『日の出』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
「日の出」
陽が昇る。
さっきまで暗闇だったのに、辺りが明るい光に照らされる。
優しく、強く、温かく。
闇や寒さが支配していた世界を、光や温かさが塗り替えていく。
どんなに暗くても、寒くても、例え雲に隠れてその光がこの目に見えなくても。
それでも日の出がない日はない。
心の中も一緒。
どんなに辛くても、悲しくても、苦しくても。
いつかは希望という名の陽が昇る。
もし見えなくても、それは見えないだけで、必ずそこにあるから。
だから、いつか来るその時を信じて。
いつか来るそのチャンスを引き寄せる為にも。
この「今」を乗り越えて、進んで行こう。
日の出
海岸線が右手に見えていた。
神山春紀は、左手でハンドルを握り、右手の指にタバコを挟んでいる。窓から風が入り、軽くウェーブした髪を撫でてゆく。
助手席には、半井美幸が気怠い表情で、暗く冷んやりとした街並みを眺めていた。
『もう何年経つのかしら』
乾いたトーンで呟く。
『まだ、彼が海に潜ってる気がするわ』
花岡大和は、学生の頃から海に潜るのが好きだった。
魚を獲る。大きな魚を銛で刺し、焼いて食べる。
骨を口から吐き、ニンマリ歯を見せる顔は、誇らしげだった。
『俺は海を喰らうのが好きなのさ』
カラカラ笑いながら言うのである。
『あいつは、海になったよ』
神山は煙を、吐き出しながら低く言った。
潤んだ眼で前方を睨む。
その日、花岡は、眼を爛爛とさせて海へ入って行った。
それきり、戻っては来なかった。
水平線が、赤らんできた。
大和は陽を獲りに行ったのだと思った。
言葉遊び
杉泣き指す指 鋭くヒカリテ 淡き影行く 履きつつ観る夢 幻夢はまぐわい 石楠花飾りて 酒など煽りて
日の出前
嫌いなアイツと
目があって
そのまま明るい
陽に包まれ
#日の出
一等先に思い付いたのは、才が日の目を見ることでしょうか。最も、そうなって欲しいと祈るばかりの人生です。いつもいつも、絶対に敵わない人が近くにいて、そして友達のように振舞ってくる。それはまぁ心が抉られるようでした。私ばかりが妬んで僻んでいるその様が、私の心の狭さや醜悪さを浮き彫りにしていく事もまた私を随分蝕んだものです。私も全く才を持たなければ良いものを、中途半端に持ち合わせてしまったせいで、相対的に私は落ちた評価をつけられ続ける。なんともまぁ不運なことか。
決して咲くことのない花は、場所を取るだけで邪魔なものでしょう。早く引っこ抜けばいいものを、どうも愛着が湧いてしまって隠すように育ててしまう。情けなくて愚かで虚しい。こんなに卑下してもまだ引っこ抜く気にならないのだから、これもまた不運なこと。いつか何かの手違いで、福に転じて花が咲き誇ってくれれば儲けものです。
日の出
朝、太陽が昇る
ありふれた日常に
人々が泣く
そうだ、意味なんて無い
心を揺さぶる理由は
内面にある
どんなに、願っていても
僕たちは死んでゆく
変わり果ててゆく
今が、幸せなんだ
そのことに気づくんだ
だから、感動する
恋、彼女に恋をした
常識では考えられない
悲しい恋だ
そっと、仕舞うことも出来る
傷つけない、傷つかない
それは、生きているのだろうか?
初日の出の場所取りに失敗した2025年のスタート
帰り道にコンビニの肉まんを大好きな人達と輪になって食べたその円を私にとっての初日の出とする
-日の出-
『日の出』
やけに眩しくて目を覚ます。
部屋は暗いけどカーテンの隙間から
日差しが直接差し込んでいるようだ。
確か友達に誘われて丸1日ゲームしていたはず...
途中でみんなして寝落ちしていたようだ。
マルチプレイができるゲーム機の画面は
どれも真っ暗になっている。
かなりのどんちゃん騒ぎになって我ながら珍しく
はしゃいだ気がする。
みんなの寝顔を見つつ昨晩のことを思い返すと
自然と笑顔になれる。
…と思ったが1人足りない。
キョロキョロと見渡すとトイレから物音がした。
どうやら1番じゃなかったようだ。
「お。起きた起きた。おはよう。」
「あー、おはよう。あけおめだね。」
「うん、ことよろ。」
他を起こさぬように小声で新年の挨拶を済ませて
軽く雑談する。
今年の年末もこんな風に過ごせれたらいいな。
そんな話をしつつ2人でベランダに出て差し込む陽の光が
部屋に入らないようにカーテンをしっかりと閉める。
日の出の光はねぼすけたちにはお預けだ。
語り部シルヴァ
夢ってしつよう?
皆さん夢ってありますか?ある人とない人がいるでしょう自分は無いですw夢を持っていて叶えないで言っていませんか?夢って叶えないと叶いませんよ。そしてそれを否定しようとするなよ。夢って人それぞれ違うと思うよ。
日の出
2025年になって、父親の知り合いから『日の出』の動画が送られてきた。
広い海の向こうから、ゆっくりとオレンジ色の日が昇って綺麗だった。
いつか近くで見られたらいいな。
初日の出を見たのは何年振りだっだろうか。
前日に妻に初日の出を見ようと誘われた時は正直乗り気ではなかった。仕事がある日はほぼ毎日日の出の時間に家を出て出勤している。いつも見ているものが一年の初めだからといってそんなに変わるとは思えなかった。
1月1日の朝、前日も年越しだと言って、就寝時間が遅くなり、まだまだ眠い目を擦りながら日の出を見に小屋裏へ。確かに注文住宅で建てた我が家の小屋裏のこの窓は一年のこの日の為だけに設置されたものといっても過言ではない。妻が必死に初日の出に誘うのも納得。
太陽が少し昇り辺りが明るくなってくる。まだ太陽は見えていないのでギリギリ初日の出に間に合ったなどと言いながら明るくなっていく景色を眺めていた。
その景色を見て子供がはしゃぐ、妻が幸せそうな表情を浮かべる。今年も一年頑張って来年またこの景色を見ようなんて気が起きてくる。
なるほど、景色としては毎日見てるものと同じはずなのにまったく違う気持ちにさせられた。初日の出、悪くない。
今日の朝ちょうど日の出を見た。
家族で初詣に行く日で、目的の神社がとても混むところなので日の出の時間くらいに家を出た。すると出発して数分で太陽が出てきて、窓からオレンジ色の夕焼けみたいな朝焼けの光が差し込んだ。
朝早起きするのはしんどかったけど、早起きすると何かしらいいことが起きると気づけたから良かった。
日の出
日出る国が(ひ、いずると読んでね)
日照る国になった
美しの国が
打つ杭の国になった
日照りが続くと
人の心も脳みそも
カラッカラになるということ
違うだろ
日の出
※土日祝はお休みです。
年末年始は祝日と同じ扱いにさせていただきます。
題 日の出
題 日の出
何でここに来ちゃったんだろ、、、
1人ポツリと呟く。
初日の出、期待に満ちた色。
朝焼けの少しピンクの爽やかな空気。
去年はここ、彼氏と来たなぁ。
大好きだった人。
去年振られて、全然失恋の痛手から癒えてないのに⋯。
なんでかな。
朝起きたらこの場所が思い浮かんで。
無性に来たくなって。
あなたと笑いあったあの日に少しだけ戻りたくなって。
こうして来ても切ないだけだよ。
去年は私が寒がっててコート貸してくれたとか。
ずっと寒いから手を繋いで暖めあってたとか。
日の出見たいのに、あなたばかり見ちゃってて呆れられたとか。
そんな思い出が沸けばわくほど私の心の中は洪水になる。
全てがグチャグチャになって、思い出が溢れて、もうこれ以上見たくなくて⋯。
それでも記憶が次々と思い出させるんだ。
だって1番幸せな記憶として私の中に記録しているから。
キラキラした思い出を宝物のようにしまっていたから。
切なさに目がうるむ。
朝日の優しくも強い光が私の目を眩しく照らす。
周りに何人か初日の出を見に来ている人が居て、みんな大切な人と仲良く話している。
もう記憶になってしまった辛い思い出たち⋯。
未来にあなたはいないけど、去年あまり見ていなかった朝日はとってもとっても綺麗だ。
眩しくて優しくて、希望を見せてくれるようだ。
じっと見ていると、だんだん心の洪水が落ち着いてくる。
凪いでくるなんて無いんだろうな。
それでも⋯。
それでも、こうして希望のオレンジの光は、私の心全てを透過して浄化してくれるみたいだから。
今日初日の出を見に来ることが出来て心から良かったと思ったんだよ。
朝の日の出は爽やかだ。ほのぼのとくすぐったい。エネルギーを充電して、今日の出発とする。毎朝「おはよう」と声を掛ける。微笑み返してくれているようで、何だか近く嬉しい。回転だから止まることがない。こんなに穏やかに新年を迎えられるなんて、何年ぶりだろうか。また来年も穏やかに新年を迎えられるように、頑張らなくては。一年分を祈ってきた。初夢が穏やか過ぎて笑ってしまった。
日の出137
また明日
日の出が昇るとき…貴方と過ごしたい。貴方と一緒に笑って『これからも1年よろしくね』と言い合いたい。
だけど
理想と現実は違うみたい。
貴方とはLINEやら学校やらで『卒業までよろしくね』って…卒業したら終わり か
日の出を見ようと思ってはいたけれど
朝起きるのが辛くて無理だった
夢の中でくらい見たかったな
太陽は相変わらず慣れないけれど
陽だまりのような優しい人に愛されて
私はまた大人になった
心に日が出るまで少し待とう
ゆっくりでいい
焦らずに
毎日日は出る
たとえ争いが起きていても
誰かが泣いていたとしても
毎日休まずに照らし続けるのです
『日の出』
日の出とか日の入りとかいうけど、その言葉は天動説に基づいてる。
言葉が概念に先行したのだ。
実際にほ日が出たり入ったりしている訳ではなく、日照範囲に入った、出たというだけで。
日本に地動説が取り入れられたのは18世紀前後で、そう考えるとまだ数100年しか経ってない。
日の出、という表現は始まりを表す。
正しさよりも侘び寂びで言葉が生き残るのも、日本語の粋だと感じる。
真っ赤に燃える太陽を眺めながら、
僕は新しい年に思いを馳せる
今年はどんな一年になるんだろう?
ちゃんと、やっていけるんだろうか?
悩みの種もファンで一杯だけど
くよくよしたって仕方ないさ
やれる事をやればいいんだから
日の出/夜凪