『明日、もし晴れたら』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
明日、もし晴れたら…。
行きたい場所がある。
普段はあんまり気にもしないし。
特別好きと言うわけでも、ないけれど。
ただ、晴れた夏の日。
青い空と白い雲。
照りつける、焼けるような日差しの中で。
ちょっと特別に感じる場所。
少し高い丘の上。
茂る草木の合間を抜けて。
吹き付ける風に抗いながら。
開けた先にある、その光景。
その海は。
あぁ、今年も夏が来た。
(…にしても、毎日暑すぎませんか。)
「明日、もし晴れたら」
自分の好きな人達に写真を送りたい、穏やかな日常を
明日もし晴れたら
君の目に何が映るのだろう
僕の目には
太陽の下、笑顔の輝く君が映っているだろう。
そんな君をみたいから、
明日はどこへ一緒にいこうか。
きっと、君はどこでも
『楽しい』を見つけるだろう。
一緒に楽しいこと探しに行こう。
#5 明日、もし晴れたら
ただの思いつきだった。
なにか理由がある訳では無い。
いつもと違うことがあった訳でもない。
ただ、何となく。
今しかないと思ったから。
屋上の扉を開けると、雨が降っていた。
せっかくの晴れ舞台だと言うのに、空は全く晴れてない。
出来れば、晴れてる日がいいな。
明日の朝方まで降る予定の雨。
もしかしたら、明日の朝には綺麗な虹がかかってるかも。
よし、それじゃあ、明日にしよう。
明日、もし晴れたら
貴方に会いにいきます。
小さく笑った少女は、静かに屋上の扉を閉めた。
明日、もし晴れたら
君を誘ってドライブに行こう
嫌なことなんてぜんぶ忘れちゃって
君が笑ってくれたなら、僕の勝ち!
明日もし晴れたら、お散歩に行こう。
何でお散歩かって?最近体調が良いから少しだけでも歩いて見たくて、深緑豊かなモフモフとした苔がとても気になっていてね。
知ってる?苔を踏む時の感触がね。ふわふわするんだよ、その感触がとってもたまらないのだから明日晴れたら、お散歩に行こう。
そう彼に言ってみたんだけど彼は、私の顔を睨み付けて手を掴んで無理やり座らせてペンを握らせた。
先生、頼むから現実逃避しないでくれもう出稿。間に合わねぇよ頼むから、そう言って泣き崩れてしまいました。
ちぇっ何時ものちょっとした、気分転換なのにイイじゃん別にそれくらいの時間は、有るでしょ?
時間無いんですから先生現実みてぇー~!!
ベタ上がったよ~
先生早く、早くお願いします。
空は高く青空でエアコンが涼し気な風を送り出しているのに部屋の中は、灼熱に燃え上がって作業をしていましたとさ。
終わり
明日晴れたら、・・・・・。
今日で何日目だろうか?暗く暗い洞窟の中で、嗚呼、あの時道を間違えなければと悔やんでも悔やみ切れない。ハイキングロードが崩落していて止めとけば良いのに、これくらいなら飛び越えられるってその時は、思ってしまった。雨で地盤は、既に緩んでいた。
ひょっいっと飛び越えた先が傾斜で小石を踏んずけて滑って転がり落ちるなんて。人生何が起きるか分からないな、そう思って2日目シトシト振り続ける雨をしのげる場所を探して歩き回って見つけた窪み。
その奥は、空洞で男一人がゆうに入れる。大きさで雨を止むの待っていた。幸いリュクは、無事で食べる事には、困らなかったんだが心配なのは、この洞窟少々血の様な鉄分の臭い。
ピチャピチャと鳴る足音そして洞窟の中に入ってきた。真っ黒な影・・・・。嗚呼、俺は今からコイツの此奴らのご飯に成るんだって思った。
俺より大きな真っ黒の影とその後ろに連なる小さくて丸い影達。出来れば一思いに・・・・。そう思って小さなナイフを握り締める。
振り上げられた俺の顔ほど有る肉球と爪が首元へ
見開きページに爪痕を残してデータをUSBへと出力されて掴んで引き抜き。ありがとうございましたと大きな声で駆け出した。
出稿間に合うかな?風物詩を書いてくれと言われて書いた読み切り今のデスクに横たわるアシスタントさん達の顔の方がよっぽど風物詩みたいなゾンビ面だった。魂抜けてないかな?大丈夫?
~お祭り~
検索をかけると、「神や祖先をまつる」
とか「屋台や盆踊り、夏の行事」とか
「釣りで隣の人と糸が絡まる」、なんて
ワードが出てくるはず。
ロックのフェスもあれば、ビールの祭典も
ある。
そして、ここにも「お祭り」が。
『沈む船からの脱出!~リアル脱出ゲームの最高峰、貴方は出れるか~』
ずっと楽しみにしていたイベントだ。
本物の船を使って脱出ゲームをリアル体験出来る。
この手のイベント好きがこぞって参加して、動画配信もされるらしい。
やたら写メを撮ってる人やコスプレっぽい人もいるし、屋台も出てる。
まさにお祭り騒ぎだ。
早くスタートしないかなぁ。
~嵐が来ようとも~
近年のコロナ禍で船旅の需要は激減し、
当社の経営も赤字が続いていた。
今回の企画は社運がかかった一大イベントだ。
今さら中止でもしようものなら、船の前に会社が沈む。
例え、10年に一度と言われる大型台風が近づいて来ていても。
「今夜は嵐になるな…」
~澄んだ瞳~
澄んだ瞳って、どんなものなのか。
無邪気なワンコの目?
うちの飼い犬は俺を下に見てたので、つねに上から目線だった。
あどけないガキんちょの目?
近所の幼稚園児は、いつも家の壁に落書きしてた。ごついオッサンのいる隣家にはやらないのに。小さくても計算高いところあるよね。
雑誌の表紙を飾る綺麗なオネーサンの目?
オーディション番組とか、その裏事情とか見ちゃうと、なんかね。
とにかく、普通は子供か美人か動物だろうけど、いま明かり一つない浜辺で星を見上げる俺の瞳だって純粋そのものだ。
「ハラヘッタ」
~だから、一人でいたい。~
だいたい、人間が二人いるだけで何かしら揉め事が起こる。
確かに一人じゃ出来ないことはある。あるけど、集団のデメリットの方が多いと感じてしまう。
だって、ここが無人島で「みんなで力を合わせて生き抜こう!」と言った直後に、食料の配分で揉めてるわけで。
一人の方がまだ生き残れそうだ。
こんなことも有ろうかと、無人島サバイバルブックを読んでおいて良かった。まずは水と寝床の確保か。
やることがイッパイだ。
~明日、もし晴れたら~
魚が掛かってるかもしれないから
罠を見に行こう
ヘリが救助に来るかもしれないから
浜辺に行こう
あと、水を汲んで、食べ物を探して、
あとあと…
もし、こんな命懸けのお天気占いが
必要ない生活に戻れたら、冷房のきいた
快適なジムで体を鍛えよう。
結局、救出されたのは会場だった船が
沈没して3日後のこと、この時の体験を
本にして映画化されるのは2年後のこと、
ジムに通い始めるのは…、
明日もし晴れたら考えようかな。
明日もし晴れたら、私は外へ散歩に行こうと考える。なぜなら最近運動不足で気分も優れない気がするからだ。
『明日もし晴れたら』
明日もし晴れたら 日干しになって 骨と肉が露わになって 恥じらい忘れて過ごしたい 独りの午後は優雅かもしれない 紅茶とスペアミント 足りないものなんてあるだろうか 夜は夜とて お日様と戯れたお布団がそばにいようと呼んでいる
明日、もし晴れたら
食器を片付けを終えた中年女性は、台所からリビングに戻ってくるなり、四人がけテーブルの上に目をとめた。
息子が一生懸命てるてる坊主を作っている。白い布にティシュを入れて頭を丸く作り、カラフルな紐で止めている。ネームペンの細いペン先で目と口を書き足し、笑顔のてるてる坊主が完成している。
その数は7個。小学3年にもなれば手際良く、30分ほどで完成させたようだ。
息子がリビングの窓を見る。つられて女性も窓の外をみる。小雨の粒が窓を濡らしていた。雫が垂れている窓を眺めた息子は、作ったばかりのてるてる坊主を手に持ち、トテ、トテと歩きながら窓枠へ向かう。
何をするの。と問いかけると、てるてる坊主を飾りたい。と返事がくる。
女性は首を傾げながら、手伝う。と椅子を片手に窓へ向かった。てるてる坊主を受け取りながら息子の足首に巻かれている包帯をみる。本当に吊るしていいの? と確認してみた。
息子はうんと頷く。
「明日運動会あるでしょ? だから逆さまに飾って! 明日いっぱい大人しくしたら、包帯取って走っていいって言われたもん。ぼくもかけっこやりたい!」
女性は、なるほど。と頷いて、てるてる坊主を逆さまに飾った。
#明日、もし晴れたら
洗濯をする
掃除をする
犬の散歩をする
洗車する
買い物に行く
アイスを食べる
明日、もし晴れたら
やることリスト
明日晴れたら
キミをもらいに行きますので
覚悟と準備して待っててね✨
明日は雨の予報。心がどんよりと沈む。
だがもし、明日晴れたなら。
明日は何処に出かけようか。
仕事を辞めてから随分と自堕落な生活を送っている。テーブルや床を埋め尽くす服とゴミ、いつ開けたかも覚えていない閉め切られたカーテン、嫌に湿っている空気。もう逆に笑えてくるほどにブラックな会社を逃げるように辞めるので気力を使い果たしてしまった。次の仕事も決めずに強行したので焦る気持ちも無いわけではないが、今はとにかく何もしたくないのだ。
しかし、1日何もせずとも腹は減るしトイレにも行きたくなる。歩き出してすぐに足元にあったペットボトルを踏んで思い切り転んだ。幸いにも服の山のおかげで怪我をせずに済んだのだが、何をやってるんだ……と強烈に自分が情けなくなり涙を流した。気が済むまで泣くと今度は怒りが込み上げてきた。なぜこんな目に遭うのか、自分が何をしたというのだ。とまぁつい先ほど転んだのは自分のせいなので少し逆ギレの要素も入ってはいるのは自覚している。
起き上がってふとテーブルに目をやるとコンビニやスーパーで買った弁当や惣菜のトレイが山積みになっている光景が目に入った。余りにもきつい仕事に心身共に疲弊しきっていたので自炊はおろか外食にすら行く気力もなかった。これだけ頑張ったのだ、自分へのご褒美に美味い物を食べてもバチは当たらないはず。そう思うとずっとどん底にあった気分が少しずつ明るくなってきているのが分かった。そうと決まれば!と立ち上がろうとしたその時、外で雷の音がけたたましく鳴り響いた。そういえば今日は豪雨だった……。せっかく上向きになっていた気分が少し沈む。まぁでも美味しいものはそうすぐには逃げたりしない。もし、明日もし晴れたら高い焼肉を食べにいこう。寿司でも良い。部屋の片付けも仕事探しもその後でだってどうとでもなる。久しぶりに高揚する気持ちを抑え、早めに明日を迎えるために再び布団に潜り込んだ。
「それは、記録更新だな」
過去数十年、雲ひとつない空が見える確率が高い日を、街の目印がよく見える日を、彼らは選んだ。
灼熱の太陽が十落ちても足りない熱と、ハリケーンが二十ぶつかっても届かない暴風と、長く続く見えない力で、一人ひとりの身体を壊し尽くすために。
だから8月の快晴は、いつも少し息が詰まる。
【明日、もし晴れたら】
「寝取るとかサイテー」
友達が言った。彼女を取られたらしい。その、取った相手はわたしが嘗て大好きな人だった。
人間関係はぐちゃぐちゃになっていく。波紋が始まってしまえば、留まることを知らない。壁に届いた波紋は跳ね返り、また新たなところへ向かう。
温厚に、穏便に。誰もが願うこと、大抵上手くいかないけれど。人々はまた、嵐が去ることを根拠もなく願っている。
#明日、もし晴れたら
明日もし、晴れたなら録り溜めていた金曜ロードショーを見よう。
そう思ったのは生憎火曜の雨の日だった。
高校生になってから、恐ろしい程時間が取れなくなってしまった私には、悲しいかな金曜日の夜に土日への期待を膨らませながら見る金曜ロードショーを見る時間すら無くなっていたのだ。
元々、社交性の無い私は学校でずっと気を張っていて、なんだか少し疲れてしまっている。
そんなんだからかな、最近は少しネガティブになることが多いような気がする。
それじゃいけないと、気分転換をするために私は明日晴れたら学校をサボって金曜ロードショーを見る。
これはきっと、私に必要なこと。
明日の降水確率は30%。
どうか、明日晴れますように。
太陽神が俺様を誘っている。
俺様はマジですごいので、太陽神2くらいには楽勝でなれるということだろう。
俺様が太陽神2をやっている間は天気はマジで快晴だろう。お前たちを焼き殺す。
それはそれとして、俺様占い。
あなたの運勢は鬼ヤバ。ラッキーアイテムは「狂いの智慧」だ。特に青いやつを持っていくといい。
それではまた明日。
明日、もし晴れたら
明日の天気予報、晴れ…毎度ながら、溜息の連続…あまりの暑さに蒸発しそう…
「『ところにより雨』、『いつまでも降り止まない、雨』、『梅雨』。雨系のお題が多い中で、『晴れ』のお題はなかなかに新鮮な気がするわ」
テレビでニュースで台風情報等々を確認しながら、スマホで明日の天気を確認する某所在住物書き。
予報では、明日は雨が降る確率の方が低く、「もし」も何も、どうやら晴れる予想のようであった。
「今日は東京近辺等々で酷い雷雨があったし、沖縄は台風で晴れどころのハナシじゃないし。双方停電被害とかあったんだっけ」
お題と全然関係無いけど、防災用の備えとか何とか、確認しとこうかなぁ。物書きは文章投稿そっちのけで、備蓄食の賞味期限チェックを初めてしまい……
――――――
今日の東京は、一部地域で酷いゲリラ雷雨だった。
職場のお昼の休憩室、誰が観てるか知らないけど、テレビモニターに映ってる情報番組は、
某お空ツリーからの映像ってことで、灰色だか白だかの雲と、同じく灰色だか白だかの雨を、ワイプのおっちゃんの「わぁ……」って顔込みで映してる。
ウチの職場の降雨状況?うん(お察し)
「これ、明日晴れたら、蒸し暑くなるやつ?」
ランチ中のおしゃべりも、まずはこの雷雨から。
「どうだろう?天気関係は、不勉強で難しい」
テーブルで向かい合って、食費節約のお弁当広げて、私は甘いカフェラテ、長い付き合いの先輩は昨日同様眠気バイバイ系ドリンク。
「けれど、お前が言う通り蒸し暑くなるとしたら、明日は35℃の猛暑日予報だから、地獄だろうな」
昨日から、先輩は睡眠不足で、ほんの少しだけ体調悪そうにしてる。夢見が悪いらしい。
仕方ないといえば、仕方ない。
だって8年逃げ続けてきた初恋相手、先輩の心をズッタズタに壊した「加元」っていう人と、先日バッタリ会っちゃったから。きっと、それが原因だ。
なお遠くでは、常時正論マシンガンをブッパしてる中途採用君と、今年の3月いっぱいでウチの部署から別部署に左遷になったオツボネ「元」係長が、
誰も観てないテレビを付けっ放しにするより、テレビ消してエアコンの設定下げた方が電気代の良い使い方じゃないんですか、
って言いながら勝手にテレビ消そうとしたり、
あなた、自分が全部正しいと思って全部思い通りに捻じ曲げてたら、そのうち誰も構わなくなるわよ、
なんて自分自身に特大ブーメラン投げてたり。
今日も私たちは平和です(なおブラックに限りなく近いグレー企業の模様)
「蒸し暑くなったら先輩溶けちゃう」
「溶けるだろうなぁ。寒さは得意だが、反対に暑さに私はめっぽう弱いから」
「どうするの?リモートワーク申請行く?」
「ひとまず明日出勤して、無理そうだったら金曜日まで一括で申請を出す。今週いっぱい35℃前後で推移して、来週は雨で少し気温が下がるようだから」
「大丈夫?」
「明日次第。まぁ、なるようになるさ」
そもそも私達、この雷雨帰宅までに止まなかったら、どうなるんだろうね。停電とかしたら困るね。
そんな話をして、たまに例の中途採用君とオツボネさんのマシンガン vs ブーメランを見たりしながら、
お弁当突っつくなり、コーヒー飲むなりして、昼休憩をいつも通り過ごした。
中途採用君とオツボネさんのトーキングデュエルは、最終的に「今日は台風とかゲリラ雷雨とかの情報欲しい人が居るかもしれないから」ってことで、中途採用君が降参したらしい。