終わらない怪談話がとても好きな私、緑は前の学校の時にトイレの花子さんと
紫鏡の話を確かめに行ってたぐらいだから、七不思議には興味を( ˶'꒳'˵ )しんしんと
持て余していて、人の心配をしている暇じゃなかった。
そんな事を思いながら引越し準備を手伝うと、同級生の吉岡くんと相良くんにすれ違った。問題児の2人はあっという間に終わる時間を過ごしたと大袈裟を言う様に
少し戸惑った顔で、「お母さん·····邪魔していいやつでしたかね、あとみどり…………お前転校するんやったよね。」
私は思わず「やったよね」という言葉が気になってしまった。
転校の事はまだ誰にも言ってないし、昔から転校することがわかってたみたいな……。
「やったよねって……?。」と言いそうになるのをゴクリと止めていた。
お母さんが少し黙った後に、、普段あまり使わない関西弁で、「せやなぁ……。
今まで家の子と仲良くしてくれてあんやとよ、一生忘れん言いとったわ。
家の灯も。ね?」
と返す。
吉岡くんと相良くんは「あっそうすかwいえとんでもないっすwまぁ··········LINEと
電話だけ交換して下さいますか、?出来るのならでいいんで。」と言って
去っていってしまったのだ。
「あっ!ちょっと待って……と言おうとしたけど、って感じ?」急に誰かに話し
かけられたので反射的に「誰ですか?·····」と言う。
8/2/2023, 4:42:36 AM