『日差し』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
ずっと自分は日差しの当たる道ではなく、
日影の道を歩くべき人間だと思っていた。
少しでも陽に触れれば吸血鬼のように
たちまち灰になりそうなくらい
それほど身も心も弱りきっていた。
だから、闇を選ぶしかなかった。
光に拒絶されるのであれば
闇を受け入れるしかなかった。
哀しみと虚無と怨嗟の念が
渦巻く終わりの無い日々の中、
足が沈みそうな暗闇の中を
歩いていくしかなかった。
歩いて、歩いて、歩き続けて
ようやく救われると思った矢先
手に入れるはずだった果実は、
目前で枯れ果ててしまった。
一体ここまでなんの為に____
「愛…して…る、また…来世…で…会おう…な」
ピーピーピー
そういった彼は、静かに息を引き取った。
私を、独りにして。
春の最中にある
真っ白にもなれなかった瞬間
何も消えず
全てを包み
白々しく温かに降り注ぐ陽だまり
春眠
終わりも始まりもないことが
許されてしまう夢の中
楽園が崩れる夢を見た
春が散る頃
"眩しい"って思うぐらい
君が素敵
雲の間、暖かな日差しが水中に差し込んでいた。
揺れる光を見つめていると、
心が浄化されていく気がした。
日差し
「太陽、気持ちいいね。」
あなたがそう言った。
わたしは、肯定も否定もしなかった。
辺りの景色を眺めるふりをして、本心では全く違うことを考えていました。
ですから、恐らく何かしら適当な返事はしたのだと思いますが、実はあまり覚えてはいないのです。
何せ、その日はたまらなく暑くて、普段殆ど外になど出ないわたしには、正直苦痛でした。
一分も経っていなかったと思います。
あなたは突然、帰ろうかと言ってわたしの手を取りました。
きっとあなたにだけは、わたしのお芝居は見透かされるのだろうと思うと、少し擽ったい様な、妙な気分になります。
わたしは、大変な小心者でして、相手に都合のいい態度を勝手に取ってしまう癖があります。
学校のお友達や、先生等には、普段、滅多にそれを悟られることはないのです。
多分、わたしが弱いからです。
或いは、あなたが、あまりに優しい人のせいです。
ええ、きっとそのせいです。
だって、出掛けたいと言い出したのは、わたしのほうなのに、あなたは文句一つ言わずに、嬉しそうに私の介抱をしたのですよ。
どうしてあなたは、そんなに私の心の事がわかるのですか。
わたしも、あなたの心が知りたいです。
ほんの少しの間でしたが、あの時、二人で日向に並んで座っていた時、あなたはどんな事を考えていたのでしょうか。
わたしは、あなたのことを考えていました。
ああ、こんな事、直接口には絶対にできませんね。
あなたが、わたしのことを考えていた根拠なんてありませんから。
でも、そうでしたら、嬉しいです。
「楽しい思い出ってできる時に
作っておいた方がいいんだな」って思った。
日差しがさす、そんな日に
貴方に想いを伝える。
眩しくて見えない日差しのように
君はいつも輝いていて直視することができない
眩しい君への嫉妬心は増すばかりなのに
少し憂鬱な気持ちでも
とりあえず支度して外に出る。
日差しを浴びながら大きく深呼吸。
…よし、今日も頑張るか。
私は軽い足取りで学校へ急いだ。
あの日の笑い声を見つめてた
もう聴こえない君の聲
暗闇に降り注ぐ日差しを閉じ込める
#窓越しに見えるのは
#日差し
"日差し"
眩しい日差しでできる影
影がひとつしかないのを見て
今日も肩を落とす
「日差し」
どうして私の心には雨が降っているのに
私の目に映る太陽の強い日差しは
こんなにも美しく映るのだろう。
なぜだか、この日差しを見ると
私の雨降りの心に
光を届けてくれているのだろうか、
と、思ってしまう。
私の今にも雷がなりそうなくらい強い雨の心に
この太陽は光を差し伸べてくれたのだから
私はこの光をたよりに、
強く輝きながら生きていこうとおもえるのだ。
『日差し』
梅雨の時期は雨が続く。
雨は嫌いだ。
憂鬱になる。
心までも雨になる。
空もずっと暗い。
でも、雨が止んだ後の空は好きだ。
太陽の日差しが私達を温める。
そして夕日が私達を飲み込もうとオレンジで包みこむ。
あーなんでだろ
君に会いたくなった。
雨も止んだから空いに行こ
そして君の名前を読んで抱きつこ
日差しが照るから
影がある
自分のくらい影ばかり見ないで
見方を変えれば
世界がちょっと明るくなるから
日差し。
眩しすぎる。目が死ぬ、
(日差し)
窓からの光が
差し込んで
君を キラキラ輝かせる。
それに見とれる私の影。
道に迷った僕を
正しい道に戻してくれる
一筋の光。
けど僕は
光にはなれない。
光になれるのは
神様だけだからね
〖日差し〗
小道の脇に生えるまだ緑の若い木々の隙間から指す光。
少し遠くに見える広い海にはキラキラと反射する光。
どんな日差しも私には少し眩しくて。
ほんの少し細めた目も、
手をかざして出来上がった影でまた日を見上げる。
ただ 痛かったあの日々も、眩しいくらいだ。
たまに、
日差しにあたる人が
羨ましく見える