『日常』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
心を病んでから、通院をしている。
診察で、それまでにあった・考えた事を話す。
悩みや愚痴なんかはあるけれど、もうずっと
不調にはなっていない。
服薬のおかげとも言えるが、何より、仕事を辞めた
というのが大きい。
今は、別の仕事をしている。周りの人も環境も良いストレスの少ない職場だ。
新しい世界に入って時間が経った。
前とはがらりと変わった世界だけど、それが今の、
私の新しい日常だ。
「日常」
常日頃から一緒に居たいとは言えない。忙しい人に「明日どこかに出かけよう」と口に出すのもためらってしまった。
夜半過ぎ、招集に向かったひとの残した皺をなぞる。抜け殻なんてとんでもなくて、ただ、ここに腕があったのだと思い返しても記憶はうすらに掴めないまま。もう充足が遠すぎる。
それはひとつひとつ丁寧にバツをつけた感情の答案用紙が取り残されて、それを隠し続ける後ろめたさと同じ。学生時代何度も経験した醜さを直視したくなくて、また学生時代と同じように、かさんだ紙束を燃やそうと。
じわじわと遠くの街からのサイレンが急かす。それが不安を注いで、限界だった。
怒りたって剥いだシーツを置き捨ててソファーに寝転がって、どうしてこんなにうまくいかないのだと天井を仰いでしまう。
朝方には帰ってきたひとが俺の手を握って傍で眠りにつく。それを知りながら言うべき言葉も見せるべき態度も一向に示せない。出来損ないの日々ばかりが積み重なってしまう。何度もそれを燃やしてしまいたいと繰り返し願って生きる。
夢の中であのひとが「私たちの日常ってそんなものだよ」と苦笑いした。
ぴぴぴぴ ぴぴぴぴ ぴぴぴぴ…
部屋に鳴り響く目覚まし時計
カーテンの隙間から射し込む光
チュンチュンとなく鳥の声
いつものように布団からでて
顔を洗い タオルで拭き
キッチンに向かい
朝ご飯の準備をする
いつも通りの日々
さて、今日は何にしようかな
“あぁ、退屈だ”
“何か面白いことないかな?”
TVでは暗いニュースばかり
それを他人事のように流し観る
変わらない毎日
変わらないルーティン
いつもぐるぐる同じところを回っている
“あぁ、つまらないな”
飲みかけの冷えたコーヒー
出しっぱなしの洗濯物
いつもの朝の1コマ
それが日常
これが日常
『日常』より
君の顔を見ることも話すこともできない
だけど、朝のコーヒーを淹れるときもパソコンに向かっているときも、疲れた体で電車に揺られているときも、心の隅にいつも君がいる
そう、眠っているときだって、僕は君のことを考えている
それが僕の日常
いつか君と二人の日常、なんて夢のまた夢
一人ぼっちが日常
朝、職場の人間たちから忘れられていればいいのにと、ぼんやり考えながら目が覚める。うだつの上がらない着替えを済ませ、機械的に仕度をして重い脚を運び、車で無心になりながら職場に着く。
それから一日、周りと自分の距離感の掴めなさに無意識下で摩耗されながらつまらない時間をひたすらやり過ごす。その後、またいつもの自己嫌悪とともに仕事を終え、逃げるように帰ってから少しずつ落ち着きを取り戻す。
それからは慣れた時をダラダラと過ごして、気づくとまた眠る時間になる。そうしてまた明日を恨み、日々の自分の嫌な想像に怯えながら諦めて眠りに落ちる。
これが私の日常。不安と服従と妥協だけ。
いつも通りの日常は
たった一瞬で崩れるものだ。
目の前で母を亡くした私には、分かる。
本当に一瞬だった。
大きな鉄の塊がスピードを出して横切ったと思えば、
赤く染まった母がいた。
話し掛けても何も答えず、
ただ目の前が揺れるばかりだった。
私はいつも母に守ってもらっていた。
そんな母が居なくなれば、
あの人は今よりもっと攻撃的になる。
そして私も死ぬだろう。
それまで、耐え続けるのが私の日常だ。
ー日常ー
ゴトンゴトンと、電車に揺られる。そして着くのは同じ場所。毎日毎日これだと飽きてきそうだ。
だからわたしは、飽きないようにすることにした。
あ、今日はいつもよりちょっと電車来るの早いな。
あ、今日は高校生が多い気がする。
あ、今日は、今日は。
前日との差異を見つけることが楽しいことに気づく。そうか。電車の中以外でもこれをすると、なんだか一日が長く感じる。子どもの頃みたいに。
童心に戻れた気がして、わたしは楽しい。
#日常
呼吸して食べて排泄して眠る。
ネットしてゲームして働いて話す。
平穏なのが日常。今のところは。
日常____
ある日親友が言った。
「あー!本当に受験ていや!」
「それな!!もう勉強したくないよー」
と私も共感する。
しばらく二人で掃除をサボりながら愚痴りあった。
ある日親友が言った。
「よし!青春のチケット一緒に取ろう!」
「青春のチケット?」
と私は疑問を返す。
しばらく二人で教室の空を眺めていた。
ある日私が言った。
「うん!長ーい青春のレシートもらおう!」
「青春のレシート?」
と親友が疑問を返す。
しばらく二人で笑いながら下校した。
ある日私が言った。
「わー、本当にあっという間なんだね」
「だねー、うちらももう高校生かぁ」
と親友が共感する。
しばらく二人で泣きながら、
チケットとレシートを強く握りしめていた。
日常
なんてことない
ままならない
繰り返されていく
日々違い
日々同じ
特別ではない
とある日に気がつく不変
出来なくなると不快な愉快
なくてはならないものはない
なくならない日々
色々なものから助けられて成り立つ
限りある
特別な日々と人達の繋がり
私だけの為ではなく
私達の為になる活動がある
特別でないものが生む特別なもの
そんな沢山なものが彩る生活
課題が迫ってきてて辛い
なんなら明日提出
もう寝てやろうかな
『日常』
それは、ありふれたもの
ごく普通に享受する何気の無い時間
気にも止まらぬ程、当たり前のようにそこに在る
故に、気付かなければならなかった
それが掛け替えのないものだという事に
平等に与えられた最高峰の幸福であったのだ、と
賽は投げられた
出来る事はその目を静かに見つめるのみ
大地に蒔かれた盆の水は元に戻る事は決して無い
失った「日常」は二度と戻らない
今の日常はあなたを見送って
布団に潜り、もう少し眠る
そして、適当な時間に起きて
朝御飯を食べて、朝風呂に入る
洗濯物を回しながら、ゲームをする
だけどそろそろ、この生活を見直して
家から出る事を考えなければ・・
あなたに頼ってばかりじゃあ
パンクしてしまう
テーマ:日常 #221
何の変哲もない日常こそ
愛すべき日常なのだと
私は思った
わかっていたはずのことが
やっぱり失ってからじゃないと実感できなくて
みんなと話したり
みんなと学んだり
喧嘩したり
笑い合ったり
そんな日常がとても懐かしく思う
恋しく思う
いくら悔やんでも戻ってこない日常を取り戻すため
私達は何ができる?
※
♡2900ありがとうございますm(_ _)m
「日常」
私の日常には あなたがいないとだめみたい
朝起きて
ご飯を食べて
仕事、学校に行って
友だちと話したり
怒られたり
落ち込んだり
家に帰ってきて
お風呂に入ったり
ご飯食べたり
携帯いじったり
ゆっくり寝たり
こういった日常が当たり前みたいになってるけど
ホントに当たり前じゃないんだよね
突然その楽しかった日常が途切れてしまう
その時後悔しないように
今大事に生きて
周りの人を大切にして
〈日常〉
人間、やっぱり、いつも同じ日常を過ごしていると、なんだか毎日がつまらなくなる。
かといって、非日常過ぎるのも嫌だ。
ならどんな毎日ならいいのか。
私は、誰かと本気で笑いあったり、支えあったり、そんな毎日がいいと思う。
まぁ、けど、そんなのは理想で、実際そんな優しい世界は、ほとんど無いんだろうけど。
…けど、もし、そんな日常が手に入るのだとしたら、手放したくはないな。
お題【 日常 】
『日常』6/22
日常として、生活に溶け込むのに、
どれだけの時間かかるだろう。
何年も続けていれば、
それは、私の生き方、日常と呼べるだろう。
なら、新たな事を取り組むなら、
それが、日常と呼べるまでどれくらいの時を
ふと日常の1ページ、という言葉を思い出す。
習慣と日常は違うのでは、
そう、結論付け私は何時ものように生きる。
人生の休暇中。
心のギブアップを無視して頑張った
過去の私に
涙のお休みをあげてるところ
まともになったら
また遊んでね。
–日常–