるように、今日の仕事頑張ってくるね。