日差し』の作文集

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日差し』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど

7/2/2023, 3:51:13 PM

#日差し

私は日差しの差し込む図書館が嫌いだ。

モダンなデザインだとか、写真映えだとか、色々と理由をつけて大きな窓のある図書館を作ろうとする風潮があるが、私はそれが許せない。この世の人たちはインクの褪色する一番の原因を知らないのだろうか。閲覧室だけならまだしも、書架の部屋にまで窓を設置するのは、書物への冒涜としか思えない。
そもそも図書館は古代ギリシャ時代に書物を書き、保管する場所として生まれた。書物という形をとった知識を溜める場であって、利用する場ではなかった。こうして図書館の中で本を読めること自体、人類社会の進歩がもたらした貴重な恩恵だというのに。図書館の根幹をなす書物を破壊する一番の原因を自ら招き入れるとは何事か。カメラのフラッシュだってインクを褪色させる原因なのに、写真撮影を推奨するような宣伝をするのはなぜなのか。理解に苦しむ。
だから私はこの空間が好きだ。3階建ての図書館の2階。専門書や専門誌のアーカイブが中心の、滅多に人が立ち寄らないこの部屋に窓は一つもない。LEDライトが控えめに照らす申し訳程度の閲覧スペース。人が立ち入らない限り照明がつかない書架。換気扇の音以外は聞こえない、ページを捲る音すら響くような静けさ。この書物を第一に考えた空間に来ると、私の心は高揚する。図書館の主は書物だ。読者は客に過ぎない。図書館の厳粛な雰囲気に支配されるのは快い。

幸せな時間は唐突に終わりを告げた。

こぽん、こぽん、と特徴的な足音が聞こえる。この靴音は、と思わず眉間に皺が寄る。
「ねーえ」
想像通りの人物がドア枠からニュッと顔を覗かせていた。同学部の、真面目なのか不真面目なのかわからない、ふざけた奴。その革のブーツは足音がうるさいからやめた方が良いと何度も言っているのに、聞く耳を持たない。
「また潜ってるの?」
「潜ってるよ。いつでもね」
「いい本あった?」
「ここにある本はどれも面白いけど」
「いっつもそれ言うよね」
「私の邪魔する暇あったらさっさと課題やれば?どうせ3階窓際のボックス席を占領しているんでしょ」
「正解。さっきまで昼寝してた。良い感じに日差しが差し込んできて眠いのなんの……来る?」
仏頂面の話題とは対照的に、人懐こくニヤニヤと笑って奴は言った。
「行かない。用がないならどっか行って。読書の邪魔なの」
「用あるよ。聞いたじゃん、『いい本あった?』って」
「そんなこと言われても。ジャンルは?」
「労働経済学、賃金」
「331.6の『貨幣と賃労働の再定義―異端派マルクス経済学の系譜』は良かった。さほど古くない本だから3階にあってもおかしくないけど、読む人いないからここの書架にあるんだろうね」
「古くないって何年?」
「2010年」
「いや、十分古いって」
「21世紀じゃん」
「基準そこ?」
まぁいいや、と奴は靴をこぽこぽ言わせながら私の横を通って、書架へと消える。パチッ、パチッと書架の右半分、奥行きの半分くらいまで明かりが付いたのを見届けて、私は読みかけの本に視線を落とした。

視界の左側、一番手前の電灯が消えて暗くなった。

(まだ探してるの?)
思わず私は視線を上げて、書架に目を向ける。一向に足音は聞こえない。分類番号も教えてあげているのに、どうしたらこんなに手間取るのだろうか。
目の休憩がてら、頬杖をついてぼんやりと書架の奥を照らす光を眺めていると、やっとこぽこぽと特徴的な足音が聞こえた。視線を本へ戻す。十数秒後、再び視界の左側が明るくなった。
「めっちゃ探した……」
「どうしてそんなに探すのが下手なのかわからない」
「だってめっちゃ下にあったもん。一番下!屈まないと見えないって」
「で、なんで向かいに座るの?」
「ここで読む。3階に帰ってこの本開いたら寝る自信ある」
「パソコンとか財布、盗まれても知らないよ」
「財布はポケットの中出し、パソコンは誰も盗まないでしょ。未だWindows7だよ?」
「世間ならまだ20%くらいシェアあるけど」
「いやいや、大学生相手ならゼロでしょ」
どうやら、3階に戻る気はないらしい。一応真面目に読む気はあるらしく、奴はニヤニヤ笑いを引っ込めてページを捲り始めた。こう振る舞われては仕方がない。私はこの空間の主ではない。主は書物だ。そして、書物は知識を求めるものを拒まない。
私は一つ息を吐いて、本に目を落とした。静けさに換気扇の音と、もう一人分のページを捲る音が加わった。

7/2/2023, 3:22:15 PM

いつも浴びてる眩い光がいつか消えるかもしれない
そんなことを思ったのはいつからだろう

ただこの日常から逃げ出したくて、辛くて
現実から背を向ける
私の目の前は真っ暗闇だ

もう私は日に照らされることは無いだろうか
でもあなたに会ったから
暗闇から眩い光に包まれる

そんなあなたに会えてよかった
ありがとう






【日差し】#16

7/2/2023, 3:20:16 PM

薄明光線。俗に「天使のはしご」とも呼ばれる現象。雲の隙間から流れ出る日光が、美しく見える現象。
わたしはこの現象が好きだ。小学生の頃、友達と遊んでさあ帰ろうか、というときに丘の上から見たのを覚えている。幼き心なりに、綺麗だなあと感じた。
最近は、それくらいの時間に外にいることが少ない。だからか、久しぶりに見た時に、ひどく懐かしい気持ちに包まれた。




#日差し

7/2/2023, 3:15:11 PM

強い日差しに照られて手をかざす。足は冷たい水に浸してある。今日は生きているんだなぁと頬にガラスの粒がほろり。

7/2/2023, 3:14:16 PM

日差しとは、暖かく眩しいものである。
日の温もりも感じることができ、眩しさから心も温まる。

7/2/2023, 3:13:56 PM

綺麗なキミの ながい指

ふっと 現れ

「 眩しいね 」

愛しさが ひろがる

太陽のように



* 日差し *

7/2/2023, 3:10:05 PM

窓を抜けて照りつける日差しを遮る為に、分厚い遮光カーテンを引く。途端に部屋は薄暗くなるが、俺には此れが一番居心地が良い。外は如何にも暑そうで、引き篭る事に慣れてしまった身体には毒の様なのだろう。
のそりのそりと布団に包まると、欠伸が一つ。漸く眠気が来たらしい。昨晩は、病院から処方された半錠の睡眠導入剤を飲み下しても全く眠れず、暫く布団の中で携帯端末を弄っていたが、そのうち諦めて適当にパンなど食べながら本を読んだ。薄い文庫本だったので2時間か其処らで読み終わってしまい、その後は少しばかりゲームをして、飽きて、今度は座椅子の上で携帯端末を眺めた。特に何が見たいと云う訳でも無く、只々呟きを親指の腹で流し続け、そうして気が付いたら昼前になっていた。

俺には仕事が無い。と云うより、自ら辞めてしまったのだ。特段ブラックだとか、人間関係のいざこざがあった訳では無い。安月給ではあったしグレーな部分はあったが、それなりに良い職場だった様に思う。では何故か?簡単に言えば、疲れてしまったのである。
俺は、四半世紀と数年ばかり生きてきたが、人とは少しばかり違うらしい。幾分か疲れやすく、ストレスに弱く、暑さ寒さや湿気にも弱い。病気では無いが、如何にも所謂「普通」の人間と云う奴の生活が、些か難しい様で。それなりに仕事も出来、怒られる事は滅多に無く、忘れ物や遅刻も殆ど無い。けれど、如何してか生き辛いのだ。いっそ何か大きな病気だったり、障害があれば……と思うが、当人からすれば楽では無いだろうから、そんな考えに至る自分に嫌気がさす。
死にたいなどと思った事は無い。然し、毎日寝付きが悪くて、眠れなくて困る。鬱では無いし、パニックも無い。けれども何故か、夜になると身体の中がぐるぐると渦巻いて、冷たくなる様な感じがしたりしていけない。「普通」とは何だろう。自分を守る為に仕事を辞め、無為に時間を過ごす俺は、逃げたのだろうか?甘えているのだろうか?それとも?

嗚呼、瞼が重い。また厭な考えが脳味噌を掻き回す前に、寝てしまおう。此の眠気に身を任せて、沈みきってしまおう。
コップの水を一口飲んで、俺は目を閉じる。カーテンの隙間から差す日も、直ぐに気にならなくなった。

7/2/2023, 3:09:38 PM

【日差し】

目が痛くなるような日差し。
日焼け止め塗らなきゃ。
日焼けしないようにパーカー着なきゃ。
ツバの広い帽子をかぶり、日傘をさして外へ。
サングラスも忘れてた。

今年の夏は日焼けしませんように。

7/2/2023, 3:03:12 PM

若者の中で近視の人が増えてきてるのには

勉強やゲームなどの色んな理由があるんだろうけど

どうやら日光に毎日どれだけ当たってるかも関係しているらしい

コロナ渦のなかで自宅で過ごすことが多かった日々だけど

段々とコロナが収まってきて今に至る

コロナが来る前の生活がどうだったかとかは忘れてしまったけど

また新たに自由な生活が出来るようになった今だからこそ

自分の好きなことを存分にしたい

そのためにも少しでも健康でいられるように外で運動しなきゃだな

7/2/2023, 3:00:40 PM

昔からだいたいが
一番ではなかった
別に一番になりたいわけでもなかったので
それはそれで何ともなかった
そばに居た友達がいつもチヤホヤされていて
ぼんやり眺めている
そんな日陰なわたし
大人しくエキストラを演じることに
専念していたが
なぜだかこの歳になって
あなたという眩しい日差しに照らされて
一躍トップに躍り出た
あなたにとってはわたしが一番だったようで
本当に世の中十人十色と
昔の人はよく言ったもんだなと
感心するばかりです

7/2/2023, 2:59:41 PM

窓から差し込む日差しで目が覚める。朝方だというのに、じっとりと汗ばんでいる。
 窓を開けると、その隙間から入ってくる涼しい風が汗ばんだ皮膚を纏う。
 微かに聞こえ始めている蝉の鳴き声に耳を傾けながら、寝起きでぱっとしない頭を覚ます。
 光を反射しながら、微かにごうごうと音を立て、流れて行く川。吹く風に揺られ、青々とした葉をたなびかせる木々。四方八方に出掛けていく人々。
 一つ伸びをして、深く空気を吸って、目を瞑る。
 そして目を開け、始まる何時もとなにも変わらぬ、平凡な揺ったりとした日常。
 「今日もゆったり頑張ります。」

7/2/2023, 2:58:27 PM

君は
私の心の日差し

色々背負わしてしまって
ごめん
君の楽観的なところに
母はとても救われています

君はそのままでいい
そのままがいい

君のおかげで
頑張れます

----------------------------------------日差し

7/2/2023, 2:57:50 PM

窓側のカーテンを開けば差し込む眩しい光

カーテンの外側から聞こえるのは明るい声


眉を顰めては窓側のカーテンを締めなおし

真っ白な布団に潜り込んでは両耳を塞いだ

7/2/2023, 2:38:34 PM

あれは、暖かい日差しが照らす日でした。あの日はたまたま風邪を引いてしまって学校を休んだんです。同じクラスの私の隣の席の男の子が私の家にプリントを届けてくれたんです。その子は、人と話すことが苦手な私に色んな話をしてくれるのでとても楽しく聞いています。それで、お互いの家に行って一緒にゲームや勉強などをやるような仲になりました。周りの人からはお似合いだと言われていて、その子には告白もされているので(その時は恥ずかしさのあまり保留にしましたが…)私もその子のことが好きなので返事をしようと思います。

7/2/2023, 2:35:48 PM

日差し
久しぶりに、空が青くなっていた…木もれ陽が眩しい…まだまだ葉っぱは、しっとりしていて、ちょっと空気も湿気を帯びていて…見上げる空は、少し夏色…

7/2/2023, 2:35:02 PM

日差しの監視を掻い潜りながら、肌を癒やすチャージポイントを求めてゲートを潜る。自動ドアが開く瞬間は天国への扉を開けたかのような安堵と開放感。灼熱に炙られた魂が人工の冷風で赦しを得る。体の芯まで染み込む爽快が全身の細胞を解きほぐしていく。汗とともに纏わりついた熱が引き剥がされたら、もうあの巨大な業火の瞳の下へは戻れない。

7/2/2023, 2:34:03 PM

日差し


日焼け止め塗るのめんどくさい。
日傘めんどくさい。

洗濯物が乾くのは嬉しいけど美容的にはあんま良くない。

7/2/2023, 2:33:55 PM

バイトの休憩中の日差し
まぶしくて、きれいで、痛かった。

7/2/2023, 2:30:47 PM

大好きな人の笑顔

それは夏の日差しよりも眩しい。

けれども
春の日差しのように暖かく
秋の日差しのように切なくて
冬の日差しのように愛おしい。

7/2/2023, 2:30:16 PM

あの子の背中を焼いてしまえ。
二度と消えぬ傷跡を残すほど。
振り向いてくれぬ顔など、映るだけで苦しい。

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