サチョッチ

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日差しの監視を掻い潜りながら、肌を癒やすチャージポイントを求めてゲートを潜る。自動ドアが開く瞬間は天国への扉を開けたかのような安堵と開放感。灼熱に炙られた魂が人工の冷風で赦しを得る。体の芯まで染み込む爽快が全身の細胞を解きほぐしていく。汗とともに纏わりついた熱が引き剥がされたら、もうあの巨大な業火の瞳の下へは戻れない。

7/2/2023, 2:35:02 PM